遺産の資産運用は安全に

遺産の運用方法
ご両親が遺してくれた遺産。大切な遺産を無駄にしたくないはず。

 

しかし実際もらった遺産をどう使おうか悩んでいる方も多いかと思います。貯金やローンの返済、はたまた散財など、相続した遺産の使い道は様々です。しかし年金も少なく、将来に不安を抱えている人が多い現在、一番有効だとされているのが相続した遺産で行う資産運用です。

 

リスクを抑えて長期的に遺産を運用することによって、今より大切な資産を増やすことができるのです。

 

そこで今回は、そんな遺産で資産運用を行うにあたっておすすめの運用方法や気になる税金について紹介していこうと思います。せっかく遺してくれた相続金を無駄にしないためにも是非一読しておきましょう。

遺産をどう使うのか

第一生命のアンケートによると、金融資産による相続は父親、母親を合わせて平均1500万円ほどだといいます。

 

遺産の資産運用は安全に
引用:>>第一生命NEWS宅配便(外部リンク)

 

もちろん家族構成や分配率に差はありますが、以前のように4000万円~5000万円といった大きな遺産ではないようです。

 

とはいえ大きな資産になる相続金。悲しいことですが、両親が残してくれる資産をどうすべきかというのはしっかり考えなければいけません。

 

せっかく遺してくれる遺産を、ギャンブルのように勝率の低い投資先に運用し、全て失くしてしまうほど悲しい話はありません。そこで、まずは相続金の使い道について考えていきましょう。

相続金の使い道を明確にする

まず相続金の使い道を明確にしていく前に、前提としてやってはいけないことが「全て日々の生活費に回してしまうこと」。

 

もちろん相続した遺産を生活費に回すことができれば家計としても助かるでしょうし、一時的かもしれませんが、いつもより贅沢ができるかもしれません。

 

しかし家族全員が遺産に感謝できるような使い道という意味では、あまりおすすめでないと言えます。では相続の使い道を決めるにあたって、何をすればいいのでしょうか?

将来的に使う資金をリストアップする

シンプルですが、まずは今後必要になるお金をリストアップしておきましょう。

 

例えば、「教育費」や「家や車のローン」、そして老後のためにも「医療費」などもリストアップしておきましょう。おそらくリストアップすると、もらった相続金だけでは足りないという現実が見えてくるかと思います。

 

ちなみに老後まで安心して過ごすためには、約1億円の資金が必要になると言われています。退職金をもらったとしても2018年の平均額は2000万円~2500万円。とてもじゃないですが、賄いきれないと思います。

 

そこでおすすめなのが、遺産の相続で得た資金を上手に資産運用して増やすということです。<先ほどのリストアップは実は現状の把握だけではなく、今後資産運用をする上で重要になる目標額も明確にしてくれるのです。

 

例えばリストアップした結果、あと5000万円足りないとわかったならばそれすなわち資産運用をする際の目標額になりますね。

 

ネット上にある資産運用シミュレーターを使えば、5000万円の資産を作るまでに年利がどれくらいで、そのくらいの期間が必要なのかがすぐにわかります。

 

遺産の資産運用は安全に
遺産の資産運用は安全に
引用:>>野村証券「みらい電卓」(外部リンク)

 

上記ですと、800万円の元手を5000万円にするためには、年利10%で20年間運用すれば達成できますね。ただ、じゃあその利率を達成するために、どの運用方法が良いのかわからないと思います。

 

そこで次に、安全に運用できるおすすめの金融商品について紹介していこうと思います。

大切な遺産は安全に運用

ここでは相続した遺産を運用していく上で、おすすめの運用方法をいくつかピックアップしてみました。

 

  1. 個人向け国債
  2. 不動産投資
  3. ヘッジファンド
  4. 株式投資

 

それぞれ特徴がありますので見ていきましょう。

1、個人向け国債

個人向け国債とは、個人で買い付けることができる国の債券のことをいいます。

 

そんな個人向け国債の特徴は、国が発行している債券なので安全度が高いこと。さらに個人向け国債の金利は最低でも0.05%が保証され、3000万円の遺産で運用すれば、1年後には1万5000円の利益を獲得できます。

 

ちなみに年に2回の利子を受け取ることができ、1年以上保有していれば途中で解約することもできるので、自分のペースで相続金を運用できるでしょう。

 

今では超低金利時代と呼ばれており、銀行の金利は0.001%と、とても低くなっているため、遺産は銀行に預けるより、元本保証もしっかりしている個人向け国債に運用する方が良い選択と言えますね。

 

とは言え、このように安全度が高い運用先は金利や利回りが低いので、資産を増やすという観点から見れば少し物足りなく感じるかもしれません。

2、不動産投資

次におすすめの運用先は、不動産投資です。

 

不動産投資は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類の利益を受け取ることができる運用先として人気があります。

 

インカムゲインとは資産を保有している間に得られる利益のことをいい、不動産投資でいう「家賃収入」に当たります。家賃収入は毎月の安定した収入原になるので、大変魅力的な利益です。

 

2つ目のキャピタルゲインとは資産を売買することによって得られる利益のことをいい、不動産投資でいうと保有している不動産の売買収益に当たります。これは、地価が高騰するであろう土地を買い、価格が上がった時に保有中の土地を売ることで発生する差益を、利益として獲得できるものです。

 

不動産投資のキャピタルゲインは、一回で狙うことのできる期待収益が大きいという魅力があります。

 

このように2種類の魅力的な利益がある反面、建物のメンテナンス費用や、土地の将来性を見極める目が必要になるので、相続金を不動産で運用するのであれば、信頼できる不動産や知り合いに見てもらいながらがおすすめかもしれません。

>>ワンルームマンション投資が今ホットな様々な理由

3、ヘッジファンド

3つ目のおすすめは、高利回りが期待できるヘッジファンドです。

 

ヘッジファンドは個人向け国債や不動産のように安全度は群を抜いて高いわけではありませんが、平均20%前後という圧倒的な利回りを実現できる運用先。

 

国内のヘッジファンドでは年利27%のリターンを出しているファンドもあり、日本だけでなくアメリカやイギリスでは既に定番の運用先です。

 

この話を聞くと、「それだけハイリターンな運用方法なら、安全度も低くてリスクあるんじゃないの?」と思う方もいるのではないでしょうか?

 

詳しくは後述しますが、ヘッジファンドは腕利きのプロマネージャーに資金を預け、運用してもらう運用方法です。しかも預けられた資産はファンド側で分散して保管され、無理のない範囲でしっかり運用してくれます。

 

つまり、資産運用初心者の方でもリスク管理を自分でやる必要もなく、相続金を預けるだけでリターンが出る仕組みになっているのです。何を隠そうの編集部も長い間ヘッジファンドで運用しており、その安全度とリターンの高さは折り紙付きだと言えます。

>>ヘッジファンドとは何か?会社の実態と投資リスクを大公開

4、株式投資

最後に紹介するおすすめの運用先は、国内でも王道の株式投資です。

 

株式投資も先ほどの不動産投資と同じく、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類の利益を得ることができる運用方法です。

 

株式投資でいうインカムゲインは、株主優待で受け取ることのできる利益。キャピタルゲインは株の売買によって得られる利益のことをいいます。

 

特に株の売買によって得られるキャピタルゲインに大きな魅力があり、見込みのある企業の株を買った場合、何十倍も価格が跳ね上がり大きな利益を獲得できる可能性があります。

 

ただ、見込みのある企業を見極める分析も難しい上に株式投資で利益を上げている人は全体で2%しかいないと言われているので、株式投資で相続金をしっかり運用していくのはやや上級者向けかもしれません。
>>初心者必見!正しい株の買い方。株=ギャンブルではない!

 

さて、ここまで遺産の相続金を運用するにあたっておすすめの商品について紹介してきました。しかしご両親が遺してくれた遺産を受け取った際に気を付けたいのは、税金です。そこでここでは、相続にまつわる税金について解説していこうと思います。

相続にまつわる税金とは

遺産の相続金にかかる税金は「相続税」といわれ、相続を受け取る人(相続人)に対して課せられる税金のことです。相続税の税金額は、原則取得した財産の価額を基に計算され、その金額は一律ではありません。

 

ちなみに相続税は以下の手順で計算されるので一度チェックしてみましょう。

 

  1. 相続金合計額 + 相続時精算課税(※1)=①
  2. ①から債務、葬式費用、非課税財産を差し引いて、遺産額を算出する
  3. 遺産額に、相続開始前3年以内に贈与された財産を加えて、正味の遺産額を算出する
  4. 「正味の遺産額」に基礎控除額を差し引く

 

これによって遺産相続にかかる税金額が算出されます。

 

ちなみに上記の計算方法で算出された正味の遺産額によって税率や控除額が異なりますので、わかりやすく早見表を作成してみました。

 

正味の遺産額 税率 控除額
1000万円以下 10%
1000万円~3000万円以下 15% 50万円
3000万円~5000万円以下 20% 200万円
5000万円~1億円以下 30% 700万円
1億円~2億円以下 40% 1700万円
2億円~3億円以下 45% 2700万円
3億円~6億円以下 50% 4200万円
6億円~ 55% 7200万円

 

該当遺産額に応じて税率や控除額が決められており、これに適用させることで正確な相続税が決まります。ご自身が相続する遺産にかかる税金も把握したうえで資産運用することをおすすめします。

ここまでのまとめ

今回は、遺産の相続を運用する上でおすすめの資産運用方法や知っておきたい相続の税金について紹介してきました。

 

冒頭にも述べましたが、遺産はご両親が遺してくれた大切な資産は丁寧に運用して明るい未来を築く資金とするとよいでしょう。

 

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