完全版!BMキャピタルって怪しい?運用成績から手数料、人気のヘッジファンド会社の全てを解説

BMキャピタル

マネーブリッジ編集部がBMキャピタル(BMCAPITAL)に投資をして、今年で5年目が経ちました。

「東京大学出身で外資系投資銀行で活躍した人が設立したヘッジファンドがあるけど興味ある?」との誘いを前職の同僚から受け、面談をし1000万円を投資。

2018年は市場の冷え込みもあり、多少のマイナスは覚悟していましたが世界中のヘッジファンドがマイナスで終わるなかBMキャピタルはプラスのリターンでフィニッシュ!

ということで、国内ヘッジファンド会社BMキャピタルが資産運用先として優秀なのかを、2019年の今、改めて考えてみたいと思います。

BMキャピタルへの投資を考えている方はもちろん、ヘッジファンドに興味がある方にも必見のコンテンツです。

まず初めに、筆者の実際の投資からBMキャピタルのヘッジファンド運用成績を見ていきましょう。

 マネーブリッジ編集部メモ:
BMキャピタルへのお問い合わせ先をお探しの方は、以下ご参考ください。
>>BMキャピタルへのお問い合わせページ

気になるBMキャピタルの運用成績

マネーブリッジ編集部(以下、マネブリ編集部)がBMキャピタルへ投資を始めたのは5年前の、2014年。過去5年間の成績は以下の通りとなっています。

運用成績

このグラフはBMキャピタル以外への投資も含まれています。しかし、ご覧の通りBMキャピタルの割合が圧倒的に大きいです。

2014年 1,500万円
2015年 1,899万円
2016年 2,006万円
2017年 2,392万円
2018年 2,555万円

BMキャピタル単体の運用についていえば、年間を通じてマイナスになったことは今のところ1度もありません。BMキャピタルの特徴は、マーケット(市場)全体が下落しても上昇しても、リターンを得るよう戦略を組んでいる点です。

TOPIXとの比較で見る!BMキャピタルの下落への強さ

下図は2018年の日経平均TOPIXのグラフです。

2018年値動き

ご覧の通り、2018年は日本経済全体が下降した一年でした。

また日本経済だけでなく世界全体で見ても市場が冷え切っていた2018年は、海外のヘッジファンド全体を成績を振り返ってみても、マイナス4%以上の損失となっていました。

下記、ブルームバーグの記事によると、ヘッジファンドは2018年実に2011年以来の8年ぶりにマイナス。ヘッジファンドはどこも苦戦した1年でした。

Overall, the industry saw its biggest annual loss since 2011, declining 4.1 percent on an a fund-weighted basis, according to Hedge Fund Research Inc.

引用:Bloomberg Performance in 2018: The Good, Bad and the Ugly(外部リンク)

そんな難しい状況でも、2018年BMキャピタルは年間通じプラスリターンでした。

マネブリ資産額の推移
運用成績がプラスと言っても、例えば2013年のアベノミクスの時はマーケット全体が大きく上昇し、どの株式を購入しても利益がでましたよね。

市場全体が上昇している時はもちろんですが、下落局面でどれだけリターンを出せるかがヘッジファンドの腕の見せ所です。

さて、ここまでBMキャピタルの運用成績を見てきました。

ここからはBMキャピタルの口コミ、評判をみていきましょう。

BMキャピタルの口コミ・評判、ブログでの評価は?

BMキャピタル口コミ・評判、ブログでの評価

Twitter での口コミ・評判

以下、BMキャピタルのTwitter での口コミ・評判です。

BMキャピタルのTwitterでの口コミ・評判は、全般的にBMキャピタルの実態について興味を示すようなものが多く見受けられました。情報公開が積極的に行われていない、ヘッジファンドならではといったところでしょうか。

口コミサイトでの口コミ・評判

以下、投資系口コミ・評判サイトの抜粋です。

BMキャピタル口コミ

BMキャピタル口コミ

引用:投信・ファンド口コミサイト(外部リンク)
 
BMキャピタルの口コミサイトでの口コミ・評判は、実際に運用されている方の声ということもあり実際の運用に関する書き込みが目立ちました。実際に投資されている方は、同ファンドの運用実績に満足されている方が多いような印象です。

ここまで、BMキャピタルの口コミ・評判、ブログでの評価について見てきました。

次は、BMキャピタルの運用手法について見ていきます。

高リターンの理由は投資先、運用手法にあり

BMキャピタルの運用手法を語るには欠かせないのが「バリュー株投資」「アクティビストファンド」という2つの単語。
早速、1つずつ見ていきます。

バリュー株投資

バリュー株

BMキャピタルから四半期ごとに受け取る運用報告書を見ていくと、BMキャピタルの投資原則は「バリュー株投資」であることがわかります。

バリュー株投資を一言で説明すると、「本来その銘柄がもつべき価値(株価)より、低い株価のまま放置されている割安株」を見つけて、購入する手法ですね。

今後も長期にわたって成長が見込め、他の投資者がまだ気付いていない銘柄をBMキャピタルの優秀なファンドマネージャーが選定、買い込み、価格が修正されるのを待ちます。

バリュー投資は主に、割安株の価格が修正される可能性がどれくらいあるのかという点と、同様の戦略で保有するライバルがどれくらい存在するかの2点に、特に深い考察が求められます。

このバリュー株投資は、アメリカの著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が採用する効果的な運用手法として脚光を浴びました。彼は割安な株をみつけては巨額資金を投資し、割安な株価が適正な価格に修正される過程で売却し、巨額の資産を築きました。

BMキャピタルの投資銘柄とは?

BMキャピタル投資銘柄

そうなると、設立以来一度もマイナスを出すことなくプラス運用を続けるBMキャピタルの投資先は一体どういったところなのか気になるところ。

3か月に1度配信される投資家向けの運用報告書には、ディールを終えた(売り終えた)銘柄のについての解説が掲載されます。

なぜこの銘柄を買ったのか、いくらで買っていくらで売ったのか、保有している間、発行体がどうIR(投資の判断に必要な情報提供)を出し株価がいかに反応したかなど、丁寧に解説してくれています。

そんなBMキャピタルの運用報告書に並ぶ銘柄は以下のような特徴があります。

BMキャピタルの銘柄選定条件

  • 現金または現金性資産(売掛金や有価証券)を大量に保有しているキャッシュリッチな企業
  • 時価総額はだいたい300億以下の中・小型株

運用報告書は公開禁止のため、本記事の最後でマネーブリッジ編集部がBMキャピタルの運用レポートにならって独自で銘柄を分析した模様を紹介しております。

BMキャピタル流銘柄選びに興味ある方は、是非 独自レポート を読んでみてくださいね。(クリックで該当箇所までジャンプします)

 
さて、話を続けます。

 
BMキャピタルが選ぶ中小型株の中には流動性がそこまで高くないため、マーケット全体が大幅に下落しても(上昇しても)、株価への影響は限定的です。この点はファンド運営の安定さにつながりますね。

しかし気になるのが「割安株に仕込むのはいいが、この株の価格がいつ上昇するかはマーケット次第で待つしかないのか」という点。

割安株を購入したはいいが、値上がったのが10年後では困ります。BMキャピタルそこで、早期の値上がりを実現すべく行動を起こします。

具体的には以下です。

  • 発行体の企業価値(株価)が上昇するように、ポジティブなIRを出すよう経営陣に提案
  • 事業の収益性をますような戦略的パートナーを紹介
  • M&Aの提案
  • エンジニアや顧問など必要な人材の紹介
  • MBO(経営陣による株式の買い取り)を促したり、自社株買いを要求

このように、投資先企業の企業価値、株価が上昇するよう、投資先企業に株主として経営の改善を促します。

ちなみに、株価の上昇を呼び込むように行動する株主のことをアクティビストと呼び、ファンドであればアクティビストファンドと呼びます。アクティビストは日本語では「物言う株主」と言われ、昨今のマーケットでは注目を浴びる存在ですね。

アクティビストファンド?

アクティビストファンド

最近、このアクティビストという言葉は知名度が増しています。ひと昔前では、村上ファンドなどが世間を賑わせました。彼らアクティビストファンドの主張はシンプルです。

「上場企業は自社の株価について常に責任をもってほしい」

「株価を安いまま放置せず(企業価値が低いまま放置せず)、株価を上げる(企業価値の向上に資するような具体的な策をしっかり打ってほしい」

と、このような内容を、時に株主総会の場で、ある時は経営陣とミーティングを通じて直接的に提案します。

BMキャピタルもまた発行体企業へ改善要求や株価向上のための提案を行ってきているようですが、サードポイントや村上ファンドのような好戦的な主張はせず、ソフトアクティビスト(穏健的に経営陣と交渉する)路線を歩んでいるようです。

ただしマネブリ編集部は5年にわたり報告書に目を通してきましたが、実際BMキャピタルが保有する銘柄の大半は、一年以内で値上りするものが多く、アクティビスト的テコ入れをする必要がありませんでした。

この点について過去BMキャピタルのファンドマネージャーに直接聞いた時、以下のように回答をもらいましたのでまとめておきます。

お金をため込む企業に自社株買いを促したり、外資系のアクティビストファンドのように徹底的に攻め立てたりはしないんですか?

私たちは過去に発行体との裁判もやってきました。そこでわかったことは、日本の司法は上場企業側についているということです。

事実、投資家側が負ける判例が相次いでいます。敵対的なアプローチが株価を押し上げ、ファンドの利益になるのであれば、一つの戦略としてとらえますが、実際は時間だけがかかり、効果は薄い。

経営陣に要求をせずとも、保有した銘柄の株価が上がってくれればそれが一番良いんです。
現在も必要な場合は経営陣と会合をもちますが、それらは友好的なものです。
(2017年2月時点のヒヤリング)

編集部がBMキャピタルを資産運用方法として選んだ4つの理由

さて、ここまでBMキャピタルの投資戦略の特徴を解説してきました。

おさらいすると、バリュー株に仕込み、アクティビストとして株価上昇のきっかけになるような提案を経営陣に行うというものでしたね。

しかし、マネブリ編集部がBMキャピタルに投資を決めたのは、BMキャピタルの投資手法だけではございません。

そこで次に、マネブリ編集部がBMキャピタルを選んだ4つの本当の理由を紹介していきます。

1. 過去にマイナスを出した年がない

過去にマイナスを出した年ゼロ

投資をしてきたこの5年、年間を通じ一度もマイナスになることはありませんでした。そんなBMキャピタルのリスク管理の高さは、以下のような数値からも垣間見ることができます。

・標準偏差
・シャープレシオ
標準偏差とは(気になる方は右をクリック)
標準偏差とは、金融商品のリスクの大きさを数値化する際に使う指標です。数値が大きいほど値動き(リスク)が大きく、小さいほど値動き(リスク)が小さいことを表します。

例えば同じ利回り12%のファンドAとファンドBがあるとしましょう。同じ利回り12%の場合、運用の「波」が少ない方を投資家として好みますよね?

この波の高い低いを数値で表すのが標準偏差です。(下図参照)

標準偏差

シャープレシオとは(気になる方は右をクリック)
シャープレシオとはリスクとリターンのバランスを表す指標で、運用効率を知ることができます。

算出方法は説明を省きますが、シャープレシオは数値の高いほうがリスクとリターンのバランスが良いです。

シャープレシオ

 

TOPIXとBMキャピタルの標準偏差比較

TOPIX 約8%
BMキャピタル 約6%

先述した通り、BMキャピタルはリスクを抑えた安定した運用を行っていることが、標準偏差(ひょうじゅんへんさ)からも見て取れます。

シャープレシオに関しても、日経平均が約1なのに対して、BMキャピタルは2です。BMキャピタルは少ないリスクでまとまったリターンを得ることが出来ていると言えますね。

このように標準偏差やシャープレシオの数値から見ても、リスクを抑えながらも効率よく投資を出来ているBMキャピタルは、大変「安定した運用」を行っているヘッジファンドであると言えます。

2. 年間10%以上のリターンを出している

年間10%以上のリターン

BMは過去5年以上毎年利回り10%以上を安定的にあげ、ある年には30%近く利益をあげた年もありました。

高い利回りより特筆すべきは、どんな相場環境であってもマイナスを出さずに安定した利回りで運用を続けている点です。

投資家心理としては不安がないのが一番ではないでしょうか。

3. ヘッジファンドの初心者に嬉しいハードルの低さ

ハードルの低さ

そもそもの話になりますが、東大卒で外資の投資銀行で活躍するようなファンドマネージャーが、個人投資家向けに金融商品を組成することは稀です。

その分手数料など高めな気がしますが(笑)、今ふりかえればBMキャピタルは最低投資額1000万円から運用を委託できる点もありがたかったな...と感じます。

ロックアップ期間も四半期のみということで、最短3か月で解約できる点も好感がもてます。

一般的にヘッジファンドは香港やシンガポールを拠点に多数存在しますし、ネット検索すればヘッジファンドへのアプローチ自体は比較的容易です。

しかし契約にいたるまで、そして契約書も含め英語でやりとりするのは荷が重いもの。

その点、日本語で疎通でき運用報告書も日本語なので楽ですよね。

4. 心理的なストレスがない

最後、私たちが資産運用先として選んだ最も大きな理由は委託する行為にストレスがない点でした。

いくらBMキャピタルが外資系投資銀行出身のプロフェッショナルだとしても、信用取引をおこなったり、先物・デリバティブに投資するのであれば投資は控えるつもりでした。

BMキャピタルは、

投資対象を日本株のみに限定しており、空売りは行わない。

ということが約束されています。

仮に投資対象が複雑な金融商品だと、預けている間ずっと気になってしまいます。しかしバリュー投資とわかっているので、「一時的な含み損も待つことさえできれば利益」と腹をくくれます。

様々な要因はありますが、BMキャピタルなら預けた後は頭空っぽでいれると判断し、資産運用先として選びました。

 
以上、BMキャピタルを選んだ理由を4つ紹介してきました。

ここまでお読みになって、少しでも関心を持った方は直接お問い合わせしてみることをおすすめします。

BMキャピタルの担当者と面談をすれば、運用成績や投資手法など詳細について知ることができます。ちなみに、一切の営業行為はありません。わたしも拍子抜けをした記憶があります(笑)

投資の決断とは別に、金融のプロフェッショナルからマーケットについて意見を直接聞ける機会は非常に貴重です。

 

 

では次、ヘッジファンド会社の運用スキーム(体系)について触れてみます。

知っておきたい!ファンド運用会社の運用スキーム

ヘッジファンド会社スキーム

個人投資家の間でも少しずつ存在感を増すBMキャピタルですが、設立以来一貫して私募ファンドとして大規模な募集をしていません。

金融ライセンスを取得すれば公募による募集が可能になり、証券会社や銀行などメジャーな金融機関を介して一気に「BMキャピタルファンド」を売ることができるのに、なぜそうしないのか。

この点を疑問に思う投資家もきっといるはずです。

そこで以下、BMキャピタルが合同会社でファンド運営を行う理由についてまとめてみました。

私募ファンドならではの自由な運用

結論から言えば、ヘッジファンドとしてのパフォーマンス最大化のため、戦略的にBMキャピタルは合同会社での私募形式を採用しています。

この点を理解するために私募のファンドと公募のファンドの違いについて解説します。

公募ファンドといえば、投資信託が有名ですね。

投資信託の場合、投資者は証券会社・銀行を通して金融商品を購入します。

この時、顧客の資金は、証券会社・銀行の別部門の運用会社が運用を担います。

この運用会社のことを系列の資産運用会社と呼びます。野村アセットマネジメントや三菱アセットマネジメントなどが有名ですね。

投資信託は不特定多数向けの「公募」であるため、運用方針は最初から定められています。

「運用の目標はこうで、投資対象はこれで、こんな風に運用をします」という具合に、最初から規格化された商品が投資信託。運用手法はロング(買い)と、この点も最初から定めています。

ロングですから、市場が上昇すれば利益が期待できますが、下落したら損が生じます

最初から投資信託は、INDEXやTOPIXなど市場の平均値より上を目指す(のみ)と定められており、ヘッジファンドのように「いかなるマーケット状況でも利益を出す」ものではありません。

ですので、マーケットが下落すれば運用はマイナスとなり、その中で、あくまで市場の平均よりは損しないよう設計されています。

ロング

ここまで言えばお分かりと思いますが、投資信託を購入するということは、相場の上昇に賭ける行為です。

ここで、一つの疑問がわきます。

投資には「空売り」(ショート)と言って、手元にない株式を信用取引を利用し「借りて売る」こともできます。

個人投資家の間ではよくみられるショートですが、投資信託の場合、売りから入ることはありません。

ショート

なぜ、系列の資産運用会社はロング(買い)しかできないのでしょうか?

投資信託がロングしかできない理由

ロングショート

まず、銀行や証券会社は建前上顧客のために存在しています。

そんな銀行の情報をもとに、系列の資産運用会社が「あの会社は今期業績がいまいちだ。これから株価が下がりそうだしショートで攻めよう」とは、実際やりづらいもの。

このような理由で、投資信託の商品には、売り戦略がないのです。

一方、親会社や関連会社に資金調達を頼ることのなく、私募で資金を集めるBMキャピタルなどヘッジファンドは、どこにも忖度する必要がありません。

「独立系」がゆえに、収益になると思えばショートポジションを機動的にとることができます。

投資信託は相場の上昇局面が唯一の収益機会ですが、ヘッジファンドは下落局面でも収益の機会を取りに行けるため、倍の機会に恵まれており、これが運用成績の差につながります。

 マネーブリッジ編集部メモ:
ちなみに国内ヘッジファンドBMキャピタルは、デリバティブはしておらず信用売りも原則行いません。

 
以上、ここまでの話をまとめます。

販売代理店に頼らず自社で募集する私募ファンドのメリットは、しがらみがない分マーケットの上昇・下降両方の収益機会に対し、自由な戦略をとることができる点です。

一方デメリットは、銀行や証券会社を介して不特定多数に募集をできないため、資金調達のスケール面で劣る点です。

そのためBMキャピタルが運用資金を増やすには、ファンドの運用成績で投資家を満足させるしかありません。

莫大な資金が運ばれてくる系列の資産運用会社よりヘッジファンドの方が運用スキル、リターン両面において高いパフォーマンスを発揮する理由がわかりますね。

秘密主義?ヘッジファンドの情報の少なさ

ヘッジファンド情報の少なさ

BMキャピタルは、割安な銘柄が安いうちは買えるだけ買うという方針ですから、当然ながら銘柄に関する情報は非公開。極端に秘匿性が高いのは戦略の一貫なのでしょう。

情報の少なさがゆえに不安もつきまといますが、その点は直接面談して納得できるかどうかだと思います。最低投資期間は僅か3か月なので、お試しのつもりで取り組むことも可能です。

ヘッジファンドに関し、ネット上で得られる情報には限りがあります。ファンドについて気になることは、直接お問い合わせをして担当者に聞いてみるのが良いでしょう。

 

さて、ここまでヘッジファンド会社の運用スキームを見てまいりました。

最後に、合同会社について解説しておきます。

合同会社について

合同会社

Amazon、P&G,西友、フジテレビなど、資本金で数億をこえるようなところも続々合同会社化しており社会トレンドになっている昨今、合同会社の実態についてまとめてみました。

まず合同会社と株式会社と違うところを簡単にまとめますと

合同会社と株式会社の違い

  • 決算公告の義務がない
  • 設立コストが安価
  • 証券口座や銀行口座は株式会社と変わらず開設が可能

つまり機能はほぼ株式会社と同じなのにローコストで運営できる点が特徴です。

シンプルな構造で、スピーディに意識決定ができ、内部情報も守られるという面からして、ファンドとの相性は抜群といえます。

ただしBMキャピタルは決算公告の義務がないとはいえ、自ら会計監査を入れ、報告書を作成しています。投資家に対する情報公開は徹底しています。

では合同会社のデメリットはなんでしょう?

BMキャピタルのデメリットとは?

一般的な投資組合の場合、税金は一度の徴取のみ。つまり、配当が投資家の手元に渡ってはじめて課税され、組成した組合自体には発生しません。これをパススルー課税といいます。

パススルー課税

しかし、合同会社は「パススルー課税」の対象外。BMキャピタルは法人所得税を支払います。その後、配当が個人投資家の手元に来た時には確定申告が必要であり、いわゆる二重課税です。

この点、投資家目線で気になるのは「二重課税で手元にいくら残るか」にかかっています。

いずにせよ気になる方はまず問い合わせをし、担当者に話を聞いてみると良いでしょう。

 

 

さて、このコンテンツのおまけとして「BMキャピタル流銘柄選び」を用意しました!BMキャピタルの銘柄選びについて興味のある方は、読み進めてみてくださいね。自分で言うのもあれですが、特に株式投資に興味のある方には、大変面白い内容となっていると思います。

【おまけ】ヘッジファンド流銘柄選び

BMキャピタル流銘柄選び

さて、ここではマネーブリッジ編集部がBMキャピタルの運用レポートにならって、独自で銘柄を分析してみました。題して、BMキャピタル流銘柄選びです!

まず、上場企業は数千社ありますので、まずは下記の条件で絞ってみます。

市場 全業種
業種 全業種
出来高 10万株以上
時価総額 100億以下
PER 20倍以下
PBR 1倍以下

ここで重要なのは、PBR(株価純資産倍率)でして、PBR=1の場合、時価総額と発行株式の価値に相違がないことを示しています。逆に1を割る場合、端的に言えば「割安」である、ということが言えますね。

まずは上記の条件にてスクリーニングをしてみました。すると...

スクリーニング

以上の22社が表示されました。

ここでランダムに、ウエスコHDの財務内容を見ていくことにしましょう。ウエスコHD...実は私たち編集部もこれまで存在すら知らなかった銘柄です。

以下、財務諸表より、

財務諸表

参照:ウエスコホールディングスホームページ

こちらを見ますと、現金及び現金性の資金は21億、9億、10億でざっくり40億円。投資有価証券で28億ありますので、合わせて68億円を保有していると見れます。

負債合計は下図より30億なので、68-30=38億円が会社をいますぐ清算しても残るキャッシュとなります。これを発行株式数で割りますと、38億÷1800万枚=211円

財務諸表

参照:ウエスコホールディングスホームページ

不動産など現物資産を度外視し、事業収益もゼロと見積もり、いまある現金だけに焦点をあてて負債を引くと、一株あたり211円の価値があると出ます。

このウエスコHDの現在値ですが、仮に70円で推移しているとしたなら、非常に割安と言えます。

この部分は、BMキャピタルの投資先を分析する中で重要な点なのでもう一度繰り返させて頂きます。

現金及びほぼ現金(売掛や有価証券)から負債を引いて残った価値を株式の発行枚数で割ったとき、その価格が現在値に比べ著しく低い場合、間違いなく割安といえ、投資対象と見る事が出来ます。

BMキャピタルの運用の原則はバリュー投資であり、バリュー投資=割安な銘柄を発掘し、市場参加者がその存在に気づく前に仕込まなければならないため、デューデリー力(企業の資産価値を適正に評価する作業)が肝と言えますね。

ここまで、「BMキャピタル流銘柄選び」でしたがいかがでしたでしょうか?

商売の基本は安く買って高く売る。バリュー投資はまさにこの原則に沿った投資手法ということが言えます。一見難しく思えるヘッジファンドの投資手法ですが、意外とシンプルですよね!

ちなみに計算の結果ウエスコHDの現在値は執筆時(2019年4月5日)、211円より上を推移していますので、割安ではありません。あくまで例ですので、あしからず(笑)

このようにファンドマネージャーでも何でもない私でも報告書を見よう見まねで銘柄選びが可能(と錯覚する)なくらい、BMキャピタルの運用報告書は丁寧に書かれています。

投資者からの評判の良いBMキャピタルの運用報告書を読みたいが為に、BMキャピタルに投資する方もいるとのこと。BMキャピタルに投資された際には、運用報告書は投資の教科書として(さらっと読み流してしまっては大変もったいないです)しっかり熟読すると良いですよ。

 

 

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