サラリーマンやOLが3000万円貯金するのに必要なこととは

3000万円貯金

日本では年金制度や、物価の上昇に対して賃金が上がらないなど、様々な金銭的不安が日々話題になっていますよね。少しでも老後の不安を軽減するために、貯金をしているもしくは貯金を始めたい方も多いのではないでしょうか?この記事では3000万円を貯めるにあたって重要なポイント4つと、さらに貯金の効率を高める方法について解説致します。

 

そもそも日本ではどのくらいの割合の人が貯金3000万円を達成しているのでしょうか?まずはじめに、貯金3000万円している人はどのくらいいるのかを見ていきましょう。

この記事の要点

・貯金3000万円達成には節約が不可欠
・運用して3000万円を前倒しで達成

貯金3000万円している人はどのくらい?

平成30年の最新データを使って、一体貯金3000万円を達成している家庭は日本にどのくらいあるのかをみていきましょう。金融広報中央委員会知るぽるとのデータによると、30代では全体の1.8%、40代では7.6%、50代で14.8%、60代になると23.9%が貯金額3000万円以上となり、60歳では5人に1人以上が3000万円以上保有者となっています。年齢が高くなるにつれて貯金額も徐々に伸びていく傾向にあることがわかります。

 

家計の金融行動に関する世論調査

引用:>>金融広報中央委員会知るぽると 「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)(外部リンク)

 

世帯主の職種別や、収入別にも確認することが出来るので、ご自身がどれに当てはまるか確認してみてください。次に3000万円を貯金する場合、どのくらいの期間が必要なの計算してみます。

貯金額が3000万円に到達するまでにかかる時間

いつまでに3000万円貯金したいかを計算し、毎月いくら貯金に回す必要があるのか逆算してみましょう。以下、運用期間が10年、30年の場合の毎月の必要貯金額の逆算結果です。

10年短期勝負だと毎月25万円

マネーシュミレーター

引用:>>野村證券 マネーシュミレーター未来電卓(外部リンク)

 

日本の平均給与金額が約20万円と言われている中で、毎月25万円を貯めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。年収が高い家庭か、独身世帯でないと厳しい金額ですよね。逆に収入金額が高いのに貯金がなかなかできないというご家庭は、その分支出金額が高くなっていることが想定できます。支出を減らせれば10年で3000万円も夢ではないかもしれません。

30年なら毎月8.3万円

もう少し時間を味方につけて貯めていくとすると、毎月8.3万円貯金に回せれば30年で3000万円達成することができます。8.3万円ならできそうという家庭や、8.3万円は厳しいという家庭さまざまであると思います。給与から家賃や光熱費をを引いたら手元に10万円も残らないという方には厳しいでしょう。そういう方はもう少し貯金に時間をかけるか、転職や副業などを視野に収入を増やすさらなる努力が必要かもしれません。

 

ここまでの説明で、ざっくり毎月の必要貯金額がわかったところで、実際の貯金を始めるにあたり、最初に実行していただきたいこと4点をご説明致します。

貯めると決めたらはじめること4つ

3000万円を貯めると決めたら、まずは以下の4点から手を付けてみましょう。どれも目新しいものではありませんが、貯金を行う上で基本となる4点となります。

 

貯めると決めたらはじめること4つ

  1. 家計簿をつける
  2. 先取り貯金
  3. 固定費の見直し
  4. 自分ルールの創設

 

2、家計簿をつける

家計簿をつけて、月々どのくらいのお金が口座から出ていっているのか把握することが大切です。食費や日用品にかけるお金、または交際費や衣服代の割合が高い方もいらっしゃるでしょう。まずは家計簿をつけてみて、削れそうなところを探すところから始めてみましょう。最近はスマートフォンのアプリでも簡単に家計簿の管理ができるので1つダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

2、先取り貯金

お給料が入ったら給与引き落としで口座に積立てていく方法です。残った分を貯金するのは意外と難しく、あればあるだけ使ってしまうという方も多いのではないでしょうか。先取り貯金をすることで、最初からなかったものとみなすので、使いすぎることを防ぎます。入ったら、先に毎月の必要貯金額を貯金してしまうことを心がけるだけで、貯金へ挫折する可能性が大きく減少します。

3、固定費の見直し

毎月出ていく固定費は仕方ないと諦めていませんか?意外と変わらないと思っていた固定費も安く出来るケースが多いです。具体的に見直しが出来る可能性のある固定費としては、以下のようなものが挙げられます。

携帯電話、通信費

携帯電話の料金に代表される通信費ですが、家族割や学生割の対象なのに入っていなかったり、ほとんど通話をしないのに通話し放題のプランで無駄なお金を払っているケースが見受けられます。最近は携帯電話の本体だけ購入して、通信を格安SIMで済ませることも可能ですから、ご自身の使いやすいものに変更することも検討してみてはいかがでしょうか。

保険料

保険料も通信費と同じく。見直せば安くなることが多い支出です。高額すぎる死亡保障や個人年金保険など、いらない特約を削ったことで保険料が月に5000円程度安くなったというケースも。年間では6万円の節約になりますから、効果は大きいですよね。保障は必要なものにだけ絞って、保険料も見直しが必要でしょう。

4、自分ルールの創設

たとえば外食は月に2回まで、飲み会に誘われたら3回に1回だけにするなど、自分ルールを作ってみてはいかがでしょうか。もちろん人と人との付き合いなので、難しい部分もありますが、飲み会は1度参加すると安くても3000円~5000円程度かかりますから積み重なればあっという間に出費は1万円を超えてしまいます。お付き合いとご自身の金銭感覚のバランスを取るのは少し難しいかもしれませんが、徐々に回数を減らすなどの工夫をしてみましょう。

 

月々の貯金額は増やせそうでしょうか?支出を削ることも重要ですが、さらに貯金の効率化を図るためにはもうひとつ必要不可欠なことがあります。

積立てながら運用する

現在の銀行の金利は、普通預金で0.001%程。一生懸命毎月お金を積み立てても、まとまった利子は期待できません。ほぼ、タンス貯金を行っているのと同じですね。そこでおすすめしたいのが、積立て貯金をしつつ、積立てていったお金を運用することです。

運用した場合の効果

月々の貯金8.3万円を年3%で運用した場合と、運用しなかった場合のケースを比較すると、30年後には2000万円弱の差が広がることが分かります。年間利回り3%で運用をした場合、22年目には3000万円を超え、運用なしの積立てよりも8年も早く目標に到達することができるのですね。

 

マネーシュミレーター
引用:>>野村證券 マネーシュミレーター未来電卓(外部リンク)

 

もちろん年間に3%の利回りを確保できると約束された商品はありませんが、運用の成績が良ければもっとはやくに3000万円到達する可能性もあります。少々のリスクを負うことになりますが、運用した場合としなかった場合では大きな差が生まれることがおわかり頂けたと思います。では実際に運用を始めるとして、どのような商品を選べば良いのかご説明致します。

おすすめの運用商品

投資や運用というと、一番はじめに頭に思い浮かぶのが株式ではないでしょうか?しかし、株式は初期投資にまとまった資金が必要である点や、日中マーケットを見ていられない会社員の方には少々ハードルが高いと言えます。ここでは積立てにおすすめな投資信託について解説致します。

投資信託

複数の商品をパックにした投資信託は、ひとつで分散投資の効果が図れ、日中相場を見る時間のないサラリーマンやOLの方々におすすめです。また、少額の積立てが可能なことから、資産形成世代にはもってこいの商品であると言えます。少額の積立てである点から、多少リスクを取って積極的なリターンを狙えるモノを選んでも構いませんが、心配な方はバランスファンドと呼ばれる株式や債券、REIT(不動産投資信託)、金などの現物資産を合わせた投資信託を選ぶと良いでしょう。

 

中でもおすすめは、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用している世界経済インデックスファンドです。日本国内資産の割合を50%程度としているバランスファンドが多い中、このファンドは国内の債券に5%、国内株式に5%と合わせて10%の割合に押さえています。

 

世界経済インデックスファンド

引用:>>三井住友トラスト・アセットマネジメント 世界経済インデックスファンド(外部リンク)

 

日本国内の資産が低リスクであることは間違いありませんが、割合が多ければ多いほどリターンを得られる可能性も下がってしまいます。運用のパフォーマンスを高めるには海外資産を積極的に取り入れたほうがベターと言えるでしょう。

 

さらに、投資信託の運用パフォーマンスを上げるために使っていただきたいのがNISA口座です。

運用効率を上げるNISA口座と、iDecoの違い

通常の口座(特定口座または一般口座)では、利益に対して20.315%の税金がかかります。例えば10万円儲けが出たとしたら、うち約2万円は税金として納めなければなりません。NISA口座を使用した場合、この税金部分がなくなりますので、10万円の利益をそのまま得られることになります。

NISAとつみたてNISA

NISA口座には現在2つの種類があります。月々の積立て金額、によって選ぶ口座が異なりますのでここで確認しておきましょう。

 

NISA・つみたてNISAの違い

種類 NISA つみたてNISA
年間非課税枠 120万円 40万円
総非課税枠 600万円 800万円
最大期間 5年 20年
投資対象 国内外の上場株式、株式投資信託(ETF・リートも含む) 一定の条件にあった株式投資信託、ETF
投資方法 制限なし 継続的及び定期的に積み立てる
ロールオーバー 不可

 

NISA口座の非課税枠は毎年120万円までで、最大5年保有することができます。制度が変わって、5年後に新たな非課税枠へ移管(ロールオーバー)することが可能になったので、5年以上放置しておくこともできます。NISA口座では、月々10万円分投資信託を購入していくことで、ぴったり120万円の枠を使用できる計算ですね。

 

2018年よりはじまったつみたてNISAは、年間40万円まで投資可能となっています。期間が20年で、以降のロールオーバーはありません。購入できる投資信託に限りがあることと、月々の積立額が約3万円と少額となることに注意が必要です。どちらか1つを使い始めた後、その年は口座を変更することができませんので、変更したい場合は翌年以降、金融機関に申し出ましょう。

 

続けて、つみたてNISAとよく比較対象になるiDecoについても少し解説致します。

NISAとiDecoの違い

簡単に説明すると、NISAはいつでも引き出しが可能で、iDecoは原則60歳以降の引き出しが可能です。NISAが運用促進を目的に作られた制度、iDecoもは年金の形成を目的として作られた制度であるためにこのような違いがあります。60歳までに資金を使う予定がある人はNISA口座を選択しましょう。

 

貯金3000万円までの道筋がなんとなく見えてきたでしょうか?モチベーションを上げるためにも、目標達成時にやりたいことをリストアップしておきましょう。

目標達成したらやりたいこと

貯金3000万円があれば、できることの幅も広がりますよね。せっかく頑張って貯めた3000万円ですから一度に使ってしまうのはもったいない気もしますが、3000万円貯めたらやりたいことをリスト化しておくことで、さらにやる気が出るかもしれません。以下、貯金の3000万円で出来ることを3つリストアップしてみました。

①、リタイアやセミリタイアを考える

サラリーマンやOLの方であれば、退職について一度は考えたことがあるかもしれません。貯金3000万円で完全なリタイアができるかというと、年齢にもよりますがかなり生活の質を落とすことになりますので難しいと思います。しかし、片手間で投資や運用、副業などをすることによって、会社員生活から自宅メインの生活にシフトチェンジすることはできそうです。

②、旅行に行く、車を買い換える

期間や場所にもよりますが、100~300万円程度を使って長期旅行をご褒美にしても良いかもしれません。貯金3000万円の先に楽しいことが待っていると思うと、節約にも力が入るのではないでしょうか。少々奮発して好きな車に買い換えることもできそうですね。

③、3000万円を使ってさらに資産の拡大を図る

せっかく3000万円の貯金を使ってしまってはもったいない、さらに資産を増やそうと考える方も多いでしょう。3000万円という高額資産であれば、積立てではなく、一括投資で大きな利益を得られることも十分有り得ます。高額資産の運用方法は別の記事にまとめてあるので、是非参考になさってください。

 

高額資産の運用法完全まとめ!3000万円前後の資産を効率的に運用するには?
>>3000万円の高額運用にぴったりな資産運用方法6選

3000万円貯金達成した偉人たちのブログ

最後に、みなさんよりひと足お先に貯金3000万円を達成した方々のブログを3つ拝見してみましょう。何かヒントが得られるかもしれません。節約術は女性が、運用については男性が得意としているケースが多いようです。

①、平凡なOLが3000万円貯めたお話。

soraさんがどうやって3000万円を貯めたかが赤裸々に綴られているブログです。現在更新は滞ってしまっているようですが、30歳で2400万円、そして35歳で3000万円貯金を達成している貯金界のレジェンドが、どのように貯金をしていったかが細かく記載されています。soraさんは、貯蓄型の保険商品との相性が良かったようで、そちらをメインに運用されているそうです。

参考リンク

②、32歳で5000万円貯めた共働き貯金法

5000万円を32歳時点で達成されたご夫婦のブログです。株式投資などもお好きでやっているそうですが、支出を減らすスタイルで高額貯金を達成した層です。共働き世帯にはぜひご一読頂きたいブログです。

参考リンク

③、積立投資!平凡なリーマンが50歳で1億円貯めるまでの記録

夢は大きく、50歳までに1億円を貯めるという目標のもと奮闘されているtoshiさんのブログです。節約というよりは、主に投資信託を運用し資産形成を図っているそうです。本格的に運用を視野に入れた資産形成を行っていく方におすすめのブログです。ボリュームが大きいので読み応えがあります。

まとめ

さて、ここまでの内容で貯金3000万円を達成するには、以下2つのポイントが大切であることがおわかり頂けたかと思います。

 

  • 支出を減らす
  • 運用して効率を上げる

 

まずは現状を見直して、つみたての運用をはじめてみましょう。日々少しずつ生活の見直し、貯蓄を行うことで3000万円という貯金額は意外とすぐに現実的なものになりますよ。

 

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