資産2000万円を増やす低リスクな資産運用方法とは?

2000万円貯金

老後の生活費に最低2000万円が必要という報告書が話題となりました。

人生100年時代、趣味に旅行と第二の人生を思いっきり楽しもうと思えば、必要な資金は2000万円を優に超えてしまいます。

そんな中、もし老後の生活費2000万円の他、余裕資金を1000万円程作れたら安心ですよね。

そこで今回は、手元の2000万円を元手に10年の運用で3000万円に増やし、豊かな老後を築く方法をまとめます。

  • 資産2000万円おすすめ運用方法4選
  • 失敗しない2000万円運用のポイント
  • 2000万円運用をプロ任せする方法

2000万もの元手があれば、リスクを抑えながらも、まとまったリターンを狙いにいけますよ。

手元の2000万円で老後は乗り切れる?

2019年金融庁は、長寿化により定年後の人生が伸び、老後に2000万円必要になるという報告書を発表しました。

月の収入(年金を含む)約20万円/月
月の支出       約26万円/月
⇒月約6万円の赤字

参照:総務省 統計局 家計調査報告(家計収支編)2018年

定年後の60歳~女性の平均寿命約90歳まで30年と考えると、6万円x30年で1800万円。約2000万円近くが必要という試算

給料所得が望めない退職後に病気や怪我と、予想外の支出で生活が苦しくなる。長生きし、生活費が不足するなんて言う事態は避けたいところです。

定年後は現役時代のような水準で収入を得ることは難しいため、退職金などの余剰資金を活用し投資で資産を増やすのが有効と言えそうです。

参照:金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

利回り3%以上で豊かな老後を実現

運用で増やすと言っても、低金利の今、銀行の定期預金の利率は0.004%程。2000万円を1年預けて、たった800円程の利益しか得られません。

低金利の今銀行の定期預金の利率
引用:日本銀行 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等

では、2000万円の資産は、一体年利何%程で運用すればよいのでしょうか?

2000万円の資産を10年間、1~10%の各利回りで運用した際に期待できる利回りを以下の表にまとめてみました。

年利 築ける資産
※運用期間10年
金融商品一例
年利1% 2,102,498円
(+約200万円)
・定期預金
・個人向け国債
年利2% 4,423,989円
(+約400万円)
投資信託
年利3% 6,987,071円
(+約700万円)
年利4% 9,816,654円
(+約1000万円)
不動産投資
年利5% 12,940,190円
(+約1200万円)
株式投資
・REIT(リート)
年利6% 16,387,935円
(+約1600万円)
年利7% 20,193,228円
(+約2000万円)
年利8% 24,392,805円
(+約2400万円)
年利9% 29,027,142円
(+約3000万円)
ヘッジファンド
・FX
・仮想通貨
年利10% 34,140,830円
(+約3400万円)

利率0%以下だと、増えている実感がなく物足りない。

2000万円の運用で、ある程度の投資効果を実感したいのであれば年利3%以上。長い老後に向け、1000万円近い潤沢な余裕資金を準備しておきたい場合は、4%以上で運用を行いたいところです。

そこで、投資リスクを抑えながら、利回り3~4%以上で運用できるおすすめ運用先を4つご紹介します。

利回り3%以上を実現!2000万円のおすすめ運用先4選

利回り3%以上を実現できる資産2000万円の運用方法として今回紹介するのは以下の4つ。

1.投資信託 3%程 プロ任せで分散投資可
2.ヘッジファンド 10%以上 プロ任せで本格投資可
3.不動産投資 4~5%程 安定の家賃収入に期待
4.株式投資 5%以上 実力次第で、高利益も

早速、1つずつ見ていきましょう。

1.投資信託

期待利回り:年3%程

投資信託は、プロに資産運用を委託する運用方法。複数商品の中から、投資先商品を選び入金するだけで、投資のプロが代わりに投資。2000万円を比較的安全に資産運用することができます。

投資信託
引用:SMBC日興証券 投資信託とは~投資信託のイロハ~

利回りも、年3%程と定期預金と比べるとかなりの高水準。また、投資信託は金融商品を1つ購入するだけで自然と資産分散、リスクを抑えた運用が出来る仕組みですので投資初心者でも安心。

可能であれば、投資先が海外のもの、日本のもの、債券、株式など、投資先の異なる複数の投資信託に手元の2000万円を分けて投資を行うことで、投資リスクはさらに抑えることができます。

しかし、2000万円を投資信託で運用する際に是非注意したいのがその手数料。投資信託の手数料は、運用資産額に対して固定で発生します。

投資信託の手数料、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額

また、多くの投資信託は日本の平均株価の指数(例:日経平均、TOPIX)に合わせた運用となり、商品ごとの運用成績には差が生じにくいのが事実。

2000万円を投資信託で運用する際は、複数ファンドを比較して手数料が割安なファンドを選択すると、利益が手元に残りやすく大変におすすめです。

メリット ・少額から手軽に投資を始められる
・投資に手間と時間がかからない
デメリット ・成績不振時も固定で手数料が発生
・下落相場では利益を出しにくい
購入方法 証券会社や銀行の窓口、またはオンライン上で購入
ポイント ・複数の性質を持つ商品へ分散投資
・固定で発生する手数料は比較し、割安なものを選択

2.ヘッジファンド

期待利回り:10%程

ヘッジファンドも、先述した投資信託と同様に投資のプロに資産運用を委託できる運用方法です。

ヘッジファンド

数千円~と少額から誰でも始められる投資信託とは異なり、ヘッジファンドの場合、投資家の募集は50人以下、また初期投資額が1000万円~と高額であったりと投資のハードルは若干高め。

その代わり、投資信託よりも運用手法に対する制限がゆるく、ファンド独自の戦略的な運用で下落相場でも利益獲得が可能。

上昇相場でしか利益を狙えない投資信託よりもはるかに高利回りな、平均年利10%以上というまとまったリターンに期待できます。

また、投資信託での運用ではネックになっていた固定で発生する手数料。一方ヘッジファンドの場合は、成功報酬で出た利益に対し報酬が発生する為、手数料体系に無駄がないのも嬉しいですね。

プロにリスク管理をしてもらいながら高リターンに期待できるヘッジファンド。2000万円のまとまった資産をプロ任せで運用したいという投資初心者の方には、検討の余地がありそうです。

メリット ・投資に時間を取られない
・プロの力で年利10%以上のまとまったリターンに期待できる
デメリット ・初期投資額が1000万円~と高額
・ネット上に情報が出回っていない
購入方法 運用会社と面談の後、直接契約
ポイント 運用者の手腕が運用成績に直結するので、過去の成績や運用者の経歴はチェックしておきたい

プロにお任せできる投資方法としてご紹介した、投資信託とヘッジファンド。

本記事の最後では、資産2000万円の運用先としてどちらを選ぶべきか、さらにヘッジファンド運用歴6年の筆者がおすすめするヘッジファンドについて具体的に紹介しています。

投資信託とヘッジファンド、どちらを選ぶべきかとお悩みの方は是非チェックしてみてください。

投資信託・ヘッジファンドの違いと筆者おすすめヘッジファンド紹介項目へジャンプ

3.不動産投資

期待利回り:5%

不動産投資は、家賃収入だけでなく、購入価格より高値で売ることで得られる売買益でも利益を出すことが可能。2000万円の元手で多方面から積極的に利益が狙え、比較的安定した運用に期待することが出来ます。

しかし、その安定さと引き換えに、投資物件の選定やその後のメンテナンスなど、運用を始める前だけでなく、始めてからも手間と時間がかかることは覚悟しておきたいところ。

  • 購入物件の情報収集・物件の選定(収益シミュレーション)
  • 住宅ローンの申し込み
  • 火災保険の加入
  • 投資物件の購入
  • 空室対応、家賃滞納者への対応
  • 物件の修繕 など

2000万円という資産の運用に、手間ひまをかけることの出来る方は不動産投資での運用を考えても良いでしょう。

メリット ・家賃収入と売買益の2方面から利益を狙える
・定年後も安定した家賃収入が見込める
デメリット ・初期投資額が高額になりがち
・物件の選定から購入~維持と投資に手間がかかる
購入方法 投資用物件の選定~内見、購入
ポイント 投資用物件の取扱業者を利用すると投資の手間はぐっと省ける

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4.株式投資

株式投資では、高値で株を売却して得られる「売買益」、会社が得た利益の一部を株主へ支払う「配当金」と、不動産投資と同様に二つの方法で利益を狙いに行くことが可能です。

投資初心者がこれから値上がりする銘柄を予想するのは困難なことからも、2000万円というまとまった資金を株式投資で運用するならば、配当金狙いで安定した運用を狙うのがおすすめ

株式投資情報サイトには高配当株をまとめたランキングなども用意されているので、投資の際には参考に出来ると分析の手間が省けますよ。

参照:みんかぶ 配当利回りランキング

株式投資に関しては、知識量と投資経験が運用成績に直結します。初心者の方はまず資産2000万円の一部を利用し、少額から経験を積み重ねたいところ

うまく投資ができるようになる間は、先述した投資信託やヘッジファンドを併用することで、時間の無駄なく資産を増やしていけるでしょう。

メリット ・多方面から利益を狙える
・投資コストを抑えられる
デメリット ・投資に手間暇がかかる
・投資に関する知識が必要になる
購入方法 証券会社の窓口やホームページ上で売買が可能
ポイント ・投資初心者は配当狙いがおすすめ
・慣れるまでは投資信託、ヘッジファンドを併用するのもおすすめ

資金の一部を元本保証の国債で運用

2000万円もの運用資金を1つの投資先へ一括投資、というのはリスクが心配。可能な限り複数資産へ分散投資を行いたいところです。

2000万円の資金の一部を安全運用する運用先としては、個人向け国債での運用がおすすめです。

個人向け国債とは、国が広く資金を借り入れるために発行する債権の一つ。一定期間国債を保有し、満期になれば元本に利子が付加された金額を受け取ることができるという仕組みです。

個人向け国債
(引用) 財務省 個人向け国債

個人向け国債は、元本保証と利息の支払いを国が約束してくれるので銀行よりも安全。保有期間が1年を過ぎればいつでも解約可能であるため、急用で資金が必要になった時でも、条件を満たしていればすぐに資金を調達することが可能です。

安全運用は定期預金一本という方も、是非運用先の選択肢として考えてみても良いでしょう。

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運用のポイントは複利+分散投資

2000万円もの高額資産は、リスク管理が成功の要。2000万クラスのまとまった資産の運用に失敗しないためにも心がけたいのが、以下で紹介する複利+分散投資

複利投資

複利投資とは、投資で得た利益を投資元本に組み入れ投資を続け、資産を雪だるま式に増やしていく方法。

有名物理学者とも言われるアインシュタインも「人類最大の発明」と述べており、その効果は大きいものです。

例えば、2000万円の資産を10年間、年利3%で複利と単利でそれぞれ運用した場合に得られる利益額の違いを見てみましょう。

複利投資

単利:26,000,000円
複利:26,878,328円
⇒差額878,328円

その差はなんと80万円以上。利益を元本に組み入れるだけと、投資に技術も必要ありませんので是非2000万円の運用時には取り入れたいところ。

ポートフォリオ作成で分散投資

複利投資に続き、2000万円運用時に意識したいのが分散投資。

2000万円ものまとまった資産を1つの投資先に集中投資して、投資先が大暴落でもしたら目も当てられません。

2000万円を安全運用するには、複数の投資先へ分散し、リスクを抑えた運用を行うことが基本。

分散投資
(引用)アセットマネジメントOne 分散投資」

分散投資を行うための最初のステップは、株式や債券などの保有資産の組み合わせ比率を示す、投資設計図「ポートフォリオ」を作成すること。

作成時には、相反する値動きをしたり、リスク・リターン度合いが異なる金融商品を組み合わせることで、リスクの分散度合いはより高まります。

2000万円もの資産の運用となれば、最低3つ以上の金融商品に、取れるリスクと期待リターンに合わせ、バランス良く分散できると良いですね。

投資ポートフォリオの作成方法については以下の記事に詳しくまとめました。記事内では、おすすめ投資比率も紹介しているので必見です。

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プロの力で分散投資可能!ヘッジファンド投資

ポートフォリオを自分で組んで手元の2000万円を上手に運用する自信がないという方は、プロの力を借りるというのが大変に効果的です。

運用をプロに任せるという点では、投資信託も考えられますが、2000万円を超える高額資産であれば、高額資産運用専門のヘッジファンドの利用がベターと言えます。

以下、その理由を投資信託とヘッジファンドの「収益目標」「投資家の募集方法」「運用コスト」の3ポイントを比較しながら見ていきます。

投資信託 ヘッジファンド
収益目標 相対利益
⇒相場の平均に常に勝てるように運用
絶対利益
⇒相場に関係なく常に利益が出る運用
投資家募集 公募
⇒証券会社などを通し多数の投資者を募集
私募
⇒50人未満の投資家が口コミなどで集まる
コスト 購入時手数料や信託報酬など
⇒運用成績に関わらず固定で発生
管理報酬、成功報酬など
⇒成功報酬は利益が出たときのみ発生

1、収益目標の違い

投資信託では、TOPIXや日経平均株価といった市場の平均値をベンチマーク(競合相手)に設定し、それに常に勝つことを目標とします。

つまり、相対収益型の投資信託は相場の下落と共に目標値も下がり、上昇相場の時(相場が良いとき)しか利益を上げることが出来ないのです。

一方、ヘッジファンドは、ベンチマーク(競争相手)を設定せずに、どんな相場でも絶対的に収益をことを目標とします。

実際に2008年に起きた金融危機では、他の金融商品が軒並み暴落している中ヘッジファンド(下図、青色線)だけは良い結果を出していました。

ヘッジファンドで資産運用
引用:Morningstar カンファレンス

これは投資信託と比べ、運用に自由が認められているヘッジファンドならではとも言えますね。

2、募集方法の違い

投資信託は、証券会社を通し大々的に投資者の募集をかけ、幅広い投資家から資金を募集します。

その点、ヘッジファンドは証券会社や銀行を介さず「直接販売」となり、ファンドの担当者と直接面談を行い契約する形です。

このような形式を取ることは、運用戦略に対しての規制を受けにくいというメリットがあり、高いリターンを狙いに行くことが可能になります。

3、運用コストの違い

販売会社と運用会社が別々である投資信託の場合、中間マージンが手数料に上乗せされがち。

一方ヘッジファンドは、自社での販売~運用まで一貫して行う為、無駄なコストが抜かれません。

また、ヘッジファンドの主な収益源は利益に対し発生する成功報酬。運用成績に関わらず固定で手数料が発生する投資信託とは利益追求への意気込みが違います。

運用成果、運用効率を自然に追求する仕組みが成り立っている点からも、高額資産の運用に関してはヘッジファンドが一枚上手と言えそうです。

情報の少ないヘッジファンドに投資しようと思うと、購入までのハードルが高いのが事実。そこで、ネットでの情報収集が可能、初心者でも購入しやすい国内ファンドを1社厳選してみました。

初心者におすすめなBMキャピタル

BMキャピタル

BMキャピタルは、東大・京大を卒業後、外資系銀行で活躍した経験のあるファンドマネージャー達がチームとなり運用する国内ヘッジファンド。

日本にも個人向けヘッジファンドはいくつか存在しますが、その中でもBM CAPITALをおすすめする理由は、その抜群の知名度。ネット上で実際の投資者のブログや体験談を確認してから、投資できるとういうのは安心です。

また、多くの投資者に支持されているだけあり、過去にマイナスになった年ゼロ回、年間平均利回りなんと10%以上と運用成績も申し分なし。

BMキャピタルは手数料が割高なんていう話も聞きますが、なんと言ってもパフォーマンスが良いので手元にしっかりお金は残ります。

2000万円の資産をヘッジファンドで運用したい方は、情報集めも兼ねて一度担当者に話を聞いてみると運用の参考になりますよ。

プロの力も借りて安全かつ効率的に運用

重ねてですが、老後に時間が合ってもお金がない。生活費すら、危うい。そんな最悪の事態を防ぐためにも手元の2000万円は賢く運用出来ると良いですね

また、ご自身で資産を増やしていく自信がない方は、手数料はかかったとしても、プロに運用をしてもらうことで投資の成功率は高くなります。

プロに運用を委託する方法の一つとして、ヘッジファンドという商品は有効ですから、複数ファンドを比較しご自身との相性を見極めてみるのも良いでしょう。

ちなみに、国内に存在するヘッジファンドに関しては以下の記事にまとめていますので是非どうぞ。

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