ヘッジファンドの購入方法とその3つの特徴をわかりやすく解説

アクティビスト

 

ヘッジファンドの購入方法を見ていく前に、一番初めに考えなければならないのが「国内」と「海外」のどちらのヘッジファンドを購入するかということです。

海外ヘッジファンドの購入方法

まず、海外ヘッジファンドを購入する場合ですが、まず、FA(ファイナシャルアドバイザー)と呼ばれるエージェントにコンタクトをとります。FAは生命保険会社と保険の販売員の関係性と似ており、彼らは基本的には個人登録の投資顧問業者にあたり、ファンド会社と直接契約を結んでいます。彼らの収益はファンドの販売報酬や信託報酬の一部から得ることになり、実際に海外ファンド商品の説明や手続きの代行を請け負います。

 

FA

 

FAはネットやブログを中心に積極的な営業活動を行っていますが、現在の金融商品取引法では、日本国内で設定登録されていない金融商品を不特定多数に勧誘したり販売することはできません。投資家自体が法的責任を問われる可能性は低いですが、原則的に国内法では違法とされています。ただし、実際このあたりは曖昧です。

 

FAは海外において正規の登録を済ませてますので、海外に契約等やりとりするのはまったく合法です。判断は難しいですが、あくまでも日本の法体系においては無許可なので、万一の際は自己責任で決定するしかないのですね。

国内ヘッジファンドの購入方法

さて、次に国内のヘッジファンドの情報ですが、これも海外ヘッジファンドと同様、ネットやブログでアクセスする以外、コンタクトを取るのは難しいでしょう。このあたりは、投資信託のように大手の銀行や証券会社が販売をし、宣伝をしているわけではないので致し方ないといえます。

 

また、日本国内のヘッジファンドは、営業をするに当たり「適格機関投資家等特例業務」の届出を出すところからはじまります。こちらは金融庁のウェブサイトで確認することができますので、ブログ、インターネット、もしくは知人の紹介などでヘッジファンドの存在を知った際には、金融庁のウェブサイトで少なくとも届出を出している会社かどうか確認してみましょう。

>>金融庁HP 免許・許可・登録等を受けている業者一覧(外部リンク)

 

なぜ、届出の確認が必要かといいますと、この手の業界は情報も「玉石混合」な為、実態がわかりづらい業者も多く存在しています。実際、詐欺被害も後をたたないようです。したがって、実際に投資をする際には、慎重に何年か付き合いながら判断をしたいところです。友人や知人がすでに資金を預け、何年か運用している状態で情報が聞ければ理想的でしょう。

 

上記の内容を理解した上で、「国内」ヘッジファンドの購入方法を具体的に各方法を選択した際のメリット・デメリットと合わせて紹介していきます。国内ヘッジファンドへの投資方法は、大きく以下の3種類です。

1、自分で問い合わせてみる

まず1番シンプルな購入方法は、「自分で問い合わせてみる」ことです。ヘッジファンドの商品は広告されませんが、ヘッジファンド自体のホームページはある場合が多いです。ヘッジファンドのホームページ内お問い合わせフォームから直接問い合わせ、その後ファンドの担当者と面談を行い、そこでファンドの詳細な説明があります。

 

実際にファンドの運営会社の人間と顔を合わせて納得するまで色々聞くことができるので、筆者としては投資信託を購入するよりも安心感がありました。

 

メリット デメリット
・紹介料や販売手数料を中抜きされないので投資コストを抑えられる。
・自身が投資先についてしっかり理解した上で投資が出来る。
・投資先の選定、面談~契約と投資に手間と時間がかかる

 

2、投資助言会社を経由する

2つ目の方法として、「投資助言会社から紹介を受ける」という方法があります。投資助言会社とはその名の通り、投資の助言を行う会社のことをいい、そこに相談するとヘッジファンドを紹介してもらえます。沢山のヘッジファンドから自分で選べない、ファンド選びの手間を省きたいという方は投資助言会社の利用を考えても良いでしょう。

 

ただし、信用できる助言会社を探す必要があり、「投資助言会社」で検索すると不正や不祥事のニュースが上位に表示されますので、ネットに頼らず信頼できる人から紹介を受けるのが一番安心できますね。

 

メリット デメリット
・投資の知識がなくとも、紹介された優秀なファンドに投資が出来る。
・投資や投資の勉強に手間と時間を取られなくて済む。
・自身が投資先についてよく理解できないまま投資しまう可能性がある。
・投資助言会社へ支払うコストが発生する。

3、証券会社を通してヘッジファンドを購入する

驚かれるかも知れませんが、一部証券会社ではヘッジファンドの取り扱いがあります。有名どころで言えば、三田証券などが有名です。一度ヘッジファンドの取り扱いがある証券会社に、相談に行きいろいろ話を聞いてみるのも良いですね。

 

三田証券
引用:三田証券HP ヘッジファンド

 

ヘッジファンドの取り扱いがある証券会社

 

また、さらに手軽にヘッジファンドに投資したいという方は複数のヘッジファンドを投資対象とする投資信託へ投資することで間接的にヘッジファンドに投資することが可能です。

 

ファンドオブヘッジファンド

 

このような形式をファンズオブファンドといい、ヘッジファンドに直接投資を行うより手軽に、少額から投資が可能です。ヘッジファンドを投資対象とする投資信託については、以下記事で詳しくまとめていますので興味のある方はどうぞ。

>>ヘッジファンドを証券会社で購入する!その始め方とおすすめ販売会社を大紹介

 

メリット デメリット
・なじみ深い「証券会社」でヘッジファンドを購入できる。
・比較的少額から投資が可能。
・直接契約をした場合と比べて運用成績がイマイチ。
・証券会社に手数料を支払う必要がある。

 

さて、ここまで国内ヘッジファンドの購入方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?購入方法によって、かかるコストが異なってきますのでご自身の投資に避ける時間や熱量に合わせて賢く選択できると良いですね。

 

続けて、ヘッジファンドの購入方法はわかったけれど、実はヘッジファンドについてイマイチ理解できていないという方の為に、改めてヘッジファンドの特徴をおさらいしておきたいと思います。

ヘッジファンドの特徴

そもそも、ヘッジファンドとはいったいどのような特徴を持っているのでしょうか。ここでは、似ている投資信託と比較しながらその3つの特徴を簡単に紹介していきたいと思います。

特徴1、投資家の募集方法

まず大きな違いに「私募」と「公募」があります。

 

投資信託は一般的に「公募」の形式をとっており、不特定多数の投資家から資金を募っており、公募で集めた資金を元手に運用をしています。一般的に公募形式は証券会社や広告会社を通すので、500名以下の投資家を広く募集することができるのです。

 

ちなみに公募制の投資信託は、主に個人投資家向けに販売されているため、運用方法が法律によって一定の制限が設けられています。一方ヘッジファンドは、「私募」という形をとっています。私募は公募の反対で、その名の通り私的に募集されているため、ファンドが直接投資の依頼に行ったり機関投資家を対象としたりしています。

 

厳密に言えば、私募は「2名以上50名未満の人を相手方として勧誘すること」を意味しています。私募ファンドは基本的に投資の専門家を対象としているため、公募ファンドのような制限はほとんどありません。投資信託より戦略的で、イベントドリブン・アービトラージなど多様な戦略を駆使し収益を上げるのが、ヘッジファンドの特徴です。

特徴2、利益の追求スタイル

また、利益の狙い方にもヘッジファンドと投資信託では、大きな違いがあります。まずは投資信託の大きな分類である、「アクティブ型」と「パッシブ型」について解説していきます。

 

アクティブ型は、ベンチマークを「上回る」運用を目指すというものです。ベンチマークとは、その投資信託の競争相手のようなもので、一般的には日経平均株価やNASDAQ総合指数などの指数が選ばれることが多いです。反対にパッシブ型は、ベンチマークに「連動する」運用成果を出すことを目指す運用を指します。日経平均をベンチマークとするアクティブ運用の投資信託なら、日経平均が10%上昇したら、同様に10%上昇できるように運用します。

 

投資信託運用方法
引用:>>百十四銀行 運用商品(外部リンク)

 

このようなベンチマークに対しての運用成果を「相対収益」と呼びます。しかし両方に共通することは相場が上がっているときには儲かる一方で、相場の下落時にファンドの基準価格を上げることは困難であることです。大抵の場合は、株価の下落とともに値下がりします。つまり、今の相場を投資家自身が判断して上がりそうな時に買付け、下がりそうなタイミングで売却する必要があるのです。

 

さて一方ヘッジファンドは、市場全体が上がっても差が手もプラスの収益を生み出すことを目指します。これを、「絶対収益」といいます。公募のファンドとは異なり、運用方法に制限がなく自由度が高いのがヘッジファンドです。そのため、先物取引や空売り仕掛け、高度な金融工学を駆使した運用などより積極的な利益追求が可能です。

 

また投資信託とは違い、相場の流れに応じてファンドマネージャーが組み入れ銘柄などを入れ替えます。入れ替え自体は投資信託でもするのですが、ヘッジファンドの強みは下落局面でも利益を追求できることです。そのため、相場に変動に応じて投資家自身が売買する必要がある投資信託とは異なり、ヘッジファンドは相場が上がる時も下がる時も投資家自身は運用について判断する必要はないのはヘッジファンドの大きな特徴の1つです。

特徴3、手数料の違い

最後に、投資信託とヘッジファンドの手数料体系の違いについて見ていきましょう。投資信託では、主に以下3種類の手数料がかかります。

 

  1. 購入時手数料(1~3%程度)
  2. 信託報酬(1%程度~)
  3. 解約手数料等(0.5%程程度)

 

購入時手数料は買い付ける時だけにかかる一回きりの手数料ですが、信託報酬は毎年一定金額が運用の成果に関わらず「運用額に対して」取られます。最近銀行が投資信託の販売に注力していますが、これは信託報酬である程度の儲けが得られるからですね。

 

一方ヘッジファンドの手数料体系はシンプルで、「成功報酬」のみとなっています。儲かった分の20%というように、運用成果に連動してファンドマネージャーの収入も上がる仕組みになっています。そのため、ヘッジファンドは投資信託に比べて、運用のプロが収益を上げるためにすべての力を注ぐ環境が整っている特徴があると言えますね。ちなみに、国内の投資信託のファンドマネージャーは月給制のところが多いそうですよ。

ぴったりの購入方法でまずはアプローチしてみよう

今回は、ヘッジファンドの購入方法やその特徴について紹介してきました。

 

記事内でも述べたようにヘッジファンドは投資信託とは異なり、常に絶対的な収益を目指しています。相場の上下に右往左往することなく、その時々に相場に応じた柔軟な運用をすることで収益を追求します。相場の変動に応じてファンドマネージャーが上手に運用を行ってくれるため、資産運用初心者の方でも高いリターンが見込めるという点でしょう。

 

このようにヘッジファンドには投資信託にはない魅力がありますので、まずはご自身にピッタリの購入方法でヘッジファンドにアプローチしてみると良いでしょう。本サイトには、国内ヘッジファンドをまとめたページもございますので、是非参考にしてみてください。

 

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