利回り・リスク度合い・投資のハードルから比較!おすすめの国内ヘッジファンドランキング

ヘッジファンドの特徴と国内ヘッジファンドの特徴ランキング

「おすすめのヘッジファンドは?」
「そもそも日本にはどんなヘッジファンドがあるの?」

ネットで調べようにも、簡単には詳しい情報が出てきませんよね。

その理由は、ヘッジファンドが富裕層や機関投資家といった特定の顧客を相手にしており、一般投資家向けに情報公開していないことにあります。

そこで今回実際にヘッジファンドに投資している筆者が、これからヘッジファンド運用をお考えのあなたのために、

  • 初心者向けおすすめ国内ヘッジファンド3選
  • ヘッジファンド投資の特徴~購入方法
  • ファンド選びで確認すべき3ポイント

をまとめて紹介します。

ヘッジファンドといってもその種類は様々。ご自身に合ったヘッジファンドを味方につければ、資産運用を一気に加速させることが出来ますよ。

【2021年1月最新】おすすめのヘッジファンドランキングTOP3

知られていないだけで、国内には既に多くのヘッジファンドが存在します。

今回は、以下の国内ヘッジファンドを「運用利回り・リスク度合い・投資のハードル」の3つの観点から徹底比較。

国内ファンド一覧

・BMキャピタル
・PLUGA Capital
・暁翔キャピタル
・Strategic Capital
・EXIA
・ひふみ投信

利回り良し、低リスク、投資しやすいと3三拍子が揃った、投資初心者におすすめの3つの日本国内ヘッジファンドをランキング化し紹介します。

第1位:BMキャピタル

BMCAPITAL(ビー・エムキャピタル)

ファンド評価
運用利回り
・最新版の運用成績で、年平均10%以上の高利回りをキープ。
リスク度合い
・運用期間が長く、過去にマイナスが出た月ゼロ回と安定。
投資のハードル
・最低3ヶ月、1000万円から少額・短期間での投資が可能。

BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)は東京の六本木にオフィスを置く、国内ヘッジファンド。東大・京大を卒業後、外資系投資銀行で活躍してきたメンバーが運用。

ファンドの設立から7年間過去にマイナスを出した年ゼロ、最新版の運用成績で年平均運用利回りは10%以上と、その圧倒的な安定さで投資者の人気を集めています。

初心者におすすめの理由(メリット)

・直近で年10%以上と高利回り、かつ年単位でマイナスを出さない低リスクな運用が可能
・わかりやすい運用報告書、不明点をいつでも質問できる初心者向けの手厚いサポート
・市場の値動きに関係のない企業価値に基づいたバリュー株投資で、下落市場に強い投資

同社は、損失を出さないという運用方針を徹底しており、現在までの収益率を見ても右肩上がり。ファンドの設定から年単位で一度もマイナスが出ていません。

具体的な数字は公表できないのですが、今実際の運用報告書のデータを参考に筆者が作成した収益率のデータです。

BM CAPITALの収益率

上記のグラフ内の収益率を年利に換算すると、現在年10%を超えています。金融のプロならではなまとまったリターンを出せています。

同社の投資手法はバリュー株投資。企業価値と比べ割安な株価がついた銘柄を購入、企業価値に株価が追いついたところで売却を行なう、投資の神様と呼ばれるウォレーンバフェット氏と同じ手法ですね。

バリュー株投資のメリットとしては、底値で購入するため値下がりのリスクが低いこと、また市場ではなく「企業」に投資する意味合いが強いため、市場の激しい値動きに影響されにくいというものがあります。

運用例①

また、同社は下落相場に強いことでも知られており、時は2020年初頭3月初旬の段階で日経平均は年初比で-21.5%を記録。

国内外の投資信託はもちろんのこと、今回ばかりは負け知らずの有名ヘッジファンドも多くの損失を出しました。

新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱がヘッジファンドを苦境に追い込んでいる。世界最大のヘッジファンドである米ブリッジウォーター・アソシエイツの運用成績は年初来で2割のマイナスとなり、業界全体ではリーマン・ショック直後以来の悪化を記録した。

引用:日本経済新聞 ヘッジファンドの運用損失急拡大 歴史的乱高下が痛手

そんな中、BM CAPITAL(ビーエムキャピタル)は早い段階から現金比率の割合の調整やショート運用を組み合わせ、ポートフォリオは+0.77%とプラスで推移。

預かり資産を、市場の暴落から守ることが出来ています。

高額資産の運用では、少しのマイナスでも大きな損失が見込まれます。

また、巨大ファンドとなると近年急激に状況が変わる不安定な市場の中で臨機応変にその場に適した運用を行なうのは困難。

そんな中、価値が既存しづらいバリュー株への投資にあわせ、さらに小型ファンドならでは柔軟性でリスクを回避していけるのは投資者としては安心ですよね。

さらに同社は、投資初心者向けの国内投資会社と称し、面談、運用報告書も初心者向けのわかりやすい構成。

毎月メールでもらえる運用報告書では市場のレビューから運用者としての今後の見通し、また年1回もらえるDONE DEAL(完了済取引)の資料からは金融のプロ目線での銘柄選定方法と実際の投資結果を確認することが可能。

ヘッジファンド投資をしながら、まるで投資の月刊誌を購読しているかのように金融の知識を自然と深めることが可能です。

弊社は投資初心者のための国内投資会社です。
弊社が投資家様にお送りしている四半期毎の運用報告書では、単なる運用状況のレポートのみならず、金融市場情勢や投資哲学、個別企業の分析方法についても非常に役に立つ情報を提供しています。  
引用:BM CAPITAL

さらに、最低投資額も1000万円からとヘッジファンドにしては少額、最低3ヶ月からと短期での投資も可能。お試し感覚で気軽に投資できます。

※ヘッジファンドはすぐ解約できない?(クリックで開きます)
ヘッジファンドには「ロックアップ期間」と言う、解約ができない期間が設けられているものが多く、運用開始から半年~1年程に設定されてあるのが一般的です。

しかし、最近は30日~90日程度のロックアップ期間が短いヘッジファンドが増えており、初心者の方は特にロックアップ期間が短いファンドを選ぶことがおすすめです。

ここが残念(デメリット)

・運用手法流出防止ため情報公開に積極的でなく、ネット上で得られる情報には限りがある
・メインの手法であるバリュー株投資の特性上、まとまった利益が出るまでに数年の時間がかかる
・価格変動の激しい中での上昇相場ではパフォーマンスを物足りないと感じる可能性が

ヘッジファンド規模(運用額20億円超え)の割には、ネット上で得られる情報が少ない為、ファンドの情報収集の難易度は高いと言えますね。その理由はファンドの運用手法の流出防止の為、運用報告書や面談で知り得た情報のネットなどでの公開が厳しく制限されている点にあります。

しかし、過去の運用成績など、出資判断に必要な情報は面談にて全てヒアリング可能。興味のある方は面談の場で情報収集を行えると良いですね。

また、先述した通り同社の投資手法はバリュー株投資。運用報告書の内容も見ても、同社の運用者はバリュー株の選定に強いこだわりを持ち、まだだれにも注目されていないような「原石」レベルの上質な銘柄を発掘。

銘柄の価値が評価され始めたときの上昇幅はかなりのものですが、注目されるまで数年の時間は要するのが事実。

以下参考までに、先述したバリュー株投資を得意とするウォレーン・バフェット氏の運用会社「バークシャー・ハサウェイ社」の設立時からのパフォーマンスを表したグラフ。

Berkshire Hathaway
引用:ヤフーファイナンス Berkshire Hathaway Inc.

世界一バリュー株ファンドを見ても、急激に資産を増やすのではなく長期的に大きな利幅を狙い行く手法であることは理解しておく必要がありますね。

特に市場が大きく上昇しているときには、パフォーマンスに物足りなさを感じる方もいるはずです。よって、リスクを取ってでも大きな利益を狙い方にはおすすめできません

市場の値動きを予測せず、企業の価値に投資し市場の暴落時でも資産の損失リスクが低い点を活かし、老後に向けた長期的な安全資産の運用にはもってこいのヘッジファンドです。

出資方法

1.公式サイトから問い合わせ
2.面談
3.契約~入金

ファンド公式サイトの問い合わせフォームからコンタクトをし、面談予約を行います。同社は海外居住者も投資可能で、その場合居住地は「海外」を選択。筆者の場合、送信した当日に返信をもらえました。

基本的にはオフィスのある東京都内での面談となり(遠方の場合も相談も可能のよう)場所はできるだけ投資者の希望に合わせてくれるとのこと。

(2020年12月追記)
現在、遠隔での面談にも対応しているということ。貴重な機会ですので、遠方の方も興味があれば一度話だけでも聞いてみると良いですよ。

※ヘッジファンドの面談ってどこでやるの?(クリックで開きます)
経験上、高級ホテルのラウンジにて行われることが多いですね。これは、運用コスト削減のため、大きなオフィスを構えないヘッジファンドならではと言えるでしょう。

面談の場にて、実際の運用成績や投資リスク、手数料や出資や解約方法についての細かい説明を受け、希望者のみ契約、入金を行う流れです。

投資可能時期は、上記のロックアップの関係で3ヶ月に1回。興味のある方はまず、面談を予約しファンドの担当者に投資の希望や疑問点をぶつけてみることから始めてみると良いでしょう。

ファンド情報
ファンドの名称 BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)
運用会社 ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
住所:東京都港区六本木7-18-1
設立 2013年
運用成績 直近で年平均10%以上
運用者 東大卒、外資系投資銀行出身のファンドマネージャー
運用額 約20億円
手数料 成功報酬:運用益の30%~50%
管理報酬:運用額に対し年5%程
ファンドの購入方法 1.公式サイトから問い合わせ
2.面談
3.契約~入金
メリット ・年平均10%以上と高利回り、かつ年単位でマイナスを出さない低リスクな運用が可能
・わかりやすい運用報告書、不明点をいつでも質問できる初心者向けの手厚いサポート
・市場の値動きに関係のない企業価値に基づいたバリュー株投資で、下落市場に強い投資
デメリット ・運用手法流出防止ため情報公開に積極的でなく、ネット上で得られる情報には限りがある
・メインの手法であるバリュー株投資の特性上、まとまった利益が出るまでに数年の時間がかかる
・価格変動の激しい中での上昇相場ではパフォーマンスを物足りないと感じる可能性が

第2位:EXIA(エクシア)

EXIA

ファンド評価
運用利回り
・設立時から現在まで、月平均利回り3%以上と高成績。
リスク度合い
・運用期間は短いが、過去にマイナスが出た月ゼロと安定。
投資のハードル
・最低100万円~、いつでも解約可能と少額・短期投資可。

EXIA(エクシア) も1位のBM CAPITALと同様、日本の東京に住所を置く、国内ヘッジファンド。

有名FXトレーダーの菊地 翔立ち上げのファンドで、設定から日が浅いファンドではありますが月3%超えのリターン、過去にマイナスが出た年ゼロ回と、そのパフォーマンスの高さで投資者の人気を集めます。

初心者におすすめの理由(メリット)

・最低100万円から投資可能で、いつでも解約できる投資のハードルの低さ
・ネット上で簡単にファンドに関する情報を得られる情報公開に対する寛容さ
・仮想通貨業界への参入を含めた今後の事業拡大の可能性に期待できる

現在EXIAファンドの平均リターンは、月3%程。先述した BM CAPITAL同様、設立から現在まで一度もマイナスが出ていないというのは驚き。

※EXIAファンド過去の運用成績【2019年~2020年10月】(クリックで開きます)
(2019年)

1月 +2.39%
2月 +4.51%
3月 +3.2%
4月 +2.35%
5月 +2.93%
6月 +2.88%
7月 +2.1%
8月 +2.72%
9月 +2.92%
10月 +3.5%
11月 +2.66%
12月 +3.13%

(2020年)

1月 +2.54%
2月 +2.59%
3月 +5.40%
4月 +2.62%
5月 +2.57%
6月 +3.14%
7月 +3.51%
8月 +3.02%
9月 +3.18%
10月 +4.16%

最低投資額の100万円を投資しても、単純計算で1年後には30万円増えている計算ですから、低金利の現代ではかなり割の良い投資先と言えます。

また、リターンが安定しているというのもポイントで、特に高額資産の運用は安全第一。価格のブレを最小限に抑え、常に成績が安定しており大きく資産を減らす心配が少ないのは安心です。

EXIA月間リターン

また、ここまで成績に揺らぎが出ないと今後の資産の増え方も予想しやすく、投資計画も立てやすい点も投資するメリットと言えるでしょう。

さらに、EXIAファンド一番のメリットは投資のハードルの低さ。最低投資額は100万円、解約申請もいつでも可能と、お試し感覚で気軽に投資することが可能です。

また、定期的にレセプションパーティなども開催させており、ヘッジファンドにしては大変にカジュアルな雰囲気で、投資に対する精神的なハードルも低いですね。

また、金融会社としての急激な成長を遂げているEXIA(エクシア)は、2019年9月に第二種金融商品取引業の免許を保有する会社を子会社化。

EXIA登録
引用:金融庁 金融商品取引業者一覧

※エクシア・アセット・マネジメント株式会社が第二種金融商品取引業の免許を保有しただけであり、エクシアファンドの運用会社である「エクシア合同会社」が金融庁の管轄に置かれたわけければありません。

また、2020年11月にはオウケイウェイヴから、仮想通貨取引所運営子会社LastRootsの全保有株式の譲渡を受け仮想通貨業界での活躍にも期待されています。

当社は 2020 年 10 月 30 日に主要株主の異動によりエクシア合同会社(本 社:東京都千代田区、以下「エクシア社」)のグループ会社となり、エクシア社を引受先とした5億円の第三者割当増資も実行しております。
引用:LastRoots 新経営体制に関するお知らせ 

今後は金融の総合デパートのような、巨大金融グループとして成長していく可能性に期待できますね。

ここが残念(デメリット)

・会社が大きくなるにつれ、スピード感のある柔軟な動きが取れなくなってくる
・手数料や運用手法が投資者側からは見えにくく、ファンドの良し悪しの判断が難しい
・ファンドと直接つながることが出来ず、出資するには既存の出資者からの紹介が必要

ファンドの設立投資はFX運用(外貨投資)がメインで、出資者の少なさもありリスクを取った運用を行い、過去月利で20~30%を叩き出したことも。この世界の有名ヘッジファンドと比べても謙遜のない運用成績は、エクシアファンドが有名になったきっかけでもあります。

しかし、エクシアファンドの現在の投資者数は7000人超え、かつ出資額の合計は300億円を超え先述したバリュー株ファンドBMキャピタルの20倍にもなります。

リスク管理の必要性が高まったEXIAファンドでは、現在FX運用(外国為替)に加え、ゴールドマンサックス、JPモルガンと言った大手資産運用会社への分散投資を行っています。

エクシアファンド

他社運用分に関しては運用先の詳細が不明である点、また運用の委託コストも気になります。あえてコストをかけてEXIAファンドを通し運用する意味合いがあるかは疑問です。

また、表向きは手数料なしのファンドですが、運用益の半分が会社の報酬となっているなど、複雑な仕組みが取られている点は不安要素の1つ。

実際に投資の際は可能な限り細かく質問をし、投資資金の流れやコスト面に関してはクリアにしておきたいところですね。

また、EXIAファンドに関しては、BM CAPITALとは異なり公式サイトに投資先の連絡先情報はなく、既存の投資者からの紹介を受ける必要があります。知り合いが全くいない方は投資が厳しいかも知れません。

出資方法

1.既存の出資者からの紹介を受ける
2.面談
3.契約~入金

出資の窓口は既存の出資者からの紹介のみですので、まず同社に投資したい方は既ににEXIAファンドに投資している投資者とつながる必要があります。

個人投資家向けの投資者コミュニティに参加するか、エクシアファンドへの投資状況について綴られた個人ブログなどからコンタクトを取り、ファンドの担当者を紹介してもらうと良いですよ。

同社は遠隔での面談も可能。勢いのあるファンドではありますので、興味のある方は投資の勉強がてら話を聞いてみると良いでしょう。

ファンド情報
ファンドの名称 EXIA(エクシア)
運用会社 エクシア合同会社(EXIA LLC)
住所:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
設立 2015年
運用成績 月利3%程
運用者 有名FXトレーダー菊地 翔氏
※一部大手運用会社での委託運用
運用額 約300億円
手数料 表向きは無料
ファンドの購入方法 1.既存の出資者からの紹介を受ける
2.面談
3.契約~入金
メリット ・最低100万円から投資可能で、いつでも解約できる投資のハードルの低さ
・ネット上で簡単にファンドに関する情報を得られる情報公開に対する寛容さ
・仮想通貨業界への参入を含めた今後の事業拡大の可能性に期待できる
デメリット ・会社が大きくなるにつれ、スピード感のある柔軟な動きが取れなくなってくる
・手数料や運用手法が投資者側からは見えにくく、ファンドの良し悪しの判断が難しい
・ファンドと直接つながることが出来ず、出資するには既存の出資者からの紹介が必要

第3位(番外編):ひふみ投信

ひふみ投信

ファンド評価
運用利回り
・過去5年で3倍強と投資信託としては圧倒的高パフォーマンス。
リスク度合い
・企業価値に基づいた、相場の値動きに影響されづらい安定運用が可能。
投資のハードル
・運用者の顔や運用成績、手法がネット上で確認できる安心感。

こちらは番外編で、ひふみ投信は厳密に言えばヘッジファンドではありません。証券会社を通さずに、自社で直接投資信託を販売する「直販投信」というものです。

同社はファンド販売から~運用まで自社で一貫して行っており、ヘッジファンドと類似した性質を持っていることから番外編としてご紹介します。

初心者におすすめの理由(メリット)

・アクティブファンドとして、下落相場でも積極的に利益獲得を狙いにいける
・1万円からの少額からネット上で気軽に購入でき、解約もいつでも手軽にできる。
・ネット上で、ファンド運用に関する情報や投資の知識をいつでも得ることができる

ひふみ投信の運用手法は、日本の成長企業への投資。優秀なファンドマネージャーが現地に赴き、株価や資産状況など数字で見える部分だけでなく、現場の状況や経営者の人柄の把握なども行った上で企業の成長度を測ります。

始めに紹介したBMキャピタルと同様、同ファンドも市場ではなく「企業」へ投資する意味合いが強いため、相場の影響を受けにくいのは安心です。実際に以下、直近の運用成績(下図赤線)を見てみましょう。

ひふみ投信運用成績
引用:ひふみ投信 運用報告書

多くの投資信託では、日経平均やTOPIXなどの相場指数に合わせた運用(インデックス運用)を行います。よって、マイナス相場では市場に合わせ下落が起き利益を出しにくいのが事実。

その点、ひふみ投信は、相場の動きに常に勝つことを前提とした運用設計(アクティブ運用)となっている点、さらに「企業本来の可能性」に徹底した投資で、TOPIX(上図黒線)に大きく勝てています。

また、実際にTOPIXが-6%を出した3月のコロナショック時もマイナス-2.4%と、市場の影響を最小限にしマイナスを抑えられていますよ。

- 1ヶ月 6ヶ月 1年
ひふみ投信 -2.4% -5.7% -6.6%
TOPIX -6.0% -10.4% -9.5%

引用:ひふみ投信 運用報告書

そんな、投資信託であるひふみ投信は1万円という少額から、直販投信とは言っても商品によっては他証券会社の証券口座からでも購入が可能。

先述したEXIAファンドはヘッジファンドにしては異例の100万円スタートでしたが、それでも最低100万円の投資が必要です。

そんな中、1万円という少額で投資でき、またいつでも解約可能な点はお試しで投資してみたい投資初心者には嬉しいです。

また、年間100万程度の少額投資をお考えの方はNISA(ニーサ)やつみたてNISAの利用も可能。一定の投資額の範囲内とはなりますが、投資で得た利益に対する税金が非課税となり、コストを抑えた投資が可能です。

また、同社は顔が見える運用で、サイト上に運用者の情報を顔写真とともに掲載。また、運用成績や投資銘柄、また資産運用の基礎を学べるセミナーの開催など、この情報公開度の高さも投資のハードルをぐっと下げています。

ここが残念(デメリット)

・高額運用の場合はアクティブファンドならではの割高な手数料がネックになる。
・公募ファンドの特性上、どうしても市場の値動きに釣られてしまう可能性を含む
・ファンド規模が大きく、スピーディーな動きには期待しづらい

投資信託であるひふみ投信は、運用額に対し手数料が年率0.98%(税抜)固定で発生。成果報酬で、運用益に対し手数料が発生するヘッジファンドと比べるとコスト効率は気になるところ。

※ヘッジファンドの手数料体系や運用の仕組みについては、本ページの下部でわかりやすく説明しています。
3
また、私募ファンドとして少数の投資家の相手をするヘッジファンドと異なり、公募ファンドのひふみ投信は保有ファンドの純資産残高合計は7000億円を超え、既に紹介した小型ヘッジファンドとは比べ物にならない大きさ。

リスク管理の難しさから運用に対する規制も厳しく、ヘッジファンドと同手法がつけないこともあり、下落相場では市場(例:TOPIX)につられマイナスが出てしまう可能性を含む点は許容すべき点ですね。

ヘッジファンドと比べると下落市場に弱い
※グラフ内赤棒がひふみ投信で、灰色棒が市場平均(TOPIX)。
※図内赤囲みは筆者追記。

引用:ひふみ投信

出資方法

1.ひふみ投信で口座開設
2.入金~ファンドの購入
※他、証券会社口座からも購入可能。

ひふみ投信への出資方法は主に2種類。外部の証券会社を通しての購入(ひふみプラス)または、ひふみ投信と直接投資契約を結ぶ形になります。

結局は同じマザーファンドに投資するため、投資方針、組入銘柄は同じですが、手数料体系や割引に関して多少の違いがあるので、比較しご自身に合った方法で投資を始められると良いですね。

高額資産の長期運用となれば、投資コストやリスク面が気になるところ。また納税の問題なども発生する点で、高額運用に長けた担当がつくヘッジファンドがおすすめでしょう。

反対に大衆ファンドでも利益が出しやすい上昇相場や、数万円からの少額での運用を検討している方はひふみ投信を含む投資信託での運用を検討しても良いでしょう。

ファンド情報
ファンドの名称 ひふみ投信
運用会社 レオス・キャピタルワークス株式会社(Rheos Capital Works Inc.)
住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内27F
設立 2008年
運用成績 直近20.43%
運用者 藤野英人氏を始めとするファンドマネージャー
運用額 約8000億円
手数料 年率0.98%(税抜)
※直接購入の場合
ファンドの購入方法 1.ひふみ投信で口座開設
2.入金~ファンドの購入
※他、証券会社口座からも購入可能。
メリット ・アクティブファンドとして、下落相場でも積極的に利益獲得を狙いにいける
・1万円からの少額からネット上で気軽に購入でき、解約もいつでも手軽にできる。
・ネット上で、ファンド運用に関する情報や投資の知識をいつでも得ることができる
デメリット ・高額運用の場合はアクティブファンドならではの割高な手数料がネックになる。
・公募ファンドの特性上、どうしても市場の値動きに釣られてしまう可能性を含む
・ファンド規模が大きく、スピーディーな動きには期待しづらい

ヘッジファンドの特徴

おすすめのヘッジファンドがわかっても、実はまだ、ヘッジファンドが何かよくわかっていないんだよね言う方もいるでしょう。

そんな皆様のために、ここで「ヘッジファンド投資」の特徴を限りなくシンプルに申し上げますと、ずばり以下の2つ。

1.成果報酬でコストに無駄なし

運用額に対して手数料が発生する投資信託。対して、ヘッジファンドでは運用益に対してのみ手数料が発生、マイナスが出たらまとまった手数料が発生しない点は効率的

この成果報酬制は社員の報酬体系にも導入されており、ヘッジファンドでは結果が全て。結果が出せなければ、運用会社も社員も収益(報酬)を受け取ることが出来ません。

必然的に、結果を出さざるを得ない仕組みが成り立っている点でも、運用結果に関わらず運用さえすれば固定で手数料が入ってくる投資信託とは一線を画すると言えますね。

2.私募形式で自由な運用が可能

多くのヘッジファンドでは1000万円~と最低投資額を高額に設定。これは「私募」形式で投資者は49人以下の募集に限られるため、1人の投資者からまとまった資金を集める必要があるから。

しかし、私募のヘッジファンドの場合、投資信託とは異なり少数の投資者の相手をするため、個別に面談の場で運用方法について説明を受けることが可能。

また、運用方法に対する縛りは比較的緩く、先物など投資信託では使えない様々な投資方法を駆使し市場の下落局面でも収益機会を狙えます

ヘッジファンドとは

・投資コストに無駄なく、結果を追求。
・自由な運用で下落局面でも利益獲得。

ヘッジファンドの仕組みについては、以下記事でより詳しく説明していますのでぜひ合わせてどうぞ。

独立系資産運用会社の購入方法

ここまでの内容を踏まえ、これから、ヘッジファンドで投資を始めたいとお考えの方の為に、ヘッジファンドの購入方法をおさらいしておきます。

ヘッジファンドの購入方法

①ファンドに直接連絡する
②面談
③入金~運用開始

1.直接連絡する

公式サイトのお問い合わせフォームからメッセージを送れば、ヘッジファンドの担当者から折り返し連絡が来ます。

一部のファンドでは既存の投資者からの紹介のみとしているものも。投資家コミュニティやブログにて、担当者の紹介を受けられるか尋ねてみると良いでしょう。

また、商品の選択肢は極めて少なくなりますが、私募のヘッジファンド商品を取り扱っている証券会社(例:立花証券/三田証券)も存在します。

2.面談

ホテルのラウンジやカフェで行われることが多いですが、状況に合わせてスカイプなどの非対面での面談も行われているよう。

面談の場では、担当者からファンドに関する説明を受けられるだけでなく、もちろん投資者からの質問に答えてもらえます。

可能であれば、質問事項をメモしておいたり、面談の場で知りたい内容を事前に担当者にメールをしておくとスムーズです。

3.入金~運用開始

基本的には面談の場で契約せずとも、再考した上で後日の契約も可能。書面での契約を行い、指定口座へ入金する形となります。

既述の通り、ヘッジファンドの場合は投資可能な期間が別途設けられており、時期を逃すと次の投資は3ヶ月後ということも。

長期投資で投資効率を高めるためにも、早く始めるのに越したことはありません。時間には余裕を持ち、スムーズに契約、入金が出来るよう準備しておけると良いですね。

ファンドの選びの3つのポイント

重ねてですが、ヘッジファンドは高額投資となる分、ネットだけの情報で投資は行えません。気になる点は、ファンドの担当者へ面談の場で確認することになります。

特に以下3点に関しては、実際の面談の場にて一つずつしっかり確認しておきたいところです。

1.過去の運用実績とその背景まで確認

面談では過去のプラス・マイナスの運用成績だけでなく、その数字を出せた理由や背景まで、しっかり細かくヒアリング出来ると良いでしょう。

過去驚くような高利回りを実現していても、それがハイリスクな運用を行った結果、得ることが出来たパフォーマンスであればどうでしょう。

今後読みを間違えれば、大きな損失が発生する可能性も。華やかな数字の裏側まで深堀りし、納得いく回答を得られるファンドを選びたいです。

2.下落相場での成績を確認

1000万円クラスの資産運用ともなれば、少しの値動きで大きな損失が発生することも。増やすのはもちろん、減らさない運用に注力すべきです。

特に、年2回も世界同時株安が起きた2018年。そんな相場の厳しい年は、プラスを出すのはおろかマイナスを出さない運用を行うだけでも困難。

資産を安全に運用してもらえるファンド選びを行う意味でも、2018年のような特別に厳しい相場で、どのようなリスク対策を行い、どのような結果を残せのかは質問しておけると安心です。

確認したい過去の下落相場
リーマンショック 2008年 米国投資銀行のリーマンブラザーズが破綻。日経平均は終値ベースで最安7000円代をマーク。
チャイナ・ショック 2015年 中国景気減速への不安から、日経平均も急落し2万円の大台を割り込む。
米中貿易摩擦 2018年 米中貿易摩擦で日経平均株価は一時1000円超の歴史的値下がりを記録。
コロナショック 2020年 入国規制などに起因する経済不安から、日経平均も一時1800円超の下落を記録。

3.担当者の経歴、専門性を確認

今後の運用成績なんて誰も保証できませんので、最終的にファンドに関しては「人(運用者)」を信じて資産運用を託す意味合いが強くなります。

日本株ファンドにも関わらず、過去外国債券のトレードしか経験のない者に運用を任せるのは不安です。過去どのような金融機関で、どのようなトレードを行ってきたか。

可能であれば、運用者の顔写真や性格、人柄などもしっかり把握し、心から信頼できるファンドマネージャーが在籍するファンドを選びましょう。

これだけは聞いておこう

・過去の運用成績とそのパフォーマンスを出せた理由。
・下落相場でマイナスが出ていないか。いない場合は、どのようにリスクを切り抜けたか
・担当者の経歴、可能であれば顔写真や性格、人柄なども。

おすすめファンドの特徴とランキング結果のまとめ

このコンテンツでは、日本に存在するヘッジファンドの中でも資産運用初心者におすすめのファンド会社を3社ランキング形式で紹介してまいりました。

最後におさらいとして、今回初心者向けのおすすめファンドとして紹介した3つを表で比較しまとめてみます。

金融商品 ポイント 公式サイト
BM CAPITAL
'
・直近で年平均10%以上と高利回り、かつ年単位でマイナスゼロの低リスクな運用が可能

・わかりやすい運用報告書、不明点をいつでも質問できる初心者向けの手厚いサポート

・市場の値動きに関係のない企業価値に基づいたバリュー株投資で、下落市場に強い投資

EXIA
'
最低100万円から投資可能で、いつでも解約できる投資のハードルの低さ

・ネット上で簡単にファンドに関する情報を得られる情報公開に対する寛容さ

・仮想通貨業界への参入を含めた今後の事業拡大の可能性に期待できる

ひふみ投信
'
・アクティブファンドとして、下落相場でも積極的に利益獲得を狙いにいける

1万円からの少額からネット上で気軽に購入でき、解約もいつでも手軽にできる。

・ネット上で、ファンド運用に関する情報や投資の知識をいつでも得ることができる

どのファンドを利用すべきか迷ってしまった方は、このコンテンツで紹介した3つの会社からでも順に調べてみると良いですね。

3社とも無料で話が聞けますので、まずは投資の勉強がてらヘッジファンドの運用に関して、複数社の話を聞いてみても面白いですよ。

また、3社とも比較的少額投資が可能なものですので、まずお試しで投資を行い運用を行いながらそれぞれの運用額調整していくのもおすすめです。

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