そもそもヘッジファンドと投資信託は何が違うのか?

ヘッジファンドと投資信託の違い

突然ですが、ヘッジファンドと投資信託の違いを知っていますか?

 

一般的にはあまり馴染みのない「ヘッジファンド」ですが、投資信託とは決定的な違いがあります。

 

ヘッジファンドは「運用会社」であり、投資家から集めたお金を運用して利益を出す役割を担っています。一方で投資信託は「金融商品」であり、投資家が投資の専門家にお金を預ける場合に購入する商品となります。

 

その投資の専門家というのが「運用会社」であり、ヘッジファンドもそのうちの1つだということです。ただヘッジファンドと投資信託にはこの点以外にも3つの違いがあります。

 

そこで今回はまずヘッジファンドと投資信託の違い、そしてヘッジファンドへの投資の始め方などについて紹介していきます!

 

 マネーブリッジ編集部メモ:結局ヘッジファンドと投資信託どちらが良いの?結論から先に知りたい方は以下から飛んで頂けます。
>>結局ヘッジファンドと投資信託どちらが良いのか?

 

では、まずヘッジファンドと投資信託の違いを3つ解説します!

ヘッジファンドと投資信託の3つの違いを徹底解説!

ヘッジファンドと投資信託には、違いとして

・収益目標
・最低資金の大きさ
・手数料

の、3つがあります。

早速、1つずつ見ていきましょう。

ヘッジファンドと投資信託の違い①「収益目標」

収益目標

ヘッジファンドと投資信託の違いの1つ目に「収益目標」があります。

 

ヘッジファンドは「絶対収益」を目標とする一方で、投資信託は「相対収益」を目標としています。いまいちピンと来ないですよね...。それぞれ解説していきます。

 

まず、ヘッジファンドの絶対収益というのは「どんな状況下でもプラスのリターンを狙う」ことを意味します。

 

投資の結果というのは、その時の経済状況に左右されるものです。例えばリーマンショックのような金融危機においては、ほとんどの運用会社がマイナスのリターンを記録しています。

 

このような状況下では日経平均のような株価指数なども下落するため、市場全体として利益が出にくい方向に進んでいくからです。

 

ただ先ほど述べた通りヘッジファンドは景気が良かろうが悪かろうが、プラスの利益を追求します。これがヘッジファンドの収益目標というわけです。

 

一方で投資信託の相対収益というのは「あるベンチマークの成績を上回る」ことを指します。

 

ベンチマークとは比較対象となる指数(例:日経平均)のことであり、投資信託はそのベンチマークよりも良い成績を追求します。

 

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ベンチマークが上がっていればそれを上回る上昇を目指し、逆にベンチマークが下がっていれば、それよりも小さい下落に抑えることを目指すというわけです。

 

実際ヘッジファンドと投資信託の過去の実績を見ると、投資信託は年率数%の利益が平均の一方でヘッジファンドは年率10%~20%ほどの結果を平気で出しています。収益目標の違いから運用のパフォーマンスにも大きな差があるというわけです。

 

以上のことを踏まえると、どんな状況でもプラスのリターンを追求するヘッジファンドの方が投資家側としては有難いですよね。

 

資金も大幅に増加する可能性が十分あります。ただヘッジファンドの投資を始めるとなると最低数百万円以上の資金が必要となりますので、これを次に見ていきましょう。

ヘッジファンドと投資信託の違い②「最低資金の大きさ」

最低資金の大きさ

ヘッジファンドへの投資では最低数百万円以上が必要となります。

 

一方で投資信託は十万円から、sbiや楽天証券などのネット証券では1万円から始めることも出来ます。なぜこれほど最低資金に違いがあるかというと、「資金の集め方」がそれぞれ異なるからです。

 

まず、投資信託は幅広い投資家から資金を集める「公募」の形式を取ります。出来るだけ多くの投資家から資金を集めるためにも、投資信託の最低資金は1万円~10万円ほどに設定されているというわけです。

 

また個人投資家なども投資可能なため、投資制限が厳しく設定されており大きな利益が得られにくくなっています。

 

逆にヘッジファンドは少数の投資家から資金を集める「私募」、つまり富裕層やプロの投資家から資金を集める形を取ります。

 

そのため最低資金が高く設定されていますが、投資制限は比較的緩く、ヘッジファンドの運用はハイリスクハイリターンとなるわけです。

 

このように「資金の集め方」や「投資制限」の点から、ヘッジファンドと投資信託では必要となる最低資金に違いがあるのです。

ヘッジファンドと投資信託の違い③「手数料」

手数料

そして最後にヘッジファンドと投資信託では、「手数料」が大きく異なります。これは投資をするにあたってぜひ見ておくべきポイントですので、しっかり見ていきましょう。

 

まず、ヘッジファンドは「残高に対する手数料」と「成功報酬」を徴収しています。残高とは投資家から集めた資金の合計額であり、一般的に残高の約2%が手数料として払わなくてはなりません。

 

それに加えてヘッジファンドは、運用の成績が目標値を上回った場合にのみ徴収する成功報酬を収入源としています。通常、運用の成績が目標値を上回った額の20%~30%を払うという形になります。

 

一方、投資信託では「販売手数料」と「信託報酬」がかかります。まず販売手数料は、投資信託を購入する際に証券会社などが徴収する手数料のことを指し、また信託報酬は投資信託を持ち続けた場合に年に1度かかる手数料となります。

 

ちなみに販売手数料は購入額の0%~3%、信託報酬は年率2%~5%ほどかかるのが一般的です。このように、ヘッジファンドと投資信託では手数料の面でも大きな違いがあります。

 

また手数料率は会社によって大きく変わるため、ヘッジファンドや投資信託に投資する時には重要なチェックポイントになります。ぜひ参考にしてみると良いでしょう。

 

ここまでヘッジファンドと投資信託の違いを述べてきましたが、実際どちらの方が良いかは疑問ですよね。そこで、この疑問を最後に解消します!

結局ヘッジファンドと投資信託どちらが良いのか?

ヘッジファンドと投資信託ではどちらが良いのか?

個人的には「投資出来る資金額や年齢による」と考えます。

 

まず必要となる資金額は、対象がヘッジファンドか投資信託かで大きく変わりましたよね。

 

ヘッジファンドでは数百万円以上、投資信託は1万円から投資できるのでした。これを踏まえると、その投資家自身が投入できる資金の額がいくらなのかによって選択は大きく異なりますよね。

 

100万円以上用意できるのであればヘッジファンド、それ以下の場合は投資信託がおすすめと考えます。

 

また年齢も重要項目の一つであると考えます。ヘッジファンドにせよ投資信託にせよ、目的は「資産運用」です。

 

つまり今後の生活で必要となるお金を増やすことが、最大の目標となるわけであります。そこで例えば若い人がリスクの大きいヘッジファンドへの投資を行うのは、そもそもの目的が変わってきますよね。

 

以上を踏まえると若い世代の方は投資信託、高齢の方々はヘッジファンドへの投資が最適だと考えます。以上「用意できる資金額」や「年齢」の2点からどちらが良いのかを説明しました。どちらに投資しようか迷った際にはぜひ参考にしてみると良いでしょう。

 

ではいよいよヘッジファンドへの投資方法を解説していきます!

国内で始めるには?3つの始め方を大公開!

ヘッジファンドの始め方

実はヘッジファンドへの投資は、直接投資する以外にも投資信託を通じて始めることもできるのです。詳しく見ていきましょう!

ヘッジファンドへ投資する2つの方法

国内でヘッジファンドへの投資を始める方法は主に以下の2つがあります。

・証券会社などを通じてヘッジファンド型投資信託を買う
・ヘッジファンドへ直接投資する

実はヘッジファンドへの投資は、投資信託を通じても出来るのです。

 

ではまず投資信託を通じての方法から見ていきます。

国内では証券会社の投資信託を買うのがメジャー

日本でヘッジファンドへの投資を始めるには「ヘッジファンド型の投資信託を購入する」方法が主流です。なぜなら日本に拠点を置くヘッジファンドが少ないからであります。

 

ヘッジファンドの拠点は海外がほとんどです。その最大の理由は税金。ヘッジファンドは出来るだけ税金などのコストを削減するためにタックス・ヘイブンと呼ばれる、税制が優遇される地域(例:シンガポールやドバイなど)に拠点を置きます。

 

日本では節税に対応する規制まで整備されていることから、ヘッジファンドが日本に拠点を置く理由が特にないわけです。そのため国内でヘッジファンドへ投資する時には、ヘッジファンド型投資信託を購入することが主です。

 

ただこのヘッジファンド型投資信託にも以下の2種類あります。

・海外の様々なヘッジファンドをパッケージ化した投資信託
・国内の運用会社がヘッジファンドが取る戦略を行う投資信託

それぞれの投資信託の特徴について解説していきます。

海外の様々なヘッジファンドを束ねた投資信託

海外の様々なヘッジファンドを束ねた投資信託

この投資信託は、複数のヘッジファンドを一つの商品にパッケージ化したものを指します。

 

つまり世界に多数ヘッジファンドが存在する中で、国内の証券会社などが選んだ複数のヘッジファンドに分散投資する投資信託だというわけです。

 

この投資信託には以下の2つの魅力があります。

・分散投資が自然とできる
・プロが厳選したヘッジファンドに投資できる

複数のヘッジファンドに投資するので運用の戦略や投資商品も自然と分散投資され、また証券会社などの金融機関が厳選したヘッジファンドに投資するので投資家側にとっては安心ですよね。ただこの投資信託では「証券会社の仲介手数料」が発生します。

 

多数のヘッジファンドから厳選するわけですから、それに対する報酬を求めるのは普通ですよね。この追加の手数料についても頭に入れておくと良いでしょう。

国内の運用会社がヘッジファンドの戦略を真似た投資信託

国内の運用会社がヘッジファンドと同じ戦略で運用

もう1つの投資信託は、国内の運用会社がヘッジファンドと同じ戦略で運用する商品です。

 

先ほども述べた通り、通常国内の運用会社は投資信託を通じて顧客の資産を増やす役割を果たします。ただ投資信託では多数の投資家から資金を集めるため、運用における制限が厳しいのが現状です。

 

一方でヘッジファンドは少数の投資家から資金を集めるため、投資制限が比較的緩く大胆なリスクを取ることが出来ます。

 

そこでこの投資信託でも、国内の運用会社がヘッジファンドと同様にハイリスクハイリターンの運用戦略のもと「絶対収益」を目指します。この投資信託は最低資金が数万円からというのが1つの魅力ですが、海外のヘッジファンドの成績と比べると少し見劣りするのが現状です。

 

やはり「相対収益」型の運用が本業なので、「絶対収益」型の運用でヘッジファンド同様の成績を出すのは難しいですよね。この成績については、後ほど紹介します。

 

ここまで、投資信託を通じてのヘッジファンド投資の方法を紹介しました。ではもう1つの方法「ヘッジファンドへ直接投資」について見ていきましょう。

余分な手数料のかからない直接投資

ヘッジファンドに直接投資

ヘッジファンドに直接投資することも出来ます。

 

プライベートバンク等を通じて投資することも出来ますが、それでは追加の手数料が発生するのでヘッジファンドに直接問い合わせてお金を運用してもらうことが最善の方法です。

 

この直接投資の最大の魅力は「仲介業者に手数料を取られない」こと。

先ほどの投資信託は証券会社などの金融機関を通じて購入するため、販売会社の彼らにも追加の手数料を払う必要があります。

 

ただ最終的にはヘッジファンドに投資することが目的なので、直接ヘッジファンドに投資した方がコストを抑えられますよね。また運用の成績についても国内の運用会社よりも高いパフォーマンスを出しています(後ほど紹介)。

 

なので個人的にはこの直接投資が一番おすすめです。しかしながら直接投資の場合は最低資金が高いです。

 

先ほども述べた通り、ヘッジファンドに最低100万円以上払う必要があります。最初のコストについては投資信託よりも大きいのでその点については頭に入れておくと良いでしょう。

 

以上が、ヘッジファンドへ投資する方法の紹介でした。

 

「ヘッジファンド型投資信託を購入する」か「ヘッジファンドに直接投資する」かはそれぞれメリット・デメリットがありますので用意できる資金などを踏まえて選ぶと良いでしょう。

 

では最後に、国内のヘッジファンド型投資信託のリターン・コストそれぞれのランキングやおすすめのヘッジファンドを紹介します!

国内の投信ランキングやおすすめファンドを紹介

国内投信・ファンドランキング

まずは、国内で販売されているヘッジファンド型投資信託のリターン別ランキングを見ていきましょう!

リターン別ヘッジファンド型投資信託ランキング

リターン別ヘッジファンド型投資信託ランキング

こちらが、過去3年間のリターン別ランキングになります。

 

順位 投資信託名 運用会社 3年間のリターン(年率)
1 マネックス・フルトン・チャイナ・フォーカス 『愛称:チャイナフォーカス』 アセットマネジメントOne 15.97%
2 AR国内バリュー株式ファンド 『愛称:サムライバリュー』 アセットマネジメントOne 8.88%
3 野村 ワールドスターオープン 野村アセットマネジメント 8.74%
4 日興 GAMエマージングストラテジー・F(毎月) 日興アセットマネジメント 4.42%
5 日興・アッシュモア・G・マルチストラテジ・F 『愛称:ネクスト・スター』 日興アセットマネジメント 2.96%

 

上位2本のヘッジファンド型投資信託は、みずほフィナンシャルグループの運用会社アセットマネジメントOneが運用していますね。

 

3年間で約16%の利益には目を見張ります。では続いて「低コストから始めたい!」という方向けに、コスト別のヘッジファンド型投資信託ランキングを紹介します。

コスト別ヘッジファンド型投資信託ランキング

コスト別ヘッジファンド型投資信託ランキング

手数料の安いヘッジファンド型投資信託は、以下の通りです。

 

順位 投資信託名 運用会社 信託報酬 販売手数料 合計手数料率
1 AR国内バリュー株式ファンド 『愛称:サムライバリュー』 アセットマネジメントOne 1.33% 0.00% 1.33%
2 NBマルチ戦略ファンド 大和住銀投信投資顧問 1.51% 0.00% 1.51%
3 日本配当追求株ファンド(価格変動抑制型) 『愛称:はいとう日本』 三菱UFJ国際投信 0.91% 1.08% 1.99%
4 大和住銀 ジャパン・スペシャルニュートラル 『愛称:ギアチェンジ』 大和住銀投信投資顧問 1.08% 1.62% 2.70%
5 マイ・ウェイ・ジャパン 大和住銀投信投資顧問 0.85% 2.16% 3.01%

 

ここでは、大和証券グループと三井住友グループが出資する運用会社の大和住銀投信投資顧問の名前がよく見られますね。

 

ここは日本株の運用に定評がある運用会社です。そして先ほどのリターン別ランキングでも見かけた、アセットマネジメントOneの『サムライバリュー』が手数料でもランクインしています。

 

ではこれらのランキングを踏まえて、国内のおすすめヘッジファンド型投資信託を紹介します!

おすすめのヘッジファンド型投資信託を紹介

私がおすすめするのは、

・マネックス・フルトン・チャイナ・フォーカス 『愛称:チャイナフォーカス』
・AR国内バリュー株式ファンド 『愛称:サムライバリュー』
・野村 ワールドスターオープン

 

の3つです。上2つはアセットマネジメントOneが運用する投資信託であり、リターン・コスト共に他のヘッジファンド型投資信託を抜いています。

 

また「野村 ワールドスターオープン」についても過去10年間安定して5%以上の成績を出しており、手数料率も3.6%ほどとお得です。

 

ヘッジファンド型投資信託を通じてヘッジファンド投資を始めようと思う方は、以上の3つを見てみると良いでしょう。

 

ただヘッジファンドと言えば、やはりどんな状況でも利益を追求するスタイルが魅力ですよね。ヘッジファンドに投資するならもっと大きなリターンを誰もが狙いたいはず。

 

そこで最後に、国内のヘッジファンドで安定したリターンを出している「BMキャピタル」について紹介します!

おすすめの国内ヘッジファンド「BMキャピタル」

国内投信・ヘッジファンドランキング

BMキャピタルは国内でも特に人気のあるヘッジファンドで、特に大きな特徴としていえるのがBMキャピタルの「運営方針」です。

 

BMキャピタルは「損失を出さずに安定したパフォーマンス」という方針のもと運用しています。その結果、過去の運用実績においてマイナスになった年は一度もなく、さらに全ての年において運用成績は10%を上回っているといいます。

 

このように、損失を最大限に抑え、資産を守りながらリターンが出せるBMキャピタルは、特に初心者に向いているとして注目を集めています。

ヘッジファンドで投資を考えている方は、まず一度BMキャピタルにお問い合わせしてヘッジファンドに関していろいろ聞いてみても良いですね。

 

 

では、最後にヘッジファンドや投資信託についておさらいです。

違いやおすすめの始め方・ファンドを総おさらい

ヘッジファンドと投資信託の違い

改めまして、ヘッジファンドと投資信託の違いをまとめます。

 

まず、ヘッジファンドと投資信託はそれぞれ「運用会社」と「投資商品」の大きな違いがあります。それに加えて、以下の3つの違いがあります。

 

・収益目標
・最低資金の大きさ
・手数料

 

ヘッジファンドはどんな状況でもプラスのリターンを狙う「絶対収益」型の運用であり、最低資金が数百万円以上となります。一方で投資信託はある基準となる指数よりも良い成績を狙う「相対収益」型の運用であり、1万円から投資可能です。

 

さらに手数料について、上で述べたように投資信託では仲介手数料が徴収されるのでしたよね。以上の3点をまずは押さえておくと良いでしょう。

 

そしてヘッジファンドへの投資方法としては「ヘッジファンド型投資信託を買う」ことが国内では主流です。なぜなら国内に拠点を置くヘッジファンドは少ないからでした。

 

ただこの方法では、仲介手数料という追加のコストがかかり不便ですよね。そこで最後におすすめしたのが、日本に拠点を置く「BMキャピタル」というヘッジファンドでした。

 

ここは個人投資家も投資することができ、投資金額を調整することが出来ます。過去の実績も文句なしですので、ぜひ一度検討してみると良いでしょう。

 

BMキャピタルについてはマネーブリッジ編集部も投資経験があり、特集ページを組んでいるので興味のある方は是非チェックしてみてくださいね!

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