失敗から導き出したおすすめの5000万円資産運用方法とは?

ヘッジファンド

あなたが5000万円という資金を確保した場合、以下の点についてまずは確認をしなければいけません。5000万円は、あなたの全財産に近い5000万円となるのか、1億円、あるいは数十億もっているうちの5000万円なのか。この内訳次第によって、資産運用の方針は大きく変わってきます。またこれを読んでいるあなたが、何歳なのかによっても、資産運用5000万円の扱いは変わってくるでしょう。

 

筆者の場合、30代差し掛かったころから本格的に資産運用を始め、30代半ばで投資資金は5000万程ありました。そこでおよそ、5000万円強の資金を用いて次の資産運用である不動産投資をしたのです。しかしその5000万円はなくなると困るお金、自分の総資産の多くを占める緊急には使用したい資金でもあったのです。それを、何を思ったか海外不動産に投資しました。

 

ここでは、筆者が5000万円を不動産投資で運用し失敗、その後ヘッジファンドで運用に落ち着くまでを当時を振り返り綴っていきます。今後、5000万円クラスのお金の運用をお考えの方は反面教師にしていただく意味で必見のコンテンツです。

 

この記事の要点

・5000万円を1億円まで増やすなら、最低5年、可能であれば10年程の長いスパンでの運用を。
・投資金額に限らず、流動性が高く、投資は自分が理解できる投資先で運用することが大切。
・5000万円の運用は難易度が高い為、無理せずプロに任せることを考えても良い。

 

5000万円を1億円にしたい

5000万円が溜まった。しかし、人間は欲深いもので次に頭に浮かぶのは「1億円」。以下、野村総合研究所により作成された「純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数」の図によれば、2017年の場合で資産総額1億円以上の富裕層・超富裕層と呼ばれる世帯は126.7万世帯で2000年以降過去最多になったというのです。

 

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数
引用:>>野村総合研究所 純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数(外部リンク)

 

1億円なんて夢のまた夢と思いがちですが、ざっくり1クラスに3人くらいは資産額が一億円を超えている計算になり、現在5000万円ものまとまった資産があれば十分に達成できる金額です。さて、5000万を1億円にするには一体どれくらいの利回りで運用する必要があるのでしょうか?

利回り

必要利回りは運用年数によっても異なります。皆さんは、手持ちの5000万円を何年で1億円まで増やしたいでしょうか?以下、5000万円を1億円に増やす為に必要な運用年数とその利回りを表にまとめました。

 

5000万円を1億円に増やす為に必要な運用年数とその利回り

運用年数 必要利回り(%)
1年 99.9
2年 41.5
3年 26
4年 19
5年 14.9
6年 12.3
7年 10.5
8年 9.1
9年 8.1
10年 7.2

 

 

1年・・では、一か八かのギャンブル的な投資しかできそうにないですね。有名投資家ウォーレンバフェット氏の運用ファンドバークシャーハサウェイの運用リターンが、平均20%ということを考えると5000万円の資産を4年以内に「安全に」増やすことは難しそうです。積極的な運用を行うにしても最低5年、可能であれば10年程の長いスパンでの運用を行えると良いでしょう。

5000万円を何で運用するか?

さて、5000万円の運用期間の目安とその必要利回りを掴めたところで、早速5000万円の運用方法には何があるかを見ていきます。「5000万円 運用」と検索にかけてみると、高額資産の運用方法として代表的なものとしては以下のようなものが多く上がっています。どれも高額資産の運用方法として、良く挙げられる運用方法ですよね。

 

5000万円の運用方法例

金融商品 期待利回り 特徴
投資信託 3~5% 金融商品を購入するだけで投資のプロに代わりに運用して貰える。
株式投資 5~7% 売買益だけでなく、配当金、株主優待など多方面から利益を狙えにいける。
金投資 - 有事の金と呼ばれ、他の金融商品と相反する動きをすることからリスクヘッジに有効。
不動産投資(国内) 4~5% ローンを組むことで、元本を増やしより多くのリターン(「レバレッジ効果」)を期待できる。

 

ここで、上記4つの運用方法について見ていきましょう。

1、投資信託

銀行預金をしていてはお金は全然増えないから、となると選択肢として見えてくるのがこの「投資信託」。投資信託は購入するだけで、その後の運用は投資のプロにお任せできる点から、資産運用初心者でも失敗のリスクを最大限に抑え、プロの力で資産を増やしていける為、比較的投資のハードルは低めと言えます。

 

しかしここで注目したいのが、投資信託の手数料。投資信託はプロに運用をお任せできる代わりに、以下購入時(購入手数料)、売却時(信託財産留保額)、そして運用期間中は毎日運用手数料(信託報酬)が発生します。

 

投資信託の手数料

購入手数料 0~2%
信託報酬(運用手数料) 0.5%~1%
信託財産留保額(売却手数料) 0~0.5%

 

投資信託の手数料に関しては、運用資産額に対して発生することを考えると、5000万円というまとまった資産に発生する手数料は相当の物。購入手数料が1%の投資信託へ資産を預けた場合、始める前から購入手数料として約5万円ほどが引かれる計算に。

 

このように、投資信託は運用成績に関わらず「運用資産額」に対し手数料が発生することから、5000万円クラスのまとまった資産の運用には無条件でおすすめできるとは言いづらいです。

2、株式投資

続いては、株式投資。株式投資は株式を安く買って高く売る「売買益」、企業が挙げた利益の一部を投資者へ還元する「配当金」、また株式を保有するだけで貰える「株主優待」など多方面から利益を狙える点で、昔から個人投資家の人気を集めているいわば投資の王通であると言えます。

 

しかし、株式市場に関しては万人に平等に開かれているマーケットとなり、個人投資家だけでなく、投資のプロ達とも対等に戦っていかなければなりません。また、リーマン・ショックなどの下がり局面では、投資のプロ達でも大損を出してしまった事実があることからも、これから膨大な時間と労力をかけて5000万円ものまとまった資産をプロ並み、プロ以上のレベルで運用していくのは並大抵の努力では成し遂げられないことです。

3、金投資

守りの金と言われ、富裕層の投資先として安全なイメージが浸透している金投資。埋蔵量に限りが有る現物資産である金は、インフレや有事の際など紙幣の価値が下がった際に買いが集まり、反対に価格が上がる傾向にあることから、資産の「一部」を金で持っていることで資産価値の目減りを防ぐことができます。

 

しかしここで、資産の「一部」とさせて頂いたのは、金は株式や預貯金などとは異なり配当や利子を生まないから。つまり、購入したら売却しないと利益は生まれず、保有しているだけでは何も生まれません。そうなると、せっかくの5000万円ものまとまった元本を全て金で運用してしまうのは、投資効率の点で適切とは言いづらいのが本当のところ。また、現物資産である金には盗難のリスク、また保管や、購入・売却時に手数料がかかる点も、5000万円ものまとまった資産を全て金で運用することをおすすめできない理由です。

5000万円で海外不動産を買った理由とその結果

さて、ここまでの話をまとめると、投資信託は手数料が割高なのでもったいない。また、5000万円もの大金を株式投資で自分で運用するのには自信がなく、金投資は儲からない。そう来ると、残ったのは不動産投資。私がなぜ突然資産運用の対象として、5000万円で海外の不動産を購入したのか?その理由は、以下の3つです。

1、投資先の分散として、不動産に手をだすことを決めていた

もともと株式投資をしていましたので、利回りは低くとも不動産での投資先の分散を考えていました。資産運用は分散投資が基本という...アレですね。経済の先行きが不安になっていく中、実物資産をポートフォリオに組み込むことは分散投資で安定した運用を行うために大変有効な方法に思えたのです。

2、海外投資をしようと考えた

自分自身が日本で収入を得ていたので、日本円ではない為替の分散をしようと考えました。日本経済の不況の影響を受けて国内投資が上手くいかなくても、海外投資分で利益を出せれば資産の減少を防げると思ったからですね。また、インフラが整った、都心の一等地にある不動産を日本ではありえない価格で購入でき、その利回りの高さにも魅力を感じました。

3、銀行が50%の融資をすると聞いていたので、レバレッジが効くと考えた

物件価値は当時のレートで、1億円ちょっとくらいでした。自分の5000万円と銀行から5000万円も借りれるのならと、即決で決めてしまいました。5000万円の資金に借り入れを行うことで、レバレッジ効果(テコの原理)により収益性をぐっと高め、自身の資産形成を加速させられると思い込んでいました。

 

5000万円の運用は不動産にかけてみよう

 

そんなこんなで、早速私は手元の5000万を現地通貨に替え、残りの5000万円を銀行から借りて、海外のとてもいい立地の商業テナントを購入しました。

資産運用結果は散々...テナントはすぐに退去

これで老後も安心と思いきや、テナントはなんと半年で退去。お家騒動のようでよくわかりませんが、突然入居者はいなくなってしまいました。また都市計画も思ったようには進まず、全く人の出入りが期待できなくなり、結果的に銀行に対する返済だけが残りました。年間で数百万の家賃を払って、やっとテナントに入ってもらいましたが、当初設定した家賃では全く入ってもらえず、融資返済額にぎりぎりの家賃を条件に入居をお願いしました。5000万は実質ロックされてしまい、ほかの貯金から銀行への利子を返済する日々が始まりました。資産運用として不動産を選んだ結果は失敗でした。

 

ポジティブな面をいうなら、対ドル81円のときに購入しているので、今売れれば、家賃収入はなかったし、マイナスはあったけど、売買益は相当見込める状況です。しかし全く流動性がなく、売れません。これについては、今後の大きな課題ですね。

運用のルールを決める

5000万は不動産に変わり、売れないので換金性も失ないました。この大失敗から学んだこと、それは「確固とした投資理論がないならば、知らない投資をするべきではない」ということです。不動産投資で失敗した今、資産運用として以下2つのマイルールを決めました。これから投資を始めようとお思いの方は、以下2つのルールは投資の失敗を避ける上で参考になると思います。

その1 ― 投資のよしあしを1年単位で判断できるものに投資をする。

どんな投資も、結果が約束されているわけではないです。なので、必ず一年区切りでこの資産運用が成功か失敗だったかをみて、だめな場合は撤退できるようなものに投資をすることが大事です。長期的投資が資産運用を成功させる基本ではありますが、長期とはいえ途中でやめることができないこととは別です。つまりこれはすぐに現金化が可能(=流動性のあるもの)に投資をする、ということになります。

 

不動産の場合は、買い手が見つからなければ手放すことが出来ません。5000万円もの大金をつぎ込み購入した物件が何らかの理由で価値が下がり続けているにもかかわらず、手放せないなんてことが起きる可能性があります。投資の世界において、見切りをつけたいときにつけられることは大きなメリットになります。

その2 ― 自分がよく知っているものに投資をする。またはプロに預ける。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も「自分の理解できないものには投資しない」という名言を残しています。よくわからないけれど、何だか大丈夫そう。または、他の人が大丈夫と言った。このような理由で投資を始めては絶対にいけないことが身をもって実感しました。

 

中途半端なスタンスで投資をしない。不動産のことを知らないのに資産運用として5000万円を投じたことは今考えると愚の骨頂。勉強と経験を積み、プロくらい熟知している得意分野を作って自分自身で勝負する。あるいは、運用のプロにまかせる。このどちらかしかありません。

結果的にたどり着いたヘッジファンドとの契約

上記の経験を経て、自分で資産運用を行うのは無理と判断。不動産は1年後、マイナスを出しながらも現金に換えることができ、もう一度5000万円に数字をあわせて資産運用の再挑戦です。プロに任せたい。しかし投資信託は割高な手数料がネック。そこで、ヘッジファンドなど資産運用のプロに任せたいと考えるようになりました。

 

この5000万円だけは絶対に損できない。今度は必ず結果を出す強い思いで、以下のような点に気を付けてファンド探しがはじまったのです。

5000万円預け先ファンドのポイント

5000万円の預け先ファンドについては、以下の5点に注意して選びました。下記5点は、投資信託などを選ばれる際にも役に立つので知っておくと良いでしょう。

 

5000万円預け先ファンドのポイント

  1. 実績があるところ
  2. 手法が安定しているところ
  3. 資金の流動性が担保できるところ
  4. 経歴が信用できるところ
  5. 資産を分別管理しているところ(が、ベター)

 

早速、一つずつ見ていきます。

1、実績があるところ

投資先を決定する際、一番気になるのが運用実績。5000万円の資産運用の際、「年間10%」以上の安定してリターンを出し続けているファンドを探すと決めました。ヘッジファンドの利回りの平均値はだいたい15%程度と知っていたので、ファンド選びの際には10%を基準値としました。

 

投資信託などの場合は、各販売会社のホームページ上で運用成績が確認可能です。しかし、ヘッジファンドの場合はウェブ上での情報公開が積極的に行われていない為、実際に問い合わせ面談時に確認しました。

2、手法が安定しているところ

ヘッジファンドといっても、いわゆるロングショート戦略以外にも、市場の良しあしに関わらず着実に利益を出せる運用手法を持っているファンドを探しました。オプションなどテクニカルな手法は時に危なっかしいので、それ以外の戦略を持っているファンドを重視しました。

 

また、面談時には運用手法に関してもファンドの担当者へ徹底的に質問をし、自身で理解・納得できるまで根気よく説明してくれるファンドを選ぶようにしました。

3、資金の流動性が担保できるところ

契約期間は1年ごとで、更新できるファンドを探しました。またはオープンエンドで契約できて、原則的にはいつでも解約可能なファンド。1年の結果をみて、だめならばすぐに契約を終えて資金を引越しさせなければなりません。

 

懸念があったのは、バリュー投資などを基本におくファンドの場合、仕込んでから2-3年というスパンで持つバフェット流ロング戦略もあります。個人的には、そこまで待てません。一年でだめなら解約ができることは条件でした。

4、経歴が信用できるところ

金融業界を渡り歩いた経験者がファンドマネージャーをしているところじゃないと、5000万を預けることはできないと考えました。またファンドマネージャーの信用力を確認する意味で、機関投資家や資産家の資金を預かっているかの確認をしました。

 

理由は、機関投資家などプロの投資家はファンドを選ぶとき、相当のリサーチフィーを調査の専門機関に支払ってファンドやファンドマネージャーの経歴を調べ上げます。その厳しいチェックを経て投資が決まっているはずなので、投資しているメンバーの情報はかなり信用力調査には有意義なのです。

4、資産を分別管理しているところ(が、ベター)

投資信託を購入した際、投資家の投資金は信託銀行(下図、右端)等、運用会社ではない機関が資金を分別して保管します。この事によって、仮に運用会社の経営者が資金を持ちにげしたり、他の事業に流用したりということを避けることができます。

投資信託分別管理
引用:>>一般社団法人投資信託協会 投資信託の仕組み(外部リンク)

 

こういった管理体制は、投資信託を購入する投資家からみれば当たり前のことですが、ヘッジファンドでは最初から備わってない場合も見受けられるのです。実際に分別管理を委託するにも管理フィーが発生し、年間で少なくとも数千万円が必要となります。契約手数料や管理報酬等を合算して仮にファンド側の預かり資産から得られる収益を3%で計算しても、最低20億程度の純資産がないと分別管理はできません。

 

ファンドのスタートアップ時点で、50億でも用意できて立ち上がるのであれば問題はありませんが、5億~10億程度の小さいところからやっていくファンドも多数存在します。分別管理の体制ができていないからといって、それそのものがダメだということではありません。事実預かり資産が少ない小回りの利くファンドだからこそ、運用成績がよいということはよくあります。

 

機関投資家の5000万円はたいしたことないかもしれませんが、自分にとって5000万円は小さくない運用資金です。長期的視点に立って資産運用を試みる場合、安全に、少しずつでも構わないので利益を出し続ける委託先の候補として、プロの資産運用会社もいいと思います。このように、失敗や対象を間違えるなど経験をへて、5000万円の資産運用について理解をしていったわけです。自分の性格と資産運用という相性に気づき、最終的に5000万円は全額、資産運用の専門会社との契約に集中したのでした。

 

実際の投資経験から国内ヘッジファンドをランキング形式で紹介しています。ファンド選びの際には、是非ご参考ください。
>>ヘッジファンドランキング~国内トップ3社を徹底解説

プロに任せるのもあり

ここでは、筆者が5000万円を不動産投資で運用し失敗、その後ヘッジファンドで運用に落ち着くまでを当時を振り返り綴ってきました。いかがでしょうか?5000万円ものまとまった資金は、相当の投資の知識がないの上手に運用しきるのは難しいのが正直なところ。投資に詳しくない、勉強する時間が取れない方は筆者のようにヘッジファンドのような投資のプロへ運用をお任せしてしまうことを考えても良いでしょう。

 

ヘッジファンドに関しては5000万円の運用自体はプロにお任せできる為、投資者としてできることはしっかりリターンを出せるファンドを「選ぶ」ことだけとなります。本サイトでは実際の投資経験からヘッジファンドのレビューも行っているので、ファンド選びの際には是非参考にしてみてください。

 

\誰かにも伝えたいと思ったらシェア/

Twitterでフォローしよう