資産運用を上手に行う退職金運用プランを徹底紹介

失敗したくない退職金運用での注意点

退職金の運用先として人気のある「退職金運用プラン」

退職金を受け取ったあと、銀行などでおすすめされた方もいるでしょう。

しかし、急に退職金運用プランと言われても、

「退職金運用プランってどんなものなの?」
「どのコースやプランが良いのかしら?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

・退職金運用プランの基本情報
・高金利のプランを提供しているおすすめ銀行
・退職金を運用する上で気を付けたい注意点

についてまとめていきます。

ではまず、退職金運用プランについてわかりやすく解説していきます。

銀行で利用できる「退職金運用プラン」とは?

失敗したくない退職金運用での注意点

はじめに、各銀行から提供されている「退職金運用プラン」とは、どのようなサービスなのかについてみていきましょう

退職者に限っての特別な優遇プラン

「退職金運用プラン」は、各金融機関が退職者向けに提供している退職金運用の特別なサービスです。

その内容は、退職金を定期預金として預けると、通常適用される預金金利より高い金利で優遇するというもの。

例えば、スーパー定期預金の金利は年率0.01%程度ですが、退職金運用プランでは一定の期間に限り5~6%の高い金利で預けることができます。

失敗したくない退職金運用での注意点

参照:「スルガ銀行

上記は、スルガ銀行のプランですが、一般の定期預金と比べて高い金利が設定されています。

そして退職者であれば、一定の期間については退職金以外の一般資金も一緒に預けることで優遇金利の対象に含めてくれたり、退職者本人以外の家族についても、優遇金利の対象に加えてくれる金融機関もあります。

なお、優遇金利の適用期間は、3ヶ月、6ヶ月、1年間などが多く、その期間経過後は通常の預金金利で継続するパターンが一般的となっています。

預金と投資がセットになっているプラン

この「退職金運用プラン」の特徴は、預金と投資がセットになっている内容が多いことです。

最も多いパターンは、3ヶ月、または6ヶ月の定期預金と投資信託との組み合わせです。

例えばこちらはみずほ銀行の「マネープラン」と言う退職金運用プランですが、投資信託とセットで年率6%となっていますね。

失敗したくない退職金運用での注意点

参照:「みずほ銀行

投資信託以外では、ファンドラップ購入や外貨預金などと組み合わせてあるものもあり、投資部分の比率が全体の50%以上を満たすことが条件のものが多くみられます。

公的年金のみでは豊かな老後生活を送ることが難しいにもかかわらず、退職金をそのまま定期預金として寝かせてもほとんど増えない時代。

ここは退職金を最大限に活用し、何らかの方法で資産を増やしていくしかありません。

このような観点からみると、優遇金利適用の定期預金と投資がセットになっているプランは、非常におすすめと考えられます。

おすすめのコースやサービスを用意しているおすすめ銀行とは?

失敗したくない退職金運用での注意点

それでは次に、退職金運用プランを提供している金融機関の中で、地方銀行に焦点を当て、預金金利が高いおすすめのコースやサービスをみていきたいと思います。

武蔵野銀行の「益々元気プラン」

失敗したくない退職金運用での注意点

武蔵野銀行は、埼玉県さいたま市に本店を置く地方銀行で、埼玉県内を中心に98店舗を展開しています。

投資信託または外貨定期預金と円定期預金がセットになっている「積極運用コース」、および円定期預金のみの「定期預金運用コース」の2種類があります。

【積極運用コース】

円定期預金利率 3ヶ月 年6.0%
内容と条件 ・円定期預金+投資信託または外貨定期預金
・投資信託または外貨定期預金の比率が全体の50%以上
・総額500万円以上

【定期預金運用コース】

円定期預金利率 3ヶ月 年0.2~1.0%
内容と条件 ・円定期預金のみで運用
・円定期預金500万円以上で年0.2%
・円定期預金500万円以上+年金の振込・予約
(またはNISA口座申込・開設済みで年1.0%)

円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利が適用となります。

例えば、「積極運用コース」で円定期預金500万円を預けた場合に3ヶ月後に受け取る利息は、73972円(税引き後58946円)となりかなりお得感があります。

埼玉縣信用金庫の「輝き星」

失敗したくない退職金運用での注意点

埼玉縣信用金庫は、埼玉県熊谷市に本部を置く金融機関で、埼玉県内を中心に95店舗を展開しています。

投資信託または外貨定期預金と円定期預金がセットになっている「資産活用コース」、および円定期預金を中心とする「円定期預金コース」の2種類に分かれています。

【資産活用コース】

円定期預金利率 3ヶ月 年4.0~6.0%
内容と条件 ・円定期預金150万円以上+投資信託、または外貨定期預金150万円以上で年4.0%
・同上、または外貨定期預金300万円以上で年5.0%
・同上、または外貨定期預金500万円以上で年6.0%

【円定期預金コース】

円定期預金利率 3ヶ月 年0.2~1.0%
内容と条件 ・円定期預金300万円以上で年0.2%
・円定期預金300万円以上+公的年金の受取・予約
(またはNISA口座申込・開設済みで、年1.0%)

円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利が適用となります。

両コースともに、預入金額等で適用金利が細かく分かれているのが特徴です。

紀陽銀行の「プレミアムパック」

失敗したくない退職金運用での注意点

紀陽銀行は、和歌山県和歌山市に本店を置く地方銀行で、和歌山県、大阪府などを中心に111店舗を展開しています。

退職金を対象とするのは、「紀陽プレミアムパック」の中の「退職金運用プラン」になります。

【退職金運用プラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年6.0%
内容と条件 ・円定期預金+投資信託または外貨定期預金
・投資信託または外貨定期預金が250万円以上
・投資信託または外貨定期預金の比率が全体の50%以上
・円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利適用

さてここまで、地方銀行に焦点をあてておすすめの銀行を紹介してきました。

高金利で良いものもありましたが、やはり地方銀行なだけに条件はその地域の居住者に限られてしまう面もあります。

そこで次には、誰でも利用できる大手銀行の退職金運用プランについて見ていこうと思います。

大手銀行が提供するおすすめプラン【2018年版】

失敗したくない退職金運用での注意点

今度は、大手都市銀行が提供する金利が高いおすすめサービスを紹介します。

埼玉りそな銀行の「埼玉りそなの資金運用プラン」

失敗したくない退職金運用での注意点

「埼玉りそなの資金運用プラン」の中に「退職金・相続資金コース」があります。

【投信・FW+3ヶ月円定期】

円定期預金利率 3ヶ月 年6.0%
内容と条件 ・円定期預金+投資信託とファンドラップ
・上記の比率は50:50
・総額500万円以上

【円定期預金のみ】

円定期預金利率 3ヶ月 年0.1~0.3%
内容と条件 ・円定期預金500万円以上で年0.1%
・円定期預金500万円以上+公的年金の受取
(給与振込指定、またはNISA口座申込で年0.3%)

円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利が適用となります。

一般の投資信託のほか、ファンドラップを組み合わせたサービスがあるのが特徴です。

みずほ銀行の「みずほマネープランセット」

失敗したくない退職金運用での注意点

次に紹介するのは、誰もが知るみずほ銀行の退職金運用プランです。

みずほ銀行では「みずほマネープランセット」というコースを利用することができ、他と比べても良い条件がそろっていると言えます。

【マネープラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年6.0%
内容と条件 ・円定期預金+投資信託
・投資信託を250万円以上購入
かつその比率が全体の50%以上
・円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利適用

みずほプレミアムクラブ会員の場合は、さらに年率0.2%が上乗せされる特典があります。

三菱UFJ信託銀行の「ご退職者特別プラン」

失敗したくない退職金運用での注意点

最後に紹介するのは、三菱UFJ信託銀行です。

三菱UFJ信託銀行が提供する「ご退職者特別プラン」は、「ラッププラン」、「投信プラン」、「ずっと安心プラン」、「定期預金プラン」の4種類に分かれています。

【ラッププラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年5.5%
内容と条件 ・円定期預金+MUFGファンドラップ
または資産運用口座契約
・MUFGファンドラップを500万円以上購入
かつその比率が全体の50%以上
(または資産運用口座5000万円以上を契約)

【投信プラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年5.5%
内容と条件 ・円定期預金+投資信託
・投資信託の比率が全体の50%以上
・預入500万円以上

【ずっと安心プラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年1.9%
内容と条件 ・円定期預金+ずっと安心信託
・ずっと安心信託の比率が全体の50%以上
・預入1000万円以上6000万円以下

【定期預金プラン】

円定期預金利率 3ヶ月 年0.45%
内容と条件 ・円定期預金
・総額1000万円以上1億円以下

円定期預金利率は当初3ヶ月間のみ適用され、以降は通常金利が適用となります。
メニューが多いのが特徴です。

【ずっと安心プラン】の「ずっと安心信託」は相続型信託で元本保証の商品です。

将来、自分が希望する時期から資金を計画的に受け取ることができ、また自分が亡くなった場合は、家族が受け取ることができるものです。

また、三井住友信託銀行にも、円定期預金の優遇金利5.5%(年率・3ヶ月もの)が適用される「退職金特別プラン」が用意されています。

退職金を運用する上で注意しておきたい3つのポイント

失敗したくない退職金運用での注意点

以上、各金融機関が提供しているサービス内容を紹介してきましたが、ここで、退職金を運用する際に注意するべきポイントについて説明します。

「分散投資」を意識する

投資や資産運用で特定のものだけに資金を投入していると、相場に予想外の変動が生じた場合などに大きな損失を被る危険があります。

したがって、そのようなリスクを抑えるために、投資を行う場合には、以下のように「分散投資」の考えを基本に置くことが重要となります。

投資対象の分散

株式・債券・不動産・金など、投資の対象を分散する方法

地理的な分散

株式や債券投資などで、日本ばかりでなく、外国株式や外国債券も併せて購入する方法

時間的な分散

一度にすべての資金・資産を投入するのではなく、回数を分けて購入・売却する方法

通貨の分散

日本円で投資するのに併せて、米ドルなどの海外通貨でも投資を行う方法

上記のように「分散投資」の種類は複数ありますが、これをすべて取り入れるのは大変です。

分散投資は闇雲に行うのではなく、自分が中心に据えている投資分野に効果的なものを選択して取り入れることが重要です。

元本保証を意識しすぎない

投資を行う場合に、元本だけは必ず守ろうと強く意識しすぎると、不思議なことに良い結果が得られないことが多くあります。

これは、元本を減らしたくないということから、投資行動そのものが守りの消極姿勢に入ってしまうからです。

その結果、絶好のチャンスに買うことができなかったり、傷が浅いうちに思い切って撤退ができなかったりするなど人間本質の悪い面が出てしまいます。

投資で元本を守ることは確かに大切ですが、そのことを意識しすぎるのは逆効果といえるでしょう。

投資の背景となる政治・経済の情勢や金融商品の特性について、情報収集や知識習得をしっかりと行い、適宜適切な投資分野を選択していけば、それ程意識しなくても元本を減らす可能性は低いといえます。

リスクをなるべく取らない

退職金は、退職後の生活費や老後の資金となる大切な資産です。

しかし、まとまった金額を手にすることから、つい気が大きくなり、ハイリスクの投資に手を出しやすくなる傾向もみられます。

退職金の運用では、大きなリスクを冒して短期間で大きな収益を上げようなどと焦らない方が賢明です。

可能な限りリスクを抑えた投資方法を用い、落ち着いた長い目で着実に資産を形成していこうとの心構えを持っていれば、結果は後から付いてきます。

ここまでのまとめ

金融機関が提供している「退職金運用プラン」について、高金利のものに絞って紹介してきました。

各金融機関のサービス内容には、それぞれ個性や特徴があります。

地方銀行も大手に負けずに頑張って、サービスの内容を工夫していることがわかります。

また、ここで紹介したサービスは優遇金利が高いものに絞っていますが、金利がそれ程高くなくても他のサービス面で工夫を行っている金融機関もあります。

金利面に加えサービス内容全般に目を通し、自分に合っている投資形態が投資信託なのか、ファンドラップなのか、それとも外貨預金なのか、それによって選択の幅が絞られてくると思われます。

なお、投資を始めるためには手数料等の費用が発生しますが、前述したように、今後は資産を自分で増やし、老後の安定した生活を自ら守っていかなければならない時代になります。

退職金を元手に投資を始めるなら、優遇金利とセットになっているプランで行うのが、最も賢い選択といえるのではないでしょうか。

いずれにしても、「退職金運用プラン」は退職時のみに限定された優遇サービスです。

このように限られた時期にしか受けることのできないチャンスは確実にその恩恵を享受し、豊かな老後に向けて有効に活用していただきたいと思います。

ちなみに退職金の運用におすすめなのは、銀行の退職金運用プランだけではありません。

当サイトには退職金運用プランも含めておすすめの運用方法をいくつかまとめている記事もありますので、是非お目を通してみてはいかがでしょうか?

>>退職金の運用におすすめの方法をランキング形式で徹底解説!