話題のヘッジファンド投資とは何か?投資するメリット・デメリットまとめ

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドとは?近年になって高額資産の運用方法として認知度を高めている、ヘッジファンド

最近では投資信託などと並び、退職金などのまとまった資産の運用方法としてヘッジファンドを選ぶ方が増えているようです。

日本でのヘッジファンドの知名度は年々上がっている。これは、紛れもない事実ですね。

とは言っても皆様、その「実態」までしっかり理解できていますでしょうか?

そこで今回は、ヘッジファンド投資歴6年目を迎えるマネーブリッジ編集部が

  • ヘッジファンドとは何か?その概要
  • ヘッジファンドへ投資を行うメリット・デメリット
  • ヘッジファンドと契約する際の3つの注意点
  • 初心者向けおすすめ国内ヘッジファンド

について、まとめてみました。

この記事を読めば、ヘッジファンド投資とは何か?その疑問を解決することが出来るでしょう。

早速、ヘッジファンド投資の意味とその特徴について見ていきましょう。

ヘッジファンド投資の意味とその特徴

ヘッジファンドとはずばり、まとまった資産を預けるだけでその後の運用をプロに丸々おまかせできる、資産運用代行会社のようなものです。

投資者はヘッジファンドにまとまった運用資金を預け、ファンドの運用により得られた利益からファンド側の手数料を除いた金額が投資者に還元されます。

ヘッジファンドとは

その歴史は意外と古く、1949年にオーストラリアの投資家A.W.ジョーンズ氏が創設した「1号ファンド」がその起源と言われています。

もともと「資産の損失リスクをヘッジ(避ける)する」と言う意味の、資産を守る意味合いが強い金融商品となります。

そんなヘッジファンドは、昔から多くの富裕層の資産運用先としても選ばれており、その運用資産額は数十兆円になるものも。

その運用額の大きさから、ヘッジファンドが株式市場に与える影響は決して少なくありません。

国内機関投資家(大口投資家)というくくりで、経済ニュースなどにもしばしば登場しています。

取引開始直後は前日までの大幅下落で自律反発狙いの買いが先行したが、外国為替市場での円高・ドル安進行が輸出関連株の業績の重荷になるとの警戒感から、国内機関投資家などの売りに押された。

参照:日本経済新聞 東証前引け 続落、円高進行を警戒 上海株安も重荷

投資を行う上で、市場には私達個人投資家だけでなく、ヘッジファンドといった巨額の資産を動かす投資のプロ集団が同時に参戦してきていることは覚えておいて損はなさそうです。

ヘッジファンドと投資信託の違いを比較

ここまでの内容で、ヘッジファンドとは何か?についてはざっくり理解できたと思います。

ところで、ヘッジファンドは資産運用をプロにお任せできるという点で、投資信託と似ていると感じた方もいるのではないでしょうか。

しかし、投資信託とヘッジファンドは一見同じように見えて、実は以下4点において大きな違いがあります。

  1. 運用手法・設計
  2. 投資家の募集方法
  3. 手数料体系

早速、1つずつ見ていきます。

1、運用手法・設計

ヘッジファンドは、投資信託と異なり、運用手法の自由度が高いという特徴があります。

値上がりしたら売却するといった、単純な「ロング」のみで利益を狙う投資信託では、利益獲得の機会は基本的に上昇相場のみ。

基本的には日経平均やTOPIX(東証株価指数市場)など市場の平均値に合わせた運用(相対収益)を行います。

つまり、日経平均が3%上がれば、同時に最低3%以上の利益を出せるように運用。逆に、3%下落した場合はその下落幅を3%未満に抑えるのが、投資信託の運用方法です。

投資信託の運用方法

その点、ロングだけでなく「ショート(空売り)」や「デリバティブ」などバリエーション豊かで戦略的な運用が行えるのが、ヘッジファンド。

市場の上昇相場だけでなく下落相場でも常に利益を出せる(絶対収益)運用を行います。

市場が大暴落しようが、常にプラスを狙いに行く、それがヘッジファンドです。

ヘッジファンドの運用方法

過去にジョン・ポールソン氏というヘッジファンド運用者はリーマンショックを逆手に取り、数々のファンドがマイナスを叩き出している中、1兆円以上を稼ぎ出したと言います。

下落局面でも年利10%以上という利益を狙いにいける運用が出来るのは、運用にある程度の自由が認められているヘッジファンドならではと言えるでしょう。

2、投資家の募集方法

投資信託は公募形式で、証券会社などを通し不特定多数の投資者を募ります。人気なものであれば、1本の投資信託に数十万人以上の顧客がつくこともあります。

反対に、ヘッジファンドは私募形式で証券会社などの販売代行を介さず、ファンド自体で動き、限られた50人未満の少数の投資家と直接契約する形式をとります。

そのため、一人ひとりの投資者からある程度のまとまった資産を集める必要があり、数千円から投資できる投資信託に対し、ヘッジファンドは最低1000万円~と最低出資額が高額に設定されています。

また、少数の投資者と向き合うヘッジファンドは、先述したとおり投資信託に比べて、運用手法や情報公開に関する強い規制を受けません。

各ファンドは独自の運用手法を開発・実行するため、他のファンドに真似されないよう運用手法や保有銘柄は秘密にするところが多いです。

ヘッジファンドへの投資を検討している方は、実際にファンドへ問い合わせをして直接情報集めを行う形になります。

3、手数料体系

投資信託であれば預け資産に対し「管理報酬」が手数料として固定で発生します。

その点、ヘッジファンドは運用で出た利益に対して「成果報酬」を得ます。

つまり、手数料の体系上、リーマン危機などの株価の大暴落が起きている最中でも、利益を出さなければファンド側はまとまった報酬を受け取ることが出来ないのです。

これが、ヘッジファンドが積極的に年利10%以上の高いリターンを狙う動機づけになっていると言えますね。マイナスが出ても、固定で手数料での収入が見込める投資信託とは本気度が違います

ちなみに平均的な成果報酬は、ファンドが出したリターンの1~2割程度が相場となります。

さて、ここまでヘッジファンドとは何か?について、投資信託と比較して説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

ここまでの内容を、表にまとめますと以下の通りとなります。

投資信託とヘッジファンドの違い

投資信託 ヘッジファンド
期待利回り 3~5%程 10%以上
運用手法に対する縛り 比較的厳しい
(基本的には「ロング」のみ)
比較的自由
(「ショート」「デリバティブ」など多様)
投資者の募集方法 公募
証券会社などを通して不特定多数の投資者を募集
私募
証券会社などを通さず、直接50名未満の投資家を募集
手数料 管理報酬
運用金額に対して固定で発生
成功報酬
運用で出た利益に対して発生
運用設計 相対収益
市場の平均値に常に勝てるように運用
絶対収益
市場の平均値に関係なく常にプラスを出せるように運用

ここまでの内容を踏まえると、まとまった資産の運用であればヘッジファンドで運用するのがずっと効率的と言えそうです。

投資先はご自身の希望投資額や投資スタイルに合わせて、上手に選択していけると良いですね。

続けて、ヘッジファンドに対する理解をさらに深めるために、ヘッジファンドの運用手法について見ていきます。

気になる運用手法

早速、ヘッジファンドの代表的な運用手法である以下3つについて詳しく説明していきます。

  1. アービトラージ
  2. ディレクショナル
  3. イベントドリブン

1、アービトラージ

多くのヘッジファンドは、「アービトラージ(両建ての運用手法)」を戦略的な運用スタンスの一つとして備えています。

アービトラージとは、同一の価値を持つ2つの金融商品の一時的な価格のゆがみを利用してマーケットに臨む投資スタンスを指します。

アービトラージ

具体的には、割高なほうを証券会社などから借りて売りに出しておき、割安なほうは買いこんでおきます。

そして、価格のゆがみが適正なものに戻った際に、売りに出したものは売った時よりも安い価格で買い戻し、買ったものは買ったときよりも高い金額で売りに出す。

それぞれ反対売買を行い、利益を確定させます。

未来の値動きを「予想」することなく、差益で利益を生み出すことが出来る為、資産の損失リスクを低く保てることから、多くのヘッジファンドで利用されている手法です。

2、ディレクショナル

ディレクショナルは、先述したアービトラージとは異なり、今後市場がどう動くかを「予想」した上で金融商品の取引を行う投資手法です。

例を上げれば、これから伸びそうな企業の株式や国へ投資の債券へ投資するといったようなものが挙げられます。

ディレクショナルの場合は、確実にこれから伸びる金融商品へ集中投資を行い、一気にまとまった利益を狙います。

方法にもよりますが、アービトラージ型より比較的ハイリスク・ハイリターンな投資手法となります。

3、イベント・ドリブン

イベント・ドリブンは厳密に言うと、先述したアービトラージ型の投資戦略のうちの一つに分類されます。

投資先企業の経営に関わる大きなイベント(企業合併・回収など)や、大型株主の立場からイベントを意図的に起こさせて利益を狙いに行く方法で、小回りの効く国内の小型ファンドでも多く採用されています。

イベントドリブン

また、投資先企業の株式を大量保有し、積極的に経営に関与、インパクトのあるイベントを起こした上で企業価値の向上(株価上昇)を積極的に目指すファンドを特にアクティビストファンドと呼び、日本では村上ファンドなどが有名ですね。

企業に大胆な提案を突きつけ巨額の利益を引き出すことから、ハゲタカファンドとも呼ばれ注目を集めたのも記憶に新しいです。

今回は代表的なヘッジファンドの代表的な運用手法を3つ紹介しましたが、ヘッジファンドの運用戦略はファンドごとに大きく異なります。

気になるファンドがあれば、ファンドに直接コンタクトを取り、ファンドの運用手法や投資に対する考え方について尋ねてみるのが良いでしょう。

資産運用でファンドを利用するメリットとは?

さて、上記で説明したような様々な運用戦略を駆使し、徹底的に利益を追求するヘッジファンド。

続いては、そんなヘッジファンドを資産運用で利用するメリットに焦点を当てて詳しく見ていきます。

運用手法の多様さ以外にも、ヘッジファンドに投資するメリットはたくさんあります。

  1. 期待できる利益額(リターン)が大きい
  2. 本物のプロに資産運用を丸々お任せできる

早速、1つずつ見ていきます。

1、期待できる利益額(リターン)が大きい

ヘッジファンドを利用するメリットの1つは、なんといってもその利益額にあります。

先述した通り、ヘッジファンドは「絶対収益」と言う収益体制をとっており、相場の上がり下がりに関係なく、いかなる時も各ヘッジファンドごとに独自の手法で利益を出しています。

よって、市場の下落局面で資産を減らすリスクを最大限に抑えながらも年10%以上というまとまったリターンを狙いに貪欲に行くことが出来るのは、ヘッジファンドに投資する何よりのメリットであると言えますね。

2、本物のプロに資産運用を丸々お任せできる

投資信託も金融のプロといえばそうですが、ヘッジファンドはより精鋭のエリートが集まった集団です。

ヘッジファンドには優秀な大学を出て、投資銀行などでキャリアを積んで厳選された人間だけが集います。

成功報酬という手数料体系を見てわかるように、結果を出せない人はヘッジファンドにいられません。常に結果を出し続けることを求められているファンドの運用担当者。

そんな彼らに、資産運用を丸々お任せできる点でも、ヘッジファンドを利用しない手はないでしょう。

ファンド利用のデメリット(リスク)

さて、次は反対側のデメリット(リスク)も見ていきましょう。

まだ日本では馴染みの薄いヘッジファンド、その情報集めにはなかなか苦労しそうです。

  1. 投資の敷居が高い
  2. 日本国内にあまり存在しない
  3. 流動性が悪い

こちらも、1つずつ順に見ていきます。

1、投資の敷居が高い

実際にヘッジファンドを利用するには、ある程度の資金が必要となります。

具体的には投資信託が最低数千円~なのに対して、ヘッジファンドは最低1000万円~といった具合で、その最低投資金額には大きな違いがありますね。

そのため、まだそこまで資金がないという人は代わりに投資信託を利用するというのもまずは賢明でしょう。

このように、ある程度のまとまった投資額がないと利用したくても利用できない点はヘッジファンドのデメリットであると言えます。

逆に1000万円以上の投資資金がある方は、この点は気にならないと思います。

2、日本国内にあまり存在しない

根本的な話になってしまいますが、そもそもヘッジファンドは投資信託と比較すると圧倒的にその母体数が少ないです。

厳密に言うと、日本にもある程度の数は存在していますが、税率などの点でメリットが大きい、シンガポールを始めとするアジア諸外国にその多くが集中しているのが現状。

このように投資信託とは異なり選択肢が少なく、情報があまり出回っていないという点はデメリットと感じる方も多いでしょう。

因みに本サイトでは、国内外のヘッジファンドについて詳しくまとめた記事がございますので、ファンドの情報集めの際には是非ご活用ください。

3、流動性が悪い

通常ヘッジファンドにはロックアップ期間といい、運用開始日から解約可能になるまで半年から1年ほどの期間が設定されています。

投資者一人あたりの出資額が大きいために、資金の出入りが続くと運用額が安定せず、戦略的な運用が難しくなる点から設定されているものです。

とは言っても、半年以上の長期に渡り1000万円以上の資産がロックされてしまうのはヘッジファンドに投資するデメリットに感じる方も多いでしょう。

しかし、国内ファンドの中には、ロックアップ期間が3ヶ月という短い期間で設定されているものもありますので、検討してみても良いですね。

ちなみに、ヘッジファンドの解約方法は基本的にはファンドの担当者に簡単な解約理由とともに解約希望の旨を伝えるだけと大変にシンプルなものです。

この記事も読んでおきたい

ヘッジファンドと契約する際の3つの注意点とは?

以上、ヘッジファンドのメリット・デメリットについて見てまいりました。

興味がわけば、投資してみたいと考えるのは人の常です。

そこでここからは、ヘッジファンドと契約する前に知っておくべき3つのポイントについてまとめてみました。

  1. 情報が少ないのは当たり前
  2. 誰かが勧めることはない
  3. リスクとリターンの中身を確認する

1、情報が少ないのは当たり前

ヘッジファンドは私募ファンドですから情報公開の義務もなく、戦略的手法で利益を狙っているので、情報の公開は極端に少ないです。

保有銘柄の情報を全公開すれば、それを見た人が真似して個人的に同じものを買わないとも限りません。

このような事態を招かないためにも、ヘッジファンドは情報を外にあまり流していません。

ヘッジファンドの担当者に直接ヒアリングを行うなどして、情報収集は怠らず、十分に納得した上で利用を開始出来ると良いですね。

2、営業を受けることはない

ヘッジファンドとの契約機会は、以下の2点に限られます。

  • 知り合いからの紹介で契約
  • ファンドに連絡して直接契約

基本的に富裕層内での口コミで回っている世界であり、ヘッジファンドの担当者が直接営業をかけてくることはありません。

逆に、得体の知れないヘッジファンドを進めてくる営業マンに出会ったら詐欺の可能性がありますので注意した方が良いでしょう。

3、リスクとリターンの中身を確認

投資先を決める際に気になるのは「リターン」ですよね。できるだけ、高リターンな投資先に投資したいと思うのは当然です。

しかし、ここで確認しておきたいのは利回り何%を出せたかというよりも、その利回りを出せた理由や市場の状況です。

ハイリスクな投資を行った結果の好成績の場合、同時に今後運用者の予想が外れば大きな損失を生む可能性を含んでいます。

また、どんな金融商品を買っても上がるような上昇相場で出せた利益と、金融危機といった下落相場で出すことのできた利益ではその意味合いは全く異なります。

担当者との面談時には、ファンドの運用成績だけなく、どのような相場状況で、なぜそのような成績を残せたのか?事細かく質問できると良いですね。

面談時に質問をして、回答が丁寧でなかったり、対応に雑さが見られるようなファンドはどんなに直近の運用成績が良くても出資は控えたほうが良いでしょう。

ファンドの担当者、運用方法など、全ての面で心から信頼できるファンドに出資すべきです。

初心者向けおすすめヘッジファンド

さて、ここまでの内容でヘッジファンドに関する理解は深まったと思います。

最後に今回の記事の内容を踏まえ、これからヘッジファンドで資産運用を始めたいとお考えの方に、初心者向けの国内ヘッジファンドである「BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)」を紹介します。

ヘッジファンドへ投資するとなると、敷居が高そうで気が引けるという方も同ファンドは初心者に目線を合わせたファンド説明や資料作成を行っており、ファーストファンドとしては大変おすすめです。

BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)

BM

BM CAPITALは同社公式ホームページ上にも記載がある通り、投資初心者に焦点を当てたヘッジファンドです。

四半期毎の運用報告書は、運用成績の報告だけに留まらず、個別企業の分析方法や投資に関する考え方など、投資に役立つ情報が噛み砕いて紹介されています。

また、投資前の面談でも気になることを質問すれば、1つ1つかみ砕いて丁寧に説明してくれ安心です。

勿論、初心者向けとは言ってもファンドの運用者は東大卒の金融エリート。実績としては過去3年で利回り10%以上、過去にマイナスを出した年ゼロ回とリスクを抑えながらも、安定したリターンを重ねています。

投資者に対するきめ細かいフォロー体制と、その安定した運用成績でBM CAPITALは特にヘッジファンド投資初心者の方に大変おすすめのファンドです。

BM CAPITALに関してもウェブ上で得られる情報には限りがありますので、実際の投資先は?運用成績は?気になることは、直接ファンドのお問い合わせページから問い合わせを行い、尋ねてみると良いでしょう。

高額運用はプロを味方につけよう

さて、ここまでヘッジファンドとは何か?というところから、ヘッジファンド利用のメリット・デメリット、また初心者向けおすすめヘッジファンドまでまとめて説明してきました。

現実的な話として、現状自力で1000万円クラスのまとまった資産を運用する自信がない場合、リターンを望んで外部に委託するとしたら選択肢に入ってくるのはヘッジファンドくらいと言えます。

これからまとまった資産の運用を検討されている方は、まずは気になるヘッジファンド運用会社へ直接問い合わせをし、いろいろ聞いてみることから始めてはいかがでしょうか。

以下、日本国内のおすすめヘッジファンド会社をまとめた記事も是非合わせてご活用ください。

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