知らなきゃ損する退職金の最適な運用方法とは?(2019年版)

退職金運用失敗しないコツ

一所懸命働いて手にした退職金。今すぐ使う予定もないし、退職金を運用してさらに増やしたいとお考えの方も多いでしょう。

 

ゼロ金利と言われ、現在日本の銀行の普通預金の金利は0.001%程(参考:日本銀行金融機構局「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について」(外部リンク)より)。単純計算で、1000万円を1年間預けていても100円程しか増えない計算になります。

 

そんな金利の低さも手伝い、最近では退職金を銀行に置いておくよりは、「自分で運用したい」と考える人が増えているようです。

 

とはいっても、まとまった金額である退職金を自力で運用するのはやはり難しいところ。そこで今回は、あなたの退職金運用の一助になれればと思い、FPの資格を保有する筆者が、「退職金の運用のコツとおすすめの運用先」をまとめました。

 

このコンテンツを読めば、資産運用初心者のあなたでも退職金を安全に運用する方法がわかります。

 

まず初めに、退職金を運用する必要性について改めて考えてみます。

なぜ退職金の運用が必要なのか

厚生労働省が出した、最新の平均余命は男性が81歳、女性は87歳となっています。

寿命
参照:>>厚生労働省 平成29年簡易生命表の概況(外部リンク)

 

つまり、60歳で退職金を受け取ってから約20年近く老後があるのです。総務省「家計調査」によると、2人以上の家計の消費支出は約309,274円とのことですので、妻と夫の二人暮らしであれば30万円x12か月x20年で老後に7000万円以上のお金が必要になる計算となります。

 

退職金だけでは老後の生活は不安が残りますし、趣味や旅行と余裕のある生活を送るには足りないところ。こうした現実を踏まえて、せっかくもらった退職金を使ってしまうより、運用して生活を豊かにしていくことが良いでしょう。

退職金支給額の低下

退職金少ない

退職金の運用すべき2つ目の理由としては、退職金でもらえる支給額の低下があります。ちなみに厚生労働省が出した「平成30年就労条件総合調査結果」によりますと、勤続年数20年以上の大卒がもらえる退職金は約1788万円。

 

退職金支給額減少のグラフ

参照:平成15~30年就労条件総合調査結果
※副業サービス事業を含まない集計結果。

 

退職金の支給額は年々減少しており、平成15~30年の退職金を比較したグラフをみても一目瞭然。

 

退職金があれば悠々自適だった時代は終わり、今後はもらえる退職金をしっかり運用していかなければ、ゆとりのある老後を送ることは難しいと言えます。

 

さて、ここまで退職金を運用する意味を再確認してきました。そこで次では、支給された退職金を運用していく上で失敗しないために気を付けたいポイントについてご紹介していきます。

退職金の運用プラン選びに失敗しないコツ

退職金運用プラン選びに失敗しないコツ

 

退職金を運用する際に絶対に避けたいのは、「運用で失敗をすること」でしょう。

 

そこで、おすすめの投資商品を紹介する前に、退職金の運用に失敗しないために心がけたい3つのポイントやリスクについて見ていこうと思います。

ポイント①:大きく減らさないことを心がける

退職金はリスクを抑えた運用

退職金を運用する際に最も大切なのは、額面を大きく減らす恐れのある運用を避けることです。会社を辞めた後の老後生活は毎月支給される年金と退職金をはじめとした貯蓄を頼りにした生活になります。

 

つまり退職金の運用に失敗すると、老後設計の大きな見直しをせざるを得ない状況になってしまいます。このことを考えると、退職金の運用は「大きく減らさない」ことを前提とした運用に取り組むのが王道のスタンスになります。

具体的には、

 

・値動きの大きな投資商品(例:仮想通貨、FXのデイトレード)への投資。
・投資先を分散せず、1つの投資先に集中投資。
・短期的に大きなリターンを狙う。

 

上記のような、一獲千金を狙うようなハイリスクな投資方法は避けたほうが良いでしょう。

 

 マネブリ編集部メモ
分散投資の重要性については、下で紹介しております。
>>分散投資に関する項目へ飛ぶ

ポイント②:元本保証を狙いすぎない

元本保証を狙いすぎない

大きく減らさないのが王道であるとはいえ、元本保証のある運用に固執するのはあまりおすすめできません。元本保証がある資産運用はどうしても利回りが低くなるので、資産の総額を増やすことができません。

 

例えば銀行預金の利回りは0.1%を切りますし、外国の10年ものの債券であっても2%を切るのが一般的。十分な額の退職金がもらえないのでしたら減らさない運用を第一にしながらも、ある程度の利回りは求めた運用方法がよいでしょう。

 

金融商品利回り比較

 

 

金融商品 元本保証 利回り
銀行の定期預金 あり 約0.001%
米国10年物債券 あり 約2%
株式投資 なし 約4~5%
ヘッジファンド なし 約10~20%

 

参照:
・日本銀行金融機構局「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について
・investing.com アメリカ - 国債

ポイント③:狙う利回りを明らかにする

退職金運用利回り

退職金の運用方法は多岐にわたりますが、どの運用方法がよいかは狙う利回り次第で大きく変わります。

 

例えば年間で10%を超える運用益を期待するのでしたら「ヘッジファンド」が良いですし、数%で良いのでしたら「債券」がよいでしょう。狙う利回りを設定するためには、老後生活に必要となる資金を洗い出し、現状の貯蓄額との差額を計算することをおすすめします。

 

両者の差額が分かれば狙うべき年間の利回りが自ずと分かるので、適切な運用方法の候補がわかります。

 

 マネーブリッジ編集部メモ:
目標利回りの計算方法についてはトップページに記載しております。気になる方はどうぞ。
>>トップページを見に行く

 

さてここまで、退職金の運用を行う上で意識しておきたいポイントやリスクについて見てきました。退職金の現状や上記のポイントを踏まえたうえで、「では、どの運用方法がおすすめなの?」と疑問を抱かれるのではないでしょうか?

 

そこでここから、退職金の運用に最適なおすすめ商品をランキング形式で紹介していきます。

運用プランのおすすめ比較ランキング

退職金運用おすすめランキング

ここでは、退職金の運用方法として人気がある5種類の資産運用をランキング形式で紹介していきます。今回紹介する5種類の運用方法をそれぞれまとめてみましたので目を通してみてください。

退職金の運用に適した5種類の運用方法
  • 第1位:ヘッジファンド
  • 第2位:銀行の退職金運用プラン
  • 第3位:投資信託
  • 第4位:銀行の定期預金
  • 第5位:保険商品

早速、ランキング1位のヘッジファンドから説明していきます。

第1位:ヘッジファンドの特徴と期待損益

ヘッジファンドで退職金運用

退職金の運用先として最もおすすめしたいのは「ヘッジファンド」です。

 

そもそもヘッジファンドとは何かというと、個人の資産を代わりに運用してくれる資産運用会社のことを指します。よりシンプルに説明すると、あなたの資産運用をプロにお任せする投資方法ということです。

 

 

腕の良いヘッジファンドに資産運用を任せれば、投資のプロの力を借りて年間で10%~20%の利回りが期待できます。例えば、国内ヘッジファンドであるBMキャピタルの場合、ホームページ上で平均年間利回り10%以上の実績を掲げています。

BMキャピタル
参照:BMキャピタルHP

 

また、ヘッジファンドは投資家から預かったお金を複数の資産に分けた上で運用し「分散投資」を徹底しており、元本全額が無くなる事態は想定できませんし、景気変動が起きても大きな損失が発生することは考えにくいです。

 

ヘッジファンドのメリット
・プロにお任せで投資に手間がかからない。
・年間10~20%の安定したリターンが見込める。
・リスク管理がしっかりしている。
ヘッジファンドのデメリット
・最低投資額が1000万円~と高額。
・投資のプロに一括お任せで、投資経験を積めない。
・情報が出回っていなく、良質なファンドを見つけるのに苦労する。

 

投資初心者でも、運用のプロに投資をお任せすることで損失リスクを抑えながら年間で10%程度のリターンが狙え、総合的に見て退職後に投資を始める投資初心者の方であれば、退職金はヘッジファンドで運用するのが最適と言えるでしょう。

 

また、ヘッジファンドについては情報があまり出回っておらず、情報収集に苦労しがち。本サイトのような金融情報サイトや、可能であればヘッジファンドに実際に投資を行っている方から情報収集をしっかり行い、良質なファンドに投資できると良いでしょう。

 

ヘッジファンドについては編集部でも5年間に渡り投資を行っており、投資ファンドのレビューも行っていますので興味のある方は是非どうぞ。

>>BMキャピタルへの投資経験から語る!利回り、運用手法、口コミまで徹底紹介

 

続いて、第2位銀行の退職金運用金融商品について紹介していきます。

第2位:銀行の退職金運用金融商品の特徴と利率

退職金銀行運用

退職金の運用方法の中で2番目に人気があるのは、銀行が提供している「退職金運用金融商品」です。この退職金運用金融商品というは、投資信託と定期預金の2種類の金融商品が混ぜ合わさった銀行の運用プラン。

 

商品例

 

そんな退職金運用金融商品の最大の売りは、損失リスクを小さくしたうえで2%を超える利回りが狙えることです。ちなみに大手メガバンクより、地方銀行のほうが金利が高く、最近では地方銀行での退職金運用商品が注目されています。

 

では実際に金利が高い、人気の退職金運用商品を扱っている銀行をランキング形式で見ていきましょう。

 

人気の退職金運用商品を扱っている銀行

金融機関名 金利 最低預入金額 期間
西京銀行(山口県) 3% 300万円 3か月
滋賀銀行(滋賀県) 2.5% 300万円 1か月
トマト銀行(岡山県) 2.01% 1000万円 3か月
北越銀行(新潟県) 2.01% 100万円 3か月
大光銀行(新潟県) 2.01% 100万円 3か月
もみじ銀行(広島県) 2% 300万円 3か月
山口銀行(山口県) 2% 300万円 3か月
北九州銀行(福岡県) 2% 300万円 3か月
池田泉州銀行(大阪府) 2% 300万円 2か月
熊本銀行(熊本県) 2% 100万円 3か月

参照:銀行各社ホームページ

 

このように平均3か月で金利2%前後の地方銀行は多く、ただ銀行の定期預金にいれておくよりも効率よく資産が増えていくとして人気が出ています。

 

一方気になるメガバンクの金利はこのようになっています。

 

メガバンクの金利

金融機関名 金利 最低預入金額 期間
三井住友銀行 0.5% 500万円 3か月
りそな銀行 1.1% 500万円 3か月
三菱UFJ信託銀行 0.45% 1000万円 6か月
横浜銀行 0.5% 50万円 3か月

参照:銀行各社ホームページ

 

この表からも地方銀行のほうが最低預入金額も低く、金利も高いことがわかるかと思います。

 

銀行の退職金運用商品のメリット
・リスクが限りなく少なくて済む。
・年2%前後のリターンが得られる。
・誰でも簡単に始められる。
退職金運用商品のデメリット
・ヘッジファンドや株式投資などに比べ利回りが低い。
・預入期間が3か月~1年と短い。

 

誰でも簡単に低リスクで始められる為、退職金の運用先に迷った際は運用先の候補の1つとして考えてみても良いでしょう。

 

続いて、第三位は投資信託です。

第3位:投資信託の魅力と利回りの目安

退職金投資信託

第3位は、資産運用初心者でもはじめやすい「投資信託」。

 

投資信託とはどういったものかといいますと、投資信託商品を購入するだけで、その後の運用は投資のプロに代わりに行ってもらえる金融商品です。

 

投資信託

 

投資信託を買えば、年間5%程度の利回りを期待することができます。

 

投資信託商品例

 

商品名 1年 3年 5年 10年 平均
TOPIX トピックス (配当込み) -5 +8.1 +8 +9.7 +5.2
eMAXIS 日経225インデックス +0.5 +9.8 +9 - +6.4

参照:MY INDEX

 

さらに、投資信託を運用する資産運用会社は、投資信託を買った投資家のお金を様々な資産に分散して運用します。

 

例えば、ニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ日経225インデックスファンド」というファンドであれば、ファンドを購入するだけで以下のような複数企業に分散して投資を行うことが出来ます。

 

ファンド組み入れ銘柄

参照:ニッセイアセットマネジメントHP

 

このように、投資信託はは分散投資が徹底されているので元本が大幅に減るリスクは気になりません。

 

投資信託のメリット
・プロに運用を任せられる。
・分散投資によってリスクを抑えられる。
投資信託のデメリット
・マイナスが出ても固定で手数料を支払う必要がある。
・投資のプロに投資をお任せするので、投資の経験を積めない。

 

定期預金のような元本保証がある金融商品ではないですが、分散投資により資産の総額が大きく減ることはないので、資産を減らしたくない退職金の運用には向いている投資方法と言えます。

 

第4位は銀行の定期預金です。

第4位:銀行の定期預金の特徴と金利

退職金定期預金

第4位は、銀行が提供する「定期預金」です。多くの銀行は退職金を手に入れた人たちを対象にした退職金特別プランを提供しています。

 

この特殊な定期預金は、通常の定期預金と比較すると格段に利回りが良いという特徴があります。例えば山口銀行が提供している「退職記念」特別金利定期預金の年間の利回りはなんと2%。

 

この2%という利回りは、一般的な銀行の定期預金の利回りの約10倍です。仮に1000万円を預けた場合ですと、年間で20万円の利息が付く計算になります。

 

定期預金金利比較

山口銀行 「退職記念」特別金利定期預金 2%
定期預金平均利率 0.011%

参照:
・山口銀行HP
・日本銀行金融機構局「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について」

 

定期預金のメリット
・損失リスクが圧倒的に低い。
・元本保証である。
定期預金のデメリット
・ヘッジファンドや投資信託と比べると利回りは劣る。
・3か月~1年間と預入期間が短期。

 

元本を減らすリスクを冒さずに退職金を運用したい人にとって、銀行の特別定期預金は非常に使い勝手が良い運用方法と言えます。

 

ランキング5位は、保険です。

第5位:保険の特徴と期待利回り

退職金保険運用

ランキング第5位は、「保険」での資産運用です。保険を使った退職金の運用には、万が一の事態の保証と事実上の元本保証がついているという特徴があります。

 

例えば、オリックス生命が提供している「終身保険ライズ」という商品ですと、契約者は一生涯にわたって病気やけがの保証がされます。

 

それに保険が不要になって保証契約を解消すると、これまで支払った金額の大半が払戻金という形で戻ってきます。この払戻金の額は、保険に加入している年数がある程度長くなると、これまで支払った保険料を超えることがあります。

 

例えば先述した、オリックス生命の「終身保険ライズ」であれば、30歳男性が60歳までの30年間月々の保険料を納めた場合、60歳を超えた段階で納めた保険料より解約時に戻ってくる解約払い戻し金の金額が超えます。

 

ライズ

 

もちろん、満期前に解約をした場合などは仮戻金が元本を切ることもあるので元本保証ではありません。しかし、万が一の保証を受けながら退職金を増やすチャンスがあるのが、保険を使った退職金運用の特徴です。

 

保険のメリット
・リスクを押さえて運用できる。
・万が一に備えながら退職金を運用できる。
保険のデメリット
・満期前に解約をすれば元本割れをする可能性がある。
・高額な保険料を長期的に納めなければならない。

 

医療費の増大や健康リスクが高まることが考えられる60歳以降の方には、この保険を使った退職金の運用は相性が良いと言えますね。

 

さて、ここまでいかがでしたでしょうか?

 

退職金を運用していく上で気になるのは、やはりリスクですが、今回はリスクと利回りを総合的に評価したランキングになっていますので参考にしてみてください。

まとめと最適な退職金の運用方法はこれ!

最適な退職金の運用方法

今回は2019年最新版として、退職金を運用するおすすめの運用プランをランキング形式で紹介してきました。ここで、もう一度おすすめ運用商品についてまとめてみます。

 

おすすめ運用商品

ランキング 運用商品名 平均金利 備考
1位 ヘッジファンド 15%~20% 1000万円以上の資金でしっかり運用できる
2位 退職金運用金融商品 2%~3% 低リスクで安全に運用できる
3位 投資信託 4%~5% プロに任せて運用できる
4位 定期預金 1%~2% 安全性ならトップクラス
5位 保険 1%~2% 将来に備えながら運用できる

 

やはり、投資にかかる手間とリターンから見て、退職金の運用方法としては第1位の「ヘッジファンド」はおすすめと言えます。退職金をプロに運用してもらえ、投資が初めての方でも利益を出しやすいでしょう。

 

しかし、いずれかの方法で運用していくにも気をつけなければならないことが1つだけあります。それは、投資先を複数に分散して運用することです。

 

最後に、分散投資について紹介しておきます。

資産運用で有名な格言「卵を1つのかごに盛るな」とは?

分散投資

「卵を1つのかごに盛るな」

 

この言葉が意味しているのは、資産運用の世界では単一の金融商品で資産を運用するのはリスクが高いということです。

 

例えば、とある企業の株式に退職金全額を投資、のちに投資先が倒産なんてことになったら大変です。投資先をA社、B社と複数社に分けることで、一つの投資先で損失が出ても、他の投資先で出した利益でカバーすることが出来ます。

 

分散投資については、金融庁のホームページ上でも薦められているので確認しておけると良いでしょう。

 

今回紹介した、投資信託・ヘッジファンドに関しては商品を購入するだけで投資のプロが代わりに分散投資を行ってくれる為、投資初心者の方には手間がかからずおすすめです。

 

また、ヘッジファンドに関しては、当サイト内でおすすめファンドをまとめた記事もございます。退職金の運用をヘッジファンドで考えている方は、是非ご参考ください。

 

 

特にランキング1位のBMキャピタルは筆者もお世話になっており、自信を持っておすすめ出来るファンドです。過去に損失を出した回数ゼロ。投資のプロが無理のない安定した投資戦略でじっくりリスクを抑えながらも、着実に資産を育ててくれます。

 

興味のある方は一度問い合わせをし、ファンドの担当者にいろいろ相談してみても良いですね。

 

マネブリ厳選の資産運用関連情報をフォロー>>