まずはハードルの低いミニ株から銘柄選定の方法を学ぼう

ミニ株

「まとまった資金はないけれど投資に挑戦してみたい」

 

こんな方におすすめなのがミニ株です。100万円以上~買付可能な高価な銘柄もなかには存在しますが、ミニ株なら銘柄によっては1万円以下で買うこともできてしまうんです。

 

ここでは元証券ウーマンがミニ株とは一体なんなのか、そして銘柄選びの方法についてもお教え致します。

 

ミニ株の意外な活用方法についてもご紹介しますので必見です!さっそくミニ株とは一体どのような仕組みなのか見ていきましょう。

 

この記事の要点

・ミニ株で無理なく投資
・金額は小さくても銘柄選定は大切
・証券会社のNISA口座残枠も活用できる

 

ミニ株とは

正式に取引所で行っている制度ではなく、各証券会社がサービスとしておこなっています。本来株式取引をする際は、定められた最低売買株数以上の取引が必要ですが、ミニ株では最低1株からの取引が可能です。

 

 マネーブリッジ編集部メモ:
2018年10月1日以降、全ての上場会社の最低売買株数(1単元)は100株となりました。
参考:>>日本取引所グループHP 売買単位の統一(外部リンク)

 

2019年7月29日の7205トヨタ自動車の終値が7,148円でしたので、通常通りに買うと7,148円×100株=71万4800円の投資金額が必要です。(手数料は考慮していません)

 

しかし、ミニ株の制度を使えば最低1株から売買が可能なので、7,148円×1株=7,148円でトヨタの株式を買うことができるんです。

 

この通りミニ株は当初の投資金額を10分の1や100分の1程度に抑えることが可能なため、まとまった資金を準備するのが難しい方や、株式をはじめるにあたってまずは一度お試ししてみたいという方に向いています。

 

ミニ株の制度は全ての証券会社で取り扱いされているものではありませんので、まだ証券口座をお持ちでない場合は、証券口座開設の前に確認が必要です。取り扱いのある代表的な証券会社は後の章でご紹介致します。

できること

以下、ミニ株を使ってできること4点についてまとめてみました。

1、売却益を得る

通常100株以上で取引されている単元株と同じように、買ったときよりも株価が上がっていればその分の利益を得ることができます。

 

しかしミニ株といえど株式には変わりありませんので、もちろん株価が下落したタイミングで売却すれば損になります。

2、配当金

配当金は1株あたりで計算されますので、10株であっても10株分の配当金をもらうことが可能です。もちろん株数が多ければその分もらえる配当金額は多くなりますが、ミニ株であってももらえるのは嬉しいですよね!

 

そもそも配当金を出していない上場企業や、赤字で配当金に回す資金がなくなってしまう上場企業もあるので、配当金狙いの際は注意が必要です。

3、株主優待

通常100株以上で受けることができる株主優待。

 

数は少ないですが、1株や10株保有者にも株主優待を実施している企業があります。ほとんどは自社商品の割引券となりますが、自分が買いたい銘柄が株主優待を実施していたらラッキーですよね。

 

株主優待一例

銘柄コード 銘柄名 最低保有株数 優待内容
2453 ジャパンベストレスキューシステム 1株以上 キッザニア招待券1枚
4539 日本ケミファ 1株以上 ヘルスケア用品の特別割引販売(年2回)
9039 サカイお引越しセンター 1株以上 引っ越し費用30%割引

4、NISAの残枠を使い切るのにミニ株を使う

証券会社でNISA口座を開設している方へのおすすめです。投資信託をぴったり120万円分買った方やたまたま120万円きっかり使えた方はこれ以上の枠はありませんが、大抵の人が数万円~半分以上残している状態にあると思います。

 

「買いたい株があったけど100株買うと120万円オーバーしてしまう」

 

ミニ株を活用する絶好の機会と言えます。ミニ株でNISA口座の枠いっぱいまで使うことができるのは意外と知られてない裏技です。

 

NISA口座を開設済みで、なおかつ残りの枠について悩んでいた方はぜひ検討してみて下さい。

できないこと、気をつけるべきポイント

ミニ株は良い点が多いですが、多少ながらデメリットも存在します。ここではミニ株のデメリットを3つ紹介していきます。

1、リアルタイムでの売買ができない

ミニ株には取引に際して制限が設けられています。証券会社により約定(買付・売却が成立すること)のタイミングも異なりますので、売買前に注意が必要です。

 

ネット証券大手のSBI証券では、以下のような売買スケジュールを設けています。

 

注文時間 約定のタイミング
0:00~10:30 当日の後場始値での約定
10:30~21:30 翌営業日の前場始値での約定
21:30~24:00 翌営業日の後場始値での約定

※東証上場銘柄の場合

 

注文をしたタイミングと約定タイミングで値段が変わると高く買ってしまったり、安く売却する可能性があります。値段を指定して売買(指値注文)することもできませんので、約定金額は想定と異なる場合があることを知っておきましょう。

2、すべての銘柄に対応しているわけではない

ミニ株で買付ができる銘柄と、そうでない銘柄があります。買いたい銘柄がミニ株に対応しているかどうか、あらかじめ確認する必要があります。

3、買付はミニ株でも、売却は単元株になることも!

大前提として、上場株式を単元株以上保有する場合は1単元ごと取引となります。

 

たとえばミニ株のシステムを使って10株ずつ、10回に分けて買うと全部で100株保有することになりますね。1単元=100株ですので、売却するときは100株をひとつとして売却することになります。100株のうち10株だけ、半分の50株だけ売却などという注文はできませんのでご注意下さい。(東証上場銘柄の場合)

 

ミニ株

ミニ株の取り扱いがある会社

すべての証券会社でミニ株投資ができるわけではありません。

 

以下に代表的な証券会社での取り扱い有無および、取り扱い名称、最低売買株数を記載しています。証券会社によって呼び名と最低売買株数が異なります。

 

証券会社名 ミニ株名称 最低売買株数
SBI証券 S株 1株
マネックス証券 ワン株 1株
カブドットコム証券 プチ株 1株
野村證券 まめ株 1株
大和証券 ミニ株取扱終了
SMBC日興証券 株式ミニ投資 10株

 

ミニ株は全ての銘柄に投資できるわけではなく、各証券会社で決められた銘柄にのみ投資可能です。証券会社によって取り扱い銘柄は異なり、投資できる銘柄も入れ替わりることがありますので、詳しくは証券会社にお問い合わせ下さい。

銘柄選定は慎重に!

ミニ株は投資資金が少なくて済むとは言え、元本保証のないれっきとした株式取引です。以下、ミニ株の銘柄選定のポイントを2つ紹介していきます。

1、馴染みのある会社や業界

「一体どの銘柄を買えば良いかわからない」という場合は、自分の勤務先や取引先に馴染みの深い業界からピックアップしても良いでしょう。

 

どんなイベントがあれば会社の業績が上がるのかを身をもってすでに経験し、知っているからです。例えば、国が介護事業に力を入れると発言したら介護関連会社の株があがります。介護関連にとって良い材料だからです。

 

所属する業界がどんな流れの中にいるのかを肌で感じることができるので、株価を追いやすくなります。今後株数を増やしていったり、単元株を購入する場合は特に参考になりますので、まずは自分で見てわかりやすい企業を選ぶことをおすすめします。

2、配当金など株主還元に積極的な会社

さきほどミニ株であっても配当金を受け取れるとお話したように、せっかくなら配当金をもらえたほうが嬉しいですよね!以下、2019年7月29日時点での配当利回り6%以上を超える企業です。

 

トレーダーズウェブ

引用:>>トレーダーズ・ウェブ(外部リンク)

 

しかし、配当利回りが高すぎる=株価が安い=なにか問題を抱えているという可能性も否めません。気になる企業があれば会社情報や最近のニュースなども調べてみましょう。心配事があれば購入しないほうがベターです。

 

スクリーニングにも載っている2914JTや5411JEFは、高配当銘柄として常に人気のある銘柄です。

銘柄選定をしてはじめてみよう

運用に回せる資金が豊富になくても、少ない金額からはじめられるのがミニ株の良いところです。今までは100万円でしか購入できなかった株式を10万円で、そして残った90万円で他の銘柄に投資することも可能です。

 

銘柄を少しずつ買って分散投資できることもミニ株のメリットと言えます。

 

株価が値下がりした時も投入金額が少ないので受けるマイナスも小さくて済みます。しかし、購入した銘柄が大きく値上がりした時、受け取れる利益も同じく10分の1や100分の1となりますので、値上がり時のメリットは少し落ちてしまいます。

 

少ない資金で色々な銘柄を購入してみたいときなど、ミニ株を活用してみましょう!ミニ株ではなく単元株で投資に挑戦したい方はこちらの記事も参考になさって下さい。本文でさらっと触れましたが、NISA口座についての詳細も記載しております。

 

\誰かにも伝えたいと思ったらシェア/

Twitterでフォローしよう