どこに預けると退職金を上手く運用することができるか

退職金 運用

今までコツコツ貯めてきた退職金がやっと手に入り、どこに預けるか悩んでいる方は意外にも少なくないと思います。

 

老後のためにも退職金は大切な資金なので、できるだけ金利の高い安全な場所に預けることができれば良いですよね。そこで今回は、マネーブリッジ編集部が安全かつ効率的にお金を増やせる退職金の運用先を紹介したいと思います。

 

実際に退職された方の多くが運用している「銀行の退職金運用プラン」についての解説から、おすすめする優秀な運用先と比較まで盛りだくさんでお届けしていくので、退職金をどこに預けるべきなのか分からない方は必見のコンテンツです。

退職金をどこに預けるかで変わる老後と資金量について

退職金は生活費へ
参照:>>NIKKEI STYLE 気になる隣の退職金 半数以上は生活費に(外部リンク)

 

フィデリティ投信の調査によると、退職者の半数以上が退職金の主な使用用途を生活費と答えているとのこと。老後の大切な生活資金ともなる退職金は、安全な銀行に預けようと考える方が多いと思います。

 

しかし、どこに預けると実際にどのくらいの金利で運用することができるのかといった詳細を把握している人は少ないでしょう。

 

そこで、ここでは有名な銀行の定期預金の金利をまとめてみました。

銀行の定期預金の金利

銀行の定期預金の金利は、どこに預けるかで将来的な資金量に差が出ます。退職金のようにまとまった資金であればなおさらのことで、預ける資金量が大きいほど築ける資産に差が出てきます。

 

そのため、各銀行の定期預金金利はしっかりと確認しておけると良いですね。以下、大手銀行定期預金の金利を比較してみました。

 

大手銀行定期預金金利比較

銀行名 年利 10年間で得られる利益
SBJ銀行 0.400% 80万円
じぶん銀行 0.200% 40万円
住信SBIネット証券 0.200% 40万円
ソニー銀行 0.150% 30万円
楽天銀行 0.120% 24万円
イオン銀行 0.050% 10万円
メガバンク 0.010% 2万円

参考:銀行各社HP
※退職金は2000万円として計算しています。

 

このように今では、三井住友銀行や、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のような「メガバンク」に退職金のような大金を10年間も預けることができたとしても、受け取ることができる利益はわずか2万円。

 

1番金利が高いSBJ銀行では同じ期間で80万円の利益を得ることができるので、メガバンクとの10年後の資金量の差は78万円にもなります。例え1年間だけ銀行に預けたとしても、7.8万円の差が出てしまうの計算です。

 

これでは、誰もメガバンクに退職金を預ける気にはなりません。しかし、メガバンクは退職金を集める手段として、金利を高く設定している、退職金運用プランというものを用意しています。

 

では、この金利が高いと言われる退職金運用プランとは一体どのようなものなのか次で見ていきましょう。

退職し、受け取ったお金は銀行に?

ここでは、銀行の金利の中で比較的高いと言われている「退職金運用プラン」の実態について迫っていきます。

 

大切な退職金を賢く運用するためにも、しっかり見ていきましょう。

退職金運用プランとは?

メガバンクの退職金運用プランは、定期預金の10倍~100倍も高い金利を設定しているものになります。具体的には以下の通りです。

 

メガバンクの退職金プラン金利比較

銀行名 適用金利 預入期間 預入金額
三菱UFJ信託銀行 年0.35~4.38% 3ヶ月 500万円以上の退職金
三井住友銀行 年0.5% 3ヶ月 500万円以上の退職金
みずほ銀行 年1.3% 3ヶ月 500万円以上の退職金
りそな銀行 年0.1% 3ヶ月 500万円以上の退職金

参照:銀行各社HP

 

上記の表から見てわかるように、普通預金よりも格段と高い金利に設定しているものが退職金運用プランです。

 

このように高い金利が特徴の退職金運用プランですが、預入期間が3ヶ月で、年利の表示をしているということは、3ヶ月の金利に変換して考えなくてはなりません。

 

そうすると、三井住友銀行では0.125%、みずほ銀行では0.325%になり、りそな銀行は0.025%といった少ない金利になってしまうのです。

 

メガバンクの退職金プラン3か月の金利比較

銀行名 適用金利
三井住友銀行 0.125%
みずほ銀行 0.325%
りそな銀行 0.025%

 

つまり、年利だと1.3%もあったみずほ銀行でも、3ヶ月の金利に換算するとわずか0.3%となり、1%も金利が低くなってしまうということになります。

 

とはいえ、普通預金で貯金するより高い金利で運用することができるので、退職金運用プランは良い選択と言えるかもしれません。

 

しかし、実はこの退職金運用プランは投資信託とセットで購入するものが多くあります。そのため、手数料がかかる投資信託を使っている退職金運用プランでは、結局のところ資金が増えないといった可能性が生じるのです。

 

セット購入

 

そこで次は、投資信託の手数料について触れていきます。

厄介な手数料

わずかな金利で運用して、高額な手数料を取られていては本末転倒です。銀行の上手い話しに乗ってしまい、せっかく受け取った退職金を減らしてしまうことのないように、ここから投資信託の手数料について学んでいきましょう。

 

まず投資信託を購入するときに購入手数料がかかり、この手数料は一般的に、購入金額の1~3%と言われています。

 

ただ、投資信託にはノーロード投資信託と言われる購入手数料が無料のものがありますが、銀行は手数料を利益としているので、退職金運用プランで組み込まれている投資信託にはノーロード投資信託を使っている銀行はないと言ってもいいでしょう。

ノーロードファンドとは、投資信託を購入するときにかかるお申込手数料が無料のファンドをいいます。一般的に投資信託は、ご購入時にお申込手数料、運用期間中に信託報酬等の費用、解約時に信託財産留保額がかかる場合があります。

引用:>>京葉銀行HP ノーロードファンド(外部リンク)

 

投資信託は購入手数料のほかにも信託報酬という運用管理費がかかります。これは、投資信託を持っている間支払う利用料のことになります。

 

信託報酬は投資信託に預けている資金に対して、年0.5~2%ほどかかるものが一般的になり毎日自動的に差し引かれているのです。

 

例を挙げると、投資金額が100万円で信託報酬が2%の投資信託を購入する場合、信託報酬は年間で100万円×2%=2万円かかります。

 

そのためこの場合、年間で2万円よりも低い利益だった場合、資産は減っていく一方なのです。退職金運用プランはそこまで高い金利を期待できるわけではないので、効率的に資産を増やすことのできる運用先ではありません。

 

そこで今回銀行以外の退職金の預け先として、ヘッジファンドという金融商品を紹介します。

おすすめ運用先のヘッジファンド

ヘッジファンド

ヘッジファンドというのは、お金を預けるだけで投資のプロに代わりに運用を行ってもらえる金融商品です。

 

続けて、ヘッジファンドの様々な特徴について紹介していきます。

ヘッジファンドと退職金運用プランの金利を比較

ここから、わかりやすく退職金運用プランとヘッジファンドを比べて説明していきたいと思います。

 

最初は、ヘッジファンドの1番の特徴とも言える利率について見ていきましょう。まず銀行の退職金運用プランの年利は、平均して1%となっています。

 

対して、ヘッジファンドの年利は20%という驚異的な数字となっており、他のどの運用先を見ても年利20%以上を実現している所は少ないと言えます。

 

退職金運用プランとヘッジファンドの年利比較

退職金運用プラン 1%
ヘッジファンド 20%以上

 

ここで、退職金運用プランとヘッジファンドの金利で1年後の資金量を比較すると、以下のようになります。

 

退職金運用プランとヘッジファンドの金利で1年後の資金量比較

運用方法 1年後の資金量
退職金運用プラン 2020万円
ヘッジファンド 2400万円

※運用金額は先述した金額をそのまま引用しています(2000万円)

 

以上のように、1年で380万円もの差が出てくるのです。また、これが10年間続けば3800万円も資金量に差が出てきますね。

 

将来を経済的な心配のいらない安定なものにするためには、より金利の高い運用先に預けることが得策なはずです。

 

しかし、金利が高くても安全でなければ大切な退職金を預けることは出来ないでしょう。ということで、次ではヘッジファンドの仕組みや特徴に触れながら、安全な投資先であるか見ていきます。

圧倒的な金利から見る特徴

ヘッジファンドの特徴は、いくつもあります。

 

その特徴を理解するためには、プロに任せる投資という点で仕組みが似ている、投資信託と比較していていく必要があるのです。

 

そのため、ここではヘッジファンドと投資信託の特徴や仕組みを比較して解説していきます。

 

ヘッジファンドと投資信託比較

比較項目 ヘッジファンド 投資信託
投資金額 1000万円~ 1万円~
投資対象 富裕層、機関投資家 個人投資家
募集方法 私募(少人数) 公募(大人数)
収益目標 絶対収益 相対収益
レバレッジ 有(最大10倍)
運用規制 緩い 厳しい

 

以上が、投資信託とヘッジファンドの特徴です。

 

ヘッジファンドから見ていくと、投資金額は1000万円からで募集形式は「私募」となっています。

 

となりますと、投資対象も必然的に資金力のある富裕層や機関投資家になっていますが、退職金程の大金が手元にあれば投資金額について心配する必要はないでしょう。

 

また、投資は元手が大きければその分利益も大きくなるものなので、当然投資金額が大きいヘッジファンドは高い利益を求めることができます。

 

一方投資信託は、1万円から始めることができるため取り組みやすいことがメリットではありますが、ヘッジファンドほどの利率はありません。また、元手も大きくないので資金を効率よく増やすことは、ヘッジファンドに比べ難しいと言えるでしょう。

 

さらに、収益目標の点でもヘッジファンドが優れていることが分かります。

 

ヘッジファンドと投資信託の収益目標比較

ヘッジファンド 絶対収益型 ・ベンチマークを設定しない。
・相場の動向に合わせた運用。
・ファンドマネージャーの手腕が大きい。
投資信託 相対収益型 ・ベンチマークを設定し、それに勝つだけ。
・相場や景気に左右される。

 

ヘッジファンドの収益目標は「絶対利益型」というもので、どんな状況でも利益を生み出すことが目的となっています。

 

しかし、投資信託では「相対利益型」といった収益目標で、上昇相場の時にしか利益を上げることができないようになっているのです。そのため、利益を獲得できるチャンスがたくさんあるヘッジファンドは他のどの運用先よりも高い利率を出すことが可能となっています。

 

このように、相場の上がり下がりに左右されず安定した運用を行える点で退職金をどこに預けるべきか悩んでいる方は、選択肢の一つとしてヘッジファンドに預けることを検討しても良いでしょう。

>>ヘッジファンドとは?基本から投資方法まで大公開

 

では最後に、今までのまとめとして最終チェックをします。

これまでのまとめ

超低金利時代と言われている今では、銀行の金利は低く期待できません。このことからも、退職金の預け先は銀行預けること以外も検討出来ると良いですね。

 

今回、銀行以外の退職金のおすすめ預け先として説明したヘッジファンドに関しては高額資産運用ならではの金融商品であるので、まとまった金額の退職金の預け先をお探しの方は一度検討しても良いでしょう。

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