運用を低リスクで!1000万円を確実に増やすためには?

1000万円低リスク

1000万円ほどのまとまった資金は、低リスクで堅実に運用することが大切です。さらに、資産運用が初めての人はまず安全性だけでなく流動性、そして収益性までを踏まえて金融商品を選ぶと良いでしょう。この3つを考慮して金融商品を選ぶと、投資効率が上がり低リスクで安全に運用をすることができます。

また、資産運用を始める前に運用の目的をしっかりと明確にしておくことも大切です。低リスク運用の基本は、分散投資と長期運用なので、運用目的によっては自分の目標と運用方法が合わない場合もありますので要注意。今回はマネーブリッジ編集部が1000万円を低リスクで運用し、確実に増やしていくおすすめの方法を紹介していきます。

この記事の要点

・1000万円の低リスクな運用は分散投資でリスクを抑えた投資を行うべき。
・インフレリスクを考慮して、攻めの運用を合わせて行うのもおすすめ。

1000万円の運用では分散投資が基本

1000万円を低リスクで運用する場合は、分散投資が基本になります。分散投資とは、運用資金を複数の金融商品に分けて運用する方法です。1つの投資対象が値下がりしても他の投資先で出せた利益でカバーできるので、相殺効果で運用全体のリスクを低減させる効果があります。

分散の方法は、銘柄の分散や資産の分散、国や地域の分散からセクターの分散、投資時期の分散など様々です。以下の表をご覧ください。

基本的な分散投資の方法

分散方法 分散内容
銘柄分散 複数の銘柄に分散投資をする方法。個々の銘柄の値動きは異なるため、銘柄数を増やすほど低リスクでの運用が可能。
資産分散 株や債券、投資信託、不動産など市場によって分散させ、低リスク運用を目指すもの。
地域や国の分散 国や地域を分散させて低リスク運用を行う方法。日本円だけではなく外貨を持つことも分散投資となる。
セクター分散 業種別など異なる銘柄群に分散投資をすること。
時間分散 投資を行うタイミングを分散させる方法。例えば「ドル・コスト法」と呼ばれる一定金額を一定期間ごとに継続的に行う方法がある。

1000万円を低リスクで運用したい場合は、同じ時期に1つ金融商品で運用するのではなく、市場や時期、地域などを分散させるとより堅実に運用することができます。また、低リスク運用でもう1つ忘れてはならないのが「長期投資」。基本的に、リターンの大きい金融商品はリスクが高く大部分は投資期間が短期です。

反対に低リスク運用の金融商品は、リターンが小さく長期間にわたるものが多いのが特徴です。次は、そのような低リスクの運用に向いている投資方法を紹介していきます。

低リスクの投資方法3選

ここで早速1000万円といったまとまった資産を低リスクで運用し、確実に増やしていくためのおすすめの投資法を以下3つご紹介します。

1000万円を確実に増やしていくためのおすすめの投資法

  • 定期預金
  • 国債
  • 保険

1つ目は、低リスク投資の代表格である「定期預金」です。

定期預金

定期預金とはみなさまご存知の通り、満期までの期間に定めのある貯金になります。満期までお金を引き出すことはできませんが、普通預金の金利よりも高く設定されています。1000万円を低リスクで減らさずに運用するにはピッタリの商品です。預入期間は金融機関によって異なりますが、1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年、5年、7年、10年などの単位から選択できます。

定期預金
(引用)
・楽天証券HP「定期預金」(外部リンク)

定期預金のメリットは、期間が長くて金額が大きいほど金利が高く設定されていることです。さらに通常の投資と違って元本保証があり、預金保険制度が適用されるため元本が1000万円までは金融機関が破たんしても事故発生日までの利息が保護される(=ペイオフ制度)ことです。株式投資などは投資先企業が倒産してしまえば「無価値」となる可能性があることを考えると、定期預金はその点は安心できる運用方法と言えますね。

 

金利は、1000万円では0.02%~0.03%ほどに設定している銀行が多いです。また預金の受取利息には税金がかからないと思っていた方も多いと思いますが、利息には20.315%の税金がかかります。利息にかかる税金は、満期受取時に銀行によって利息から天引きされます。定期預金を利用する注意点は中途解約をする場合は中途解約利率が適用され、当初の金利よりも低くなることです。損をしないように、預け入れ期間はライフイベントを考慮して決められると良いでしょう。

定期預金はこんな人におすすめ

定期預金は、元本保証で低リスク、1000万円を少しでも確実に増やしたい人にはおすすめの方法になります。預けるなら、比較的高利率なネット銀行を検討できると良いですね。

 

2つ目は、元本保証の「債券(国債、地方債)」です。

債券(国債、地方債)

債券とは、国や地方、企業等が資金を集めるために発行する証書のことで「借用証書」のようなものです。債券では、あらかじめ投資家に対して額面の返済と利息の支払いを約束しているため株式などに比べると低リスクで運用することができます。また、始める前から満期時にいくらのお金が戻ってくるか予想が出来るため、運用計画を立てやすいのも債券の大きなメリットと言えます。

 

債券投資

 

また、債券には国債や地方債、社債や金融債などがありますが、1000万円を低リスクで堅実に利益を得たい場合は国債や地方債がおすすめです。国債や地方債は、公共債とよばれ政府や地方公共団体が発行するため信用度が高くなります。利率は社債や金融債などの民間債に比べて低くなりますが、定期預金よりは高利率で効率的に運用することが可能です。

 

発行体が破綻や倒産した場合は元本や利息の支払いが滞ることもありますが、問題なければ当初の自己資金は戻ってきます。債券のメリットは、満期まで保有すると元本と利息を合わせた金額を確実に得られることにあります。

債券投資はこんな人におすすめ

債券投資は、リスクを取らずに定期預金より高利率で運用したい人にはおすすめの方法になります。手軽さを求めるなら、個人向け国債から検討を始めると良いでしょう。

 

3つ目は、貯蓄性の高い「保険」です。

保険

1000万円を低利リスクで運用したいなら、貯蓄性に重点を置いた「貯蓄型保険」がおすすめです。貯蓄型保険とは、満期まで生存した場合は満期保険金が支払われるタイプの保険のことです。ちなみに病気で死亡した場合は、払い込んだ保険料に応じた死亡給付金が支払われます。

 

これに、保障性の高さが加わった保険が養老保険になります。養老保険では、一定の保険期間内に死亡・高度障害になった場合に死亡金や高度障害保険金が支払われます。満期まで生存した場合は、死亡・高度障害保険金と同額の満期保険金が支払われる仕組みになっています。この養老保険の特徴は、貯蓄性の高さと数ある保険の中でも保険料が高く設定されていることです。では、低リスクで1000万円の運用を行う場合にどの保険を選べば良いのでしょうか?

 

保険を選ぶ場合、予定利率、予定事業費の2つがポイントになります。保険会社は、保険料の一部を将来の保険金や解約金の準備のために運用します。保険会社はこの運用で見込める利益を保険料からあらかじめ割り引きますが、その際に使用するのが予定利率になります。この予定利率が高い保険ほど保険料が安くなります。

 

また、保険会社が保険事業を運営するための必要経費などをあらかじめ保険料の中に組み込む割合のことを予定事業費率といいます。この予定事業費率が低いほど保険料は安くなります。このように保険で1000万円の資金を低リスクで運用するには、貯蓄性や保障内容が充実している養老保険や貯蓄型保険がおすすめです。

保険はこんな人におすすめ

保険はいざというときの保障を受けながら、資産運用を行いたい人にはおすすめの方法になります。長期運用が基本の為、運用計画をしっかり立てた上で運用を始められると良いですね。

 

さて、ここまでローリスクな資産運用方法を紹介してきました。資産運用初心者の方は今回紹介した元本保証やローリスクの金融商品を検討しますが、いったい個人資産家はどのように1000万円を運用しているのでしょうか?

成功?失敗?実際の投資家の声を集めました

1000万円の投資を実際にしている投資家たちは、上記のような低リスクの資産運用に関してどう思っているのでしょうか?彼らに言わせれば、1000万円以上を運用している個人投資家は、ローリスクの金融商品を購入することがリスクだといいます。

それは長い間リスクのない商品に投資をするのは銀行預金と何ら変わらず、インフレが起きた時に実質的にマイナスになるからです。年利0.01%程の定期預金ですと、10年預けてたったの10000円にしかなりません。

 

その間にインフレがおきて、商品価格や家賃価格など、生活に必要な費用が全体的にあがっていったらどうでしょうか。手元に残っているお金はマイナスにはなりませんが、使わなければいけないお金が増えるのでインフレリスクに対応できていなかったことになります。

そうなると、無条件でローリスクの資産運用を選ぶよりは、リスク管理をしっかり行ったうえで少し攻めた資産運用にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。

 

そこで、続けて少し攻めた投資方法を2つ見ていきます。

1000万円の少し攻めた投資方法

  • ヘッジファンド
  • 株式投資

ヘッジファンド

ヘッジファンドというのは、あなたの資産を代わりに運用してくれる独立系資産会社のことを指します。ヘッジファンドには、外資系投資銀行でキャリアを積み上げた方がエリート達が集まっています。つまりヘッジファンドにお願いすれば、彼らのような金融のプロがあなたの代わりに全て資産管理をしてくれるのです。

そんなヘッジファンドに預ければ、プロの力で20%以上のリターンがでることもあるほど。ヘッジファンドでは投資信託と違って景気が良くても悪くても利益が出せるような運用を行っているので、どんな不況の時もリターンがでるようなポートフォリオを組んでいます。そのため投資初心者でもプロに上手にリスク管理をしてもらいながら、しっかりリターンの出る投資方法を実践できるという訳です。

多くのヘッジファンドは1000万円からしか出資できないことが多いので、個人投資家は「せっかく1000万円あるならヘッジファンドに投資をすればよいのに」と思うのは納得ですね。

ヘッジファンドはこんな人におすすめ

ヘッジファンドは、1000万円をプロにリスクを抑えながらも積極的に増やしてもらいたい人にはおすすめの方法になります。本サイトでは、国内外のヘッジファンドをまとめた記事もありますので、ファンド選びの際に是非ご活用ください。
>>ヘッジファンドランキング2019年度版日本と世界のファンドを一挙大公開

株式投資

もし1000万円をプロにまかせるのではなくご自身で運用してみたいとお考えの方は、株式投資を始めてみるもおすすめですとはいってもご自身で運用する分、失敗のリスクがありますので1000万円をすべて出資するのではなく、まずは少額から少しづつ運用額を増やすのが良いですね。

 

リスクを抑えて株式投資を行いたい方は、バリュー株投資がおすすめ。企業の業績や保有資産に対し明らかに安値で放置されている「バリュー株(割安株)」を購入し、投資先企業の価値が正しく評価され、適切な株価に戻ったところで売却し利益を出す方法です。

バリュー株は株価が割安で人気のない株式を購入する方法となり、購入時より株価が下がってしまう可能性が低い点から比較的低リスクで株式投資初心者の方にはおすすめです。株式投資なら第三者の助けを借りない分、投資にかかる手数料を最大限に省き効率よく1000万円という資産を増やしていくことが出来るでしょう。

 

株式投資はこんな人におすすめ

株式投資は、1000万円を自分の力で投資コストを掛けずに積極的に増やして行きたい人にはおすすめの方法になります。しっかり事前に知識をつけた上で、慎重に運用していきましょう。

 

最後に、まとめです。

まとめ

ここまで説明してきたように、1000万円を低リスクで確実に運用するには定期預金や債券、保険などの元本がかなりの確率で返金される商品がおすすめです。また、基本的に低リスクでの運用は低リターンで長期運用を前提に考え、コストの削減を心掛けて手数料の安い商品を選ぶことで更に投資効率を上げることができるでしょう。

 

また、インフレのリスクを考えて、リスク管理をしながら、ヘッジファンド株式投資など少し攻めた投資方法で資産運用を加速させるのも良いでしょう。どちらにしろ、大切な1000万円という資産は安全に運用し、確実に増やしていけるとよいですね。

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