1000万円運用するにはやはり株式投資がいいのか?

1000万円運用するにはやはり株式投資がいいのか?

1000万円を運用しようと考える時、株式投資に人気が集まるのは一体なぜでしょう?投資情報サイトトウシルが行った調査によると「老後資金はどんな資産、投資商品で作っているか」という質問に50%以上の方が株式投資と答えたとのこと。

 

株式投資人気
引用:>>楽天証券 トウシル みんなの投資とお金の意識調査2018(外部リンク)

 

たしかに、投資=株式投資のイメージが強いのは事実ですが、世の中には他にも沢山の投資方法があるのに「株」でなければいけない理由があるのでしょうか?今回はマネーブリッジ編集部が資産運用を株式投資で行う理由について探っていきます。

株で資産運用を行う人の種類

まず、実際に株で資産運用を行う投資者の心理を掴むために、株式投資で資産運用を行う投資者の心の動きを5段階に分類してみることにします。

第1段階

とにかく株をやってみようと、ネットでいろんな会社をみて、手数料を調べ、楽天証券やSBIなどのネット証券等に口座を開く状態。

第2段階

有名なソフトバンクやmixiなど、出来高が多くて、なんとなく買いやすそうな銘柄を買いデイトレなどします。ビギナーズラックも発生し「株って簡単に勝てるんじゃないか」と思いますが、途中でうまくいかないことに気づき反省。やっぱり長期投資を考えたほうがいいのかと思い始めます。

第3段階

株の本やZAIや日経ダイヤモンドなど、みやすい経済誌を買い、推奨銘柄など見つけ、そのとおりに買ってみたり、株主優待や配当のことを知り、自分なりにストーリーを考えはじめる状態です。しかし、そのような自分のストーリーは、購入した銘柄にはすでに織り込み済みだったということに気づき、奥の深さを実感。もっと専門的に学びたいとネットやブログなど調べる段階です。

第4段階

一般的な株式の指標(PER やPBR ROE)について理解しているけど、人に説明できるほどわかっていない状態。

 

  PER・PBR・ROEとは何?と思われた方には以下の記事がおすすめです。
>>株式投資で割安株を見つけるのに役立つスクリーニングとは?

 

しかしそれなりに専門的な知識も身に付き、コツコツ勝ち続けるタイミングにもなってきます。ところが、結果的にコツコツドカンがおきます。つまり、小さく勝ちを積みあげ、負けるときは大きく全部吹き飛ばして結果的にマイナス。そして二度目、いや、三度目の株式投資への意気込みが薄れ、退場をしようかと考える段階です。

第5段階

かつての経験を踏まえながら、会社の本質的な価値を見出すことの重要性をしっかりと理解していくステージです。財務やファンドのセミナーに通い、専門のプロの話を聞く機会を探して、理解を深めます。

 

そして会社の「価値」について、確信をもちます。確信をもちますと、株価の乱高下に一喜一憂することなく、一銘柄に1000万円を投じても怖くないという感覚に突入です。

 

このマネーブリッジ編集部コラムは、株をはじめて第2から第4段階あたりの、資産運用で成功したいと思っている人向けの内容になります。それでは、続きを見ていきましょう。

個人投資家にとって、何故、株式投資がいいのか?

そのことを説明するために、まずここでは他の資産運用の手段を考えてみます。1000万を運用するには、以下の4つの方法などがあげられます。

 

  1. 定期預金
  2. 不動産投資
  3. FX
  4. 株式投資

 

1、定期預金

日本の定期預金の金利は、現在約0.011%。1000万円を1年預けても1000円程しか増えず、金利が低すぎて話になりません。ということで、却下となります。

2、不動産投資

不動産投資は最低限の必要な投資金額が大きいのが特徴。1000万円でもなかなか始められないのが現実です。また購入する時や売却する時は数種類の税金がかかり、仲介業者も存在するため、1000万円を運用するといっても、コストが異常にかかる点がネックとなります。また、絶対に業者とのかかわりが必要になってくるので、個人で完結できないストレスがあります。

3、FX投資

まず、コスト面は非常に安く口座開設してキャッシュバックキャンペーンなどもありますから手軽です。また、関連の書籍や雑誌なども多く、手頃に始められるという意味では一番親しみが持てます。

 

しかしFX は国と国の通貨のやりとりである限り、本質的には各国の国力や貨幣の流通量を意識しながら、経済動向や様々影響を受けますので、各国の発表に造詣が深くならなければ、最初なんとなく勝っても、勝ち続けることはできません。

4、株式での運用

株式は上場している3500余りの会社から、自分と関連のあるもの、関心のあるもの、得意だと思う会社を自分で選択することができます。FX のように複雑な世界事情を全部知らなくとも、自分が絞った銘柄だけに集中して分析さえすれば比較的結果が出やすい投資商品といえます。口座開設、取引手数料をみても、何よりも一番安いです。

 

1000万円を運用する、お金を増やすという意味で言えば、株式投資が最も効率が良いのではないでしょうか。では一体何を学べば株式で利益上げる事ができるでしょう?儲ける決定的な秘訣はどこなのでしょうか?続けてみていきます。

株の利回り、購入コストについて

株式の本当の価値を算定するためには、そもそも価値とは何かということについて考えなければなりません。ここでは、利回りについて話をしていこうと思います。

 

例えば定期預金の金利は0.1%ぐらいだし、外国為替だと3%ぐらいつく可能性もあります。一方不動産であればこの記事を書いている現在、東京都内、特に中央区・港区・千代田区といった特に中心地では、不動産の利回りは5%を切るような状態で、完全に売り手市場になっています。

 

不動産利回り
参照:>>日本不動産研究所 第39回不動産投資家調査(外部リンク)

 

株式市場は、平均的な利回りが、歴史的に見てだいたい5%から9%程度と言われており、これらを見てわかるのは、世の中には様々な資産があり、それぞれの利益が違っているということです。不動産を購入する際も、利回りを考えた時その利回りはどう決まるのかをいえば、その時代時代にみんなが妥当だと思う期待利回りに落ち着いていきます。

 

不動産は空室リスクや建物の劣化に対する修繕費リスクなど、資産をもって収益を得たいとはおもいつつも上記のリスクが存在します。それらを考えた時に、投資家は、それでもまだ不動産に需要があると考えるか、今後は不動産を買う人が少なくなるか、という経済動向をとらえながら「諸々のリスクを考えれば今なら○パーセントないと厳しいね」と考えます。

 

結果的にこうしたプロセスをへて利回りが決まっていくのです。

株式投資の利回りは5~9%

これは株式投資の場合も全く同じ事が言えます。結局、お金は運用のしやすいところに集まります。それが株式市場であり、時に不動産市場であり、先物市場であり、タイミングごとに運用先を変えながら、流動性が確保できる分野に移動していくのです。

 

株式の利回りも5~9%の間ですので、不動産と同様に資産運用で株式をやる方がいいのは数字の上でも納得できますね。そうなると、(リスクなしで始められ、手軽な)定期預金はダメなのか...とがっかりする方もいるでしょうが、実は預金も株と全く同じものと言えます。

 

預金は銀行にお金を預けますが、預けられたお金は銀行を介して企業に融資されたり投資されたりします。株式投資は銀行を介さず、直接自分でやってしまうものに過ぎません。お金が企業に回るまでのルートが、銀行からか直接やるかの違いでしかないのです。銀行から得られる金利が、自分たちが直接企業に投資して得られる金利よりも低いのは、銀行の資金集めコスト、企業への貸付のためにかかるコストなどがそこから引かれているからです。

 

また、投資をプロにお任せできる投資信託も同様。ほとんどの投資信託の主要な投資先は日本株。その結果、投資信託の運用成績は日本の平均株価である日経平均とほぼ同様の動きを見せます。しかし、預金や投資信託を購入しても様々な手数料やら何かにつけてコストが引かれるだけ。

 

結論を先に言いますと、上記のお金の流れを理解してしまえば、自分で直接株を買ったほうがいいことがわかりますよね。あとは、株を買うために時間をかけて自分で学ぶのか、自分で投資を行うことに自信がないのならヘッジファンドなどで投資のプロにまかせるのかの判断になります。

>>ヘッジファンドとは?会社の実態と投資リスクを徹底解説

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