ファンドに投資した際の期待損益とは?

ヘッジファンドのリスク

ヘッジファンド投資に興味がある。でも、なんだかヘッジファンドってリスクが高そう。

今のあなたはこんな思いを抱いているのではないでしょうか?

しかし、

  • 運用をプロにまるまるおまかせ
  • かつ、年利10%以上というまとまったリターンに期待できる

実際に投資を行っている者の立場からすると、ヘッジファンドほどこんなに割の良い投資商品はそうないと言えますね。

今回はマネーブリッジ編集部が、そんなヘッジファンド投資に伴うリスクと、そのリスクに対しての期待リターンについて紹介していきます。

本文の最後には、リスク管理に定評のある国内ヘッジファンド2社をまとめて紹介しているので必見です。

この記事の要点

・ヘッジファンドには流動性・ブローカーの破綻・価格変動の3つのリスクがある。

・しかし、リスク管理に長けたファンドへ投資を行えば、他金融商品へ直接投資を行うより低リスクで運用可。

・投資に伴うリスクをしっかり理解した上で、信頼できるファンドに預けるべき。

主な3種類の運用リスクとは?

ヘッジファンドに投資した際のリスクは、大きく分けるとこちらの3つになります。

それぞれのリスクの詳細については、これから見ていこうと思います。

リスク

  1. 流動性リスク
  2. 価格変動リスク
  3. ブローカーの破綻リスク

1、流動性リスク

まず最初に紹介するヘッジファンドに投資した際のリスクは、流動性のリスクです。

この流動性リスクというのは、端的に言うと現金化までにかかる時間のことを指します。

実はこの流動性リスクに関しては、ヘッジファンドは結構高いです。

なぜなら多くのヘッジファンド商品の場合、解約をする際には「決算発表の○○ヶ月前までの手続きが必須」といった制約があるからです。
※これをヘッジファンドの「ロックアップ期間」といいます。

ロックアップ期間

また解約や出資も基本的には年1回、多い場合でも半年に1回というところがほとんど。

なぜ、ヘッジファンドが解約や出資のタイミングにこのような制限を定めているか気になりますよね。

その理由は、ヘッジファンドの運用方法にあります。

成功報酬で利益を出さなければ報酬を得られないヘッジファンドは、毎回綿密な投資戦略を立て利益を狙いに行きます。

しかし、解約や新規での出資が度重なるとどうでしょう?

運用資産が増えたり減ったりと落ち着かず、運用手法が定まりません。

投資信託のように、ただ市場の指標に合わせて運用するのではなく、運用資産に合わせてその都度適切な運用手法で運用を行うヘッジファンド。

戦略通りの運用を行うためにも、解約や出資期間に制限を儲けることは理にかなっていると言えます。

2、ブローカーの破綻リスク

ヘッジファンドに伴うリスクで2つ目に挙げられるのが、ファンド運用元の倒産リスクです。

当然ながらヘッジファンド投資には元本保証がない以上、運用元が倒産すれば投資資金は戻ってきません。

この「全額損失のリスク」と聞くとリスクが高いように感じますが、これはヘッジファンドに限って伴うリスクではありません

なぜならどの投資商品であろうと、運用元が崩れると全額がなくなるリスクがあるからです。

例えば株式投資の場合は企業が倒産すれば保有株は紙切れになりますし、投資信託に関しましても運用会社が無くなれば元本が消えます。

それに国内のヘッジファンドの場合、破たんリスクはほとんどありません。

国内のヘッジファンドの多くはカバー取引という、自分が出した取引の損失リスクが最小限になるような取引を出すことを徹底しているからですね。

その結果として仮にファンド運用の責任者の投資判断が間違っていても、大きな損失が出ないような仕組みになっているのです。

この点を考えると、ヘッジファンドに投資をする際に一番心配なファンドの破綻リスクに関しては、そこまで気にならないと言えるでしょう。

3、価格変動リスク

胴元の倒産リスクと同様にヘッジファンドのリスクの中で際立つリスクは、投資したヘッジファンド商品の価格変動リスクです。

特にヘッジファンドに投資を考えているあなたは、ファンドに投資をするとどの程度の損失リスクがあるのかは気になると思います。

実はこの点に関しては、あなたが利用するヘッジファンド次第です。

なぜならどんな投資商品であろうと、投資の世界においてはリスクの大きさはリターンの大きさと比例するから。

つまり仮に今のあなたが年間で30%の利回りが狙えるヘッジファンドに投資する場合、同時に最大で30%程度の損失を被る可能性を含みます。

リスクとリターン

30%の損失という話を聞くとリスクが怖いと思うかもしれませんが、これは問題ありません。

なぜならリスクとリターンは基本的に同じ範囲に収まる以上、リスクが怖いのでしたらリターンが小さいファンドを選べばよいのです。

また、先述したとおり、多くのヘッジファンドはカバー取引を利用しているので、よほどのことがない限りは大きな損失が発生しない構造になっています。

要するにカバー取引を採用しているファンドを見定め、期待利回りの調整をするだけで価格変動リスクは最小限になるのでリスクには十分に対応できます。

ヘッジファンドの戦略から投資リスクを読み取る

さて、ここまでヘッジファンドの投資リスクについて見てまいりました。

先述した通り、ヘッジファンドには、流動性のリスク、ブローカー破綻のリスク、価格変動のリスクが伴いますが、どれも基本的には「投資」を行う際には避けられないリスクであると言えるでしょう。

とは言っても、投資に関わるリスクは出来る限り抑えたいところですよね。

そんな中、多くのヘッジファンドでは「投資の戦略面」でリスク回避を行う努力を行っています。

ヘッジファンドの戦略を理解することで、ファンドが起こりうる投資リスクに対しどのように対応しようとしているかを把握することができます。

そこでファンドがどのように投資リスクと対峙しているかを知るために、ヘッジファンドの基本的な投資手法にについて見ていこうと思います。

基本的な戦略は3種類に分かれる

ヘッジファンドの戦略にはどんなものがあるかと言いますと、大きく分けるとこれから紹介する3つに分かれます。

戦略

  1. アービトラージ型
  2. ディレクショナル型
  3. イベントドリブン型

ここで紹介した3種類のヘッジファンドの投資戦略の特徴は、このようになっています。

アービトラージ型

まずはじめに紹介するアービトラージ型の戦略というのは、投資をする際に買いと売りの両方にポジションを立てる両建てを活用する投資戦略です。

具体的には、狙いをつけた銘柄が上がっても下がっても良いように買い注文と同時に空売り(手元にない株式などを借りて売る)を行います。

これによって銘柄の価値が予想通りの値動きをすれば、十分な利益を出せ、仮に反転してもリスクは最小限になります。

ディレクショナル型

ディレクショナル型というのは、経済指標や個別企業の成績を見ながら値上がりが見込める銘柄に集中投資する戦略のことを指します。

具体的には各国の経済指標を調べて明らかに割安な債券を購入したり、割高な債券の空売りに取り組みます。

特に個別企業の財務諸表から明らかな割安株を探す手法は安定的な高収益が見込めることから、多くのヘッジファンドが採用しています。

イベントドリブン型

イベントドリブン型というのは、買収や合併といった企業経営にまつわる一大イベントに乗じて短期的な利益を狙う投資戦略のことを指します。

具体的には倒産が見込まれる超大手の金融機関やインフラ企業に目を付け、公的資金が見込まれるタイミングで株を大量に購入します。

公的資金の投入などにより短期的に株価が上がった時に、保有株を売却して利益を囲い込みます。

こちらは、イベントを収益機会とするため、市場相場の上がり下がりに影響を受けず、下落相場の影響を最小限に抑え利益を狙いに行くことが可能です。

3つの戦略の兼用が高利回り・低リスクな運用の秘訣

さて、ここまで「アービトラージ型」「ディレクショナル型」「イベントドリブン型」という3種類のヘッジファンドの戦略を紹介してまいりました。

ここで取り上げた3種類の投資戦略はいずれも、資産の損失リスクを最大限に抑えながらも高い利益を見込めるものです。

ヘッジファンドの運用方法を見ても、ヘッジファンドがリスク管理を徹底しながらも、まとまったリターンを狙いに行っていることがわかりますね。

実はリスク管理に秀でている

ここまでの内容を踏まえ、実はファンド投資のリスクは他の投資商品に自分で直接投資するより、場合によっては低いと言えるでしょう。

まずそもそも、ヘッジファンドの「ヘッジ」とは英語のhedge(避ける)から来ていて、資産の目減りを避けるという意味合いを含んだ言葉です。

ヘッジファンドに関しては、資産を「増やす」より、「減らさない」ことを第一に考えて運用を行うものが基本です。

先述したヘッジファンドならではの運用戦略の他に、ヘッジファンドのリスク管理方法と1つとして一番わかりやすいものを挙げるとすれば、投資先を複数に分けることを徹底していること。

投資者から預かった資産を、日本国内だけでなく、日本経済全体の経済停滞リスクを考えて金や海外の株式にも投資。

要するにヘッジファンドは多種多少な投資手法で、複数の投資先に分散投資を徹底している以上、ヘッジファンドへの投資は単一の投資商品に投資するよりも安全だと言えますね。

リスクを恐れる人が多いヘッジファンド投資ですが、リスクヘッジという観点だけを見るとかなり優れている投資先と言えます。

海外では手法、戦略が失敗した事例も

ヘッジファンドは比較的リスク管理がしっかりしているとお話しさせて頂きましたが、1点注意したいのが「レバレッジ」を利用した運用を行うヘッジファンド。

レバレッジというのは投資家から集めた資金に別途借り入れを行い、自己資本の何倍も多くの資金で運用を行うことを言います。

少ない元手で考えられないくらい大きなリターンを狙いにいけるレバレッジ投資ですが、よく考えてみてください。

以下、1000万円の資金をレバレッジあり、なしで運用した際にの損失を比較してみました。

1000万円を運用し10%のマイナスが出た際の損失額

実質運用額 実際の損失額
レバレッジなし 1000万円 -10万円
レバレッジ10倍 1億円 -1000万円

いかがでしょうか?これをみて、我に返った方も多いのでは。

レバレッジを10%かけた際は、得られる利益も10倍。反対に被る損失も10%になることは、しっかり覚えておきたいところですね。

このようなことからも、大きなリスクを取りたくない方は低レバレッジで安定した運用が出来ているファンドを選ぶと良いでしょう。

またヘッジファンドの運用成績に関しては、ファンドマネージャーの手腕にかかっていると言っても過言ではありません。

ファンド選びの際は、どんな経歴のファンドマネージャーが、どのような戦略で現在までどんな成績を出せているのか、しっかり確認しておくと良いですね。

期待リターンの高さ

ここまでヘッジファンド投資に伴うリスクの種類と、投資商品としてのリスクヘッジ具合について見てきました。

そこでここからはここまで見てきた内容をもとに、ヘッジファンドに投資をするとどの程度のリターンが見込まれるのかについて見ていきます。

日本国内のファンドは15%前後

実はこのヘッジファンドに投資した際の期待利回りに関してはどのファンドに投資するかで変わりますが一般的には、15%前後と言われています。

ここで、この15%の期待利回りの日本国内のヘッジファンドで1,000万円を運用するとどのように1,000万円が増えるのかについて見ていきます。

15%の期待利回りの日本国内のヘッジファンドで1,000万円を運用

年数 元利合計 利息
1年目 11,500,000 1,500,000
2年目 13,225,000 3,225,000
3年目 15,208,750 5,208,750
4年目 17,490,063 7,490,063
5年目 20,113,572 10,113,572
6年目 23,130,608 13,130,608
7年目 26,600,199 16,600,199
8年目 30,590,229 20,590,229
9年目 35,178,763 25,178,763
10年目 40,455,577 30,455,577

このように仮にあなたが1千万円の資金を用意した上でヘッジファンドに投資をした場合、10年後の時点では手元の資金はなんと4千万円を超えます。

10年で元手が4倍に増えるのは、相当割の良い投資先と言えるのではないでしょうか。

もちろん一口に国内のヘッジファンドといっても色々な会社があり、どの会社を利用するかでリスクもリターンも変わります。

さて、ここまでの話を踏まえ、ヘッジファンドで資産を運用してみたいをお考えの方の為に、ここからは国内のヘッジファンドの中で特におすすめの2社を紹介しようと思います。

おすすめの日本ヘッジファンド紹介

これからおすすめの国内のヘッジファンドを紹介するにあたり、まずは今回取り上げる2つのファンド名を一覧にしてみました。

おすすめファンド

  1. BMキャピタル
  2. Oceans Bridge

ここで取り上げた、各ヘッジファンドの特徴についてこれから簡単に紹介します。

BMキャピタル

BMキャピタル

BMキャピタルは、バークレイズという外資系の金融機関で実績を積んだ金融のプロが立ち上げた国内のファンドです。

このファンドの特徴は「損失を出さないこと」を第一にし、過去にマイナスが出た回数ゼロ回。

また、年間で15%程度の利回りを安定的に出しているということで、リターンも申し分ないですね。

最優先事項を「損失を出さないこと」にしている以上、ヘッジファンドに投資するリスクが気になる投資家からも人気があります。

Oceans Bridge(オーシャンズ・ブリッジ)

Oceans Bridge(オーシャンズ・ブリッジ)

世界大学トップのオックスフォード大学を卒業後、金融業界で経験を積んだ優秀なファンドマネージャー達が運用に携わっている国内ファンド。

下落局面でもマイナスを出さない、手堅い運用が特徴です。

設立来のリターンは既に20%を超えており、リスクを抑えながらも預け資産はしっかり育ててもらえそうです。

また、資料で過去の運用成績も確認でき、情報公開が積極的に行われていないヘッジファンドの中では異例の透明性を誇っていると言えますね。

リスクヘッジがしっかりしている会社を選ぶ

さて、上記ではマネーブリッジ編集部おすすめのヘッジファンド運用会社を紹介させて頂きました。

ヘッジファンドには少なからず、詐欺と思われるファンドも存在しています。

代表的なのは、ポンジスキームと呼ばれるものですね。

わかりやすく説明すると、投資者から投資資金を集め実際には運用せずに、リターンが出たと偽り、他の投資者へ還元。

いかにも運用が上手くいっているように見せかけ、出資金が他の投資者へ還元する金額を上回ることができなくなった段階で、解散してしまうといったようなものです。

酷いですよね。

そんな悪質なヘッジファンドに騙されないようにするために、どうすれば良いのか。

そこで、1番に心がけたいのは「実際にヘッジファンドの担当者と面談をして納得するまで話を聞くこと」です。

「絶対に儲かります!」

「年40%は確実にリターンを出せます!」

そのような、美味しい話には要注意です。

詐欺ファンドは投資者に顔を出しづらいこともある為 、出資する際は、しっかりヘッジファンドの担当者と実際に会い、面と向かって話を聞ける。

ここはファンド選びの際には重視したほうが良いでしょう。

大切な資産を預ける訳ですから、心から信頼できるヘッジファンドに預けるべきですね。

理解した上で資産運用に活用

さてここまで、ヘッジファンド投資に伴うリスクと期待損益について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

金融商品にはメリットもあれば、投資を行うにあたり懸念される部分ももちろんあります。

これからヘッジファンドへの投資をお考えの方は、投資に伴うリスクもしっかり理解した上で出資を行えると良いでしょう。

リスク管理に定評のある国内ヘッジファンド以下ページにまとめましたのでどうぞ。

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