2018年最新の株式投資型クラウドファンディングを解説

クラウドファンディング

様々な資金調達法がある中で、近年特に注目されているクラウドファンディング。

 

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の投資家から資金調達するものです。今回ご紹介していく「株式投資型クラウドファンディング」はその1つとなります。

 

2015年に始まった株式投資型クラウドファンディングはまだあまり日本に浸透していませんが、少額で始められることや高いリターンなど、たくさんのメリットがあります。

 

そこで今回はマネーブリッジ編集部が、そんな株式投資型クラウドファンディングについて詳しくご紹介します。

この記事の要点

・株式投資型クラウドファンディングは、非上場企業に投資するサービス。
・少額から伸び盛りのスタートアップ企業に投資が可能。
・短期では利益を得にくく、その事業を支援するつもりでじっくり投資することが必要。

株式投資型クラウドファンディングとは?

株式投資型クラウドファンディングとは、非上場企業に投資するサービスです。

 

元々上場企業の株式は証券取引所を介して誰でも自由に売買できますが、非上場企業の株式はそのような取引所がないので、自由に売買することはできません。売買するためには、当事者間で価格などの条件を決めて取引を行います。ただし譲渡制限がついている株式は売買できないようになっています。

 

しかし2014年、改正金融商品取引法が成立したことにより、ベンチャー企業の資金調達を支援する目的で株式投資型クラウドファンディングが解禁されました。

株式投資型クラウドファンディングの仕組み

おさらいになりますが、クラウドファンディングとは資金を必要とする会社あるいは企画者と投資家を仲介するサービス。このクラウドファンディングサービスを利用して資金を集め、製作してヒットしたアニメもあります。

 

投資型クラウドファンディングは、出資をした投資家に配当というリターンを返すというもので、中でも「株式投資型クラウドファンディング」は、非上場会社の未公開株に投資するものです。

 

非上場会社の株式というのはまだ適正価格にのっていない分、上場後に大きく株価が上昇する可能性があります。つまり、そこの株式を持っていれば大きく儲かる可能性があるということになります。

 

そのような有望なスタートアップ企業に投資できるのが、株式投資型クラウドファンディングなのです。

株式投資型クラウドファンディングの規制

未公開株を扱う株式投資型クラウドファンディングには、いくつか規制があります。

 

  • 投資限度額は1つの企業に対し、50万円未満
  • 1社が調達できる資金の上限は1億円
  • 非上場会社の株式は自由に売買できない

 

この3つが株式投資型クラウドファンディングの規制になります。この3つは投資の目標を設定する上でもポイントになってくるところだと思うので、是非把握しておきたいですね。

 

では次に、気になる株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。

メリットとデメリットを解説

それでは株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

メリット

株式投資型クラウドファンディングが持つ最も大きなメリットは、先述しましたようにこれからの成長が期待できるスタートアップ企業へ投資できることです。

スタートアップ企業に投資できる

上場を目指しているベンチャー企業に投資することで、株式公開による大きな利益を得ることが可能となります。同じような新規上場による利益を得るという形では、IPO投資があります。

 

しかしIPOの場合には、購入する時点で株価はある程度高く設定されています。それに対して未公開株は安く購入できるので、リターンはさらに大きくなることが期待できますね。

 

さらに株式を上場すれば、配当金を安定的に受け取ることも可能になりますし、さらなる株価上昇も期待できます。株式分割も行うようになれば、資産は大きく増加することになるでしょう。

少額で投資が始められる

もう1つのメリットとして、少額での投資が可能であることが挙げられます。もともと1社への投資金額は50万円未満となっているので、多くの金額を投入することはできません。

 

複数のスタートアップ企業に投資することで、上場せずに終わるリスクを分散することができます。

 

日本初のベンチャーキャピタルであるグロービズ・キャピトル・パートナーズの投資先上場率は20%だそうです。つまり5社に投資して上場による利益を得られるのは1社ということです。そこで株式投資型クラウドファンディングの利用方法としては、少なくとも5社には投資する必要があるといえるでしょう。

デメリット

株式投資型クラウドファンディングの一番のデメリットは、すぐにリターンが得られないことです。上場株式であれば、少なくとも配当金を得ることができます。しかし未公開株は配当金が出るかどうかは不透明。

 

むしろ業績のないスタートアップ企業は投資を先行させることを優先するので、配当金は期待できないかもしれません。そして未公開株を上場させるかどうかも不透明です。そもそも業績に関してはこれからという会社に投資をするので、場合によっては廃業してしまう可能性もあります。

 

もちろん、廃業となれば投資したお金はすべて失うことになります。まさにハイリスクであることが、株式投資型クラウドファンディングの大きなデメリットといえるでしょう。

 

売却しようと思っても、証券取引所に上場していないので買い手を探すことができません。株式投資型クラウドファンディングは着実に利益を出すことを目的とするのではなく、数を打っていくつか当たればよしという姿勢が必要かもしれません。もちろん、その投資先すべてを応援することができる点では、意義のある投資であるといえます。

 

続いて、現在利用できる株式投資型クラウドファンディングのサイトをご紹介します。

おすすめのファンディングサイト3選

株式投資型クラウドファンディングを扱うサイトを3つご紹介します。

 

FUNDINNO

FUNDINNO

1つ目のおすすめサイトは、「FUNDINNO(ファンディーノ)」です。FUNDINNOは日本で初めて株式投資型クラウドファンディングサービスとして登場したサイトで、サービス開始は2017年4月になります。

 

今や日本で最も人気のあるファンディングサイトと言われており、累計成約額は2018年10月21日時点で15億914万円にものぼります。

 

資金調達を募集する企業を事前調査し、その審査に合格した案件だけを掲載しているのが特徴です。審査内容としては、3期分の決算書と事業計画書などによる書類審査、経営者との直接的なミーティングののち、審査会議を行う流れとなります。

 

投資家の1社に対する年間の投資金額は上限が50万円未満となり、募集期間に目標募集金額が集まれば出資金を企業に振り込み、投資家には企業の株式が付与されます。注意点としては、日本クラウドキャピタル株式会社が「日本投資者保護基金」に加入していないので、万が一倒産した場合には投資資金の補償を受けることができない点には注意が必要です。

 

また、サービスを開始してからIPOやM&Aとなった企業はまだ1社もありません。ただしIPOを目指すことで人気化したTOBILIFE(トビライフ:募集後数分で上限応募額に到達)や野村證券と業務提携しているエスティライフなど、期待できる案件もあります。

>>FUNDINNOの公式サイトはこちら

GoAngel

GoAngel

次におすすめのサイトは、「GoAngel(ゴーエンジェル)」です。

 

GoAngelは日本で2番目にサービスをスタートした株式投資型クラウドファンディングサイトで、2017年9月にサービスを開始しました。

 

取り扱う案件はすべてが株式の上場を目指しているわけではなく、会社及び事業の支援を目的とする投資活動に共感する人を募集するサービスだと言われています。

 

もちろん中には上場コンサルティング会社が多くの株式を保有する会社もあるので、IPOによる利益が期待できる案件もあります。ちなみに出資をする投資家には未公開株が付与されます。ただし1株に対して4,000円の手数料が必要となる点に注意が必要です。

 

もう1つの注意点として、最低投資金額が25万円となっている点があります。

 

>>GoAngelの公式サイトはこちら

エメラダ・エクイティ

エメラダ・エクイティ

最後におすすめするのが「エメラダ・エクイティ」です。

 

エメラダ・エクイティは、ゴールドマンサックス出身のCEOを含む3名で創業したエメラダ株式会社が2017年11月にスタートした株式投資型クラウドファンディングサービスです。

 

このサービスの大きな特徴は、未公開株に投資するのではなく、新株予約権を取得する形の投資であるということです。新株予約権とは、IPO(株式上場)やM&Aが実現した時に発行される株式を購入できる権利のこと。

 

つまり投資した会社がIPOを行ったり、M&Aにより買収されたりすることがなければ権利が消失して投資金額を失うことになります。権利行使のあとに発行者が上場すれば、株式を売却できます。

 

未公開株を所有すれば配当金などを受け取る可能性がありますが、新株予約権にはそのような権利はありません。株式の取得価格は、当初設定株価か最新株価の8割のいずれかを選ぶことになります。

 

たとえば1株5,000円の株価がM&Aによって20,000円になるとすれば、新株予約権を行使して5,000円で株式を取得することができます。もし5,000円の株式をそのまま5,000円でM&Aを行ったとすれば、最初の株価である5,000円の8割で株式を取得できますね。

 

ただしこのサービスで扱う案件はすべて、ベンチャーキャピタルなどからすでに投資を受けている企業に限定しています。ちなみに投資は口数単位となり、1口7万円で2口・5口・7口のいずれかの口数で投資できます。

>>エメラダ・エクイティの公式サイトはこちら

ここまでのまとめ

株式投資型クラウドファンディングは未上場株への投資となるので、すぐにリターンを得られるわけではありません。文字通り会社あるいはその事業を支援するつもりで投資することが必要です。

 

ただしIPOやM&Aにより株式を売却できるようになると、大きなリターンを得る可能性がある点で楽しみが大きな投資方法であるといえます。投資に慣れてきたら、株式投資型クラウドファンディングにチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

 

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