無理のない節約と資産運用で1000万の貯金は貯められる

1000万円貯める

貯金の目標として「まずは、1000万円を貯める!」とお考えの方も多いのではないでしょうか?筆者であるわたしも30歳からコツコツと貯金を始め、結果的には7年間で念願の1000万円を貯めることに成功致しました。

先に申し上げてしまいますと、毎月銀行にお金を貯めていくだけで貯金1000万円を達成しようと思うと、なかなか厳しいのが事実です。しかし、貯金と並行して「運用」を行っていくことで、より効率よく資産を増やすことができ、人によっては10年以内と比較的短期間で1000万円を貯めることが出来るでしょう。

ここでは、実際に資産1000万円を達成した経験をもつ私が、これから10年以内に1000万円を貯める為に起こしたい具体的なアクションと、その取り組みのコツを紹介していきます。

普通の主婦が貯金1000万円を手に入れるまで

始めに、筆者であるわたしがどのようにして貯金の1000万円を手に入れたかをお話していきます。ことの始まりは30歳の時、漠然と子供の教育費や老後の生活費への不安から本格的に積立貯金を始めました。自身の収入から毎月約10万円程を積み立てながら、更に資産運用での利益を重ね、約7年ほどで貯金1000万円の目標を達成しました。

貯金・運用を行っていた間は、生活費を切り詰めたり、欲しい物を必要以上に我慢した記憶はなく、比較的無理なくお金を貯めることが出来たと思います。

家族構成

  • 夫:37歳(会社員)
  • 妻:37歳(主婦)
  • 子:2歳

毎月の貯金額と貯金期間

  • 月の貯金額:10万円
  • 目標達成までの期間:7年間
  • 運用方法:投資信託・株式

メディアなどで貯金だけを数年行っただけで、1000万円を貯めることが出来た!という方も見受けられます。しかし、貯金だけで1000万円を達成しようと思うと相当生活を切り詰める強い意思がないとなかなか成し遂げることは難しいです。

今回は焦らず中~長期的(10年はみたいところ)に1000万円を貯めていく方法を、以下3つのカテゴリーに分けて説明していきます。

1000万円を貯めていく方法

  1. 積立貯金
  2. 資産運用
  3. 生活のムダの見直し

まず、何より基本となるのは「貯金」です。

積立て貯金

1000万円を貯めるに当たり、一番コアな部分になってくるのがこの「貯金」。単純に考えて、毎月の貯金額が多ければ多いほど目標達成までの期間は短くなります。では、仮に10年間で1000万円を貯める場合、だいたいどのくらいの金額を毎月貯める必要があるのでしょうか。

10年間で1000万円貯める

目標金額 1000万円
貯める期間 10年
想定される利回り 0.001%(預金金利)
毎月貯める額 84,000円

毎月約8万円をコンスタントに貯めていくことは、容易ではありませんよね。年収が高い方であれば問題ないかもしれませんが、8万円と言うと都内ワンルームの家賃程しますから家計の大きな負担になる可能性があります。毎月8万円貯めるのは厳しいという人は、貯める期間を倍の20年に延長してみましょう。

20年間で1000万円貯める

目標金額 1000万円
貯める期間 20年
想定される利回り 0.001%(預金金利)
毎月貯める額 41,663円

貯める期間が倍になったので、単純に毎月貯める額が半分になりました。銀行預金の金利がもう少し高ければよいのですが、ほとんどゼロに近い現在では何年貯蓄しようが金利はほとんどつきませんね。ボーナス期に多めに貯めるなどする工夫が必要でしょう。

ここまでの説明で、だいだい貯金だけで1000万円を貯めようと思うと、目標達成期間10年で毎月8万円、20年で4万円ほどの積立貯金が必要なことがわかりました。毎月そんなに貯金に回せないという方も、大丈夫。次は毎月の必要貯金額を更に抑えるために、貯金に「運用」を組み合わせていきます。

資産運用して効率化を図る

では、1000万円をさらに効率的に貯めるために「資産運用」を組み入れて、貯金の効率を上げた場合についてもシミュレーションしてみましょう。以下、運用期間10年と15年の場合についてそれぞれ見ていきます。

運用して10年で1000万円を貯める

目標金額 1000万円
貯める期間 10年
目標利回り 5%
毎月貯める額 64,399円

目標利回り5%で10年間運用を続けながら貯金を行えば、毎月の必要貯金額は約6万円弱。これなら、共働きのご家庭や高収入な方であれば取り組めそうと思える範囲の金額ではないでしょうか。さらに無理なく貯金を続けるために、運用期間を5年伸ばし15年の場合も考えてみます。

運用して15年で1000万円を貯める

目標金額 1000万円
貯める期間 15年
目標利回り 5%
毎月貯める額 37,413円

いかがでしょうか?目標利回り5%で15年間運用を続けながら貯金を行えば、毎月の必要貯金額は3万円台におさまります。これなら、十分に取り組めそうではないでしょうか?

ここでは、毎月の貯金に運用を組み合わせた場合の毎月の必要貯金額について見てまいりました。これだけの説明ですと、わざわざ貯金だけでなく運用まで行う必要があるのと疑問に思われる方もいるでしょう。ここで、図で更にわかりやすく資産運用の効果を見てみます。

(5%の利回りで15年間運用した場合)

資産運用シミュレーション

(引用)
・金融庁「資産運用シミュレーション」(外部リンク)

 

いかがでしょうか?運用収益(上図、オレンジ色部分)だけで約349万円となり、1000万円のうち約3分の1を資産運用で出せた利益でまかなえてしまっていることになります。普通に貯金だけをしているよりも、大きく効率化できていますね。

利回りはあくまでも目標のため、この通りの運用が叶う保証はありませんが、積立て貯金だけで1000万円を貯めるよりは、ずっと高い確率で目標の達成が早く叶うでしょう。

さて、とはいっても今までに投資をしたことのない方が、突然資産運用を始めるとなると難しいですよね。そこで、以下投資初心者でも比較的失敗しにくい1000万円を貯めるための運用方法を2つ紹介しておきます。

1000万円貯めるための運用商品

基本的には運用自体は投資のプロにおまかせでき失敗しづらく、長期的な資産運用でトータルリターン(コストも含めた上での利益)が高まりやすいという点から次の2つの商品がおすすめです。

1000万円貯めるための運用商品

  1. インデックスファンド(インデックス型投資信託)
  2. ETF(上場投資信託)

まず始めに、現在日本に限らず世界で投資残高が大きく伸びているインデックスファンドからご紹介致します。

1、インデックスファンド(インデックス型投資信託)

インデックスファンドは、決まった指標に連動するように作られた投資信託のことを指します。例えば日経225に連動する投資信託なら、日経225と同じ銘柄が似たような割合で組み入れられており、日本株式相場全体の動きを捉えることができます。

 ※日経225とは?
日本を代表する株価指数のことで、東証1部に上場している株式銘柄のうち最も代表的な225銘柄をもとに計算されます。

インデックスファンドがおすすめなのは、以下2点が主な理由として挙げられます。

  • 手数料が安い
  • 株式投資よりもリスクが低い

投資・運用の代表格である株式投資は投資を始めるに当たり、チャートの読み方や投資先企業の選別方法など事前にある程度の勉強が必要です。また、実際に運用を始めたとしても「勝てる」トレードが出来るようになるまでは時間と経験を積む必要があるでしょう。その点、インデックスファンドはファンドを購入するだけでその後の運用は投資のプロにお任せでき、投資初心者でも始めから比較的上手に運用を行っていくことが可能です。

また、運用をプロに委託するとなると気になるのが手数料。しかし、インデックスファンドであれば手数は0.1%台のものが多く、管理にかかる手数料は思っているより低く抑えられます。

インデックスファンドに関しては指標に合わせた運用を行うため、運用成績についてはそこまで大きく差は開きません。その反面、手数料に関してファンドごとに大きく異なっていますので、複数ファンドを比較して低コストで運用が出来るものを選べると良いでしょう。

低コストなインデックスファンド一覧

ファンド名 投資対象 信託報酬
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 日本株式 0.154%
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 米国株式 0.0935%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 世界株式 0.11%
eMAXIS バランス(8資産均等型) 資産複合(バランス) 0.154%

2、ETF(上場投資信託)

ETFもインデックスファンドのように特定の指数に連動する投資信託ですが、証券取引所に上場しているため株式のように常に価格が動いており、リアルタイムでの取引が可能となっています。このように、1日1回算出される基準価格で取引がされるインデックスファンドは取引形態が異なります。

ETFもインデックスファンドと同じように管理にかかるコストが安い点が特徴ですが、上場株式と同じ扱いになるので、買付手数料がかかることがほとんどです。信託報酬はETFの方が安いものが多く、長期で持つならETFのほうがコストが安くなる傾向にあります。

初心者におすすめのETF

ファンド名 投資対象 信託報酬
iシェアーズ・コア TOPIX ETF 日本株式(TOPIX) 0.06%
SMT ゴールドインデックス・オープン(H無) 0.28%
(NEXT FUNDS)外国REIT・S&P先進国REIT(除く日本・H無) 外国REIT 0.19%

さて、ここまで投資初心者でも比較的失敗しにくい1000万円を貯めるための運用方法を2つ紹介してきました。ご自身も投資に積極的に参加し、頻繁に取引を行いたいならETF、運用は可能な限りプロにおまかせして基本的には放置のスタンスでいかれたい方はインデックスファンドを選ばれると良いでしょう。

NISAとつみたてNISA

ではさらに効率的に1000万円貯めるために、もう1つアイデアを出しましょう。運用をして出た利益には、通常20.315%の税金がかかりますが、実はNISA口座という特殊な口座内での一定額の売買においては税金がかかりません。そんなNISA口座には、NISAとつみたてNISAといった複数の口座の種類があります。NISAとつみたてNISAは併用することはできず、どちらか一方の口座を選んで使うことになります。

NISAとつみたてNISAの違い

  NISA つみたてNISA
最大期間 5年 20年
ロールオーバー 不可
年間の非課税枠 120万円 40万円
非課税枠の総額 600万円 800万円
投資対象 株式、投資信託、ETF、REIT等 一定の条件を満たす投資信託やETF
投資方法 制限なし 積立て(定期的かつ継続的)

ETFなら一般NISAがおすすめ

つみたてNISAは金融庁の厳しい基準を満たしたETFのみ取り扱いが可能となっています。現在つみたてNISAで取り扱いされているETFはかなり少なく、選択肢が狭まっていると言えるでしょう。ETFで運用する場合は、商品の選択肢も広がるため、通常のNISA口座をおすすめします。

さて、ここまでの内容を理解・実践すれば十分1000万円を貯めることは可能です。最後に、さらに1000万円を貯めるという目標達成までの期間を縮めるために、日常生活をしていく上で取り組みたい1000万円を貯めるためにできる工夫点を紹介していきます。

無理なく1000万円貯めるために今からできることとは

毎月無理なくある程度の額を貯金・運用にまわそうと思えば、「節約」と向き合うことが必要となります。節約術と言っても色々ありますが、やりすぎるとかえってストレスになり、散財してしまうケースもあるでしょう。

1000万円を貯めるという大きな目標の前に、まずは以下3つの項目からコツコツゆっくりとはじめてみてはいかがでしょうか。

  1. 自分ルールを決めて無駄遣いを減らす
  2. 固定費の見直し
  3. 強制貯金

急な飲み会、一目惚れした洋服、私達の住む世界には何かと誘惑が多いですよね。まず、1000万円を貯めると決めたからには心を決めて無駄遣いを減らしていきましょう。

1、自分ルールを決めて無駄遣いを減らす

例えば外食は月に●回まで、飲み会は●回まで、買っていい洋服は月に●着まで等、自分ルールを設定してしまいましょう。

毎週金曜日や週末は外食や飲み会に参加される方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。1度の外食で3000~5000円、2次会、3次会と続けば1日で1万円以上出ていくことも珍しくないでしょう。お付き合いの上で断れないケースを除き、外食や飲み会のペースを徐々に落としていくことも大切です。

とは言っても、急に厳しすぎるルールを設定して守れなくなっては本末転倒。毎週参加していた飲み会を、月3回へ減らす・・といったように、少しずつ生活のスタイルを変更していかれるのがおすすめです。

2、固定費を見直す

住宅ローン、保険料、携帯電話等、どんどん安いプランが出ているものについては要チェックです。随分昔に契約した住宅ローンなどは、乗り換えるだけで30~50%の違いが出ることも珍しくありません。保険料も無駄な特約を省いて再計算、携帯電話も格安SIMプラン等を使えばかなりお得になるでしょう。

固定費は変わらないと思って対策をしていなかった方は一度確認してみてください。

見直したい固定費一覧

  • 若い頃に加入した保険の見直し
  • 携帯プランの見直し
  • 定期購入している雑誌や商品の見直し
  • スマホなどの不要なオプションの見直し
  • 電力会社の見直し

3、強制貯金

収入ー支出で残った金額を貯めるのはなかなか難しいですから、お給料が入ったら自動的に銀行引き落としで強制的に貯める方法もおすすめです。毎月確実に必要になるお金+3万円~5万円程度を手元に残し、それ以外を強制的に貯めるケースが多いです。

ついつい衝動買いをしてしまう、思わぬ出費が多い方は強制貯金で使いすぎを防ぐのも賢い選択です。またボーナス期には思い切った金額を一気に貯めるのも1000万円への近道となり、おすすめですよ。

さて、ここまでの内容で、1000万円の貯め方の解説はおしまいです。いかがでしたでしょうか?あとは、実践あるのみ。しかし、1000万円を貯めるにあたり一番難しいことはお金を貯めたり運用することではなく「継続」することだということはご存知でしょうか。

そうなると、1000万円を貯めるモチベーションを高める必要もありそうですね。次の章で、1000万円が貯まるとどんなことができるか、1000万円を使って何をしたいか、始めに貯金の目標や目的を明確にし、貯金のモチベーションをグッと上げておきましょう。

貯金の目標・目的をはっきりさせる

1000万円を貯めるとここには書ききれませんが、思ったより沢山のことができるようになります。1000万円が貯まったら、何に使うのか、何をしたいのか?ご自身の中で明確にしておきましょう。目標は頭の中だけでなく紙に書いて見えるところに貼っておくなどして、いつでも意識できるような状態を作っておくのも良いですね。

  • 長期の海外旅行
  • 自宅のリフォーム
  • 車の購入 等

また、一所懸命貯めた1000万円は全額一気に使ってしまわなくても、元手の資金として、少ない金額ではできなかった投資方法を取り入れてさらなる資金の形成を図ることも可能です。次は、資産1億円を目指して貯金と運用を続けていくのも良いでしょう。1000万円がたまる頃には貯金の癖もしっかりつき、また運用の手腕もかなり上がっているはず。

貯まった1000万円を切り崩して使うのも1つの方法ではありますが、せっかくなので1000万円のうち使用するのは一部にとどめて、資産運用に活用できれば老後の資金準備にもなりますよね。ちなみに、1000万円を活用した資産運用方法については以下の記事でまとめてありますので、ぜひ参考になさってください。

まとめ

ここまで、1000万円というまとまったお金を貯める方法について見てきました。記事内で説明したように、貯金x運用で無理なく貯金1000万円の目標に向かい突き進んでいけると良いでしょう。

まずは現在の手取り収入からどれだけ貯蓄や投資に回せるか計算し、どのくらいの期間で1000万円を貯めるか、どのような方法を取り入れて運用していくのか考えてみましょう。計画を立てたらあとは実践あるのみ。くじけずに、目標達成まで一歩ずつ進んでいけると良いですね。

\誰かにも伝えたいと思ったらシェア/

Twitterでフォローしよう