個人でPEファンドに投資可能!トータスパートナーズに投資すべき人とは?

トータスパートナーズ

まとまった資金の運用先として、ヘッジファンドという金融商品が一般的になりつつあります。

多くの金融サイトでもヘッジファンドの特集が組まれており、そんな中でよく目にするのが今回紹介する「トータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)」。

ヘッジファンドの中でも、個人での投資は困難と言われている、PEファンド(未公開株へ投資するファンド)へ個人投資ができるということで、多くの投資家の関心を集めています。

今回は、そんな国内ヘッジファンドであるトータスパートナーズの、

この記事で学べること

  • トータスパートナーズのファンド概要
  • 気になる投資手法と投資するメリット、デメリット
  • 口コミ評判~ファンドへの出資~解約方法

など一挙総まとめ。

これから、トータスパートナーズへの投資をお考えの方、またPEファンドへの投資に興味をお持ちの方は必見です。

ファンド概要

トータスパートナーズ

まずは詳細の前に、気になるファンドの概要を表でまとめてみました。

会社名 トータスパートナーズ合同会社(TORTOISE PARTNERS LLC)
本社 東京都港区三田3-4-3 RIPL9
設立 2018年11月30日
代表 島田 直樹
主な投資先 未公開株
最低投資額 1000万円(少額投資も相談可)
利回り(運用成績) 面談にて確認
手数料 面談にて確認(※投資額により個別で変わってくる可能性あり)
最低投資期間(ロックアップ期間) 3ヶ月

トータスパートナーズは、東京の港区にオフィスを構える国内ヘッジファンド。

主には、まだ上場していない未公開株へ出資し、会社が成長したあとに売却し利益を得る投資方法で運用を行っています。

未公開株への投資は、上場時に大きな価格上昇が期待できる点で人気がありますが、未上場の状態で取引ができる相手を直接探し、話し合いにより取引価格を決定しなければならず、個人で直接行うのはほとんど不可能

そんな中、個人投資が可能で、ファンドに投資するだけで投資のプロが複数の未公開株に投資・運用してくれるのは、国内でトータスパートナーズ以外に中々存在しません。

また、最低1000万円から投資でき、かつ3ヶ月の短期間で解約可能というヘッジファンドにしては少額・短期で手軽に出資を行える点も、投資者に人気を集める要因の一つであると言えますね。

ファンドごとに独自の運用を行うヘッジファンドならではと言えますが、運用手法の流出防止の観点から具体的な利回りなどの情報はファンドとの面談時に直接確認する形となります。

また、手数料などは投資額によって変わってくる可能性もありますので、実際に投資を検討されている方はファンドとの面談を通し投資判断に必要な情報を集められると良いですね。

トータスパートナーズ公式サイトはこちら

さて、本記事では続けて、実際の面談前により同ファンドをより詳しく理解しておくために、以下の4点について詳しくご紹介します。

・ファンドマネージャーは?
・直近の利回り(運用成績)
・手数料体系
・合同会社って怪しい?

ファンドマネージャーは?

トータスパートナーズ(tortoise partners)に限らず、ファンドではファンドマネージャーの力量によって成績が左右されるケースが多いので、ファンドマネージャーがどのような人物であるのかも大変重要です。

トータスパートナーズのファンドマネージャーは、外資系の金融機関に勤めた後ヘッジファンドを設立。上場株式への投資運用で活躍する、この界隈では有名な人物。

上場株式の中でも割安水準にある株式に投資し、高値で売却し利益を出すバリュー株投資という部類の投資手法で運用するヘッジファンドでは年間利回りが10%を超える好成績を出しています

運用手法流出防止の為、ファンドマネージャーの実名や情報はネット上での公開は出来ませんが、面談時には細かい経歴や人柄や投資の実例まで詳しく教えてもらえますよ。

直近の利回り(運用成績)

ヘッジファンドであるトータスパートナーズは、具体的な利回りに関してもネット上では非公表となっておりますが、もちろん実際の面談の場では資料でしっかり確認することが可能ですよ。

興味のある方は、ファンドとの面談を通し、実際の投資事例とともに確認出来ると良いですね。

また、実際に投資を始めた後は年4回、投資者向けにわかりやすく作成された運用レポートをメールで受け取ることが可能です。

手数料体系

ヘッジファンドであるトータスパートナーズの手数料は、成功報酬制。運用で出たパフォーマンスに対し、手数料が発生します。

マイナスが出ても、運用額に対し固定で手数料が発生する投資信託などと比べ、損をしにくい手数料体系であると言えますね

また、ヘッジファンド手数料に関しては、投資額によって個別で変わってくる可能性がありますので、面談時に確認する形が一般的です。

手数料を過去の運用成績と照らし合わせ、手元にいくらお金が残るのか、という点はファンドの担当者と一緒にシュミレーションしておくとより安心ですよ。

合同会社って怪しい?

トータスパートナーズの投資形態は一風異なり、「合同会社の社員権」へ出資するものです。

この場合の「社員」は「株主」とほぼ同等の立場となり、ファンド会社の社員(出資者)として、会社の出した利益(運用益)を受け取る形です。

聞きなれない形態から怪しいと思われるかもしれませんが、この合同会社の形を取ることで、

・制限を受けない自由な運用が可能
・投資コストを大幅に削減できる

など、運用に対して大きなメリットを受けることが可能。

基本的には富裕層内での紹介で回るヘッジファンドの場合、社会的イメージを気にする必要がない点でも、社会的体裁よりも効率重視で合同会社の形態を取るファンドも多いです(例:BMキャピタル合同会社)。

トータスパートナーズの投資手法

さて、ファンドの概要を理解したところで、続けてトータスパートナーズの投資手法を見ていきましょう。

既出のように、トータスパートナーズは、PEファンドとして、未公開株式への投資を行っています。上場株式ではなく、あえて未公開株式を選ぶ理由としては、上場時にインパクトのあるリターンに期待できることがあげられます。

しかし、未公開株式へと言われてもどのような投資手法なのかイメージがつきにくいですよね。未公開株式への投資は、具体的に主に以下の手順で行われます。

1、中小の優良企業を買い取る
2、経営に精通した専門家を送り込む
3、企業価値を上げて投資家に還元

早速1つ目から、順を追って説明していきます。

1、中小の優良企業を買い取る

上場企業と違い、未上場企業では開示された情報がほとんどありません。よってトータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)では、直接企業に足を運び会社の情報を得ていきます。

トータスパートナーズが買収する企業は成熟した企業に限定され、ベンチャー企業やスタートアップは除外。事業が上手くいくかどうかわからない、不透明で高リスクな企業には投資しません。

トータスパートナーズ独自の、以下基準に達した

・未公開企業
・社長が60歳以上で後継者不足
・かつ、黒字企業

成熟した優良企業に限り買収、次のステップとして「経営に精通した専門家」を企業に送り込みます。

2、経営に精通した専門家を企業に送り込む

トータスパートナーズでは、買収した企業の価値を内部から高めていくために、企業内に経営に詳しいプロを送り込みます。

企業の無駄を省くとともに、あらゆる手段を使って企業そのものの価値を高めて行き、目標とする価値に届いた時点で売却をします。

企業探しも重要ですが、この段階でトータスパートナーズ側がどれだけ価値を高められるかによって、得られる収益が左右されます。

3、企業価値を上げて投資家に還元

企業価値が十分に上がったところで、株式を売却し、利益を投資家に配分します。

トータスパートナーズでは1社だけでなく複数の企業に対して投資していきますから、1社の売却が済み次第投資家へ還元というわけではなく、決算ごとに報告されます。

投資状況は4半期ごとにメールで受け取れる運用レポートにて確認できますので、投資後は投資の勉強も兼ねてしっかり読み込めると良いですね。

投資するメリット・デメリット

さて、トータスパートナーズの概要を理解したところで、続けて出資をするなら知っておきたい、トータスパートナーズに投資するメリット・デメリットをまとめました。

メリット

1、高い利回りと独占性を享受できる
2、待機資金を使い効率の良い運用が可能
3、優良企業の存続を助けられる

デメリット

1、運用期間が短く判断材料が少ない
2、投資金額が通常の投資信託よりも高額
3、解約は年に4回の決められた時期のみ

メリット1:高い利回りと独占性を享受できる

PEファンドは、近年市場環境の追い風も受け、高利回りをキープ(下図、黒線)。

PEファンド利回り
引用:日本銀行 日銀レビュー

また、PEファンドは市場に左右されにくく、比較的安定した運用に期待できる点で、長期目線での個人向け資産運用とも相性は抜群。

とは言っても、多くのファンドの最低出資額は億単位のところが多く、個人用に開かれた市場ではありません。

そんな中、トータスパートナーズは1000万円という比較的少額から個人で投資できる点は、大変に貴重なファンドであると言えますね。

メリット2:待機資金を使い効率の良い運用ができる

未公開株式に関しては、投資できる企業の株式が限られている為、預かり資金を運用しきれなくなる可能性も含みます。

そこで、実際にトータスパートナーズでは、投資者からの預かり資金を未公開株式のみ投資するのではなく、この資金を使って従来トータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)のファンドマネージャーが実績を出してきたバリュー株投資へ投資を行います。

トータスパートナーズは、待機資金を持て余すこと無く運用に回しさらなる利回りの向上を図ってくれるので、効率よく運用することができます。

メリット3:優良企業の存続を助けられる

現在、中小企業の経営者は高齢化が進んでいます。実際に、2025年には70歳を迎える中小企業経営者が245万人になり、その約半数が後継者不足で廃業になる可能性があるとのこと。

また、2025年までに、127万の中小企業が廃業するとするとGDPにして累計22兆円の損失と試算されています。日本の年間のGDPは550兆円程ですので決して小さくない数字であることが分かりますね。

また実際には、赤字となって倒産するのではなく、経営者の寿命によって黒字のまま倒産していく企業が多いのが現状。60万社もの黒字企業を失う事は日本経済にとって、大きな痛手です。

そこで、トータスパートナーズは後継者の居ない優良企業へ積極的に投資を行うことで、存続に導く手立てを作ります。

さらに、トータスパートナーズが投資を行う上で意識しているものに、ESG投資というものがあります。ESG投資とは、具体的に以下の3つに配慮している企業に対して行う投資を指します。

E Environment(環境)
S Social(社会)
G Governance(企業統治)

トータスパートナーズ

引用:トータスパートナーズ

欧米ではすでに主流となっているESG投資ですが、日本はやっとスタートラインに立ったという段階ですね。

ESGに配慮していない企業は、目先の利益ばかりに囚われて長期的な目標をおろそかにし、配慮している会社に比べて企業価値暴落のリスクが高いと言われています。

ESG投資を日本で積極的に行っている点でも、安定した運用に期待できる点は投資者としては嬉しいポイントです。

また、同社への投資を通して、間接的に社会貢献を行える点は何事にも変えられないメリットと言えるでしょう。

続けて反対に、トータスパートナーズに投資する3つのデメリット(リスク)を見ていきましょう。

デメリット1:運用期間が短く判断材料が少ない

トータスパートナーズの設立は2018年11月、個人からの出資を募集し始めたのは2019年3月とまだまだ若いファンドです。

よって、何年も継続して運用を行ってきたファンドと比べると過去に蓄積されたデータ量が違いますから、出資の可否を決める判断材料は比較的少ないと言えますね。

問い合わせ後の面談時には、設定来の運用成績だけでなく、投資先や今後の展望などについても質問し、将来の可能性を見極めたいところです。

デメリット2:投資金額が通常の投資信託よりも高額

トータスパートナーズを含むヘッジファンドは私募という形態に分類されます。不特定多数に向けて販売される投資信託より、出資者数が少ない為、一人あたりが出資する金額が大きくなります。

実際に同ファンドでも1,000万円から出資の受付となっており、月々数千円の少額から投資が可能な投資信託と比べると割高と感じるかもしれません。

しかし、本来未公開株式を取得しようとすると数十億~数百億はくだらないので、1,000万円で投資ができるのは投資者にとっては好条件であると考えられます。

デメリット3:解約は年に4回の決められた時期のみ

ヘッジファンドやPEファンドは投資信託のように、いつでも解約ができるわけではありません。

1人あたりが占める投資額が大きいので、1人が解約すると必要になる現金を用意するために資産の売却が必要となり、運用のバランスが崩れてしまうからです。

通常ヘッジファンドに関しては、解約可能時期までに半年から1年程を要する物が多いですが、トータスパートナーズでは年に4回行われる決算期前に解約の申し出が可能。

良心的な期間設定ではありますが、3ヶ月の間は基本的にはまとまったお金が動かせなくなるので、急に入用となる可能性のある資金では行わないようにしましょう。

トータスパートナーズの口コミ・評判

ファンドへ投資するメリット、デメリットを理解した上で、投資の申込みに進む前に、最後に確認しておきたいのがファンドの口コミ・評判。

独自の運用を行うヘッジファンドでは、運用手法の流出防止の観点から自社で積極的に情報公開を行うことは少ないです。そのためヘッジファンドへの投資では、既存の投資者の方や投資に詳しい方の口コミ・評判が頼りになることも。

そこで以下、トータスパートナーズに関するネット上での口コミ・評判の一例を紹介します。

上記はTwitterでの口コミです。トータスパートナーズは、日本でも馴染みの薄いPEファンドである点で、なかなか始めづらい点は否めません。

ブログや知恵袋などでも探してみましたが、まだ新設ファンドということもあり、ほとんどトータスパートナーズに関する口コミ・評判を見つけることは出来ませんでした。

しかし、今後運用年数が上がるにつれ、ネット上でも情報発信は活発に行われると思いますので、同ファンドに興味のある方は定期的にネット上での情報収集も出来ると良いですね。

トータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)への出資・解約方法

さて、ここまでの内容を理解した上で、是非トータスパートナーズを通して未公開株式への投資を行ってみたいという方は、まずはトータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)の問い合わせページからお問い合わせを行うことになります。

出資方法

ファンドへの出資方法としては、トータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)の問い合わせページ内のフォームに、以下の必要事項を入力。

トータスパートナーズ

トータスパートナーズお問い合わせページ

実際に面談時で知りたいこと、確認したい資料などがあれば、フォームのご質問・ご要望事項欄に記載しておくとより有意義な面談になるはず。

折返しの連絡があり次第、ファンドの担当者と面談の日程を決め、後日面談を行います。多くの小~中型ヘッジファンドの場合、コスト削減のために大きなオフィスは持たないものが一般的。

トータスパートナーズも、面談はオフィスでなく、基本的に都内のホテルのラウンジやカフェなどで行われることが多いようで、場合によっては、地方での説明も相談に乗ってもらえるよう。

面談はもちろん無料で、具体的な投資先や運用成績などの詳細の説明が受けられます。質問にも答えてもらえるので、事前に質問したい事項をメモしておくとスムーズですよ。

出資のタイミングは年四回あり、それぞれ3月、6月、9月、12月末までに出資すると、左記の翌月に運用が始まる点は留意しておきましょう。

解約方法

既述の通り、ヘッジファンドであるトータスパートナーズでは、年に4回(3月、6月、9月、12月)行われる決算期前に解約の申し出が可能。

ファンドの担当者に解約希望の旨を連絡するだけと、解約方法自体は大変にシンプルで、また解約手数料等もありません。

念の為に、ファンドとの面談時には解約方法に関しても細かく確認しておくのがおすすめです。

知っておきたい税金のこと

トータスパートナーズでは、投資で得た利益とその他の所得(給料所得など)を合算させた総額で税率が決まる「総合課税」を採用しています。

解約時に、源泉徴収として20.315%が引かれた状態で支払われ、後に配当益と、別の収入(給料所得など)の合算に応じて税率が決定、支払った税率を超えた場合に追加納税をする形です。

税金面に関しても不安のある方は、面談時にファンドの担当者に質問、可能であれば専門の税理士に確認すると良いでしょう。

興味のある方は面談を

高利回り、かつ市場の値動きに影響されづらく安定した運用が期待できるトータスパートナーズ(tortoise partners)は、まとまった資産の運用先としては是非選択肢に入れたいところ。

また、個人では投資の難しい未公開株への投資ができるのは、国内ではトータスパートナーズくらいと言えますから、未公開株への投資に興味のある方にはもってこいファンドであると言えます。

もちろん、ファンドとの面談は無料ですので、高利回りが期待できる未公開株への投資してみたいという方は話だけでも聞いてみると大変に勉強になりますよ。

トータスパートナーズ公式サイトはこちら

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