今注目のヘッジファンドETFは知っておくべき!?

GURUヘッジファンド
アメリカの資産運用では広く取り入れられているETF。その中でも超一流ヘッジファンドと同じ銘柄に投資する「GURU」と呼ばれるETF(上場投資信託)がいま大変注目を集めています。

ただこれほど注目されている投資商品についてまだ詳しく知らないというのは不安を感じます。時代により資産運用の特色はとても変わるため、流行に乗らないと損をする確率が一気に高まりますよね。

そこで今回はマネーブリッジ編集部がいま注目を集めているヘッジファンドETF「GURU」とは何か?から始め、そのメリット・デメリット、さらにはETFの現状についてまで完全網羅します。ではまずヘッジファンドETFとはどのようなものなのかについて見ていきましょう。

優秀なヘッジファンドの投資を真似るETFとは?

ヘッジファンドETF「GURU」を使えば優秀なヘッジファンドと同じような投資が行えます。では気になるその中身を具体的に見ていきましょう。

GURUと呼ばれるETFとは?

「GURU」は、アメリカにある数千ものヘッジファンドから厳選された最も優秀な60社が保有する株式銘柄を組み入れたETFを指します。つまりこのETFを通じてヘッジファンドが実際に投資している銘柄を買うことができるのです。とても便利な仕組みですよね。ちなみに先ほど述べた60社の選出基準はこのようになっています。

  • 運用資産が5億ドル(約540億円)以上
  • 保有銘柄の回転率が年50%以下
  • 最大保有銘柄に全体資産額の4.8%以上を投資

回転率とは「銘柄の売買頻度」を示しており、相場が大きく動くほど回転率は高くなります。また最大保有銘柄は最も多くの資金を投じている銘柄を指しています。

以上の基準を見る限り、選出される60社のヘッジファンドは有力なものばかりとなります。これらのファンドと同様の投資を行えることは投資家にとってこれ以上ない幸せですよね。

ここまでが「GURU」というETFの概要になります。このETFがどれほど優れたものかが分かったことと思います。ただそもそもヘッジファンドが投資している銘柄がなぜわかるのでしょうか?次はその疑問にお答えしたいと思います。

そもそも何でヘッジファンドの銘柄が分かる?

気になるその理由ですが、アメリカのヘッジファンドは保有している株式銘柄を証券取引委員会(SEC)に報告しているからです。実際に、SECのHPから世界最大ヘッジファンド「ブリッジウォーター」の保有銘柄を見てみると...iphoneで有名なApple Inc.などに投資していることが分かりますね。

 

保有している株式銘柄
(引用)
・SEC FORM「 BRIDGEWATER

その他にも、ヘッジファンドの保有銘柄はHP上に掲載されている書類から把握することができます。このようにGURUは、SECのHP上に掲載されている60社のヘッジファンドが保有する銘柄にそのまま投資しているのです。この点を頭に入れておくと良いでしょう。

ヘッジファンドETFの主な種類

続いてGURUと呼ばれるETFの中にも複数の種類が存在するので、その一覧を紹介します。これまで紹介してきた「GURU」というETFは、グローバルXマネジメントというETF開発・運用会社により運用されています。

ただこのGURUと同じスキームを用いた商品は他の運用会社においても運用されています。そこで今回は数あるヘッジファンドETFの中から、利回りの高いものを紹介していきます。

高利回りなヘッジファンドETF

ETF名 シンボル 利回り(年) 運用額
Alpha Clone Alternative Alpha ETF ALFA 5.56% 2498万ドル(約27億円)
Goldman Sachs Hedge Industry VIP ETF GVIP 3.57% 8198万ドル(約88億円)
Global X Guru Index ETF GURU 2.90% 5813万ドル(約62億円)
Validea Market Legends ETF VALX 1.03% 2657万ドル(約28億円)

利回りの高さは基本的に一桁台と、一般的な投資信託とさほど変わりません。上場しているかどうかの違いだけですからね。実はお気づきかもしれませんが、ETFの利回りは決して高くありません。それはたとえGURUというヘッジファンドと同様の投資を行うETFであっても。

このようなETFに隠された利回りなどの事実は、日本ではなかなか手に入らないのが現状です。まだETFがアメリカほど普及していないのがその最大の要因です。では次は、そのような日本ではあまり知られていないGURUに投資するメリットやデメリット、さらには実際に投資する方法まで解説します。

気になるメリット・デメリット・投資方法を全て公開!

GURUを初めとするヘッジファンドETFにも、メリット・デメリットは確かに存在します。では、気になるメリットから見ていきましょう。

ヘッジファンドETFが持つメリットとは?

ヘッジファンドETFには、主に以下のメリットが存在します。

メリット

  • ヘッジファンドと同様の投資が可能
  • コストを低く抑えられる

まず何といっても「ヘッジファンドの選んだ銘柄に投資できる」ことはヘッジファンドETFの最大のメリットと言えるでしょう。それも超優秀なヘッジファンドが投資している株式銘柄となると、投資商品としてはとても魅力的ですよね。

そしてさらに「低コストで済む」こともGURUをはじめとするETFのメリットであります。通常ヘッジファンドへの投資となると、手数料・最低資金額ともに高く設定されています。そのため高コストとなる点がヘッジファンド投資のデメリットの一つになります。

ただこのヘッジファンドETFは「0.75%の運用手数料+数万円からの最低投資金額」という費用体系となっていますので、通常のヘッジファンド投資よりも低コストで始められるのもメリットとなります。

気になるデメリットも紹介

ただ一方でヘッジファンドETFにもデメリットは存在します。そのデメリットはというと、まずヘッジファンドETFの手数料は割高です。

デメリット

  • 手数料が割高
  • リターンはあまり高くない

これは通常のETFと比較して割高と考えられるというわけです。実際、一般的なETFの手数料と比較すると、通常のETFにかかる運用手数料は約0.55%ですが、GURUの手数料は0.75%となっています。ヘッジファンドへの投資を行っている分、手数料も自然と高くなります。

そして何よりもヘッジファンドETFは、リターンがあまり高くありません。直近3年間でのリターンはプラス16.46%、5年間では61.06%を記録していますが、この値は他のETFと比べて正直物足りないです。

つまりヘッジファンドETFは「コストの割にパフォーマンスが悪い」と考えられますよね。その点がGURUのデメリットとして挙げられます。

投資方法

GURUは海外のETFとなるため、海外の証券を売買できる証券会社の口座を開設し、ETFを購入する形になります。ではその証券会社はというと、以下になります。

海外証券取り扱い証券会社

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

これらの証券会社は外国株式に対応している口座を提供しており、その口座を通してGURUなどのヘッジファンドETFを購入することができます。

そして手数料面から3社を比較すると、一回に行う投資金額が小さい場合はマネックス証券、大きい場合はSBI証券がおすすめです。ぜひ頭に入れておくと良いでしょう。

では最後になぜそもそもETFが注目を集めているのか、その現状や今後に焦点を当てていきたいと思います。資産運用には特に外せない内容ですのでチェックしていきましょう。

そもそも上場型投資信託が注目を集めるワケとは?

ETFに注目するヘッジファンドはとても多いです。今回は、その中でも世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター」を率いるレイ・ダリオ氏の特徴あるポートフォリオを紹介します。

レイ・ダリオも多用するETF

レイ・ダリオ氏のポートフォリオは i Billionaire に公開されており、その中身はこのようになっています。驚きましたか?レイ・ダリオ氏の最大保有銘柄トップ10のうち、なんと全てがETFとなっているのです。

 

レイダリオ氏のポートフォリオ
(引用)
・i Billionaire「レイダリオ」(外部リンク)

ちなみに著名投資家ウォーレン・バフェット氏のポートフォリオを覗いてみると、上位10の銘柄は全て個別株式であります。

バフェット投資銘柄
(引用)
・i Billionaire「ウォーレン・バフェット」(外部リンク)

そう考えるとレイ・ダリオ氏のETFを使ったポートフォリオがどれだけ特徴的かが分かりますよね。このように著名ヘッジファンドマネージャーも多額の資金を投じるETF。アメリカでは既に個人投資家も積極的に資産運用に取り入れています。

ではこのETFが注目を集める理由とは一体何でしょうか?

投資家の関心はパッシブ運用に

GURUをはじめとするETFが注目を集める最大の理由は、「低コスト」です。ファンドの運用方法には主に「アクティブ運用」と「パッシブ運用」の2つがあります。

アクティブ運用は市場全体を上回るリターンを求めるのに対し、パッシブ運用は指数(例:日経225)と連動するような成績を求めています。そのためアクティブ運用の方が求められるスキルが高い故、コストも必然と高くなります。一方で、パッシブ運用は指数と連動させるだけなので低コストにおさまります。

そしてETFはもちろんパッシブ運用にあたるため、低コストから始められるのです。この点を多数の投資家が評価しているため、注目を集めているのです。以上が、GURUをはじめとするETFが注目を集めている背景となります。ただ果たしてETFは資産運用に最適なのでしょうか?

最後は、もっと大きなリターンを求めたいという方向けにおすすめの投資商品「ヘッジファンド」を紹介します。

リターンを求めるなら独立系ファンドがおすすめ

これまで紹介してきたヘッジファンドETF「GURU」は、優秀なヘッジファンドと同様の投資ができる一方で、リターンがそこまで高くないのが実情です。

先ほどデメリットとして紹介したように、ヘッジファンドETFの過去リターンは、3年間でプラス16.46%、5年間で61.06%を記録しています。つまり年平均5%~12%ほどであり、パッシブ運用の限界が見てとれます。

そんな低リターンに満足できないという方におすすめなのが「ヘッジファンド」です。国内ヘッジファンドであれば、平均で10~20%程のリターンを期待でき、より効率よく資産を増やしていける可能性があります。

以上を踏まえると、ヘッジファンドに直接投資する方が本来の資産運用の目的に合っているのではないでしょうか?

おすすめ独立系ヘッジファンド

以下、日本で投資可能なおすすめ独立系ヘッジファンドを紹介致します。まとまった資産の運用を検討されているなら、ぜひチェックしておけると良いでしょう。

BMキャピタル(ビーエム・キャピタル)

BMキャピタル

マイナスを出さないという方針の元に運用行い、過去の運用においてマイナスを出した回数ゼロ・利回り10%以上の安定したリターン率。ヘッジファンドの高リターンの旨味を活かしながら、資産を減らさない運用ができるおすすめの国内ヘッジファンドです。

Oceans Bridge(オーシャンズ・ブリッジ)

Oceans Bridge

世界トップのオックスフォード大学を卒業した、優秀なファンドマネージャー達による運用で下落局面でも+3%以上の手堅いリターンを記録。世界を見てきた金融エリートたちに、資産を安全に運用してもらえる今後に期待できる新生ファンドです。

ここまでのおさらい

今回はヘッジファンドETF「GURU」について紹介しました。これはアメリカの優秀なヘッジファンド60社が保有している銘柄と同じ株式に投資を行うETFであり、ヘッジファンドと同様の投資が行える仕組みです。

そしてこのGURUをはじめとするETFは既に米欧などで注目を集めています。あのレイ・ダリオ氏もETFを大量保有していることもその一因と言えるでしょう。ただデメリットが示すように、ヘッジファンドETFのリターンには限界があります。

先述した通り、ある程度まとまったリターンに期待したいという方はヘッジファンドとの直接契約も考えてみても良いでしょう。当サイトでは国内のヘッジファンドを厳選したランキングを紹介していますので、ぜひ一度参考にしてみると良いのではないでしょうか。

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