1000万円を保険で資産運用を行い確実に資産を増やす

株や債券、投資信託など資産運用には色々な方法があります。1000万円などのまとまった資金は、低リスクで堅実に資産運用をしたいと思う人が多いでしょう。一般的に1000万円の大金は低リスク定期預金や国債などが用いられますが、実は保険でも堅実な運用が可能。

死亡時やケガ、病気の際の保障だけではなく、貯蓄や1000万単位の相続税対策などでも有効とされています。そこで今回はマネーブリッジ編集部が、そんな保険で安全に資産運用をするために知っておくべきことの説明をしていきます。

この記事の要点

・貯蓄型保険を活用すれば低リスクで1000万円の運用が可能。
・実際の運用商品を選ぶ際は、自身のライフステージに合った最適な補償内容を持った商品を選ぶべし。

保険の種類!資産運用するなら貯蓄型

保険は大きく分けると、「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」の二つに分けることができます。掛け捨て型保険とは、保険料が安い分病気などのならない限り保険料をもらうことができないという保険。そのため、何も病気などにならなければお金を損してしまいますね。

一方で、貯蓄型保険は病気にならなかった場合でも、満期がくれば利子がついてお金が返ってくるという保険です。今回は、この貯蓄型保険で1000万円の資産運用を行う場合について考えていきます。まずは、貯蓄型保険についてもう少し詳しく見ていきましょう。

貯蓄型保険とは?

先述した通り貯蓄型保険とは、満期まで生存した場合には満期金、途中で解約した場合は払い込んだ資金の一部が解約払戻金として戻ってくる保険のこと。貯蓄型とはいっても、満期が来る前に被保険者が死亡した場合は、しっかり死亡給付金が支払われます。

そんな貯蓄型保険は、額は払込期間によって異なりますが、払い込んだ保険料が戻ってくる可能性がある点で、払い込む額が掛け捨て型に比べて高めに設定されています。ここまでで紹介した貯蓄型保険ですが、その中にも様々な種類がありますので、次ではその貯蓄型保険の種類について紹介していきます。

目的で使い分ける!貯蓄型保険の種類

貯蓄型では1000万円の資産運用の目的によって選ぶことが大切。ちなみに代表的な貯蓄型保険は養老保険、こども保険、終身保険や個人年金保険など。それぞれ見ていきましょう。

養老保険

養老とは、生死混合ともいわれ、死亡と生存が組み合わされているタイプの保険です。死亡の際には死亡給付金、満期の際には満期金、解約の際には払戻金がもらえます。貯蓄性が高い一方、月々の支払額が高いのが難点です。

 

養老保険
(引用)
・かんぽ生命HP「【養老保険】将来のあなたの思いを現実に」(外部リンク)

 

養老保険には、定期付養老と生存給付金付定期というものもあります。定期付養老とは、主契約である「養老保険」に手厚い死亡保障を確保する「定期保険特約」を上乗せした組合せ商品となっています。死亡時や高度障害時には養老保険と特約分を合計した保険金が支払われ、生存した状態で満期を迎えた際には養老保険の分だけ満期金がもらえます。

生存給付金付定期は決められた期間内で死亡や高度障害になった場合は死亡・高度障害保険金が支払われ、生存中は生存給付金を受取ることができます。例えば、第一生命の生存給付金付定期保険という保険であれば、死亡に備えながら、3年ごとに生存給付金を受け取れます。

 

生存給付金付定期
(引用)
・第一生命「生存給付金付定期保険」(外部リンク)

 

養老保険商品例
・かんぽ生命の養老保険
・ソニー生命の養老保険

こども保険

こども保険とは、こどもの入学や進学や満期の際に祝金や満期金が支払われるタイプの保険です。契約者である親が死亡や高度障害者となった場合は保険料の払込が免除され、一時金や育英年金などが支払われます。支払免除となっても、祝金や満期金は受取る頃ができるため教育費などに活用できます。こどもの教育資金のための資産運用に向いています。

こども保険
(引用)
・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命HP「こども保険 」(外部リンク)

 

こども保険商品例
・損保ジャパンのこども保険
・住友生命の学資保険こどもすくすく保険

終身保険

終身とは、死亡や高度障害になった場合に保険金の支払いが支払われ、保証は一生涯続く保険のことです。満期金は出ませんが、ある一定の期間が経過すると解約した際に解約返戻金としていくらかお金を受取ることができるため貯蓄性が高くなります。

また、払込が満了すると死亡保障に代えて介護保障や年金受取を選択することもできます。満期を設定せず一生涯保険料を払い続ける終身払のタイプもあり、そちらは有期払込よりも毎回の料金が安くなります。資産運用しながら安心も手に入れたい方におすすめです。

 

終身保険商品例
・オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)
・アクサダイレクトの終身保険

個人年金

個人年金は公的年金とは別に、保険会社と私的に契約する年金保険のことをいいます。老後の生活資金を準備する保険として人気を集めています。個人年金は基本年金と増額年金、増加年金の3つの合計額を受取ることになります。基本年金は運用成績に関係なく保証されている金額で他の2つは確定していません。ちなみに、養老保険、こども保険、終身は貯蓄部分の運用利回りが予定利率によって約束されています。

また貯蓄目的で払い込んだ資金の一部、または全てが「生命保険料控除」や「個人年金保険料控除」の対象です。よって、個人年金は相続税対策の資産運用にもなります。

 

個人年金商品例
・日本生命のニッセイみらいのカタチ 年金保険

 

次に、実際保険で資産運用を行った場合いくら稼ぐことができるのかを普通に貯蓄する場合と比較しながら紹介していきます。

貯蓄と比較!1000万円の運用シミュレーション

実際に、1000万円を貯蓄型保険でで10年運用した場合のシミュレーションを見てみます。まずは、以下の表をご覧ください。

 

定期預金0.02%と保険1%で10年間複利運用した場合

期間 定期預金 0.02% 保険 1%
1年 1,000.2万円 1,010万円
3年 1,000.6万円 1,030万円
5年 1,001万円 1,051万円
7年 1,001.4万円 1,072万円
10年 1,002万円 1,104万円

定期預金と保険で1000万円を運用

 

通常の定期預金は金利が0.02%ほどしかないため、1000万円でも10年間で1,002万円、つまり2万円しか増えません。しかし、現在保険の予定利率は1%ほどが多く、仮に1000万円を1%で10年間複利で運用したとすると元利合計で1,104万円ほどになります。このことから、定期預金で貯蓄するよりも約100万円も多く利益を受取れることがわかります。

では、最後に保険で資産運用を行う場合の注意点を紹介していきます。

運用するときの注意点

一見、保険での資産運用は失敗がないように思えますが、リスクゼロではありません。保険で資産運用を行う場合の注意点は大きく分けると、以下の2つがあります。

保険で資産運用するときの注意点

  1. 予定利率だけで判断しない
  2. 途中解約で損する可能性がある

ここから、これらの注意点について説明していきます。

1、予定利率だけで判断しない

保険会社は、死亡保険金、満期金などの支払いに備え、契約者から集めた保険料の運用を行います。また、保険会社はその運用によって得られる収益(予定利率)を予想し、契約者が支払う保険料から事前に割引きを行います。よって、保険会社が提示する運用利回りである「予定利率」は保険料に大きく影響を与えます。つまり、予定利率が高く、運用である程度の利益が出ると予想されている保険は自然と保険料は安くなるということです。

そうなると、保険を選ぶ際には予定利率だけに目が行ってしまいがち。しかし、保険料の算出は予定利率だけではなく予定死亡率や予定事業費率なども考慮されることをお忘れなく。この2つの数字によっては料金が高く設定されていることもあり、当初計画していた利回りよりも低くなる可能性があります。予定死亡率や予定事業費率までしっかりチェックし、損をしない保険選びが出来ると良いでしょう。

2、途中解約で損する可能性もある

掛捨ての場合を除くと、途中解約を行った場合は「払戻金」を受け取ることが出来ます。つまり、支払った保険料の内、支払い期間に応じていくらかが戻ってくる可能性があるということです。また、長期的に保険料を払い込むことで一部の保険では支払った保険料以上のお金が払戻金として戻ってくる可能性があります。

しかし、契約から年数が経っていない場合は、払い込んだ支払総額1000万円に比べて解約払戻金は少なくなることが殆ど。資産運用の点から考えると、数年での途中解約は避けた方が良いですね。

まとめ

今回は1000万円を保険で資産運用し増やしていく方法について説明してきました。1000万円というまとまった金額は今回説明したよう、低リスクな保険で堅実に運用していくことも選択肢として持っておいても良いでしょう。実際の運用商品を選ぶ際は、ご自身のライフステージに合った最適な補償内容を持った商品を選ぶと良いでしょう。

1000万円の運用方法は保険商品だけではありません。投資の成功の秘訣は、比較・検討。以下、1000万で投資が可能な商品をまとめた記事もございますので、まとまった資産の投資先選びに是非ご活用ください。

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