株式投資とは何か?

株式投資ルール

 

日本に住んでいればほとんどの方は一生に1度は「株式投資」という言葉を耳にするかと思います。ただし「株式投資」という単語は知っていても、株式投資とは何かを友達に分かりやすく説明できる人はそこまで多くないのではないでしょうか。株式投資とは何か、一言で説明すると企業に投資を行うことです。

 

企業は事業を行うにあたり、新しい店舗を構えたり、新商品を開発したり、人を雇ったりと莫大なお金が必要となります。勿論、銀行などにお金を借りることも出来ますが、到底それだけではまかなうことができません。そこで、企業は「株式」を発行し、投資者に株式を購入してもらうことで事業を行うために必要な資金を集めます。

 

株式投資
引用:>>みずほ証券HP 株式投資とは(外部リンク)

 

このように、株式を発行し集めたお金で事業を行っている会社を「株式会社」と呼び、株式を購入してくれた人を「株主」と呼びます。

株主になったらどんなことが出来るか

さて、そんな株主になると、どのようなことが出来るのでしょうか?

 

思い浮かぶのは、株式を安く買い、高く売りその差額で利益を出すこと。実は株主になると、それ以外にも以下の3つのことが出来るようになります。

株主総会に参加することが出来る(議決権)

株主になると、株主総会に参加し「票」を入れる権利が発生します。株主総会では会社の運営方法や、投資家から集めた資金の使い道などが決められます。

 

票の数は一人1票ではなく、株の保有数によって決められます。株主総会に出席できない場合は、欠席することも出来ますが、最近ではネットやハガキで投票することも可能です。また、ソフトバンクなど一部企業では株主総会のネット中継を行っています。

配当金を受け取ることが出来る(利益配当請求権)

企業は投資してくれた株主へ「配当金」という形で、会社の利益の一部を還元することがあります。日本の場合、配当金は年に1~2回程出る企業が多く、配当金の利回りは平均して2%前後となっています。

 

また、配当金の利回りについては各情報サイトでも確認が可能ですので、配当金目当てで株式購入を考えている方はチェックしておくとよいでしょう。

>>みんなの株式 配当利回りランキング(外部リンク)

会社が解散した時に残った財産の分配を受け取ることが出来る(残余財産分配請求権)

万が一投資先の企業が解散してしまった場合、負債(借金)を返済して残った財産は、持ち株数に応じてその分配を請求できます。

 

また、株主は有限責任となっています。会社が解散しても投資額以上の責任を負う必要はありません(会社法104)。つまり、投資先企業が解散時に多額の借金を背負っていても、投資先に代わり借金を返さなければならないなんてことにはなりません。投資した金額が戻ってこないだけです。

 

ここまで、株主投資とは何か?株主になったらできる3つのことを説明してきました。さて、株式投資の概要が理解できたところで、続けて株式投資が投資家の人気を集めている理由を紹介していきます。

3つのメリット

株式投資に取り組んでいる日本人は多く、成人した日本人の5人に1人はどこかの会社の株を一生涯で一度は購入するというデータがあります。どうして日本国内では少なくない人が株式投資を行うかといいますと、株式投資にはこれから紹介する3つのメリットがあるからです。

 

  1. 株を買うだけで特典がもらえる
  2. 誰でも少ない元手で始められる
  3. 資産運用なので副業規定に該当しない

 

早速、それぞれのメリットについて簡単に触れていきます。

1、株を買うだけで特典がもらえる

株式を購入すると、先述した「配当金」と「株主優待サービス」を毎年手に入れることができます。優待サービスというのは、会社が株主に対して提供している特別サービスのことです。

 

例えばディズニーランドを運営しているオリエンタルランドという会社は、株主に対して毎年1日パスポートを配布しています。また、金融サービス企業のオリックスでは、取引先が取り扱う日本全国の商品が厳選して掲載されたカタログギフトの中から選べるというユニークな株主優待制度を行っています。

 

この株を買うだけで特典が貰えるというのは、不動産投資など他の投資方法にはないメリットであると言えます。

2、少ない元手で始められる

株式投資を始めるには、大きな初期投資が必要ありません。例えば、百貨店グループの三越伊勢丹ホールディングスの現在の株価は1株767円。

 

三越株価
引用:Yahoo finance (株)三越伊勢丹ホールディングス

 

単元株数(最低購入株数)は100株ですので、767円x100株=76700円と10万円以下で始めることが可能です。このように株式投資は10万円クラスの資金があれば、比較的買いたい銘柄を自由に買うことができますし、またミニ株というタイプの株式ならば数千円で買えてしまいます。

>>ミニ株銘柄の選び方!始める前に確認しておくべきポイント

 

株式投資は、まとまった資金がない人でも気軽に始めることができるので始めやすいというメリットがあります。

3、資産運用なので副業規定に該当しない

株式投資は資産運用に該当するので、副業を禁止している会社でも株式投資を行っても処分の対象になりません。そのため、株式投資を始めればサラリーマンをやりながら会社の給料以外の収入源が手に入ります。

 

副業禁止の公務員の方でも、不動産投資や金融商品の売買で利益を得ることは公的に認められていますので、公務員の方で給料収入以外に資産を増やせる方法をお探しの場合は資産運用に取り組むのがおすすめです。株の売買は休憩時間や、通勤の空き時間でもできるので、投資に時間を割けないサラリーマンと相性の良い投資方法です。

>>公務員こそ資産運用!副業より稼げる3種類の投資とは?

 

さてここまで、株式投資のメリットについて紹介してきました。続けて、合わせて知っておきたい株式投資のデメリットについて紹介していきます。

デメリットもしっかり理解しておこう

一見メリットばかりの株式投資にも、デメリットはあります。デメリットを事前に知っておくことで、デメリットをカバーしながら上手に運用していくことが出来るでしょう。

 

  1. 値下がりする可能性がある
  2. 取引したいときに出来ない可能性がある
  3. 会社が倒産したら無価値になる

 

早速、上記株式投資の3つのデメリットについて見ていきます。

1、値下がりする可能性がある

株式の価格は常に上下しています。購入した株式が急騰し大きな利益を出せる可能性がある反面、急落したら大きな損失を被ってしまいます。

 

また、株式投資初心者がこれから値上がりする銘柄を探し出すのは至難の業。企業の業績や、財務状況、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)といった指標から、株式チャート、ニュースなどを通して経済の動きまでをウォッチする必要があり、比較的ハードルが高い投資方法であると言えます。

2、取引したいときに出来ない可能性がある

株式は、売りたい人と買いたい人がいて初めて取引が成立します。つまり、人気のない銘柄などは売りたい人に対して買いたい人が集まらず、取引が成立しないという可能性があります。

 

皆様の中には、ストップ安という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。株価は一日で上昇、下落できる値幅が決まっています。ストップ安とは、株価がその値幅制限まで価格が下落することを言います。

 

札幌証券取引所の新興企業向け市場に上場するRIZAP(ライザップ)グループ株に15日、売り注文が殺到し、「ストップ安」になった。

引用:>>朝日新聞 デジタル ライザップ株、売り殺到でストップ安 赤字転落見通し(外部リンク)

 

保有している株式の株価が、ストップ安になる程どんどん暴落。そんな中、手放したくても買い手が見つからず手放せない可能性があるのは、株式投資のデメリットとして知っておけると良いですね。

3、会社が倒産したら無価値になる

冒頭に記した通り、株式投資は「企業」に投資を行う投資方法です。よって、投資先企業が破綻した場合は投資した金額が一銭も戻ってこない可能性があります。

 

JAL
引用:>>朝日新聞デジタル JAL株「紙切れになっちゃった」 保有6議員、嘆き節(外部リンク)

 

深刻な経営不振に陥った日本航空(JAL)の株式は、2010年1月、東京株式市場でストップ安の7円で取引を終了しました。このように、投資資金を全て失う可能性があることは株式投資のデメリットであると言えるでしょう。

 

さて、ここまで株式投資のメリット・デメリットを見てまいりました。ここまでの内容を踏まえ、株式投資を始めたいとお考えの方の為に最後に株式投資の始め方について説明します。

今日から始める為の5ステップ

ここでは、ゼロから株式投資を始めるための5つのステップを紹介します。それぞれのステップの詳細に入る前に、5つのステップを時系列順にまとめてみましたので一緒に目を通していきましよう。

 

  1. まずはAmazonか本屋で人気の入門書を買う
  2. 証券会社で口座開設を申請する
  3. 日経やビジネス誌で特集されている銘柄を調べてみる
  4. Youtubeの無料動画やオンラインセミナーで勉強する
  5. 目をつけた株を買ってみる

 

ここで紹介した5つのステップを踏めば誰でも株式投資をはじめることができます。各ステップの詳細につきましてはこれから順次紹介していきます。

1、まずはAmazonか本屋で人気の入門書を買う

何か新しいことをやるのならば、全体像を理解した方が良いですよね。それは株式投資においても同じであり、株式投資を始めるのならばまずはじめに株式投資の全体像を頭に入れた方が良いかと思います。

 

株式投資の全体像を学ぶという点においては、Amazonや書店で人気の入門書を1冊読んでみるのが一番です。株式投資の全体像を学べる入門書は沢山ありますので、まずはご自身が気に入った本を選べば良いかと思います。

>>初心者におすすめの投資本特集

2、証券会社で口座開設を申請する

入門書を読んでなんとなく株式投資の全体像が分かれば、次にやることは証券会社の口座を開設することです。口座の開設には1週間程度の日数がかかりますし、料金は一切かからないので株式投資に興味を持ったのならば証券口座を開設してみると良いかと思います。

 

国内の証券会社は、SBI証券のようなネット型と野村證券のような対面顧客型に大きく分かれます。どちらのタイプの証券会社にも良し悪しがありますが、手数料の価格と取引ツールの使いやすさを考慮すると個人的にはネット型の証券会社の利用をおすすめします。

 

色々なネット型の証券会社がある中でのイチオシは、楽天証券とSBI証券です。この2つの証券会社はグループ内にネット銀行を持っているため銀行口座と証券口座を一本化させることができます。特にSBI証券は、全国各地に店舗を展開しているので対面サービスも充実しているということで人気があります。

 

>>楽天証券HP(外部リンク)
>>SBI証券HP(外部リンク)

 

どの証券会社が良いかは個人の趣向によりますが、どこかの証券会社で証券口座を開設しないと株式投資をはじめることができません。そのため、まずは気に入った証券会社を探し、その証券会社で証券口座を開設してみるのが良いかと思います。

3、日経やビジネス誌で特集されている銘柄を調べてみる

入門書を読んだ、口座の開設も申請したとなれば、もう株式投資をはじめることができます。ただし口座を開設してすぐに株式投資をはじめるのではなく、株式投資をはじめる前にどんな株式銘柄を購入するかについてじっくりと考えてみましょう。

 

株式投資の勝負の8割は銘柄選びの時点で決まる以上、値上がりが見込める「勝てる銘柄」探しにはある程度の時間をかけた方が良いかと思います。初心者の間は「勝てる銘柄」としてビジネス誌や日経新聞で特集されている銘柄を色々と調べてみてはいかがでしょうか。

 

>>日本経済新聞 注目株概況(外部リンク)

 

その銘柄を買う、買わないにせよ世間一般的にどういった銘柄が関心を集めているかを知ることには大きな意味があります。日経新聞やビジネス誌で取り上げられているおすすめの銘柄を探しだし、その企業の財務データに目を通してみれば色々と学べることがあるはずです。具体的な株の買い方については、以下の記事にまとめていますので是非参考にしてみてください。

>>初心者必見!正しい株の買い方。株=ギャンブルではない

4、目をつけた株を買ってみる

ビジネス誌や財務諸表を読んでみて、「買いたい」と思う銘柄があったらすぐに買いましょう。銘柄を買わないと株式投資が始まらないので、買いたい銘柄があったら迷わず買うことをおすすめします。

 

銘柄の価格はリアルタイムで変動するので、買おうと思ったタイミングを逃すと次のチャンスはないかもしれません。そのため、株式投資では買いたいと思ったら迷わず買ってしまう勇気を持つことはとても大切になります。

 

最後にまとめです。

株式投資は何か?ずばり楽しい投資方法

ここまで、株式投資とは何か?そのメリット・デメリットと始め方について説明してきました。

 

株式投資は多方面から利益を狙えるだけでなく、優待という特典まで貰える「楽しい」投資方法であると言えます。その反面、経済指標やチャートの読み方など始めるにあたりある程度の勉強が必要となりますので、それも含めて楽しめる、情熱を持って取り組める方は株式投資での運用がぴったりでしょう。

 

株式投資に興味をお持ちの方には、以下の記事もおすすめです。株式投資の始め方を段階を追って説明しているので、興味のある方はどうぞ。

 

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