決して難しくない!投資信託の選び方~初心者編~

投資信託

投資信託は「プロが運用してくれるから大した投資歴や投資知識がなくても簡単に挑戦できると聞いた」。

 

投資において「正体がわからないものに資金を投入する」ということは大変危険な行為ですので、いくらプロが運用してくれるとはいえ正体を把握することは必要です。「初心者なのにいつの間にかハイリスクな投資信託を保有していた」なんてことに成りかねません。

 

日本には約6,000本もの投資信託がありますので投資候補は沢山あって良いことかもしれませんが、多すぎて何に投資したら良いかわからなくなってしまう気持ちも十分理解できます。しかし、実は初心者の方でも簡単にできる投資信託の選び方のコツが存在するんです。

 

ここでは元証券ウーマンのさくらと一緒に、投資信託とは一体どのように作られている金融商品なのか、そしてどのような種類があるのかを見ていきましょう。それぞれのタイプにあった選び方とおすすめの投資信託もご紹介致します!

 

この記事の要点

・投資信託ひとつで分散投資が可能
・選び方はおまかせ売買・低コスト・テーマ別の3つ

 

    そもそも投資信託とは

    投資信託とはズバリ株や債券がパックになった商品と言えます。

     

    パックごとに組み入れる金融商品の割合の決定や、実際の売買は、ファンドマネージャーと言われる運用のプロが行ってくれるため、投資初心者でも安心してはじめられるとされています。

     

    投資信託とは

    メリット・デメリット

    投資信託にも良い点悪い点がありますので、ここで確認しておきましょう。

    メリット

    投資信託ならではのメリットをご紹介致します。

     

    少額からはじめることができる

    投資信託は通常1万円ほどから始めることが可能となっています。中には最低投資金額100円という投資信託も。

     

    月々1万円ずつ買い付けるなどの積立てもできますので、すぐにまとまった資金を準備するのは難しいという方も比較的簡単にはじめられます。

     

    プロが運用してくれる

    株式ではすべて自己判断のもとに売買をしますが、投資信託は中に組み入れられている商品をすべてプロが管理してくれます。

     

    マーケットを見る時間が無い方や、見るのは面倒くさいという方に投資信託は向いていると言えます。

     

    分散投資ができる

    投資信託の中には様々な商品が組み入れられています。たとえその投資信託の中身が100%株式だとしても、1銘柄だけを保有しているわけではないので、中身のうち30%が下落したとしても残りの70%で挽回することができるかもしれません。

     

    また株や債券をそれぞれ保有しようと思ったら管理が少し面倒になりますよね。そんなときも投資信託であれば1本で複数の資産を合わせ持つことが出来ます。

    デメリット

    もちろん悪い点についても理解しておくことが重要です。

     

    手数料がかかる

    自分ではなく他の人(プロ)が運用してくれますので、もちろん対価として手数料を支払う必要があります。

     

    しかし最近はノーロード投資信託とよばれる、購入時に支払う手数料が0円の投資信託も増えています。後の章で低コストでできる投資信託についてもご紹介致します。

    元本保証はない

    いくら分散投資をしているからといって、マイナスにならないと約束できるものではありません。

     

    投資信託は分散投資でリスクを減らす商品として認識しておきましょう。

    あなたはどのタイプ?初心者向けの選び方

    投資信託には様々なスタイルがあり、それぞれに適性があります。

    とにかくリスクを減らしたい場合はバランス型ファンド

    まずは下の図をご覧ください。

     

    バランス型ファンドとは

     

    バランス型ファンドとは、上記のように国内外の株、債券などに分散しながら投資します。

     

    もし国内株式の成績が思わしくなく評価が下がってしまった場合、国内株式だけを持っていた人はもちろん損をしますよね。しかしこのようなバランス型ファンドであれば、国内株式が下がったとしても他の資産で持ち堪えられる可能性が高いです。

     

    上記の図では4つの資産に投資をし、それぞれの割合が同じとすると25%ずつ組み入れていることになります。しかし中身の金融資産の運用状況によっては国内株式の割合が多くなったり、外国株式の割合が少なくなったりバランスにばらつきが出てくることも。

     

    このようバランスが崩れると自動的には資産価値の増えているものを売って利益確定をし、反対に安くなっているものを買い増します。これをリバランスと言います。

     

    リバランス

     

    バランスファンドでは、1本で分散投資ができる上に、高くなった資産を売って利益を出すことと安くなっている資産を買い付けるという売買をしてくれますので、「忙しくてなかなか売ったり買ったりできない!」という方や「時間はあるけど売買するタイミングがわからない」という方に向いています。

     

    例えば、eMAXIS Slimバランス/8資産均等型というファンドでは組み入れる資産が全部で8つ、それぞれ12.5%ずつ組み入れることが決められており、上限を超えると自動的にもとの割合に戻すような売買が行われます。

     

    EMAXIS
    >>三菱UFJ投信 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(外部リンク)

     

    また、eMAXIS Slimバランス/8資産均等型に関しては購入時の手数料が0円のノーロードファンドな点も評価できます。

    とことん手数料を安く抑えたいあなたにはインデックスファンドとETF(上場投資信託)

    手数料は極力抑えて投資したという方にはインデックス型の投資信託が向いていると言えます。

     

    手数料はファンドにより様々ですが、一般的にはインデックスファンドと呼ばれる投資信託は手数料を安く設定していることが多いです。反対に組入資産の売買を頻繁に行うアクティブファンドは手数料が高い傾向にあります。

     

    アクティブインデックスファンド

     

    日経225(日経平均株価)やTOPIX(東証株価指数)という指数を聞いたことがあると思います。どちらも日本株の動きを把握するのに一般的によく使われる指標です。

     

    日経225は日本を代表する225社の銘柄で構成されています。日経225をベンチマークとするインデックスファンドは、その225社を同じような割合で組み入れることで作られます。中身の組入れが同じなので日経225と同じような値動きをするという単純な仕組みです。

     

    なので、ファンドマネージャーは特別に”管理”というものが必要ないので、手数料が低く抑えられているというわけです。以下の2ファンドでは購入時および解約時の手数料が0円、管理に関わるコストも0.14%(税抜)とかなり低く長期保有に向いていると言えます。

     

    >>ニッセイTOPIXインデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント・外部リンク)

    >>iFree TOPIXインデックス(大和投資信託・外部リンク)

     

    また、ETFも手数料を抑えたい方にぴったりの投資信託といえます。ETFとは取引所に上場している投資信託のことを指し、上場しているのでその時の市場価格で売買することが可能です。

     

    ETF手数料一例

    1346 MAXIS日経225上場投信 管理に係る手数料0.17%+各証券会社での買付手数料
    1348 MAXISトピックス上場投信 管理に係る手数料0.078%+各証券会社での買付手数料

    参照:Yahoo Finance

     

    ETFもインデックスファンドと同じく指数に連動するように作られた投資信託ですが、購入できる金融機関に違いがあります。インデックスファンドは証券会社をはじめ銀行や郵便局での取り扱いもありますが、ETFの場合は証券会社でのみ購入が可能です。

    少しこだわりをもって選びたいあなたにはテーマ別ファンド

    「今注目している業界がある」「伸びそうだなと思う国がある」こんな方にはテーマを絞った投資信託も候補のひとつに入れてみて下さい。

     

    「伸びるとは思うけど、個別の株式を買うのはちょっと怖い」という方や、「複数買いたいけど資金的に余裕がない」なんて言う方にはぴったりかと思います。

     

    例えば、AIやロボット業界に期待している方向けに

     

    >>グローバルAIファンド(三井住友DSアセットマネジメント)

    >>野村グローバルAI関連株式ファンド(野村アセットマネジメント・外部リンク)

     

    上記のような投資信託も販売されています。

     

    また、「海外の株式に挑戦してみたいけど個別銘柄は情報を追うのも難しい」という場合には、それぞれの国の株式を組み入れたファンドも候補に上げられそうですね。

     

    >>野村インド株投資(野村アセットマネジメント)

     

    現在インドの経済成長スピードが新興国の中でも軍を抜いています。もともとはほぼ独裁的な政治を行ってきたインドですが、現在首相を務めるモディ首相が独裁的な制度を撤廃、さらに様々な金融政策を施したことにより驚異の成長を遂げています。インドの経済成長に合わせて利益をとりたい場合に向いているファンドと言えます。

     

    >>明治安田米国中小型成長株式ファンド(明治安田アセットマネジメント・外部リンク)

     

    こちらのファンドは名前の通りですが、アメリカの成長性が高いと期待できる中型株もしくは小型株に投資するファンドとなっています。アメリカに興味がある、なおかつ大型株より中小株で積極的にリターンを狙いたいという方にはうってつけのファンドとなっています。

     

    テーマは無限なのでどんどん新しいファンドも生まれています。関心のある業界や国に投資しているファンドを探してみるのも面白いです。

     

    テーマ別ファンドでは、購入時の手数料が3%程度、管理にかかる手数料が0.5~1.5%かかるものが多くなっています。検討される際は手数料についてもしっかり確認しておきましょう。

    はじめてみよう

    忙しいのに値段の上下が激しい株を買ってしまったり、投資の経験があまりないのにリスクの高い商品を買ってしまうと、心理的にも負担になりますよね。

     

    投資する商品はご自身の生活スタイルや経験に合わせて決めることが大変重要です。投資信託選びにおいてもあなたのタイプに合ったものを選ぶようにしましょう。

     

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