知っておきたい1000万円を上手く資産運用するコツとは?

知っておきたい1000万円を上手く資産運用するコツとは?

今お持ちの1000万円の資産を増やそうとしても、

「自分に一番合う資産運用方法がわからない」

とお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

退職金や年金もあてにならない今、少なくとも老後までにはお手元の資産1000万円を倍の2000万円、もしくはそれ以上の大きな資産にしたいというのは誰しもが思うことでしょう。

ちなみに1000万円を短期間で倍以上にするというのは少々難しいですが、5年や10年かけて長期的に資産運用をしていくのであれば、2000万円や3000万円というもの十分可能です。
 

そこでこの記事では、1000万円の資産運用におすすめの運用方法や資産運用を行っていく上で押さえておきたいポイント、そして投資を始める初心者にありがちなNGなことについてまとめています。

余裕のある人生を送るために、是非一読してみてくださいね。

株式投資やFXなど今すぐ始めたいおすすめの運用方法11選【2018年版】

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では早速、1000万円の資産運用に向いているおすすめ方法を見ていきましょう!

ここでは投資経験が浅い初心者でも1000万円の資産を活用し、十分に収益を狙えることができるおすすめの資産運用方法として、

個人向け国債     ・保険
株式投資       ・FX
仮想通貨       ・投資信託
ヘッジファンド    ・ロボアド
積立NISA       ・iDeco
ソーシャルレンディング

の11種類の運用方法についてそれぞれ紹介していきます。

※それぞれ運用先名をクリックしますと、該当の紹介文にジャンプできますので、既にいくつか目星をつけているという方は是非利用してみてくださいね。

それでは早速見ていきましょう!

安全に運用できる「個人向け国債」

個人向け国債

まず初めに紹介する運用方法は「個人向け国債」です。
 

そもそも国債とは国が資金を調達する時に発行する債券で、これを個人でも購入できるようにしたものが個人向け国債。

国が発行する国債を購入するということはつまり、国に一定期間お金を預けて投資をするということになり、投資家には定期的に利子が支払われる仕組みになっています。

そんな安全性の高い個人向け国債には以下の6つの特徴があります。

個人向け国債には様々な特徴

中でも1番の特徴といえば、国債は日本政府が発行しているものなので国が保証しているということです。

つまり、満期時に元本割れが生じることはありません。

また国債を購入すると、満期までの間は半年ごとに金利を受け取ることができますが、銀行の定期預金金利よりも断然有利。

銀行の定期預金金利は0.01%程度しかありませんが、国債の金利は最低でも0.05%が保証されています。

ちなみに個人向け国債には3年もの~10年ものまでの3種類がありますが、いずれも毎月金利が支払われるので安心ですね。

個人向け国債の種類
①変動金利型の10年物
②固定金利型の5年物
③固定金利型の3年物

*いずれも毎月発行

さて1000万円の資産運用で、個人向け国債がおすすめな理由をまとめると、以下の通りになります。

  1. 満期時に元本割れが生じることがない
  2. 銀行預金と比べて金利が高く、利回りもいい
  3. 1万円から購入できるため、少額投資に適している
  4. 発行後1年以上経過したら、1万円単位での換金が可能である
  5. 国が発行・保証しているため、初心者でも安心して購入できる

銀行より確実に有利な金利を受け取ることができる個人向け国債は、資産運用の初心者にも始めやすいジャンルで、1000万円の資産運用にも向いていると言えますね。

 

老後にも有効な「保険」

保険

次に紹介するおすすめ運用方法は、「保険」です。
 

元々保険はいざという時の保証のための商品ですが、この本来の機能に加え「投資」としての面を併せ持つ保険がいくつかあります。

ここではその中から、1000万円を元手に長期運用を行い、老後の生活資金を作る目的に合致する4種類の保険について紹介していこうと思います。

 

変額保険

変額保険は、保険会社が被保険者の払い込んだ保険料を株式や債券などのファンドで運用し、被保険者へのリターンを目指す商品。

その運用実績が良ければ、死亡・満期保険金や解約返戻金の額が増え、逆に悪ければ減ることになります。

変額保険

ただし、運用成績が振るわず保険金や解約返戻金が減ってしまう場合でも、死亡保険金や高度障害保険金は最低限度額が保証される仕組みとなっています。

保険として最低限の保証を確保できるので、将来的に資産を増やしていきたい方に特におすすめの商品です。

 

外貨建て保険

外貨建て保険は、保険会社が被保険者の払い込んだ保険料を外貨で運用する保険。

したがって、保険料の払い込みや保険金・解約返戻金の受け取りが外貨で行われるほか、保険本来の保証という面は通常の保険とほぼ同じ内容になります。

外貨建て保険で注意すべきは、保険料の運用が米ドルなどの外貨で運用されることから、為替変動の影響を受けることにあります。

したがって、円安になると保険金や解約返戻金が増え、逆に円高の時期では減ることになりますね。

外貨建て保険

また、保険金や解約返戻金を外貨で受け取るため、インフレに強いというメリットがあります。

資産の一部を外貨に換えておくというリスク分散の面も併せ持っており、保険の機能にプラスして、資産を減らさないという安全策を設けた商品です。

 

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、一生涯の死亡保障があり、払い込む保険料や死亡保険金が固定されている保険です。

払込満期前に解約してしまうと、払い込んだ保険料より返戻金額が少なくなり不利ですが、満期まで払い込めばその後はメリットが生じてきます。

どんなメリットかと言いますと、払込期間満了後に解約せずそのままにしておけば保険会社が資産運用してくれるので、解約返戻金額が増えていくのです。

低解約返戻金型終身保険
参照:東京海上日動あんしん生命

解約一時金以外に年金形式も選ぶことができますので、融通の利く保険だと言えますね。

 

個人年金保険

4つ目に紹介する「個人年金保険」は、社会人現役時代から保険料を毎月積み立て、老後の資金を作る貯蓄タイプの保険です。

満期前の保険料払込期間中に被保険者が死亡した場合は、払い込み済みの保険料が死亡給付金として遺族に支払われます。

個人年金保険
参照:家計&保険マンモス

貯蓄性が高く、安全・確実であること以外にも、払込保険料の一部に所得控除が適用され節税できるなどのメリットがあり、単純に預金を増やしていくよりは有利でしょう。

 

ここまで4種類の保険について紹介してきましたが、1000万円の資産運用で保険をおすすめする理由は以下のとおりです。

  1. いざという時の保証に加え、払込保険料の運用による資産形成ができる
  2. 投資性が高いもの、インフレ対策やリスク分散として機能するもの、貯蓄性が高く将来の年金補充機能を持つものなど、様々な種類の中から自分に合う商品を選ぶことができる

1000万円の資産運用では、1の変額保険、2の外貨建て保険がおすすめだといえます。

 
>>資産運用に向いている保険の詳細はこちら
 

投資の王道「株式投資」

株式投資

3つ目におすすめなのは、国内で一番人気のある投資商品といっても過言ではない「株式投資」です。
 

株式投資は、個別企業の株式を購入し、その値上がり益を得る投資法。

そんな株式投資の投資手法としては「現物取引」と「信用取引」があり、現物取引は文字どおり現金で株券を購入する手法ですが、信用取引は証券会社に信用口座を開設し一定の証拠金を入金して株の取引を行います。

「現物取引」と「信用取引」

この信用取引は株式の購入だけでなく、証券会社から株式を借りて「売り」から入る「空売り」ができるため、相場が下落しても株式投資で利益を上げることができるのです。

しかし一方で大きな損失を被る可能性もあるため、株取引に慣れた方でないと少し敷居が高いといえます。

したがって、初心者の方が1000万円の資金でスタートするには、安全確実な現物取引がおすすめでしょう。

1000万円の資産運用で、株式投資をおすすめする理由は以下のとおりです。

  1. 個別企業の業績や経営状況など、調べれば手に入る情報を基に取引を行うことができる
  2. 前日のニューヨークダウ(米国株)や直近のドル/円相場の状況により、ある程度日本株がどちらに動きやすいかが予想しやすい
  3. 個別企業の株式相場は、為替相場の通貨ペアに比べると取引量が少ないため、大きな値上がり益を狙うことができる
  4. 証券会社に口座を開けば、自宅に居ながら株式レートやチャート、関連ニュースなどの情報を提供してもらえる

このようにおすすめの株式投資ですが、始める場合はターゲットとする企業の研究や情報集めが必須です。

また、世界の政治・経済情勢や為替相場などにも気を配り、必要なニュースはいち早く目を通す努力も必要となります。

初心者の方は、目先の情報に惑わされず、株価の成長性が見込める複数の企業に1000万円の資金を分散し、中・長期的に保有する方法がよいでしょう。

 
>>株式投資の詳細はこちら
 

一攫千金が狙える「FX」

FX

次に紹介するおすすめの投資方法は、「FX」です。
 

FXは「ドル/円」などの通貨ペアを売買し、買値と売値の差益を得る投資法で、元手となる資金をレバレッジという仕組みで何倍にも膨らませて投下資金にできることから、少額の元手資金で大きな投資ができる商品です。

このFXは、以下の理由から1000万円で資産運用を始めようとする初心者の方でも取り組みやすい資産運用法だといえます。

1000万円の資産運用で、FXをおすすめする理由は以下のとおりです。

  1. レバレッジを活用できるため、少額の資金で始めることができる
  2. ドルを売って円を買うなど、通貨ペアを売買する方式のため、下落局面でも利益が出せる(「売り」から入れる)
  3. ドル/円やユーロ/ドルなど取引量が多いメジャーな通貨ペアで売買すれば、相場の暴落などの危険性が少ない
  4. 世界の政治・経済情勢や金利政策など為替相場に影響を及ぼす情報は、初心者でも新聞やテレビなどで比較的容易に得ることができ、かつ馴染みやすい
  5. FX会社に口座を開けば、自宅に居ながら為替レートやチャート、関連ニュースなどの情報を提供してもらえる

FX最大の魅力は何よりもレバレッジという仕組みにより、少額の資金で一攫千金が狙える大きな取引ができること。

 

ちなみに現在レバレッジは国内では最大25倍ですが、規制が緩い海外では800~1000倍ものFX会社があります。

この違いは、以下のようになります。

例)1ドルが100円の時に入金額10万円でトレードした場合

国内では最大25倍
規制が緩い海外では800~1000倍ものFX会社

このように、レバレッジ25倍の国内業者でも入金額に比べて大きな額を購入できますが、海外業者では投下資金を飛躍的に膨らませることができるのです。

この場合に、為替レートが1円上がって1ドル=101円になると、国内FXでは25000円の儲けですが、海外FXでは100万円を稼ぐことができ、文字どおり一攫千金が狙える方法だと言えるでしょう。

さらに海外FXでは、保有額以上の損失が生じた場合でもそれ以上の借金を負うことがない「ゼロカットシステム」が採用されているため、初心者の方でも安心できると言えます。

いきなり海外業者に口座を開くことが不安という方は、まず国内のFX会社で取引に慣れてから、海外FXに転向するのがよいでしょう。

 
>>一攫千金が狙えるFXの詳細はこちら
 

将来性が高い「仮想通貨」

仮想通貨

次に見ていくのは、大きく値上がりした「仮想通貨」です。
 

仮想通貨は、Suicaなどの電子マネーと似ていますが、電子マネーとは根本的に概念が異なります。

クレジットカードやSuicaなどの電子マネーは通貨ではなく、通貨(円)の支払いや決済を便利にするためのサービスツールといえます。

一方の仮想通貨は、一国の政府が発行・保証をしているわけではなく、独自の価値を持ち、世界中で使用できる通貨なのです。

根本的に概念

仮想通貨取引はまだ歴史が浅いため市場規模が大きくなく、今後取引・流通量が増えるに従い市場規模が広がっていく可能性があります。

既に大きく価格が上昇した仮想通貨もいくつかあり、中でも「リップル」という通貨は360倍、「NEM」も300倍に高騰しました。

「リップル」という通貨は360倍、「NEM」も300倍

そんな仮想通貨は大きく価格が上昇する可能性があると言う意味では、1000万円のうちいくらかは仮想通貨で運用してもよさそうですね。

さて1000万円の資産運用で仮想通貨をおすすめする理由は以下のとおりになります。

  1. 将来的に市場規模の拡大や金融商品としての地位確立により、通貨価値が高騰する可能性がある
  2. 取引所に口座を開設し入金すれば、簡単に始めることができる
  3. 1000~1万円程度の少額で始めることができる

1000万円の元手の一部を使い、少額から始めて長期に保有すれば、遠くない将来巨額の資産に変貌する可能性もありますね。

 
>>注目の仮想通貨についてはこちら
 

プロに運用を任せられる「投資信託」

投資信託

1000万円の運用におすすめの次の商品は、「投資信託」です。
 

投資信託は証券会社や銀行が取り扱っている運用方法で、基本的に資産運用の専門家であるファンドマネージャーが運用してくれます。

投資信託

つまり投資家は店頭窓口で営業員と相談しながら自分の条件に合う商品を購入し、資金を振り込むだけ。

はじめて資産運用を行う方であってもプロに運用してもらえるので、初心者にとっては非常に有効な資産運用法だといえますね。

そんな投資信託には、次のような種類があります。

インデックスファンド

日経平均株価や東証TOPIXなどの指標に連動するよう設計された商品。
運用成果は景気や相場の動向に左右されますが、比較的安全なタイプ。

アクティブファンド

インデックス型に比べてより積極的な運用益を狙う商品で、その分リスクが増えますがリターンも期待できる。

ファンドラップ

富裕層向けで、個々の利用者に応じたオーダーメイドタイプ。
最低でも300万円程度の初期投資が必要。

特に初心者の方が1000万円の運用をする際は、比較的安全なインデックスファンドがおすすめでしょう。

ちなみに1000万円の資産運用で投資信託をおすすめする理由は以下のとおりです。

  1. 資産運用をプロの専門家に任せておけるため、安心できる
  2. 投資対象が広く分散され、安全性がある
  3. 商品の種類やタイプが多いため、自分に合う商品を見つけることができる
  4. 1000円・1万円からと少額で始めることができる

資産運用を専門家に任せておける投資信託は、投資経験が少ない初心者が1000万円の投資を始めるのに、非常に適した資産運用法といえます。

 
>>投資信託についてはこちら
 

高い利回りが魅力の「ヘッジファンド」

ヘッジファンド

次におすすめする投資方法は「ヘッジファンド」です。
 

ヘッジファンドは、投資家が預けた資金を様々な投資対象に分散投資し、利益を投資家に還元するファンドで、海外・日本の両方に存在します。

そんなヘッジファンドの大きな特徴は、投資信託と同じく専門家が投資家に代わって運用してくれること。

つまり資産運用の初心者は1000万円をプロのファンドマネージャーに預けるだけで、良きように資産運用を行ってくれるため、初心者にもピッタリだと注目されているのです。
 

「でもそれじゃあ投資信託と全く同じじゃん」

ここまでの内容ですと、このような疑問を持つ方も多いかと思います。

そこでヘッジファンドと投資信託の違いを簡単にまとめてみました。

商品 ヘッジファンド 投資信託
最低運用額 1000万円~ 最低1万円~
リターン 絶対収益性 相対収益性
手法 ・ショート
・アービトラージ
・デリバティブ 等
ロングのみ
手数料 ・運用管理費(2%~)
・成果報酬(20%~)
・購入手数料(1~3%)
・信託報酬(0.5~2%)
・信託財産留保額(0.5%~)
買い方 直接販売 銀行や証券会社の営業など

それぞれ見ていきましょう。
 

リターンの違い

投資信託の場合、「相対収益型」という方法を採用しています。

相対収益型というのは、日経平均株価やTOPIXなど、投資対象によってベンチマーク(競争相手)を設定し、そのベンチマークの動きに合わせて運用していく方法です。

ベンチマーク(競争相手)を設定

これはつまり、ベンチマークの運用成績がマイナスに場合は投資信託の成績もそれと合わせてマイナスになってしまうということにも言えますね。

一方のヘッジファンドは「絶対収益型」を採用しており、こちらはベンチマークを設定せずに相場の動きを読みながら運用していく方法。

相場が下落しようが上昇しようがそれに合わせて自由に運用できるため、ヘッジファンドは非常に高いリターンを安定して出せているのです。
 

運用手法

リターンの追求方法に大きな違いあるヘッジファンドと投資信託ですが、それは運用手法にも関わってきます。

というのも経済や相場が常に上昇基調にあることはなく、下落局面が続く場合もありますよね。

そのような場合に、通常の投資法(現物投資)のみを行っていたのでは、ヘッジファンドは収益を上げることが困難になってしまいます。

このためヘッジファンドは、相場の下降局面でも利益を出すことができるよう、空売り・先物取引、アービトラージなどあらゆる投資技法を駆使します。

ちなみに現物投資だけでなく空売りができるのは、株式投資の信用取引とFX(空売りではないが、「売り」から入れる)など、ごく僅かな投資分野のみ。

実際に、国内で上位にランクされているヘッジファンドは、常に15%以上の年間利回りを実現していますが、このような高い利回りを常に維持できる投資法や投資・資産運用組織は他にないといってもよいでしょう。
 

さて、そんなヘッジファンドが1000万円の資産運用に向いている理由は以下のとおりになります。

  1. 景気や相場の動向にかかわらず、常にプラスの「絶対収益」をあげることが使命で、利回りも常に15%以上と非常に高い
  2. 空売り・先物取引などあらゆる投資手法を駆使するため、相場の下落局面でも収益を出すことが可能である
  3. 資産運用をプロの専門家に任せておけるため、安心できる
  4. 投資対象が広く分散され、安全性がある
  5. 成功報酬制のため、運用実績がプラスの場合以外はコストがかからない

1000万円の資産であれば国内ヘッジファンドに投資することが可能なので、1000万円の資産を効率よく増やしたい方はヘッジファンドがおすすめでしょう。

 
>>1000万円の運用におすすめのヘッジファンドについてはこちら
 

AIによる自動投資「ロボアドバイザー」

ロボアドバイザー

最近流行っている「ロボアドバイザー」は、パソコンやスマホを通じてコンピューター(AI)が利用者の資産運用を手伝ってくれるサービスです。
 

こちらも投資信託、ヘッジファンドと同様に自分で運用しなくてもいい投資方法ですので、はじめて資産運用を行う方にもピッタリでしょう。

そんなロボアドバイザーには次の2種類がありますのでそれぞれ見ていきます。

アドバイス型

コンピューターが「利用者の年収や資産額などの資産運用環境」、および「資産運用を行う場合のリスク許容度」に応じて、最適な資産運用プランをアドバイスしてくれるサービス。

投資一任型

上記のような資産運用プランの提供に加えて、実際に資産運用する場合の発注・運用・運用途中における資産配分の最適化なども行ってくれるサービス。

アドバイス型では、利用者自身が実際の発注・運用・資産配分最適化などを行う必要がありますが、投資一任型ではこれら全てをお任せでコンピューターがやってくれるため、投資家が負う手間や負担がありません。

このことから、初心者の方が1000万円の資産運用を行う場合は、全て安心して任せられる投資一任型が最適といえますね。

また1000万円を15年間程度運用して退職金や年金の不足分をカバーする目的を達成するためには、投資一任型サービスの中の、毎月1~10万円を投資する「長期・積立投資」が有利といえます。
 

「長期・積立投資」では、はじめに毎月〇〇万円購入すると決めたら、相場の変動に関係なく一定金額分の購入を続けます。

長期・積立投資

これは、相場が下がって金融商品の価格が安くなった時に多く購入でき、逆に相場が上がって高くなった時に少量しか買えない(買い控える)という結果となり、購入価格の平均値を下げる効果があるのです。

このように時間的なリスクを分散することにより、相場の下降局面で一時的に損失が生じたとしても、長期間にわたり買い続けて運用を行う結果、最終的にはプラスの資産を形成していけるものになっています。

そんなロボアドバイザーが1000万円の資産運用におすすめの理由は以下のとおりです。

  1. 投資家個々の資産運用環境やリスク許容度に応じた最適な資産運用プランが提供される
  2. 長期・国際分散投資により、リスクが可能な限り広く分散されている
  3. 資産運用は、全てお任せで安心できる
  4. 1000~1万円と少額で始めることができる
  5. パソコンやスマホを通じ、自宅に居ながら全ての手続きが完結できる

1000万円の資産を長期にわたり着実に積み重ねていくロボアドバイザーは、自宅でもカンタンに始めることができます。

その点、お時間がない方でも効果的に資産運用ができると言えますね。

 
>>安定しているロボアドバイザーについてはこちら
 

利益が非課税になる「積立NISA」

積立NISA

次に紹介する「積立NISA」は、投資による利益が非課税になる制度のことをいいます。
 

通常、投資・資産運用による利益には20.315%の税(所得税・住民税・復興特別所得税)が課税されますが、この積立NISAで資産運用を行うと非課税になるというものです。

「積立NISA」が制度化される以前は、「NISA(少額投資非課税制度)」がありましたが、こちらも一定の要件に該当する投資収益が非課税扱いになっていました。

そんな新しく登場した積立NISAが従来からのNISAとどう異なるのか、以下に対比してみました。

区分 積立NISA 従来のNISA
非課税となる年間投資限度額 40万円 120万円
非課税となる投資期間 20年間 5年間
非課税となる投資限度額合計 800万円 600万円
非課税となる投資対象 国が定める基準を満たす投資信託、ETF 上場株式(ETF,REITを含む)、投資信託
非課税となる投資方法 定期かつ継続的方法による積立のみ 一括投資、積立投資
利用できる人 日本に住む20歳以上の人

※ETFは、「上場投資信託」で、日経平均株価や東証TOPIXなどの動きに連動した運用成果をあげるため、金融商品取引所に上場されている
※REITは、「不動産投資信託」で、投資家が拠出した資金を投資会社がマンションなどの不動産を購入して運用する

従来のNISAが非課税投資期間5年間で合計600万円の非課税枠だったのに対し、非課税投資期間が20年間と拡大し、合計非課税枠も800万円に増やされています。

ただし、適合要件は従来からのNISAより厳しく、非課税となる投資対象は国が定める基準を満たす投資信託かETFである必要があります。

そして投資方法も従来のNISAでは上場株式を限度額まで一括購入するなどが認められていましたが、積立NISAでは、定期かつ継続的方法による積立のみが認められるとされ、長期・積立運用が前提となっていますね。

そんな節税効果が見込める積立NISAが1000万円の資産運用に向いている理由は以下のとおりです。

  1. 投資による利益が、限度枠まで非課税となる
  2. 従来のNISAより、非課税投資期間、非課税枠ともに広くなった
  3. 投資対象が国の基準を満たす優良な金融商品に絞られているため、安全である
  4. 長期・積立投資が前提となっているため、老後資金作りに最適

1000万円の元手資金を資産運用して老後の生活に備えるには、積立NISAによる積立投資も有利な選択肢です。

投資対象も国の基準をクリアした優良な商品とされているため、資産運用の初心者でも安心して始めることができるでしょう。

 
>>積立NISAの詳細はこちら
 

注目を浴びている「iDeco」

iDeco

最近注目を浴びている「iDeco(イデコ)」は、加入者が毎月一定の掛金を積み立て、金融機関が用意した投資信託や保険・定期預金などの金融商品で運用を行うサービスです。
 

「確定拠出型年金」ともいわれ、自分の年金を構築できると人気があるのです。

そんなiDecoの大きなメリットは、積立NISAと同じく税制面において効果が高いという点です。

iDecoのメリット
① 積立金額が全て所得控除の対象になる
② 金融商品の運用益が非課税扱い
③「公的年金等控除」と「退職所得控除」があり、加入期間に応じた控除枠がある

まず、積立金額が全て所得控除の対象になるため、その分課税所得が少なくなり、所得税・住民税が節税できます。

また、金融商品の運用益(投資信託の運用益・定期預金の利息など)が非課税扱いとなります。

さらに、将来、年金で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金で受け取る場合は「退職所得控除」の対象になり加入期間に応じた控除枠があります。

 公的年金等控除=年齢・収入金額に応じて年金収入から一定額が控除
 

退職所得控除=加入期間20年までは、1年あたり40万円。21年目以降は、1年あたり70万円で計算され、1500万円までなら全額控除

ちなみに、iDecoの積立は5000円からと少額でできるため、資産運用の初心者にも敷居が高くありませんね。

さて、1000万円の資産運用でiDecoをおすすめする理由は以下のとおりです。

  1. 将来の年金(一時金)を自分の手で作ることができる
  2. 税制面でのメリットが大きい
  3. 5000円からと少額で始めることができる
  4. 商品内容が、初心者から投資経験者まで幅広いニーズに対応している

iDecoは、長期積立投資に分類されますが、10~30年間にわたって積立・運用していけば、将来の退職金や年金の不足分を補うことができるでしょう。

 
>>iDecoと積立NISAの違いとは?
 

意外に高利回りな「ソーシャルレンディング」

ソーシャルレンディング

最後に紹介するのは、「ソーシャルレンディング」です。
 

ソーシャルレンディングは、投資家から集めた資金を企業に貸し付け、収益(利息)を投資家に分配するサービスで、運営事業者が融資を受けたい企業を審査し、通過した企業に対する融資ファンドを用意します。

ソーシャルレンディング

投資家は融資をしようと思うファンドに出資し、その資金は運営事業者を通じて企業に融資されます。

融資期間が経過したら、融資した資金に利息を加えたものが企業から返済され、運営事業者を通じて投資家に分配されるという仕組みになっています。

そんなソーシャルレンディングの利点は、高い利回りが期待できることです。

その利回りは、平均で5~8%(年率)となっていますが、中には10%を超える案件もあります。

この高い利回りは、他の投資ジャンルに比べても大変魅力があるといってよいでしょう。

ちなみに最低投資額は1万円からと小額投資が可能で、十分に1000万円投資の範疇に入る投資法だと言えるでしょう。

さて、ここで紹介しましたソーシャルレンディングが1000万円の資産運用に向いている理由は以下のとおりです。

  1. 5%から10%超と利回りが高い
  2. 1万円からと少額で始めることができる
  3. 出資するだけで手間がかからない

1000万円の一部を使ってソーシャルレンディングで資産運用を行えば、かなりの高利回りであることから、有利な投資法といえるでしょう。

 
 

さてここまで、1000万円の資産運用におすすめの金融商品として11種類紹介してきました。

様々な投資商品を紹介してきましたので、一度ここでおさらいも兼ねて11種類の投資商品について表にまとめてみましたので見てみましょう。

投資商品 平均利回り リスク 評価
個人向け国債 0.05%~ ★★★★★
保険 1%~4% ★★★★
株式投資 5%~8% ★★★★★
FX 10%~ ★★★★
仮想通貨 10%~ ★★★★★
投資信託 5%~7% ★★★★★
ヘッジファンド 15%~ ★★★★★
ロボアドバイザー 4%~ ★★★★
積立NISA 4%~ ★★★★★
iDeco 3%~ ★★★★
ソーシャルレンディング 5%~8% ★★★★★

リスクや利回り、そして初心者に向いているかどうかという点で比較しますと、1000万円の資産運用に向いているのは「ヘッジファンド」や「ロボアドバイザー」になるでしょう。

いずれにしても自分に合った方法で資産運用を始めることがベストなので、いくつか見てみるのもいいですね。

 
>>初心者に向いているヘッジファンドとは?
 

始めに1000万円の資産運用におすすめの運用方法について見てきましたが、そもそもなぜ「資産運用」が注目されているのでしょうか?

そこで次に、資産運用の基本や資産運用の必要性が高まっている背景について見ていこうと思います。

 

なぜ貯金ではなく資産運用が必要なのか

なぜ貯金ではなく資産運用が必要なのか

これから1000万円の資産運用を始める方のためにも、そもそも資産運用とは?という基本から、現在の年金や退職金の現状を踏まえて解説していきます。

そもそも資産運用とは

資産運用とは、現金・不動産・株式・債券などを運用管理して収益を上げ、資産を増やすことをいいます。身近な資産運用の例としては、「銀行預金」や「不動産投資」、「株式投資」などがあげられます。

そもそも資産運用とは

銀行預金では僅かではあっても利息分が増え、不動産投資や株式投資は地価や株価の値上がりが期待できるので有効な運用先として人気がありますね。
 

それでは、なぜ資産運用が必要なのでしょうか?
 

会社勤めの間は安定した給与を貰い、定年退職の際は多くの退職金が入り、そして老後は十分な年金が支給されて豊かな生活を満喫できる・・・。

自分の人生がこのような展開であれば、無理して資産運用などしなくても、楽に生活していけますね。

ところが、現実はそうなっていないため、資産運用の必要性が説かれているのです。

多くの企業でサラリーマンの給与は伸び悩み、退職金も以前より減ってきているという現実に加え、老後の生活で頼みの綱である年金も前ほどもらえなくなっています。

では具体的に年金や退職金が以前よりどう変化しているのかについて見てみましょう。

年金の推移

国民年金は、20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入することになっている年金制度で、65歳から老齢基礎年金が支給されます。

次のグラフは、過去10年間の国民年金(老齢年金)受給者の平均年金月額の推移を表したものです。

【国民年金(老齢年金)受給者の平均年金月額の推移】

国民年金(老齢年金)受給者の平均年金月額の推移
出所:厚生労働省年金局

この老齢基礎年金の1人当たり平均支給月額の推移をみると、平成22~26年度の間は足踏み状態でしたが、総じて増加傾向にあるといえますね。

一方、会社員の方など厚生年金保険の加入者は、国民年金に上乗せされて厚生年金が支給されます。

すなわち、基礎年金である国民年金支給額に、厚生年金の支給額が加算され合計した金額を貰うことができます。
 

次のグラフは、過去10年間の厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額の推移を表したものです。

なお、厚生年金保険(第1号)受給者とは、国家・地方公務員、私立学校教職員以外の民間企業などで働く保険受給者のことです。

【厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額の推移】

厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額の推移
出所:厚生労働省年金局

この厚生年金の1人当たり平均支給月額の推移をみると、平成19年度以降総じて減少傾向が続いていることがわかります。
 

国民年金と厚生年金の合算支給月額の推移

次に、上で説明した国民年金(老齢年金)と厚生年金の1人当たり平均支給月額を合算した合計額がどう推移しているかについてみてみましょう。

[table id=1 /] 国民年金と厚生年金の合算支給月額の推移
出所:厚生労働省年金局

数字だけ見るとよくわかりませんが、グラフで表すと全体的に減少傾向が続いているのがわかります。

特に平成19年度では21万4611円の合計額が、9年後の28年度では20万3391円に減っていますね。

以上のように、国民年金と厚生年金の支給合計額は減少傾向が続いている状況にあり、少子高齢化による年金財政への影響を考えても、今後は一層厳しい状況になることが予想されているのです。
 

退職金の推移

それでは、定年退職者に支給される企業からの退職給付額は、1人当たりいくら位の額で推移しているのでしょうか。

厚生労働省が実施した「就労条件総合調査結果」からその状況についてみてみましょう。

【定年退職者1人平均退職給付額の推移(学歴別)】 [table id=2 /] 定年退職者1人平均退職給付額の推移(学歴別)
出所:厚生労働省 就労条件総合調査結果

学歴別にみると、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)では、平成9年の2871万円をピークとしてその後減少傾向で、平成25年以降は2000万円を割り込んだ状態が続いています。

高校卒(管理・事務・技術職)でも、平成15年の2161万円をピークとしてその後は減少傾向が続き、平成30年は1618万円まで下がっています。

高校卒(現業職)では、平成20年の1493万円をピークにその後は伸び悩みの状態です。

このように、定年退職者の退職金は近年減少傾向となっており、将来的にもあまり期待が持てない状況だといえますね。
 

さてここまで、年金や退職金の支給状況がどのように変化してきているかについてみてきましたが、年金、退職金がともに減少傾向にあることがおわかりいただけたでしょうか。

現時点で、あなたが企業の第1線で活躍されている年代であるとしても、10年後、20年後に定年退職を迎えられる時期には、年金や退職金があまり頼りにできない時代になっている危険性が大いにあるのです。

このことからも、豊かで安定した老後生活を送るためには、早いうちから1000万円で資産運用を行い、将来の年金や退職金の不足分をカバーしていかなくてはならないといえますね。

しかし運用方法の中には、1000万円の資産運用に向いていない商品ももちろんあります。

特に資産運用初心者の方は、こうした商品で資産運用を行うと資産を増やすどころか減らしてしまう可能性もあるのです。

そこで次に、1000万円の資産運用に向いていない商品について見ていこうと思います。

 

不動産投資も?1000万円の資産運用に向いていない商品とは

不動産投資も?1000万円の資産運用に向いていない商品とは

1000万円の資産運用に向いていない商品は、
 

  • 定期預金
  • 純金投資
  • 不動産投資

 

の3つになります。それぞれ理由を見ていきましょう。

 

リターンが期待できない銀行の「定期預金」

リターンが期待できない「定期預金」

1000万円の資産運用に向いていない1つ目の商品は、「定期預金」です。

元本保証がある定期預金はリスクが極めて低いですが、中・長期的に倍の2000万円、もしくはそれ以上にする場合は向いていません。

しかも現在は低金利時代と呼ばれており、例えば大手銀行でも定期預金の利率は0.01%程度。

つまり、1000万円を1年間預けていてもたったの1000円の利息がつくだけです。

将来の退職金や年金の不足分をカバーするためには、リターンが期待できない「定期預金」ではなく、一定水準以上の収益が見込める方法を選ばないと目標達成は難しいでしょう。

 

売り時の判断が難しい「純金投資」

売り時の判断が難しい「純金投資」

2つ目は、「純金投資」です。

純金はそれ自体に資産価値があり、少額から毎月購入して積立ができることから一定の投資家から人気があり、1000万円の元手でも十分に対応できる資産運用法です。

ただこの純金投資が向いていない理由としては、売買タイミングの判断が難しいから。

この純金投資は、預金や株式のように保有することのみでは利息や配当などがつかないため、利益を上げるためには購入と売却の価格差を得る方法しかないのです。

しかし金の価格変動を読むことは、資産運用の初心者にとって簡単なことではありません。
 

金の相場価格は、需要と供給によって決まります。そして、その需給は世界の政治・経済、特に米国の情勢に大きく左右されます。

米国の景気好調時は、金が売られてドルや株式に資金が流れますが、不況時やテロなど地政学的リスクが高まれば、ドルや株式が売られ金に資金が戻ってきます。

すなわち、国際的な金価格は米ドルと逆相関の関係にあるのです。

国際的な金価格は米ドルと逆相関の関係にある

さらに、金の価格を動かすのは需給関係だけではありません。金の取引は米ドルで行われるため、日本国内の金価格は為替変動の影響を直接受けてしまうのです。

つまり、輸入品と同様に円高時には金価格は下がり、逆に円安時は上がるということになります。

日本国内の金価格は為替変動の影響を直接受けてしまう

これらのことから、「①米ドル安=国際金価格が高い」時期でも、「③円高/米ドル安=国内金価格が安い」という状況が重なれば、国内金価格の上下は単純にはわからないのです。

ここまでいいですか?
 

まとめますと、有事の際に米ドルが売られて国際金価格が高くなっても、その時の円高の状況次第で、金価格の高騰をどこまで国内価格が抑えるかという状態になるということです。

したがって、1000万円を元手に長期的な資産運用で純金投資を行おうとすると、将来的に金の需給バランスがどう動いていくかの予測に加え、長い周期で米ドル/円の為替相場がどう推移するかについても読まなくてはいけませんね。

そして、為替相場を読むには、世界の政治・経済情勢や金利政策についての知見が必要で、それがなくては購入した金をベストタイミングで売ることは難しいのです。

このことから、純金投資は初心者に向いている資産運用法とはいえません。
 

初心者にはハードルが高い「不動産投資」

初心者にはハードルが高い「不動産投資」

最後に紹介する1000万円の資産運用に向いていない商品は、「不動産投資」です。

「不動産投資」は購入した不動産を貸し出して毎月安定した賃料を得る投資法で、将来的に不動産を売却して収益を上げることも狙えるため、従来から人気がある資産運用方法といえます。

そんな人気のある不動産投資が向いていない理由は、初期投資額が1000万円では足りないからです。  

ちなみに東京23区かその周辺で、最寄り駅から遠くないエリアに中古のワンルームマンションを1戸購入しようとすると、1600~1800万円の資金が必要。

さらに、不動産業者の仲介手数料や登記費用、予備費などの必要経費を加えると、最低でも2000万円以上はかかるため、1000万円の資産では不足しますね。

初期投資額が1000万円では足りない

「それなら、物件相場が安い地方で探せばいいのでは?」

と思われるかもしれませんが、そもそも不動産投資は、人口が集積して賃貸需要が見込めるエリアで行わないと、成功させるのは難しいといえます。

そのため、資産1000万円で不動産投資を行おうとすると、不足している1000万円は銀行から借り、毎月の家賃収入からローンを返済していくことになります。

その場合、空室などが発生して家賃収入が思うように入らなくても、また、予想外の大きな修繕費の出費があっても、ローンは毎月返し続けなければならないため、赤字が出る可能性もあるでしょう。

さらに、先で不動産を売却する時期の経済状況や不動産市況によっては、相場が下落して購入時よりも大幅に安い価格でしか売ることができない危険性もあります。

このように、借入金で不動産投資を行おうとすると、ある程度のリスクがついて回ることを覚悟する必要があるのです。

以上のことから、不動産投資は、経験がない初心者の方が1000万円の資金で行うにはハードルが高過ぎる資産運用法といえますね。

 

さてここまで、1000万円の資産運用に向いていない商品を3つ紹介してきました。

やはり資産運用初心者の方は、初めに紹介しました11種類の中からご自身に合った運用方法を選ぶことをおすすめします。

では実際に運用を始める際に何に気をつければいいのでしょうか?

始めて運用を始める際は右も左も何もわからないと思いますので、次に初心者の方が注意すべきポイントをまとめてみましたので見ていきましょう。

 

投資を始める前に押さえておくべき3つのポイント

投資を始める前に押さえておくべき3つのポイント

1000万円で資産運用を行う際に押さえておくべきポイントとして、
 

  • 目標設定を行う
  • 複利で運用する
  • 元本保証に頼らない

 

の3つをわかりやすく解説していますので見ていきましょう。
 

目標設定を行う

まず1つ目のポイントは、資産運用を行っていく上での目標を設定することです。

目標がなく、ただ闇雲にお金を儲けようとするのと、強い動機や明確な目標を持ちながら資産を形成しようとするのとでは、結果が大きく変わります。

設定する目標は、以下のようなものがよいでしょう。

① 資産運用の目的
② 資産運用の元手となる金額
③ 資産運用の期間
④ 目標とする金額
⑤ 目標とする利回り
⑥ 具体的な資産の運用方法

定年退職後には毎月どの程度の生活費が必要で、それを賄うための退職金や年金がいくら位貰えそうかという点についてしっかり考えることになります。

そして目標設定をするにもまずは、生涯における生活費に対して現状どれくらい不足があるのかということを把握しなければいけませんね。

生活費の不足分は、以下の式で求めます。

では例として、現在45歳のあなたが60歳で定年退職し、夫婦がともに90歳頃までの生活を考えた場合で見てみましょう。

上記のケースで夫婦の必要生活費が月30万円だとしますと、

 生涯における必要生活費合計=30万円×12月×30年間=1億800万円
 

となります。

これに退職金額と年金額を充当するわけですが、前に説明したように、将来的には現在の給付水準より下がっていくことが見込まれます。

したがって、退職金が1500万円、年金額(国民年金・厚生年金の合計支給額)は毎月17.5万円(1回の支給額が35万円)として、上の生涯における必要生活費合計1億800万円から差し引くと、

定年退職後における生活費不足分合計=

生涯における必要生活費合計1億800万円-退職金1500万円
-生涯の年金額合計(35万円×6回×25年間)

=4050万円

となり、約4000万円が不足することになりますね。

その他、住宅ローンの返済や再就職による収入があれば、わかる範囲で計算基礎に入れていき、最終的に資産運用の目標金額が設定を行うという流れです。

資産運用の目標金額が定まれば、上で述べた各項目について目標設定を行っていきましょう。

ここでは、元手は貯金の1000万円、目標額は上の例における生活費の不足分4000万円とします。

【資産運用の目標例】

運用目的 定年退職後の生活資金不足分を補うため
運用金額 1000万円(1000万円は貯金を使用。生活費や借金は投入しない。)
運用期間 15年間(1000万円を15年間で運用。現在40歳代後半のため、60歳代前半に目標達成)
目標金額 4000万円(元本1000万円を含むため、プラス3000万円)
目標利回り 年率10%(1000万円を年率10%で15年間運用すると、複利計算で4177万円となる)
運用方法 複数の金融商品に分散して投資し、それらを複利で運用していく。

こちらはあくまで一例ですが、各項目に当てはめていくとこのようになりました。

ここまで決めることができればあとは1000万円で資産運用を行うのみになりますが、どうせ資産運用を行っていくのであれば効率よく運用していきたいですよね?

そこで重要になってくるのが、2つ目のポイントである「複利運用」です。
 

複利で運用する

そもそも資産運用には、「単利運用」と「複利運用」があります。

単利運用は、収益(利息)が発生するごとに引き出して別に保管し、運用に回す元本は常に同額という方法。

一方の複利運用は、収益が発生するごとにそれを元本に組み入れ、運用に回す元本を増やしていく方法です。

両者を比較すると、資産形成には複利運用が圧倒的に優れており、運用期間が経過するにつれてその差は歴然になってきます。

ここで単利と複利で運用をした場合、実際にどう差が出てくるのかを把握するためにシミュレーションを行ってみましょう。

※例)当初元本1000万円、年間利回り10%、運用期間20年間
複利運用シミュレーション
参照:http://www.shoshinsha.com/tools/fukuri/index.html

上の条件で運用した結果、単利運用では、運用する元本が1000万円、収益も毎年10万円と固定されており、20年目の元本と累積収益の合計が3000万円となりました。

一方、複利運用では、毎年の収益を元本に組み入れて運用元本自体を膨らませていくため、年数を経るごとに収益金額もが大きくなっていきますね。

その結果、19年目には6000万円を上回っているのがわかります。

初めのうちはあまり差がないように思えますが、年数を経るごとに驚異的な違いとなって現れてきます。

以上のように、1000万円で資産運用を行う場合、複利で運用するのが断然効率が良いと言えるでしょう。
 
>>1000万を複利で10年運用したらどうなる?
 

元本保証に頼らない

最後のポイントは、「元本保証に頼らない」ことです。

元本保証と聞くと、リスクが低くて安心できると思う方も多いかと思います。確かに元本保証の投資方法であれば限りなくリスクを抑えて安全に運用できるでしょう。

しかし、そんな元本保証がある投資方法には、2つのデメリットがあります。
 

まず1つ目は、圧倒的にリターンが見込めないという点。

銀行の「定期預金」がその代表的な例ですが、元本が減る心配がないかわりに収益(利息)もほとんど期待できませんよね。

一定以上の収益が見込める資産運用法には、必ず元本を割り込むかもしれないリスクがつきものなのです。

もちろん資産運用を行っていく上で発生するリスクはなるべく最小限に抑える努力はしますが、それでもリスクを優先させすぎるとそれなりのリターンも見込めないということですね。
 

もう1つのデメリットは、ここぞの場面で判断できないこと。

どのような資産運用を行うにせよ、「元本だけは絶対に減らさない」と考えた時点で消極的・臆病な投資行動しかできず、絶好の売買チャンスを見逃したり、損切りができないなどで結果的に負けてしまうのです。

1000万円を運用して将来的に退職金や年金をカバーすると決めた時点で、資産運用には一定のリスクがあることを覚悟し、それを乗り越えるためにリスク軽減に向け知恵を絞っていくことが大切ですね。

 

さてここまで、1000万円で資産運用を行う上で押さえておきたい3つのポイントを見てきました。

ここで紹介した3つのポイントをしっかり把握できていれば基本的に安定した運用が可能になりますが、中にはそれでも失敗してしまう方もいます。

次では、そうした運用初心者の方が失敗する原因でもあるNG行為について見ていきましょう。

 

利回りを求める初心者がしがちなNGなこととは

利回りを求める初心者がしがちなNGなこととは

資産運用で初心者のうちは視野が狭くなりがちのため、そのための失敗も起こり得ます。

ここでは、初心者がはじめての資産運用でやってしまうNGなこととして
 

  • 分散せずに1つに絞ってしまう
  • 本の内容を鵜呑みにしてしまう

 

の2つをまとめていきます。
 

分散せずに一つに絞って運用してしまう

まず1つ目のNGなことは、「分散せずに1つに絞って運用してしまう」ことです。
 

例えばですが、1000万円で株式投資を行う場合に、A社1社のみに全資金を投入して買い付け、結果的にA社が倒産してしまったらどうなるでしょうか。

1000万円の株券が紙くず同然になってしまうかもしれませんね。

株式投資に限らず投資・資産運用全般を行う場合には、「分散投資」が基本です。

「分散投資」は、上の例を使うと、1000万円をA社1社のみに投入するのではなく、A社、B社、C社、D社と資金を広く分散して買い付け、リスクを軽減することです。

分散投資

また「分散投資」は、投資対象を分散させるだけではありません。

1000万円の資金でFXの米ドルを売買する場合に、1度のタイミングで全ての資金を投入するのでなく、チャンスを待ちながら1000万円を何回かに分けて売買する方が圧倒的に有利。

なお、「分散投資」には以下のものがありますので、参考にしてください。

投資対象の分散 売買の対象を複数に分散させる。 例:売買対象をA社、B社、C社、D社に分散
時間的分散 時間をずらし、複数回に分けて売買する。 例:FX投資で何回かに分けて売買する
地理的分散 国内のみでなく、海外も視野に入れた分散を行う。 例:株式や債権を購入する場合に、国内だけでなく米国株式・債券も購入する
投資・資産運用分野の分散 特定の投資・資産運用分野に絞るのではなく、投資方法を分散させる。 例:株・FX・ヘッジファンド・投資信託など複数の投資分野を持つなど

初心者のうちは視野が狭いため、分散せずに一つに絞って運用してしまうという誤りを犯しがちですので、しっかり注意しましょう。
 

本の内容を全て鵜呑みにしてしまう

もう1つのNG行為は、「本の内容を全て鵜呑みにしてしまう」ことです。
 

投資や資産運用で、本を読んで勉強することは非常に大切。勉強せずに投資で成功することはまずないといっても過言ではありません。

このように、本から知識やノウハウを仕入れることは重要ですが、その内容を全て鵜呑みにしてしまうのは逆にNGなのです。

具体的にどう良くないのかを続いて見ていきましょう。
 

本の内容は、全ての人・いつの時代にも当てはまるものではない

通常、本は多数の読者を想定し、発刊からかなり長期にわたって販売されています。

ところが、実際に投資関係の本を手にする個々の読者は、それぞれ抱えている事情や条件・属性が異なります。

わかりやすく言えば、読者それぞれの年齢・年収・資産額・家族構成・資産運用経験・資産運用の知識などが異なっていますね。
 

また、本を購入する時期によっても、景気の好不況・社会情勢などが違っているかもしれません。
 

しかし、本の内容は、原稿執筆時点での経済・社会状況を基に、不特定多数の平均的な読者を想定して書かれているため、必ずしもそこに書かれている内容の全てが万人に当てはまるものではないのです。

したがって、本を読む場合は自分の抱えた事情や持っている条件に当てはめながら、そしてその時点の経済・社会状況や流行・ニーズなどと照らし合わせながら読む必要があります。

つまり、本の内容全てを鵜呑みにして行動しても、必ずしも自分のケースに当てはまるとは限らないのです。
 

本の内容は、概略や要点しか書かれていない

投資本には、どうすれば投資で成功できるか、その方法が掲載されているものがあります。

例えば、「ワンルームマンション投資で成功する技」(仮称)というような本は多く出回っていますが、その内容を鵜呑みにして、十分な下準備もなしに同じことに手を出しても成功できる保証はありません。

これからの人口減少時代に不動産投資で成功するためには、その時の経済状況や不動産市況を睨みながら、ターゲット層を絞るために入居者ニーズを的確に掴み取り、それに見合う立地環境の良い優良物件をふるいにかけて選別していくことが必要で、投資本にも同様のことが書かれているはずです。
 

ここで重要なことは、この書かれている内容は頭で理解するだけでなく、

「実際にそのような合理的な投資行動を行うことが求められている=合理的な投資行動ができる力を持たなければならない」

と解釈すべきだということ。

しかし、このようなノウハウ本では、限られたページ数の中でそのエッセンスや結論などが述べられているに過ぎません。

・入居者ニーズを把握する
・立地環境の良い優良物件を選別する
・無理のない資金計画を立てる

などは不動産投資における必須の基本的な事項で、それができるようになるまでの情報収集や調査、勉強など、事前準備も含めた努力こそが、資産運用で成功する鍵なのです。

概略や要点だけを鵜呑みにして頭では理解したつもりでも、実際にニーズを把握する能力や物件の選別眼などが身に付いていなければ、とてもうまくいく見込みはないといえますね。

本の内容を鵜呑みにしてしまう誤りを犯さないためには、なぜこのような結論が書かれているのか、あるいは、この結論を実行するためにはどのような準備を行えばよいか、などについて考えながら読み、読後は自己啓発に励むことが大切です。

また本からは、基本的な用語の意味、投資を行う場合の心構えや考え方なども学ぶと効果的でしょう。

 
>>資産運用の初心者がやりがちなNG行為とおすすめの投資術
 

さて今回は、資産運用の必要性や投資のポイント、そして1000万円の運用におすすめの11種類の方法など、幅広く解説してきました。

将来、自分の年金や退職金がどうなるかは、誰もが優先的に考える関心事項ですが、近年の統計からいずれも減少傾向にあることがわかりましたね。

そして資産運用初心者の方が1000万円の元手資金で長期的な資産形成を行おうとすると、そこには当然適した投資分野とそうでない分野があるというのもわかりました。

特に1000万円の資産運用に向いている11種類の投資方法はそれぞれに特徴も異なるので、自分に合ったもので始めてみることをおすすめします。

 

1000万円を安全に資産運用できるイチオシの方法とは?

1000万円を安全に資産運用できるイチオシの方法とは?

今回の記事で紹介してきた内容を全て踏まえて、11種類の中で一番1000万円の資産運用に向いているのは、ズバリ「ヘッジファンド」でしょう。

自分で運用せずにプロに任せられるという面は初心者にとって大きなメリットになりますね。

さらに平均15%前後の運用利回りというのはかなり魅力的。

日本国内にあまり数はありませんが、長期的にしっかり資産を増やしていくのであればヘッジファンドがいいでしょう。

読者の方々が、1000万円の資産運用で目標を達成されることを願っています。

 
>>ヘッジファンドランキング~国内トップ3社を徹底解説
 

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