初心者でも安心!1000万円を投資信託で資産運用する

投資信託

銀行預金でマイナス金利が続いているこの時代、そろそろ資産運用をはじめてみようと考えている方も多いのではないでしょうか?1000万円で資産運用をはじめようとすると、リスクばかりに気を取られてしまい、中々投資を始められないですよね。

そんな方には既にリスクが分散されている「投資信託」がおすすめです。投資信託は資産運用のプロが運用してくれるわけですから、自分で投資先を選ぶより確実にリスクを抑えられます。

そこで今回はマネーブリッジ編集部が1000万円を投資信託で資産運用したい人が注目すべきポイントと、人気ランキングに入っているおすすめの投資信託をリスク別に紹介していきます。

この記事の要点

・1000万円の運用先の投資信託は運用成績、分散度合い、手数料に注目して選ぶべき。
・リスク分散の観点から、複数の投資信託に分散して投資するのがおすすめ。

1000万円を投資信託に投資するメリットとデメリット

投資信託とは、複数の投資家から集めた資産を一つの大きな資金としてまとめて、投資のプロが運用を行ってくれる投資商品のこと。ここで改めて、1000万円を投資信託に投資する意味を再考するために、1000万円を投資信託に投資するメリットとデメリットを見ていきます。

メリット

投資信託のメリットとしては以下の、3つが挙げられます。

1、沢山の投資家から資金を集められる

先述した通り、投資信託では投資家から集めた資金をまとめて投資のプロが運用します。一つの投資信託で集められるお金は通常、数十億、数千億単位とまとまったものとなります。例を挙げれば、ニッセイアセットマネジメントのニッセイ日経225インデックスファンドという投資信託であれば、現在(2019年8月29日)の運用資産は1430憶円。

よって、個人で運用を行うときとは桁違いの資金量となり、そのボリューム感を生かし、最低投資額が高額となる為に個人では投資が難しい市場への投資、また複数の投資先へ分散投資を行うことが可能です。投資信託では効率的に、よりリスクを抑えた運用を行うことが可能となります。

2、運用のプロ(ファンドマネージャー)に運用を任せられる

1000万もの大きな資産の運用となれば、失敗のリスクが怖いところ。その点、投資信託なら実際の運用は投資のプロにお任せでき、失敗のリスクを下げることが出来ます。基本的に投資者がすることと言えば、複数の投資信託から選択、購入をすることだけ。あとは、プロにお任せで手間をかけずに高額資産を運用することが出来ます。

さて、ここまで、投資信託のメリットと特徴を見てきました。プロの力を借り、手間をかけずに上手に運用を行えることは投資信託の大きなメリットと言えるでしょう。さて、続けて投資信託のデメリットをあげてみます。

デメリット

投資信託のデメリットとしては以下の、3つが挙げられます。

1、無駄な手数料が巧妙な形でたくさんとられてしまう

証券会社や銀行は、投資者が投資信託を買えば手数料が落ちます。1000万円購入するなら、それなりの手数料が引かれます。具体例を挙げるとすれば、購入手数料が2%発生するファンドへ投資を行った場合、20万円ほどがファンドを購入した段階で引かれる計算です。

手数料は購入時だけでなく、運用期間中、売却時にも別途発生します。つまり、1000万円もの高額資産を投資信託で運用するとなると、代理店である証券会社や銀行にたくさん手数料を払うことになります。つまり、投資コストに無駄が多いということです。

2、運用成績がよくない

1000万円を増やそうと思い投資信託を買いました、もちろん高い手数料を払って。結果、お金は増えるどころか減りました。滑稽ですね。しかし、こんなケースが投資信託では後をたちません。

投資信託を保有する個人投資家の半数近くが損失を抱えている――。金融庁が投信を販売する銀行に実施した調査で、こんな実態が明らかになった。過度な分配金や短期の売買で十分な運用収益を得られず、長期の資産形成に結びついていない。

引用:>>日本経済新聞 投信で損失、個人の半数 金融庁調査(外部リンク)

 

今も昔も、投資信託で資産が増えた人は多くありません。いたとしたら、それは日本のインデックス(日経平均株価)が急激に上昇して、市況がよかったからたまたまというものにすぎません。

3、経済全体が落ち込んでいるときは絶対に勝てない

2、と重なりますが、2013年のアベノミクスなど、日本経済が勝手に上昇している局面以外で投資信託が勝てることはほとんどありません。市場平均に合わせた運用を行っている投資信託は市場が上向きでないと利益を出しにくい構造となっています。

以上、1000万円を投資信託で運用するデメリットをあげてみました。相場の動きに左右されやすい投資信託は、相場の状況によっては利益を出しにくい点、またプロに代わりに運用を行って貰える為にその分コストが発生する点は頭にいれておいたほうが良いでしょう。

ここまでの話で、1000万円を投資信託で運用したいとお考えの方の為に続いて1000万円を運用する投資信託を選ぶ時のポイントを紹介していきます。

1000万円で資産運用を始める!投資信託を選ぶ時のポイント

投資信託で資産運用してみようと思ったら、どのような投資信託があるのかをリサーチすることが成功への第一歩です。せっかくリスクをおさえて運用するのですから、少なくとも利益のでやすい投資方法を選びましょう。

とはいっても資産運用をしたことがない人にとっては、何を基準にしたら良いのか分からないですよね。そこで購入する投資信託を決める前に、正しい選び方のポイントを紹介します。

1、運用成績

まず着目すべきは「運用成績」。投資をするのですから、その投資信託の運用成績が良くないと意味がないですよね。運用成績とは、投資信託の資産に対する損益率のことで、運用パフォーマンスとも呼ばれています。

パフォーマンスが良ければその分だけリターンが多いというわけですから、投資信託を選ぶ際のひとつの指標になりますよね。運用成績がプラスで推移している投資信託ならやはり評価は高くなりますし、マイナス続きであれば否定的なイメージを持ってしまいます。

 

ちなみに、投資信託の運用成績は、各証券会社ホームページ上の該当ファンドの紹介ページで確認が可能です。このようにインターネットで簡単に調べることができる運用成績ですが、一つだけ注意が必要です。それは投資信託を比較したいときは「投資先が類似している必要がある」ということ。

例えば、国内株式インデックスや海外債券インデックス、海外株式アクティブといったところでしょうか。投資先が同じであれば運用成績で比較してどれにするか決められますが、違う投資信託で比較しても運用パフォーマンス以外の要因がでてきてしまうので意味がありません。運用成績が高い投資信託を見つけて、同じ投資先のA投資信託かB投資信託で悩んだら、運用成績で決めるのが一つ目のポイントです。

2、投資先のリスクを分散

投資信託のメリットといえば、リスクが分散されていることですよね。だったら一つの投資信託を1000万円分購入すればよいと思いがちですが、そうではありません。投資信託はリスクが分散されているとはいえ、投資する対象にかなりばらつきがあります。

メジャーな投資信託は、日経平均株価の値動きをするポートフォリオの日本株式インデックス投資信託。あくまでも日本の株式を購入してリスクを分散しているので、日本の景気が落ち込んだ時にはパフォーマンスも下がっていきます。それでは分散投資をしてリスクを減らしているとは言えませんよね。そこで、海外債券インデックスを購入したり、海外株式アクティブを購入したりと投資先の幅を持たせるのが二つ目のポイントです。

3、手数料

はじめて資産運用をする人にとって、見落としがちなのが手数料です。投資信託にかかる手数料は「購入手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の三つ。購入手数料は0~3%、信託報酬は0.1~3%、信託財産留保額は0~0.5%となるのが一般的です。

手数料は0.2~5%と証券会社や投資信託によって様々ですが、通常大手銀行で投資信託を購入すると3%が平均的。すると1000万円の3%ですから、なんと30万円もの手数料を支払う必要があるのです。

これで30万円以上のリターンがでているのであればまだ許せるのですが、元本割れしていたらどうでしょう?運用不振で預けた資産は減ったばかりか、そこからさらに割高な手数量まで支払わなければならないなんて悲しすぎますよね。手数料額は、絶対に見落とせないとても重要なポイントだということがお分かりだと思います。

 

ここまで投資信託を選ぶポイントを三つ紹介してきましたが、そうなると具体的にどんな投資信託があるのだろう?と疑問に思いますよね。そこで三つのポイントをしっかりおさえている投資信託を、リスク別に紹介していきます。

利回りは定期預金以上。ローリスクで運用する方法

定期預金よりはリターンがあって、それでいてローリスクな投資信託がほしい!という方におすすめなのがこれから紹介する投資信託です。

この記事で紹介するのは、2018年に投資信託ブロガーによって選ばれた上位10位以内の投資信託です。なぜ投資信託ブロガーのランキングを参考にして皆様に紹介するのかというと、利害関係がないから。

(参考リンク)
・「投信ブロガーが選ぶ Fund of the year 2018」(外部リンク)

 

大手金融機関で公表されているランキングは、彼らが手数料を多く得られるものから上位に表示しています。投資信託ブロガーであれば金融リテラシーも高く、そういった利害関係もないので信頼できるというわけです。では投資信託ブロガーが選んだローリスクで人気の投資信託をみていきましょう。

1、楽天・全世界株式インデックス・ファンド

この楽天・全世界株式インデックス・ファンドは比較的最近できた投資信託ですが、ランキングで4位を獲得しました。日本を含む全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目標としていて、ETFに投資をしています。

通常、全世界株式へバランスよく投資すると手数料が高くなってしまうのですが、こちらの楽天・全世界株式インデックス・ファンドは実質負担手数料が0.2196%と割安です。1000万円を運用するのに2万円程の手数料で世界の株式に分散投資できるので、投資コストを抑えて運用を行いたい方にはお勧めです。

 

楽天証券 楽天・全世界株式インデックス・ファンド商品紹介ページ

ニッセイ外国株式インデックスファンド

続いて紹介するのは、ランキング2位になったのは購入・換金手数料なしのニッセイ外国株式インデックスファンド。こちらも楽天のファンドと同じで、先進国の外国株式をメインに投資しています。一つ違いがあるとしたら日本株を含んでいないことでしょうか。

同ファンドの規模も大きさも、安心材料のひとつになります。手数料も業界最安値ということでたったの0.107892%ですので、1000万円を購入するのにリスクも低くてピッタリです。

 

ニッセイアセットマネジメント ファンド紹介ページ

eMaxis Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動するように運用される投資信託です。複数の外国株式へ分散投資を行うため、資産を国外へ分散させたい人にもピッタリ。

また特筆すべきは、その手数料の低さ。先進国株式へ投資する投資信託で信託報酬0.107892%はなかなかない数字です。また本ファンドはノーロード投信と呼ばれ、購入時・売却時の手数料が無料と言う点も多くの投資家を引きつける要因の一つと言えます。

 

三菱UFJ国際投信 eMaxis Slim 先進国株式インデックス紹介ページ

 

以上3つのファンドの紹介内容ををまとめると、総じて手数料が安いですね。また自分では購入しにくい、外国の株式などの金融商品が含まれている投資信託が人気のようですね。

 

銘柄 投資先 手数料
楽天・全世界株式
インデックス・ファンド
日本を含む先進国株式 0.219600%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く先進国株式 0.107892%
eMaxis Slim 先進国株式インデックス 日本を除く先進国株式 0.107892%

 

では続いては、投資信託の中でもある程度のリスクを取ってまとまったリターンに期待できる商品をご覧いただきましょう。

株式投資並み?高いリターンを目指すなら

投資信託はリスクが低いとは言え、すべてがローリスクローリターンというわけではありません。リスクが低いながら、比較的高いリターンを狙うことができる投資信託も存在するのです。そこでここでは、リターン狙いの投資信託を2つ紹介します。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンドのアメリカ株式版である「楽天・全米株式インデックス・ファンド」。アメリカ企業の株式のみへ投資をしており、アップル・マイクロソフト・フェイスブックなどの名立たる企業ばかりです。個人的には直接投資できない企業に投資できるということで、個人投資家から人気を集めています。

リターンからは考えられないのですが、手数料はなんと0.1696%。もちろんアメリカ株式へのみ投資をしている投資信託ですので、アメリカ全体の経済成長が落ち込むことはあります。ただ狙えるリターンはその分だけ大きいです。歴史に残るリーマンショックで資産が目減りしても、10年後の今振り返ってみれば、あの時に投資しておけば今儲かっていたと思いませんかリスクが大きいほどリターンも大きいというのはそういうことなのです。

一時期の目減りでも必ず上昇するときがやってきますので、長期で資産運用をお考えの方には「楽天・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめです。

 

楽天証券 楽天・全米株式インデックス・ファンド紹介ページ

ひふみプラス

資産運用をしようと考えてインターネットで検索すれば必ずと言っていいほど話題にあがるのがひふみ投資信託です。ひふみ投信マザーファンドを通じて国内外の上場株式に投資をしており、経済状態によって適切なポートフォリオに変更して運用しています。現時点での上位3銘柄は協和エクシオ、ネットワンシステムズ、光通信で、それぞれ約2%ずつポートフォリオに組み込まれているようです。

その結果ひふみプラスの利回りはなんと3年で30.3%という驚きの数値になっています。自分で株式を購入して達成できる利回りが良くて3%ですから、ほったらかしで30.3%というのは正直信じられないリターンの良さです。それに加えて手数料は1.0584%という破格の金額設定。アクティブファンドは投資信託ブロガーから避けられる確率が高いのですが、リターンに対する手数料が魅力的なのでしょう。

ただ気を付けていただきたいのは、この好成績がこの先もずっと続くわけではないということです。そういったリスクがあってもリターンを狙いたいという方は、ひふみプラスを検討してみてはいかがでしょうか?

 

ひふみ投信公式サイト

 

以上二つのファンドを比較すると、以下の通りとなります。

 

銘柄 投資先 手数料
楽天・全米株式インデックス・ファンド アメリカ株式 0.1696%
ひふみプラス 国内株式、先進国株式、新興国株式 1.0584%

 

大きなリターンを期待できるという面では、どちらも検討したい投資信託ですね。ご自身の取れるリスクと期待したいリターンに照らし合わせて、適切なファンドを選べると良いでしょう。

最後に

今回は1000万円を資産運用する際におすすめの投資信託を紹介しました。いかがでしたでしょうか?投資信託は一概にローリスクであるとは言えないので、今回紹介した5つのファンドから最低2つを選んで1000万円の資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

また1000万円を一括まとめてファンドに投資したいとお考えの方は、高額資金運用専門のファンドである「ヘッジファンド」に資産を預けることを考えても良いですね。どちらにしろ、ファンドで上手にプロの力を借り資産を育てていけると良いでしょう。

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