話題のヘッジファンド投資とは?投資するメリット・デメリットまとめ

ヘッジファンドとは

「ヘッジファンドとは?」

近年になって高額資産の運用方法として認知度を高めている、ヘッジファンド

金融サイトやブログでも、名前を目にすることが多くなりました。

最近では投資信託などと並び、退職金などのまとまった資産の運用方法にも選ばれているよう。

日本での、ヘッジファンドの知名度は年々上がっている。これは、紛れもない事実ですね。

とは言っても皆様、その「実態」までしっかり理解できていますでしょうか?

なんとなく名前だけ知っている・・実際そんな方も多いのでは。

そこで今回は、ヘッジファンド投資歴6年目を迎えるマネーブリッジ編集部が

  • ヘッジファンドとは何か?その概要
  • ヘッジファンドへ投資を行うメリット・デメリット(リスク)

について、まとめました。

まとまった資産の運用をプロの力で始めから上手に行えるヘッジファンドは、投資初心者の新たな資産運用のパートナーとして注目されているんですよ

この記事の要点

・ヘッジファンドは投資信託よりも無駄な投資コストを省けるだけでなく、自由で戦略的な運用が可能。

・情報の公開に制限があるヘッジファンドは、実際に運用会社に訪問してヒヤリングを行う必要がある。

・興味のある方はまず、ファンドへ直接問い合わせて気になることをいろいろ聞いてみるのが良い。

ヘッジファンド投資の意味とその特徴

さて早速ここから、ヘッジファンド投資の基本をわかりやすく質問形式でまとめていきたいと思います。

これさえ読めば、ヘッジファンドに対する疑問がすっきり解決されるはず。

ヘッジファンドに関してまず気になることといえば、そのそもヘッジファンドとは何か?というところ。

ヘッジファンドとは?
投資家から運用資金を集め、投資家の代わりに集めた資金を運用する投資のプロ集団のこと。

実は、ヘッジファンドという言葉に厳密な定義はありません。

投資者目線で言えば、ヘッジファンドに資産を預ければ

「投資のプロが、資産を自身の代わりに上手に運用してくれる」

と、いったところでしょうか。

ヘッジファンドの仕組みを図にすると、以下のようになります。

ヘッジファンドとは

いかがでしょうか?資産運用をプロにお任せできるという点で、一見するとヘッジファンドは投資信託と似ていますよね。

2つの金融商品、実際にはどこが違うのでしょう?

続いてヘッジファンドに対する理解をより深めるため、皆様に馴染みの「投資信託」と比較しながら説明していきます。

ヘッジファンドと投資信託の違いを比較

ヘッジファンドと投資信託の違いは、ずばり大きく以下の4点にあります。

違い

  1. 運用手法
  2. 投資家の募集方法
  3. 手数料体系
  4. 運用設計

早速1つずつ見ていきます。

ヘッジファンドは高額資産の運用に特化した金融商品というだけあり、投資効率に関しては投資信託とはスケールが違うと言えそうです。

1、運用手法が違う

ヘッジファンドの運用手法とは?
投資信託と異なり、運用手法の自由度が高いヘッジファンド。

ショートやデリバティブなど、投資信託では使えない様々な手法を駆使してリスクを抑えながらも多方面から利益を狙います。

投資信託は、幅広く一般投資家へ募集ができる代わりに、金融当局による厳格な規制や制約を受けます。

よって、運用手法も金融商品を購入して、値上がりしたら売却するといった、単純な「ロング」のみで利益を狙う形です。

買って上がったら、売却する。

でも、お気づきでしょうか?

それだと、マーケットの上昇局面でしか利益を出せないのです。

つまり、投資信託は基本的に市場が上がり調子のときしか利益を出せない。

極端な話になりますが、リーマン・ショックのような金融危機のときにはプラスを出せないばかりか、マイナスを出してしまう可能性がある。

これが、投資信託の弱点です。
(多くの投資者がこれを知らずに、証券マンに言われるがまま契約してしまう)

一方ヘッジファンドですが、まず投資家は、富裕層や資産家、年金や基金などの少数の機関投資家に限定されます。

ここは、不特定多数の投資者を相手にする投資信託とは違います。

またその運用手法は、「ショート」「デリバティブ」など多種多様。

投資信託と比べて投資家の募集人数や方法に縛りがかかっている分、運用手法には自由が認められている。

投資信託よりもずっと、バリエーション豊かで戦略的な運用が行えるのがヘッジファンドの特徴です。

例を挙げるのであれば、過去にジョン・ポールソン氏というヘッジファンド運用者はリーマンショックを逆手に取り、数々のファンドがマイナスを叩き出している中、1兆円以上を稼ぎ出したと言います。

下落局面でも利益を出せる。

これは、自由な運用が可能なヘッジファンドならではと言えるでしょう。

2、投資家の募集方法が違う

ヘッジファンドはどこで購入できるの?
ヘッジファンドは投資信託などとは異なり、基本的には証券会社などでの取り扱いはありません。

投資家の募集は少数に限られ、口コミやファンドのホームページから直接ファンドに問い合わせて投資の可否を決めることになります。

投資信託は公募形式で、証券会社などを通し不特定多数の投資者を募ります。

しかし反対に、ヘッジファンドは私募形式で証券会社など販売代行を介さず、ファンド自体で動き、限られた少数の投資家と直接契約する形式をとります。

その代わり先述したとおり少数の投資者と向き合うヘッジファンドは、投資信託に比べ運用手法や情報公開に関する強い規制を受けません。

その為、最先端の運用手法を開発・実行するため、他のファンドに真似されないように運用手法や保有銘柄を秘密にするところが多いです。

ヘッジファンドへの投資を検討している方は、実際にファンドへ問い合わせをして直接情報集めを行うしかありません。

3、手数料体系が違う

ヘッジファンドの手数料?
ヘッジファンドの手数料は「成果報酬」となっており、運用で出た"成果"に対して発生(10~20%程が相場)します。

ヘッジファンドの最も大きな特徴が、パフォーマンスに応じた報酬を受け取る点です。

投資信託であれば総資産(預け資産)に対して発生した「管理報酬」のみが運用者側の収益になります。

その点、ヘッジファンドはこれに代わり「成果報酬」を得ます。

これが、何を意味するか?

そうです。つまり、利益を出さないとヘッジファンドの運用会社は儲けが出ません

これが、ヘッジファンドが積極的に高いリターンを狙う動機づけになっているのです。

目に見える形で利益を出して初めて、まとまった儲けを出せるヘッジファンド運用会社。

運用に失敗しマイナスが出ても、固定でずるずる手数料が入ってくる投資信託運用会社。

同じ資産を預けるなら、前者に預けたいと思うのは私だけではないはず。

ちなみに平均的な成果報酬は、ファンドが出したリターンの1~2割程度が相場となります。

4、運用設計の違い

ヘッジファンドの運用設計は?
ヘッジファンドの運用方法は、マーケットの流れに合わせて運用を行う投資信託とは異なります。

具体的には、市場の上がり下がりに関係なく、下落局面でも積極的にリターンを狙いにいける運用設計を採用しています。

投資信託では基本的に、市場の平均値に勝つことを目標に運用設計を行います。

投資信託の運用方法

つまり、市場の平均値が5%下落した際に、その下落幅を4%に抑えられたとしたら。

投資信託的には「合格」なんですよね。

「預け資産が減っているじゃないか。」
「それで合格にされても。」

そう感じられた方は、そもそも投資信託には向いていません。

市場の上がり下がりに合わせてマイナスを出したり、プラスを出しながら10年、20年後に精算した時、ちょこっとプラスが出ていたらいいな。

これが、投資信託なんです。

1回でも資産運用でマイナスを出してほしくない。そんな方は、始めからヘッジファンドに預けるのが筋と言えますね。

ヘッジファンドの場合は、マーケット動向の良し悪しに関わらず、運用目標を独自で定め、その目標を達成するためにあらゆる投資手段を利用します。

ヘッジファンドの運用方法

そもそも、マーケットに合わせて運用しマイナスを出しているようでは手数料体系上運用会社が儲かりません。

リーマン・ショックなど、株価の大暴落が起きた最中でも利益を出さなければお金が入ってこないんです。

運用会社が、マーケットの悪さで言い訳できない。

ここは、ヘッジファンドに預ける大きな理由になり得ます。

さて、ここまでヘッジファンドとは何か?について、投資信託と比較して説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

ここまでの内容を、表にまとめますと以下の通りとなります。

投資信託とヘッジファンドの違い

投資信託 ヘッジファンド
運用手法に対する縛り 厳しめ 比較的自由
運用手法 ロングのみ 多種多様
投資者の募集方法 公募
=証券会社などを通して不特定多数の投資者を募集
私募
=証券会社などを通さず、直接少数の投資家を募集
手数料 運用金額に対して発生 出た利益に対して発生
運用設計 市場の平均値に勝てるように運用 市場相場に関係なく利益を出せる運用

まとめると、

「少数の限られた投資家の資産を相場の良し悪しに関係なく、常にプラスのリターンが出せるように運用してくれる運用パートナー」

これが、ヘッジファンドと言って良いでしょう。

気になる運用手法

さて、ここまでの内容で、ヘッジファンドとは何か?その実態についてはだいぶ理解できたと思います。

ヘッジファンドに関してプロが運用を代行してくれますので、これから説明する運用方法を知らずとも投資自体は可能です。

しかし、ご自身の資産がどのように運用されているかを知ることは、今後長い投資生活を行う上で大変に意味のあることです。

早速、高リターンを叩き出すヘッジファンドの運用手法とはどのようなものかについて具体的に見ていきましょう。

ここでは、ヘッジファンドの代表的な戦略の以下3つについて詳しく説明していきます。

代表的な戦略

  1. アービトラージ(Arbitrage)
  2. イベント・ドリブン(Event Driven)
  3. アクティビスト(Activist)

アービトラージ

多くのヘッジファンドは、アービトラージ(両建ての運用手法)」を戦略的な運用スタンスの一つとして備えています。

アービトラージとは、同一の価値を持つ2つの商品の一時的な価格のゆがみを利用してマーケットに臨む投資スタンスを指します。

アービトラージ

具体的には、割高なほうを証券会社などから借りて売りに出しておき、割安なほうは買いこんでおきます。

そして、価格のゆがみが適正なものに戻った際に、売ったものは買い戻し、勝ったものは売りに出す。

それぞれ反対売買を行い、利益を確定させます。

大手で言うとアメリカのヘッジファンド、スターク・インベストメンツなどが得意とする運用手法です。

イベント・ドリブン

続いて紹介する投資戦略は、イベント・ドリブン

企業間の回収や買収なども含み、企業の構造に大きく変化を起こした上でリターンを得ようとします。

特にアクティビスト戦略は物言う株主とも訳され、大量に議決権を保有する株主の立場から、経営陣へ株価上昇のための提案を行います。

イベントドリブン

こちらの投資戦略は、特にキャッシュリッチで長年にわたって内部留保をため込んでいながら株価が低位で放置されている割安株企業がターゲットになります。

アクティビスト

企業の株式を大量に保有することで、投資先企業に対する発言権を高め、積極的に経営に関与することで企業価値の向上(株価上昇)を積極的に目指します。

日本で有名なアクティビストファンドと言えば、村上ファンド(既に解散済)。

アパレルメーカー東京スタイルの株を大量保有し、同社のファッションビル建設中止と内部留保を使い自社株買いを行うよう求めたことが話題となりました。

資産運用でファンドを利用するメリットとは?

いかなる時も、様々な運用戦略を駆使し、徹底的に利益を追求するヘッジファンド

続いては、そんなヘッジファンドを資産運用で利用するメリットに焦点を当てて詳しく見ていきます。

なんと言っても、そのリターンの高さはヘッジファンドに投資するならではのメリットと言えそうです。

メリット

  1. 期待できる利益額(リターン)が大きい
  2. 本物のプロに資産運用を丸々お任せできる

早速、1つずつ見ていきます。

1、期待できる利益額(リターン)が大きい

ヘッジファンドを利用するメリットの1つは、なんといってもその利益額にあります。

先述した通り、ヘッジファンドは「絶対収益」と言う収益体制をとっていて、相場の上がり下がりに関係なく、いかなる時も各ヘッジファンドごとに独自の手法で利益を出しています。

よって、市場の下落局面で資産を減らすリスクを最大限に抑えながらも年10%以上というまとまったリターンを狙いに貪欲に行くことが出来る。

「資産を減らさずに増やせる」

これは、ヘッジファンドに投資する何よりのメリットであると言えますね。

2、本物のプロに資産運用を丸々お任せできる

投資信託も金融のプロといえばそうですが、ヘッジファンドはより精鋭のエリートが集まった集団です。

ヘッジファンドには優秀な大学を出て、投資銀行などでキャリアを積んで厳選された人間だけが集います。

手数料体系を見てわかるように、結果を出せない人はヘッジファンドにいられません。

そういう意味では、結果が出せる人間だけが残る、信用できる組織であると言えます。

実際に個人で常時数千万~数億円の資産を動かし、年間なんと50%以上のリターン成績をおさめているファンドも存在します。

なんとも開いた口が塞がらないような成績ですが、こんな結果を残せるのもヘッジファンドの人材のレベルの高さならでは。

常に結果を出し続けることを求められているファンドマネージャー。

そんな彼らに、資産運用を丸々お任せできる点でも、ヘッジファンドを利用しない手はないでしょう。

ファンド利用のデメリット(リスク)

さて、次は反対側のデメリット(リスク)も見ていきましょう。

まだ日本では馴染みの薄いヘッジファンド、その情報集めにはなかなか苦労しそうです。

デメリット

  1. 投資の敷居が高い
  2. 日本国内にあまり存在しない

こちらも、1つずつ順に見ていきます。

1、投資の敷居が高い

実際にヘッジファンドを利用するには、ある程度の資金が必要となります。

具体的には投資信託が最低数千円~なのに対して、ヘッジファンドは最低1000万円~といった具合で、その最低投資金額には大きな違いが。

そのため、まだそこまで資金がないという人は代わりに投資信託を利用するというのもまずは賢明でしょう。

このように、ある程度のまとまった投資額がないと利用したくても利用できない点はヘッジファンドのデメリットであると言えます。

逆に1000万円以上の投資資金がある方は、この点は気にならないと思います。

2、日本国内にあまり存在しない

根本的な話になってしまいますが、そもそもヘッジファンドは投資信託と比較すると圧倒的にその母体数が少ないです。

厳密に言うと、日本にもある程度の数は存在していますが、税率などの点でメリットが大きい、シンガポールを始めとするアジア諸外国にその多くが集中しているのが現状。

そのため、日本国内では投資信託と比べてその名を目にする事も圧倒的に少ないのではないでしょうか。

ヘッジファンドを投資初心者として始めるのは情報が少なすぎてちょっと、なんて人も多くなってしまうのも頷けます。

このように投資信託とは異なり選択肢が少なく、情報があまり出回っていないという点はデメリットと感じる方も多いでしょう。

 

マネーブリッジでは、以下国内外のヘッジファンドについて詳しくまとめた記事もございます。

日本、または海外には一体どんなファンドがあるのだろう?そんな素朴な疑問に答えています。

>>ヘッジファンドランキング!日本と世界にはどんなファンドがあるのだろう?

さて以上、ヘッジファンドのメリット・デメリットについて見てまいりました。

今までの説明を聞いて、ヘッジファンドに投資してみたいと思っても気になるのはその初期費用ですよね。

投資初心者が、始めから1000万円クラスの資産をどーんと運用する

いくら、プロが代わりに運用してくれると入ってもちょっと気が引けるのではないでしょうか。

しかし、実はこの不安は、視点を変える事で見え方が変わってきます

例えば、ヘッジファンドを利用する上でのコスト面を考えてみてみましょう。

ヘッジファンド利用時のコスト

確かに、ヘッジファンドを利用するためには1000万円クラスのまとまった元手が必要となります。

しかし、よく考えてみてください。それは初期投資額の話であり、トータルで見ると実は安く済むのです。

というのも、同じ額を資産運用する場合にも、投資信託では初期手数料のみならず、実際に資産運用を行っている期間中にも購入手数料、売却手数料など、諸々費用が生じてきます。

対してヘッジファンドでは、基本的に成功報酬として資産運用後に出たリターンに対して発生した手数料を支払うだけ。

シンプルかつ、無駄のない手数料体系で効率よく資産運用を行うことが可能です。

初期投資額に関しても、投資額が大きければその分リターンが大きいのは当たり前。

少ない額を投資信託で資産運用してもらっても、増えるのに時間だけがかかって結局手数料等を差し引くとリターンがほとんどない

そんなケースもざらにあります。

とは言っても、自力で株式などで1000万円クラスの投資を行うのは難易度が高いことを考えると、実は資産運用にヘッジファンドを使う意味は十分あると言えますね。

さて次の項では、実際にどのようにヘッジファンドを利用するのかを見ていきます。

一見複雑に思えるヘッジファンド投資ですが、投資方法は大変にシンプルです。

実際にファンドを利用するためには

日本国内ではヘッジファンドの情報はほとんど流通しておらず、その実態がかなり不透明であると前項で述べました。

そんな中で実際にヘッジファンドを利用するには、いったいどうしたら良いのでしょうか?

今回はそんなヘッジファンドの実際の利用方法として、以下の3つを紹介します。

利用方法

  1. 直接連絡する
  2. 知人に紹介してもらう
  3. 金融機関に紹介してもらう

①直接連絡する

例えばインターネットで「ヘッジファンド」と検索すれば、有名どころのホームページはいくつかヒットしますよね。

実際にホームページにアクセスし、コンタクトフォームから連絡を取れば、ファンドの担当者が対応してくれます。

可能であれば実際にヘッジファンドに投資を行っている方のブログや、SNS上の口コミなども参考に出来ると良いでしょう。

また、本記事の下部でも編集部の投資先ファンドの紹介を載せておいたのでファンド選びの参考にしても良いですね。

コネなどもなく、また確実に連絡を取りたい人にはこの方法がおすすめです。

②知人に紹介してもらう

ヘッジファンドの特徴の1つとして、顧客を大切にしていて、「紹介」を重視して顧客獲得をしているという点が挙げられます。

一般応募であまり良くない顧客が増えても困るので、既に顧客である富裕層の方に新規顧客を紹介してもらう形をメインとして、顧客を増やしているというわけです。

そこで、もし身の回りにこうしたヘッジファンドを利用している知り合いがいるのであれば、その人に声をかけてみるのも一つの手です。

紹介という事もあり、一般よりも出資の承認率も高いので、より簡単にスタートを切る事ができます。

③金融機関に紹介してもらう

そこまで数は多くありませんが、日本国内の証券会社の中には、ヘッジファンドの金融商品を取り扱っている会社が存在します。

例を挙げれば、東京の三田証券などが挙げられます。

こうした会社に②の方法と同様に紹介を依頼すれば、業務提携先のヘッジファンドを紹介してもらえるケースもあります。

さて、以上の3つが初心者がヘッジファンドを利用開始するまでのおすすめの方法です。

ではいったい、この中でどの方法が1番良いのでしょうか?

もちろん答えは個人によって異なりますが、最初のうちは①の「自分で連絡する方法」がベターでしょう。

なぜなら、紹介は確かに魅力的な方法ではありますが、その紹介先が絶対安全・安心できるヘッジファンドかどうかはわからないからです。

自分で検索してよく調べた上で申し込むのであれば、自分自身が十分に納得した上で利用を開始する事ができます。

その意味でも、やはり最初は紹介を受けるよりも自力で時間をかけて探されることをおすすめします。

ヘッジファンドと契約する際の3つの注意点とは?

さて、ここまでヘッジファンドとはどういうものか、その運用手法など、概要について説明してきました。

興味がわけば、投資してみたいと考えるのは人の常です。しかし焦りは禁物。

ヘッジファンドと契約については、まだまだ一般的でないために前提をして理解すべき点が複数あります。

そこでここからは、ヘッジファンドと契約する前に知っておくべき3つのポイントについてまとめてみました。

ポイント

  1. 情報が少ないのは当たり前
  2. 誰かが勧めることはない
  3. リスクとリターンの中身を確認する

①ヘッジファンド=情報が少ないのは当たり前

ヘッジファンドは私募ファンドですから情報公開の義務もなく、戦略的手法でアルファ(市場平均に対して出せたリターン)を狙っているので、情報の公開は極端に少ないです。

保有銘柄の情報を全公開すれば、それを見た人が真似して個人的に同じものを買わないとも限りません。

このような事態を招かないためにも、ヘッジファンドは情報を外にあまり流していません

ネット社会の現代では、様々な公共施設や機関において情報公開が推奨されていますが、ヘッジファンドは性質上そうではないのです。

ですので、情報がないからといって怪しいという判断はせず、もし関心があれば、直接面談してファンドの担当者にヒヤリングをすることがおすすめです。

これらのサイトも含め、ネットの情報は偏っている可能性もあります。
(こういう視点は投資先選びで本当に大切)

情報の最新性という点でも完ぺきではないことが多いので、ご自身で直接見聞きし判断することをおすすめします。

②私募ファンドが原則!誰かが勧めることはない

ヘッジファンドとの契約機会は、以下の2点に限られます。

  • 証券会社の営業で契約
  • ファンドに連絡して直接契約

証券会社の営業といっても野村証券や大和証券のような大手証券会社は、ヘッジファンドを扱うことは稀ですね。

そもそも、買ってもらればその後は解約するまで手数料が固定で入ってくるような、投資信託を無知な顧客に売りつけていているだけで十分利益になります。

あえて、利益を出さねば儲からないようなヘッジファンドをわざわざ手間ひまかけて売る意味はあまり見いだせそうにないですよね。

このような理由からあなたが富裕層として専門の金融機関との付き合いがない場合、ヘッジファンドの商品をすすめてくる営業マンに出会う機会自体がありません。

逆に、得体のしれないヘッジファンドを進めてくる営業マンに出会ったら詐欺の可能性がありますので注意した方が良いでしょう。

重ねてになりますが、何よりまずはじめはご自身で情報集めを行い、投資先候補について理解を深めるところから始めるのがおすすめです。

③リスクとリターンの中身を確認する

ヘッジファンドに関しては、公的データはあまりありません。

またヘッジファンドは情報公開の義務がありませんから、ネットなどで簡単に入手できるものはほぼありません。

しつこいようですが、ヘッジファンドを適切に評価・選別するためには、実際に運用会社に訪問して「直接」ヒヤリングを行う必要があります。

大切な資産ですから当然のことと言えば当然ですね。

担当者との面談時には以下のように、ファンドに関して気になることを事細かく質問してみると良いでしょう。

質問事項

  • 運用における強みはどこか
  • なぜリターンが出せるのか
  • 市場のゆがみをどのように利用するのか
  • 過去のパフォーマンスにおいてはどのような収益機会を得意としたか
  • 分析が誤っていた時には、投資家の抱えるリスクはどれくらいあるのか
  • どのような経歴をもった人物がファンドマネージャーを務めているのか
  • 運用者の数は何人か

今後の運用成績に「絶対」と言う言葉はありません。

つまり、ヘッジファンドに関しては運用者を信じて、ご自身の資産を託すという意味合いが強くなります。

面談時に質問をして、回答が丁寧でなかったり、対応に雑さが見られるようなファンドはどんなに直近の運用成績が良くても出資は控えたほうが良いでしょう。

「このファンドなら、この運用者なら安心して資産を預けられる」

そんな、心から信頼できるファンドに出資できると良いですね。

続いては、参考までにマネーブリッジ編集部が6年に渡り実際にお世話になっている国内ヘッジファンドを紹介していきます。

これからヘッジファンドでの資産運用を検討している方は、是非ファンド選びの参考までに一読して頂ければと思います。

おすすめヘッジファンド

では実際に、マネブリ編集部がおすすめするヘッジファンドとして国内ファンド「BMCAPITAL(ビーエム・キャピタル)」を紹介していきましょう。

BMCAPITAL(ビーエム・キャピタル)

BM

BMCAPITALの特徴は、組織の人間のレベルの高さにあります。

というのも、組織の人間の多くが外資系の投資銀行を経てきたような、優秀な人材ばかりであり、その資産運用の手腕はお墨付き。

実績としては過去3年で利回り10%以上、過去にマイナスを出した年ゼロ回とリスクを抑えながらも、安定したリターンを見せてくれています。

また、ファンド自ら「投資初心者のための国内投資会社」と述べている通り、四半期毎の運用報告書は投資初心者にも理解しやすい。

また、投資前の面談でも気になることを質問すれば、1つ1つかみ砕いて丁寧に説明してくれます。

投資者に対するきめ細かいフォロー体制と、その安定した運用成績でBMCAPITALはヘッジファンド投資初心者の方に大変おすすめのファンドです。

BMキャピタルに関してもウェブ上で得られる情報には限りがありますので、

実際の投資先は?運用成績は?

気になることは、直接ファンドのお問い合わせページから問い合わせを行い、いろいろ尋ねてみると良いでしょう。

>>BMキャピタルお問い合わせページ

またBMキャピタルに関しては、以下記事でさらに深堀りしていますので実際のお問い合わせ前に一読してみるとより理解が深まります。

>>BMキャピタルへの投資経験から語る!利回り、運用手法、口コミ・評判まで徹底紹介

ここまでヘッジファンドとは何か?というところから、実際にヘッジファンドの始め方についてまでまとめて説明してきました。

現実的な話として、現状自力で1000万円クラスのまとまった資産を運用する自信がない場合、リターンを望んで外部に委託するとしたら選択肢に入ってくるのはヘッジファンドくらいと言えます。

これからまとまった資産の運用を検討されている方は、まずは気になるヘッジファンド運用会社へ直接問い合わせをし、いろいろ聞いてみることから始めてはどうでしょうか。

最後に、もっとヘッジファンドについて深く知りたい!そんな方の為におまけのコラムを執筆してみましたよ。

【コラム】海外の機関投資家の正体は日本人?

これまでヘッジファンドの特徴や運用方針、契約における注意点についてまとめてきました。

最後に少し趣向をかえて、日本で報道されるファンド関連のニュースの裏事情について解説いたします。

各国の機関投資家の正体とは?

たまに新聞やインターネットのニュースで、

「各国の機関投資家が株を買い増ししている」
「各国の機関投資家が一斉に株を売り出した」

と、いうような話を耳にした方も多いと思います。

取引開始直後は前日までの大幅下落で自律反発狙いの買いが先行したが、外国為替市場での円高・ドル安進行が輸出関連株の業績の重荷になるとの警戒感から、国内機関投資家などの売りに押された。

引用:>>日本経済新聞 東証前引け 続落、円高進行を警戒 上海株安も重荷(外部リンク)

「各国の機関投資家」といわれると、本社を海外に置くファンドや莫大な資産を持つ外国人の投資家をイメージするかもしれません。

しかし、必ずしもそういうわけではありません。

なぜなら各国の機関投資家の中には、かつて日本で活動していた運用会社も含まれるからです。

少し考えて頂きたいのですが、日本で立ち上がったヘッジファンドが、その後運用成績よく順調に伸びた場合、日本国内で豊富な資金が集まります。

そうなるとそのファンドは優秀なスタッフを集めることもでき、より一層利益を追い求めるようになります。

その結果、利益を拡大するための一環として法律面・税制面で優遇されている香港やシンガポールに移籍することが良く起こります。

シンガポールはタックスヘイブン地域と呼ばれており、日本国内よりもはるかに税制面で優遇されていますからね。

日系の運用会社が海外ファンドに?

その結果、もともとは日本人に率いられ、本社を日本においていたファンドであっても最終的に所在地がアジア諸国に変わってしまうのです。

こういったヘッジファンドも外国籍のファンドにカウントされ、日本人が運営をしていても、マーケットの中では「海外の機関投資家」と呼ばれます。

このように、海外の機関投資家の中身が実は元日本で活躍したヘッジファンド(または個人)であるケースも少なくありません。

しかし、紹介しているヘッジファンドもそうですが、日本に籍をおくヘッジファンドもいずれは海外に転籍することが常であり、結果外国人投資家になることが多いといえます。

仮に自分が投資しているファンドが海外へ転籍するとリリースがあった場合、それはイコール成績がよくさらなる利益をもとめた移籍と考えられます。

自身が信じて資産を託したヘッジファンドの成長を見守るのも、投資家の醍醐味の一つと言えるでしょう。

\誰かにも伝えたいと思ったらシェア/

Twitterでフォローしよう