おすすめの1億円資産運用法(考え方編)

1億円運用におすすめ商品とその利回り

宝くじで1億円を当てた、遺産を相続した、コツコツ貯金したなど、1億円を手にした理由は様々だと思いますが、一般的に「1億円」というのは大きな金額です。

 

そんな1億円を運用するとなると、あまり攻めずに安全な方法で資産運用したいという心理が働きます。ある程度元手が少なければ、なくなっても良いから大きく儲けたいという心理が働きますが、1億円を運用するともなればそうともいきませんよね。

 

さて、マネーブリッジ編集部おすすめの1億円運用方法を見ていく前に、1億円というまとまった資産の運用を行う際の考え方について説明していきます。

1億円以上の資金を日本で運用する最適な方法とは?

ニュース番組で、100万ドル(約1億円)の資産を保有している日本人は282万人と公表されていました。実に23人に1人です。同窓会をしたらクラスに1名か2名は1億円を持っているという計算になると、意外と多いですよね。

 

そうなると、1億円という高額資産をどのように運用すれば良いのか迷っている方も多いのではないのでしょうか。1億円も100万円も資産運用方法は同じ、そう思われる方もいるでしょう。しかし、運用金額によって取れるリスクも変わってきますので、勿論おすすめの運用方法も変わってきます。

 

また、1億円以上の資産があれば「富裕層」と呼ばれ、金融機関でもプライベートバンクなど優遇されたサービスを受けられます。通常窓口にはいない専門スタッフが担当につき、資産運用のアドバイスを貰えたり、手数料が優遇されたりするようなものですね。

 

また、世の中には1億円という高額資金があるからこそ、投資できる富裕層向け商品もあります。例としては、ヘッジファンドなどが挙げられます。

 

ヘッジファンドは投資信託よりも利回りが良く、さらにリスク管理がしっかりしているという点で優秀な投資先の1つです。

 

ヘッジファンドのような富裕層向け商品に投資できるのは、1億円という資産を持っている強みでもあります。

 

 マネーブリッジ編集部メモ:ヘッジファンドについては下で説明しております。
>>ヘッジファンドについて先に知る

 

さて、1億円の運用方法については万人向けでなく、なかなか情報がないのでここでまとめてみます。まず初めに、1億円を運用する際の期待利回りについてまとめてみました。

現在の日本での1億円の期待利回りは4%

利回りと言うのは、金融商品を1年間運用した際の投資金額に対する収益の割合を表した数字です。1億円を運用する場合は、どれくらいの利回りを狙えばよいのでしょうか?1つの指標として4%だと言われており、その理由は以下となっています。

 

2019年現在、都内の不動産は、2020年の東京オリンピックにめがけプチバブル。不動産投資家の目線では利回り5%前後で十分といった印象なのですね。

 

1億円の資産運用を試みる場合に「利回り」という概念は、勝手に決まるものではなく、時代の色を反映します。現に6年前の2013年時点で、都内不動産の期待利回りは6%以上でしたが、2019年現在では4%が手に入れば良いほうです。

 

利回り
参照:>>日本不動産研究所 第39回不動産投資家調査(外部リンク)

 

ということで、1億円の目標運用利回りは4%あたりをまず目安にしていけると良いでしょう。

 

以下、1億円の運用の方法について具体的に解説していく前に、資産運用の基本を再確認するためにも「1億円の投資でやっていけないこと」について軽く触れておきます。

1億円の資産でやってはいけない投資方法とは?

ここでは、1億円の資産を運用する際にやってはいけない投資方法を紹介していきます。

手数料が割高な運用方法で運用

例えば、金融商品を購入するだけで投資のプロにその後の運用を任せられるという点で人気を集めている投資信託。

 

そんな投資信託の手数料は、基本的に預け資産に対し固定で発生します。しかし同じ投資信託でも、商品によって手数料は様々。ここで、それぞれ手数料が異なる2種類の投資信託に同額1億円を預けた際に1年間で発生する運用手数料を比較してみます。

 

1年間で発生する運用手数料比較

 

投資信託種類 信託手数料 1億円を1年預けた際の信託手数料
投資信託A 0.14% 14,0000円
投資信託B 0.40% 40,0000円

=26万円の差額が発生

 

上記の図を見てわかるように、手数料に26万円程の差額が発生することがわかります。

 

預け資産が1億円と高額になれば、0.1%の差でも10万円と手数料に大きな違いが出てきますので、預けるのであれば出来るだけ手数料が抑えられる金融商品で運用を行えると良いでしょう。

1億円を一括まとめて投資

元本が大きいほうが、リターンを望めるからと言って、1億円を1つの投資先にまとめて一括投資するのはおすすめできません。

 

投資金額が1億円ともなると、10%の損失が出ただけでも1000万円の損失です。株式投資で数百万円損したというのとは話が違います。

 

投資の基本は分散投資。

 

ポートフォリオ
引用:>>楽天証券 ポートフォリオ運用のすすめ(外部リンク)

 

1億円の運用はポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)をしっかり組み、異なる種類の金融商品に計画的に分散し、リスクを最大限に抑え運用していく必要がありますね。

 

 マネーブリッジ編集部メモ:ポートフォリオの組み方は以下の記事を参考にすると良いでしょう。
>>ハーバード大学のポートフォリオとは?

短期売買を行う

1億円という高額資金は「安定的」に運用したいものです。

 

短期売買の場合、短期的な激しい値動きを利用して利益を得る為、投資者の手腕に左右される面が大きいです。また、値動きが激しい中、大きな資金を運用することになり、小さな失敗をしても損失は大きくなることが予想できます。

 

長期投資
参照:>>SBI証券 リスクを減らすために(外部リンク)

 

反対に、長期投資の場合は基本的には金融商品を購入して値上がりするのを待つというスタンスとなる為、ストレスがありません。仮に損失が出ても、長期的にゆっくり時間をかけて回復できるので高額資産の運用にはおすすめです。

 

さてここまで、1億円の資産を運用する際に気を付けるべきポイントを紹介してきました。1億円という高額資産はリスクを取って増やすより、減らさないことを第一に考えて運用するのが良いでしょう。

 

1億円を運用する際の注意点が分かったところで、ここからが本題です。1億円の運用におすすめの資産運用方法を見ていきます。

1億円の運用におすすめの資産運用方法5選

では実際に、1億円の運用におすすめの投資商品を5つ紹介していきます。

株式投資

ありきたりではあるのですが、1億円を運用するにあたって自分で取り組みたいならば、やはり「株式投資」が資産運用の王道。

 

割安な銘柄を自分で発掘できるようになれば、1億円を安心して運用に回せますし、長期にわたって配当を得ながら堅いリターンを得ることが出来るでしょう。

 

また、株式投資と同じくらい人気なものに「FX」や「仮想通貨」が注目されています。しかし、FXも仮想通貨もマーケットとしてはまだまだ合理性に欠けており、チャートの動きは独特です。

 

未成熟なこのマーケットには資産運用という概念はそぐわず、投機色の強いマーケットにまして1億円という大金を投じるのはおすすめできません。

 

それでも1億円をFXや仮想通貨で資産運用してみたいと考えるならば、あくまでポートフォリオの一部として、例えば10%以内での分散投資をおすすめします。

不動産投資

株式投資と同様、一から本腰を入れて取り組みたい方に向いているのが、「不動産投資」。

 

ネットで情報を求めている人は「楽して稼ぐことができるお得な情報」を探しがちですが、その点不動産投資は「本気度」が試され、一長一短では結果がでないところが特徴です。

 

不動産のイロハを学ぶには、成功者の肉声を聞いたり学びのためのセミナーに出かけたり、業者とのつながりを求めたり、デスクワーク以外の動きも重要です。とはいえ、1億円の運用を不動産投資にうまくあてることができれば安定度は抜群と言えます。

不動産投資の特徴はレバレッジ

最大の特徴は、レバレッジです。

 

もし1億円を運用したいと考える方が金融機関と相性のよい属性をお持ちであれば、融資を受けることもできます。そうなれば1億円以上の資金を使って運用ができます。具体的にイメージしてみましょう。

 

たとえば1億円を頭金に5億円を融資してもらい一棟ビルを買うとします。賃料から借入返済金を差し引いても3%程度の利益が年間で残ります。この場合、5億の3%でも年間手残りで1500万円の利益が確保でき、お持ちの1億円を不動産に投資してレバレッジをかけたことで月間100万円以上の利益を創出できます。

 

レバレッジ取引の一例

レバレッジ
引用:>>みずほ不動産販売株式会社 レバレッジ効果とは(外部リンク)

 

このように、1億円の運用先を不動産に向けたことでレバレッジも利用でき、十分なリターンを生むことが出来ます。ただしリスクとして、金融機関の融資付けの合否・物件選択の正否・不動産投資そのものにまつわるリスク(天災や事故がおき物件価値が下がる)があることを忘れてはいけません。

 

1億円を不動産に投資するならば、株式投資と同様、本腰をいれて学ぶ姿勢が必要になります。ただ株も不動産も王道ですので、投資の勉強が好き、投資に十分な時間が取れる方はチャレンジしてみても良いでしょう。

ベンチャー投資

続いて、少し志向を変え、1億円の運用先として最近話題の運用方法である「ベンチャー投資」について紹介していきます。

 

ベンチャー投資とはエクイティ投資のことです。エクイティとは英語で、「equity(エクイティ):株主資本」という意味。つまりベンチャーに出資して、そのベンチャーが成長(成功)したときにリターンを得ます。

 

出資したベンチャーが無事に上場したり、売却などできれば、リターンは数十倍に及びますが、その分リスクの高い投資と言えます。

 

リスクの高い投資でもあるため1億円の運用という意味では全額ではなく、あくまでポートフォリオの一部として少額投資をおすすめします。

活気づいているベンチャー投資

ちなみにベンチャー投資は2018-4Qの国内向けベンチャー投資金額の369.0億円という数字を見ても、活気づいていることがわかります。

 

ベンチャー投資
参照:>>一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンターHP ベンチャーキャピタル投資動向調査(外部リンク)  

 

ただしそう簡単にこの手の情報を入手することは困難で、ベンチャー企業の財務を管理するCFOや投資家とのつながりがあって初めて成立する話でもあります。

 

一般的に成功確率をあげるためには、大手事業会社やVC(ベンチャーキャピタル)が出資している企業に相乗りすることですが、良質なベンチャー(例えば上場前のメルカリや、ラインなど)に投資できる機会は多くはないでしょう。

 

夢はあるものの、1億円の運用先としては難易度が高いと言えます。

ソーシャルレンディング

1億円での資産運用において、最近脚光を浴びているのが「ソーシャルレンディング」です。

 

ソーシャルレンディング
引用:>>SBIソーシャルレンディングHP ソーシャルレンディングとは(外部リンク)

 

ソーシャルレンディングとは、貸金業を営む事業体に出資をすることです。ソーシャルレンディングの運営者は、ネットを通じ個人の投資客から資金を借り受け、担保をとって中小企業に貸し付けを行います。

 

自分で資産運用を行うのが難しい、そのような方にとって可能性を秘めたサービスとなっており注目の運用方法と言えます。

ヘッジファンド

資産運用のことは資産運用のプロに任せる。

 

自分で運用するのは自信がない、投資に時間が取れない、そんな方は1億円の運用を「ヘッジファンド(独立系資産運用会社)」に任せるという選択も検討すると良いですね。

 

ヘッジファンドは空売りから入ったり、オプションでヘッジしたりと、プロならではの戦略も駆使し、相場の動向に関係なく高い利益を出せるのが特徴です。

 

通常は外資の銀行などで経験を積んだエリート金融マンが独立し、立ち上げるケースが多いですが、その特性上、ヘッジファンドについては情報が特に少ないです。

 

そこで以下、特集を組んでみました。

 

1億円を運用するならおすすめのヘッジファンドですが、詳しく知りたい方はぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

ヘッジファンド特集記事

 

さて、ここからも続けて1億円という高額資産の運用の候補となるヘッジファンドについて、少し掘り下げてみます。興味のある方は、是非読み進めてみてください。

1億円の運用におすすめなヘッジファンド投資の全貌

莫大な資産をもつ富裕層が、運用の相手として選ぶヘッジファンドとは何者なのかを引き続き見ていきます。まずヘッジファンドは大きく分けて、以下3つの特徴があります。

 

ヘッジファンドといえば莫大な資産をもつ富裕層を相手に、卓越した手法でマーケットから利益を勝ち取るというイメージがありますが、彼らの一般的なキャリアは、外資系投資銀行で実務を積んだファンドマネージャーやアナリストが、特定の富裕層や企業年金等の資金を受けファンドを組成するものと考えられます。

 

最低投資金は数千万から1億以上といわれ、投資ができる方も限られています。原則、運用手法に制限がなく、相場環境のよし悪しに関わらず絶対的な利益を追求します。

私募ファンドの優位性

テレビCMなどで見聞きするファンドラップというのは投資信託の別称で、ここで言うヘッジファンドとは一線を画します。

 

投資信託にかかわる金融業者は金融庁から認可を受けた金融系登録業者であり、株式保有期限に一定の制限がついたり、資金をすべて余すことなく投資しなくてはならないという厳格なルールがあったりと、規制の中で運用をします。

 

一方ヘッジファンドは私募ファンドが多く、金融機関を通じて販売することが出来ない代わり、金融当局からの規制を受けることがありません。戦略的に資金を手元においておき、あるタイミングでターゲット銘柄を一気に買い上がったり、瞬間的に空売りをかけたりといった運用が可能となります。

 

このようにヘッジファンドは、優秀な運用チームを揃え運用資金が調達できれば、運用手法、資金管理の仕方まで、大きな裁量権が与えられますが、その分成果についても厳しいチェックを受けていくことになります。

ヘッジファンドでの運用ポイント①:体制がしっかりしている

一般的にヘッジファンドは顧客の資金を自社で管理せずに、「カストディアン」と呼ばれる管理会社と契約をします。

 

カストディアンは有価証券の保管や管理はもちろん、ファンドの運用成績や議決権に関する管理もします。これは投資家にとって非常に安心で、簡単にいえばファンドが倒産しても、あなたの資金は別の管理会社のもとにしっかりと守られるのです。

 

まず、投資を検討している資産運用会社では、(分別管理)がとられているかどうか、これが1つ目のチェックポイントです。

ヘッジファンドでの運用ポイント②:運用成績

ヘッジファンドによって運用成績が異なりますが、色々なヘッジファンドの運用成績を平均すると10%~20%の運用利回りと言われています。

 

この平均値から富裕層も、資産運用の委託先に年間で10~20%のリターンをだして欲しいと考えていることが分かりますね。

ヘッジファンドでの運用ポイント③:運用手法の秀逸さ

ヘッジファンド中で、近年注目も浴びているソフト・アクティビスト。

 

まず、アクティビストファンドとは、キャッシュリッチで割安と判断される銘柄の株式を大量に取得し、議決権を得て、経営の改善や改革のための建設的な議論を経営陣と重ね、株価の向上を目指すファンドといえます。

 

市況の変動、株価の変動に直接的に影響を受けないといった意味でリスクが低く、レバレッジを用いないことからも、元本が大きく毀損することはほとんどない点が評価されているようです。

 

最後にまとめです。

高額資産は利益と安全のバランスを考えて運用

1億円を運用するとなると、元本の大きさから少しの値動きで大きなリターンを期待できる反面、マイナスに動いた時の損失はかなりのものとなります。

 

また、1億円というまとまったお金を個人で運用するのはかなりの習熟度が必要であり、簡単なことではないでしょう。そこで多くの人は銀行に預ける、債券を買うなど、ほぼ元本保証の商品に投資をするようですが、今回マネーブリッジではそれ以外の選択肢としてヘッジファンドを紹介してみました。

 

億を超えた資金は、増やすより守ることも大切なので、バランスのよい運用を考えていきましょう。

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