運用効率を高める先物取引とは?

先物取引

先物取引は現物の株式取引やFXに比べて、先物取引はあまりメジャーな投資方法では無いと言えます。しかし、先物取引は少ない金額で大きな額の取引ができるなど、使い方しだいでは効率の良い運用が可能です。ここでは先物取引とはどのような仕組みの売買なのか、メリットやデメリットもあわせて解説致します!

 

この記事の要点

・先物取引とは下げ局面でも利益を出せる便利な取引である
・先物取引とはレバレッジが使える投資方法である

先物取引とは?

先物取引とは、デリバティブと呼ばれる金融派生商品のうちのひとつで、将来のあらかじめ決められた日に、特定の商品を、現時点の値段で決済する取引となっています。デリバティブには、先物取引の他にスワップやオプションなどがありますが、こちらでは先物取引について解説していきます。

 

日本では江戸幕府でお米の取引に先物取引が使用され、遠く昔から存在していた取引方法です。天候不良や、地震等によって収穫量が安定しなかった時代、年によって価格もバラバラだったため、餅屋や酒屋などのお米を原料として商売をする人々は、お米の収穫前に値段を決められる先物取引によって商売をしやすくしていました。

 

先物取引とは?

 

先物取引には、現物取引とは違うポイントが3つあります。

1、買いだけでなく売りからスタートすることも可能

株式の現物取引の場合、まずは買って株式を所有しなければなりません。どこかのタイミングでまず「買い」の注文をはじめにしますよね。しかし、先物取引の場合、売りから始めることができます。続けて、手元にないものを売るというカラクリを簡単にイメージしやすく説明します。

 

先物取引

 

上記の図のように、見かけ上は証券会社から売りたいものを借りて、市場で売りに出します。例えば証券会社から借りた商品Aを市場で1000円で売りに出します。その後同じ商品Aを市場で800円で買い戻し、証券会社に返すと、手元には200円の利益が残ります。もちろん売りから始めなければならないというわけではなく、買いの注文からスタートさせることも可能です。

 

現在の商品価格が10,000円で、

 

今後価格が上がると予想した場合は株式の現物取引のようにその時点で「買い」の注文をします。→買建て(かいだて)
反対に今後価格が下がると予想する場合は、「売り」の注文をします。→売建て(うりだて)

 

売立て

 

その後予想が当たり、反対売買(売ったものを買い戻す、買ったものを売却)すれば、差額分が利益となります。

2、取引最終日までに決済が必要

株式は一度買えば、上場廃止にならない限り、持ち続けることが出来ますよね。しかし先物取引の場合は、決められた日までに反対売買(決済)することが必要です。最終取引日までは自身が売買したいタイミングで決済が出来ますが、それを過ぎる「SQ(エスキュー)算出日」という日に、自動的に決済されます。

 

自動決済

 

先物取引の取引最終日は、SQ算出日の前営業日です。また、SQ値はSQ算出日の大引け後(午後3時以降)に証券取引所が発表します。

3、担保となる証拠金を入金すれば取引可能

株式の現物取引の場合、買付に100万円かかるのであれば、受渡日となる約定日から3営業日後までに100万円を入金しておく必要があります。しかし先物取引の場合は、担保となる証拠金のみの入金で取引が可能なので全額を入金しておく必要はありません。証拠金の金額は、証券会社ごとに独自に設定しています。

 

さてここまで先物取引の仕組みを紹介してきましたが、先物取引ではどのようなものを取引できるのでしょうか?次の章でご説明致します。

先物取引の種類

先物取引で、投資対象となるものを3つご紹介致します。

1、債券先物取引

債券の価格がどう動くのか予想する取引です。日本の国債先物取引は、日経225先物取引やTOPIX先物取引は1988年より取引が開始されましたが、それよりもずっと前に生まれました。国債先物取引の取引対象は、実際に発行されている国債ではなく、「標準物(ひょうじゅんもの)」と呼ばれる架空の国債です。架空の国債を扱っている理由は簡単で、現在発行されている国債の数が多すぎる為にわかりづらく、すべてをまとめて取引所が標準化したものを使うからです。

2、商品先物取引

金や原油、トウモロコシに代表される商品の先物取引のことを指します。商品先物で選択できる銘柄は様々ですが、ご自身で価格の予想がつきやすいと思うものを選択するのがベターでしょう。基本的には金や原油などの身近な商品を選ぶ投資家が多いです。

3、株価指数先物取引

指数を対象として先物取引を行います。代表的なものに日経225先物取引やTOPIX先物取引があります。海外のものですと、NYダウ先物や、FTSE中国50先物などが挙げられ、こちらも多くの先物投資家が取り扱う銘柄となっています。

 

続けて、先物取引を行うメリット及びデメリットについても見ていきましょう。

メリット

以下、先物取引のメリットです。

 

先物取引のメリット

  1. レバレッジを使って少ない金額で大きな取引ができる
  2. 上げ局面でも下げ局面でも利益を出すことが出来る
  3. 夜間取引も可能

 

上記に上げた先物取引のメリットを、1つずつ解説していきます。

1、レバレッジを使って少ない金額で大きな取引ができる

先物取引では、レバレッジという道具を使うことができます。レバレッジがあるためにハイリスクであると言われることもありますが、使い方次第では効率の良い運用が叶います。そもそもレバレッジとは、てこのことで、小さな力(証拠金)で大きな物(実際の取引金額)を動かすことを意味します。

 

レバレッジ

 

時々レバレッジが危険であると言われるのは、自身の資金力に見合わないレバレッジを使って失敗するケースが後を立たないからです。高すぎるレバレッジで利益を狙うのではなく、まずは3倍程度を目安に行い、着実に活用していく方が良いでしょう。

2、上げ局面でも下げ局面でも利益を出すことが出来る

株式の現物取引では、相場全体が、もしくは個別銘柄の評価が高まる局面でのみ利益を出すことが可能ですよね。しかし先物取引では「売建」注文が可能ですので、相場の下げ局面でも利益を出すことが可能です。利益を出すチャンスが多いのも先物取引の特徴です。

3、夜間取引も可能

区分 説明 日中 夜間
プレ・オープニング 注文のみ受付、取引は不可 8:00~8:45 16:15~16:30
オープニング・セッション ザラ場移行前の板寄せ 8:45 16:30
レギュラー・セッション ザラ場(取引時間) 8:45~15:10 16:30~翌日5:25
プレ・クロージング 注文のみ受付、取引は不可 15:10~15:15 翌日5:25~5:30
クロージング・オークション 最終取引時刻 15:15 翌日5:30

 

日中の売買が難しい人や、日中以降に発表される企業の決算情報や、報道に対応した取引が可能となります。また、アメリカやヨーロッパ等海外の取引時間もカバー出来ます。海外の動向に左右されるもの等は、海外ニュースにも機敏な対応が必要です。では反対に、デメリットとなる部分も確認しておきましょう。

デメリット

以下、先物取引のデメリットです。

 

先物取引のデメリット

  1. 元本保証ではない
  2. 損失額が大きくなる可能性がある
  3. 利益が出た場合の税金は確定申告が必要

 

ここでも、一つずつ紹介していきます。

1、元本保証ではない

金融商品なのでもちろん大前提ですが、投資資金がマイナスになって戻ってくる可能性は十分にあります。

2、損失額が大きくなる可能性がある

レバレッジを使った取引のため、マイナスになった時は利益が出たときと同じようにマイナス幅が広がります。現物取引であればそこまで大きくなかったと思われる損失も、レバレッジを使うことによって倍増するリスクがあります。

3、利益が出た場合の税金は確定申告が必要

通常の株式取引で、特定口座を使った場合は証券会社が源泉徴収をしてくれますので基本的には確定申告の必要がありません。(税率は通常の株式取引で出た利益と同じく20.315%)しかし、先物取引は税制上の扱いが現物の株式取引とは異なり、利益が出た場合はご自身で確定申告をしなければなりません。

 

損益通算も、限られた取引商品同士でのみ可能で、通常の株式取引や投資信託、海外市場における先物取引等との損益通算は出来ません。

先物取引におすすめの会社

さてここまでの内容で先物取引の基本については、理解できたと思います。ここまでの内容を理解した上で、先物取引で資産運用を始めたいとお思いの方の為におすすめの会社を3つご紹介致します。

 

先物取引におすすめの会社

  1. フジ・フューチャーズ
  2. 楽天証券
  3. 北辰物産

 

早速、一つずつ解説していきます。

1、フジ・フューチャーズ

フジ・フューチャーズ

 

おすすめポイント

  • わからないことは電話やメールで問い合わせ可能
  • 入金速度が早い
  • マーケット情報(海外含む)を無料で提供
  • 取引ツールが豊富である

 

先物取引がはじめての方や、スピード感を求める方におすすめなのがフジ・フューチャーズです。何か合った時に電話で相談に乗ってくれるのは、特に初心者の方にとって心強いですよね。

関連リンク

>>フジ・フューチャーズ(外部リンク)
※別ウインドウで開きます。

2、楽天証券

楽天証券

 

おすすめポイント

  • 大手ネット証券で安心
  • 先物だけでなく通常の株式や投資信託なども購入可能
  • オリジナルの取引ツールが使いやすい

 

大手楽天グループの証券部門ということで安心感がありますよね。楽天証券の口座だけで通常の株式取引や投資信託、またはiDecoなどの年金までカバーしているのでおすすめです。

関連リンク

>>楽天証券(外部リンク)
※別ウインドウで開きます。

3、北辰物産

北辰物産

 

おすすめポイント

  • 業界最安水準の手数料
  • 口座開設するだけでお金がもらえるキャッシュバックキャンペーンを頻繁に行っている
  • プレミアムコースなら専属アナリストがついてくれる

 

北辰物産の特徴は、業界最安水準の手数料と、プレミアムコースを設定している点です。手数料は片道176円(税込み)で、他の会社とは比較にならない程安い手数料で提供しています。また、プレミアムコースを選択すると、専属アナリストが個人サポートをしてくれます。対面取引では手数料が高く負担になりますが、完全オンライン取引には少し不安があるという方にピッタリでしょう。動画での解説もあり大変わかりやすいと好評です。

関連リンク

>>北辰物産(外部リンク)
※別ウインドウで開きます。

先物取引とは?まとめ

さて、ここまで先物取引とはどのような仕組みで行われているのか、メリットやデメリットもあわせて解説致しました。利益率が高くなりやすく、取引時間も長いことから上手く使えば大変効率の良い運用が可能となります。反対にマイナスが大きくなる可能性もありますので、高すぎるレバレッジは避け、必ず余裕資金で行うようにしましょう!

 

資産運用方法は、先物取引以外にも沢山あります。以下、資産運用の種類についてまとめた記事も合わせて是非参考にしてみてください!

 

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